あらすじ
「目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。三年で十冊の本を刊行してきた著者は、ある日突然頑張れなくなった。ケンブリッジ、パリ、フィレンツェ、ローマ。旅しては書き、書いては旅する日々の中、気づくと活力はゼロに。文芸業界、執筆スタイル、己の脳に至るまで様々な分析を試み辿り着いた現在地。夫の解説付。
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旦那様によるあとがきが素敵!
海外生活のお話が特におもしろい!著者近影の写真は反則!ラノベやマンガもかきはじめられる、空手を始めるなど読んでて楽しい。文壇のリアルな世界には閉口しちゃいますね……
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やっぱりこの人面白い。著者近影めっちゃ笑った。
自身でも文章・日本語の勉強をしているとあって、"わたしには"本当に読みやすい。名アンチレビューが書けず、申し訳ないです^ ^
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作家さんを知るのに、手っ取り早いのがエッセイを読むこと。
ドラマの「元彼の遺言状」を視て、
原作本を読み、それからファンになっている。
主演の綾瀬はるかさんと帆立さんがダブって見える。
とってもかわいらしくて、天真爛漫な帆立さん。
出会った人はすぐに虜になっちゃうはず。
デビュー作がいきなりのヒットで、そりゃあ、大変な思いをしたでしょう。
小説を書くのが好き、というスタンスは変わらず、
空手やオペラなどたくさんの勉強を(楽しんで)頑張っている姿勢はえらい!
第一弾のエッセイはこれから読む予定。
楽しみ!
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東大卒の元弁護士さんだから、エッセイも論文みたいな文章かと思ってましたが、とっても気さくでお茶目なお姉さんでした。面白くて一気読みです。
ヨーロッパ滞在編、偏愛編、小説修行編の3部のどれも作者の知的好奇心が先導して、知らない世界にどんどん引っ張ってくれる。自分の足りてない頭には、とってもプラス要素なんですけど、出会ったお気に入りの腕時計の話をするのに、時計の起源から語られるとは思わなかった_(:3」∠)_
「遥かなる著者近影」は、驚きと同時に綺麗に2度見してしまった(笑)
『二つ隣のビーチチェアに寝転がっている女の人が分厚い本を一生懸命読んでいた。その姿を見ていると、気持ちがすっと軽くなった。世界中に人間がいて、みんな、面白いコンテンツを求めている。面白いものを嫌がる人はいない。-クルーズ船から見た海-』
どんどん新作出てるので、続けて頑張って読みたい。
2024.12
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こんなにキャラ濃い人があの作品たちを生み出してたんかーとジワジワ伝わってきた。全部作品読んでますよー!!って大声で言いたくなった。こんな、ど田舎で応援してる奴がいますよーって伝えたくなった。
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帆立さんの愛らしいまでに人間っぽい行動がとても好感。エッセイ第2段の本書だが、愛らしい行動ももちろん微笑ましいのだが、後半では帆立さん独特な物の考え方が綴られていてそっちも面白い。
作品の世界を大事にして自分の事については触れたがらない作家もいるが、帆立さんの場合はこうして自分をさらけ出す方がより親近感が湧いて好ましい。
文中に出てくる著者近影のお話なんかは最高に面白かったですよ。巻末の旦那様による後書きも必見。
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面白い。「アンチレビュー選手権」では腹を抱えて笑った。文章が東野圭吾や赤川次郎みたいと書かれればドキッとする。きっとアンチはよほど偉大な文豪の本ばかり読んでいるのだろう。
やはりトップランナーの一人、頭のいい人は見ているところが違う。ライトノベルの分析にしても「ああ、なるほどなぁ」と思ったし、海外の生活も読んでいて面白かった。文章の上手い人は日常も面白く書けるのだ。精進します。
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前回に続いて帆立エッセイ。
こちらも面白かった。エッセイだけど、自分が知らないこともたくさん書いてあって勉強になるなあと思いながら読んだ。
著者近影は供養できてよかったですね。
旦那さんのあとがきが素敵だった。
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帆立さんおもしろい。
小説を書くことが好きすぎて、執筆に役に立ちそうなこと(空手とか)にどんどんチャレンジしている。
そしてチャレンジしただけでなくちゃんとのめり込んでいるのもすごい。
いろんなこと、もの、人から素直に吸収していて、とてもまっすぐな人だなあと思った。
自分の作品へのアンチコメントを種類別に紹介しているところも好き。
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とても読みやすくて面白い。興味のない内容もあるけど著書の言う通り「面白いところだけ読む。それが読書です」を実践すればスラスラと読み進めることが出来た。
一番面白かったのはADHDの話し。ネタバレになるから詳しくは書けないけど、読んでいてもしかしたら自分もADHDかもと思ってしまった。本を読むと時には我が身を振り返ってみることがある。そんな本だった。
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エッセイ2作目も面白い。「満喫!ヨーロッパ滞在編」「奔走!偏愛編」「迷走!小説修行編」の3章
エピソードや告白を素直に表現されて、何事に関しても情熱と探究心が強い。ご主人によるあとがきも愛情を感じます。余談も面白くて楽しく読めました。
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やっぱり帆立さんのエッセイを読むとワクワクしてくるというか、勇気をもらえて前向きな気持ちになる。好きなものに対しての情熱がすごいし、起動力がすごい。文中で語られているご自分の特性がプラスに作用しているところもあるだろうな。著者近影の話はめちゃくちゃ笑った。今作ではとにかく帆立さんの夫によるあとがきが愛に溢れていて最高でした!
