あらすじ
「目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。三年で十冊の本を刊行してきた著者は、ある日突然頑張れなくなった。ケンブリッジ、パリ、フィレンツェ、ローマ。旅しては書き、書いては旅する日々の中、気づくと活力はゼロに。文芸業界、執筆スタイル、己の脳に至るまで様々な分析を試み辿り着いた現在地。夫の解説付。
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Posted by ブクログ
前作に引き続き、気楽に読みました。
改めて著者の紹介を読んだら、1991年生まれ、あら、この方も私より年下!アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身ガーン東大法学部卒。その後弁護士として勤務。
…
すごっ
だから私には「元彼の遺言状」難しかったのかなぁ。エッセイは楽しく読めました。私の琴線に触れたのは「アンティークジュエリーの世界」「バッグ愛好家の腕時計探し」。パテック フィリップを買うために奔走する話はすごく興味深かったです。やっぱりエルパト好きの血が騒ぐのかなぁ…。
そんな新川さん、どうもADHDらしいと仰います。あれやこれやと当てはまることが挙げられていますが、驚いたのは「ふらっと出かけた先で400万円くらい使ってしまう」こと。それで困らないのだというからすごいです。弁護士時代に稼げたのか、本が売れてお金が入ったのか、両方なのか、わかりませんがすごい。そりゃ、エルパトするわけだ…。
本当に、すごく気楽に読めます。又、「興味のあるところだけ読めばいい」という新川さんに救われました。そうだ、読書は全部読む必要はないんだ。好きなように読めばいい。そんなことを思い出させてくれました。
楽しかったです。
Posted by ブクログ
脳のつくりが正反対!
やっぱりいろんな人がいるんだな。
旦那氏が買ってて、読んで!とおすすめされて。
小説を勉強する情熱から、ラノベを書き始め、漫画も描き始める。
小説と漫画は別物だよなとは思っていたけど、小説とラノベも別物なんだ。
ラノベと小説の違い②キャラクター造形(p.212)は、たしかに大きな違いだ。
小説はリアルを描写するために、人間に寄せた複雑なキャラクター設定で、ラノベ(や漫画)は単純でわかりやすいキャラクター設定であると。
現実にいる人間は一筋縄ではいかないし、矛盾もたくさんある。そこが面白いんだろうけど、それを作品で表現しようとするのは難しいし、読者も理解しづらくなる。
旦那さんによるあとがき、素敵だった。
わたしも、旦那氏の文章の校閲してるからなんか共感してしまったわ。
帆立さんのラノベ読みたい!と思って調べたら、もう3冊目まで刊行スケジュール出てた。早くしないと追いつけなくなる!