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「てんやわんや編」が面白かったので、続編の「おっとっと編」も手に取った。
SF小説やマンガを研究したり、ライトノベルに熱を上げてみたりして、最後には小説を書くことを遊びと割り切って、放り出してしまった。びっくりである。本当に面白い人だと思ったし、明るくて元気になる、面白いエッセイだった。
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著者のことは知らなかったが、「元彼の遺言状」はドラマでみた。プロ雀士、弁護士を経て著者が小説家になった経緯や、日々の思いなど、楽しく読んだ。夫によるあとがきもよい。たくさんの人に支えられて、自分らしく生きているのを感じる。作品も読んでみたくなる。小説家によるエッセイというジャンルへの興味も増した。
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おもしろ!
エッセイってあんまり読みませんが
「もものかんづめ」くらいわらった!
ちなみに、
間違えておっとっと編から読みました。
帆立の詫び状はてんやわんや編が1です。笑
あとがきが夫なのは
おっとっと編=「夫と」編だから??
読者が勝手に考察して
深読みしすぎるパターンってありますよね笑
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面白かった!赤裸々にこんなことまで書いていいの?という感じで、前作を知らずに読んでしまったが十分楽しい。前作も読んでみたい。
夫の仕事の都合でイギリスに住み、ケンブリッジでのディナーやパリへ行ってオペラを観たり、寝台特急でミステリー作家目線で過ごしたり…
カバンへの愛、時計愛、と恋愛歴に初めて触れてわらってしまう。とことんな性格は何事にも発揮されるようだ。
ADHD と公言し、そのことについても明記。夫のあとがきも面白い。
ピカソは、
「子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」と。
帆立の伸びやかな才能や小説への思い、努力は8歳から変わらない繊細な心の元かと、と夫。理解者がそばにいて、苦手なルーティンや事務作業などサポートしていきたいと言ってくれる夫。
ラノベも書いている様子。読んでみたい!
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前作に引き続き、気楽に読みました。
改めて著者の紹介を読んだら、1991年生まれ、あら、この方も私より年下!アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身ガーン東大法学部卒。その後弁護士として勤務。
…
すごっ
だから私には「元彼の遺言状」難しかったのかなぁ。エッセイは楽しく読めました。私の琴線に触れたのは「アンティークジュエリーの世界」「バッグ愛好家の腕時計探し」。パテック フィリップを買うために奔走する話はすごく興味深かったです。やっぱりエルパト好きの血が騒ぐのかなぁ…。
そんな新川さん、どうもADHDらしいと仰います。あれやこれやと当てはまることが挙げられていますが、驚いたのは「ふらっと出かけた先で400万円くらい使ってしまう」こと。それで困らないのだというからすごいです。弁護士時代に稼げたのか、本が売れてお金が入ったのか、両方なのか、わかりませんがすごい。そりゃ、エルパトするわけだ…。
本当に、すごく気楽に読めます。又、「興味のあるところだけ読めばいい」という新川さんに救われました。そうだ、読書は全部読む必要はないんだ。好きなように読めばいい。そんなことを思い出させてくれました。
楽しかったです。
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新川帆立氏は本になった物は全部読んでる
全て最高 っとは言わないが
「読者を楽しませよう」という意欲が伝わって来るのが心地良い
このエッセイ集も連載時の順番だと伝わりにくいだろうと 関連する話ごとに章をわけ
カラー写真もたっぷり はたまた(エッセイ中に度々登場し読者が興味津々である)パートナーによる巻末解説まで
と盛り沢山な内容
いろんな人のエッセイ集を読んだがこれだけ細かく「あー 今ワシ 読書でこの作者に饗されてる」と感じさせて貰えたのは初めての経験でした
サラッとしか触れてないがデビュー後なんか少しスランプっぽい時期もあったみたいで
そこだけちょっと心配
でも漫画にも挑戦とかあって今後が益々楽しみ
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小説が好きなので、あえてエッセイを敬遠していたのだが、読んでみて面白かった。夫さん、素敵で良い。良い人に巡り逢われて幸せだわと気持ちがほっこりとした。てんやわんや編も読む予定。
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エッセイは苦手分野ではあったものの、さすが新川帆立さん。
ライトなトーンでスムーズに読み進められる。
人としての確固たる筋がとこどころにあふれており、人としても興味がわいた。
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脳のつくりが正反対!
やっぱりいろんな人がいるんだな。
旦那氏が買ってて、読んで!とおすすめされて。
小説を勉強する情熱から、ラノベを書き始め、漫画も描き始める。
小説と漫画は別物だよなとは思っていたけど、小説とラノベも別物なんだ。
ラノベと小説の違い②キャラクター造形(p.212)は、たしかに大きな違いだ。
小説はリアルを描写するために、人間に寄せた複雑なキャラクター設定で、ラノベ(や漫画)は単純でわかりやすいキャラクター設定であると。
現実にいる人間は一筋縄ではいかないし、矛盾もたくさんある。そこが面白いんだろうけど、それを作品で表現しようとするのは難しいし、読者も理解しづらくなる。
旦那さんによるあとがき、素敵だった。
わたしも、旦那氏の文章の校閲してるからなんか共感してしまったわ。
帆立さんのラノベ読みたい!と思って調べたら、もう3冊目まで刊行スケジュール出てた。早くしないと追いつけなくなる!
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帆立さんの日常?
朝井さんの日記を読んでから作家さんの日常に触れる機会が増えた。やっぱり皆さんエンターテイナーで、読む人を楽しませてくれる。
この本も内容はよくわからないものの、面白く読ませてもらった。面白ければなんだっていいんだよなぁって感じ。
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エッセイというより、もはや新川哲学書。実はまだ新川さんの小説は読んだことがないのだけど、本作を読んでから小説に入れる私はラッキーだと思いました。新川さんのひととなり、視点、多岐にわたる"書き物"の探究を通じてできあがる小説を読みたいと思いました。
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前回のてんやわんや編がなかなか面白かったので読んでみました。
やはり好きなもの(今回は腕時計)のところは熱量が違うなぁと、あまり興味がない私でもなんかきになる内容でした。
どこにでも嫌なことをいう人(嫉妬でしょうね)はいますが、そんな状況にもへこたれず自分を客観視できる人は少ないのですごいなぁ。デビューする小説家に税理士と月に一回のカウンセリングをすすめる作家は初めてみたのでこういう発見は楽しい。
Posted by ブクログ
切れ味鋭いミステリーを描く、東大卒の女性弁護士、アメリカ在住、、、
の時点で、すごーく近寄りがたい、神々しい感じなのですが、、、
そんな帆立さんがイギリスに長期滞在しているということで、私も若い時にロンドンに住んでいたので、(勝手に)身近に感じながら、帆立さんの日常生活、思考回路、読書遍歴、、、頭の中が少しだけ見れたようで、とても面白かった。
Posted by ブクログ
新川帆立さんのエッセイ集第二弾ということで、今回の帆立さんも
ノリにのっています。バッグに対する愛は止まらないし、なんなら溢れてしまった結果時計にも手が出てしまっています。その他、身近に感じただるい出来事に対して「うるせー!」と言うがことぐ反抗する様は見ていて面白いです。
本筋とは関係ないですが、個人的には帆立さんの夫みたいな感じの人になりたいなぁ…と感じたところです。