和田秀樹のレビュー一覧
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自分が大人になったからか、最近TVのレベルが低すぎると感じる。特にニュースのコメンテーターが的を得ない発言をすると聞いている方が恥ずかしくてチャンネルを変えてしまうようになった。
そんなことを感じているのは自分だけじゃないのかなあと、タイトルを見て考えて買ってみた。
TVでのコメントについては、著者の実体験と自分の感覚はかなり合致していたことがわかった。良識者であるほど、TVには出ないし、発言させてもらえないらしい。まあ、わかっていたことと言えばそれまでだが。
著者が医師であり父親なので、医療・教育関係の内容が多かった。政治経済についても期待していたのだが。 -
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予想はしていたけど、最後は号泣。
私も五十嵐先生に出会っていたら、五十嵐先生に励ましてもらっていたら、東大受験ともっと本格的に向き合えたのだろうか。
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五十嵐透は東大合格率9割を誇るミチター・ゼミナールの経営者。「受験界のカリスマ」と呼ばれ富も名声も手にしていたが、 ある日親友である大学病院の医師からがんで余命1年半という宣告を受ける。
人生の皮肉なめぐり合せに悩む五十嵐だったが、偶然入ったコンビニで、抜群の計数感覚で店員とやりあう少女を見かける。少女の名前は真紀、経済的な事情で高校中退を余儀なくされた彼女だったが、五十嵐はきらりと光るものを感じ、残りの人生で、彼のあらゆる受験テクニックを駆使して、彼女を東京大学に合格させようとする。現役の精神科医が書いた同名映画のノベライズ。 -
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著者が上智大学で心理学の初学者に向けておこなった講義をもとにした、コフートの心理学の解説書です。
フロイトに始まる「自我心理学」では、ふつう対象に向かうはずのリビドーが自分に向いてしまった状態を「自己愛」(narcissism)と呼びます。こうした立場では、口唇期、肛門期、性器期という「自体愛」の段階を経て、「自我」が成立する自己愛の時期に至り、最終的には「対象愛」という成熟した段階に至るという発達理論のなかに、「自己愛」が位置づけられています。
一方コフートは、「自己愛」そのものが成熟して、相手の気持ちに共感することができるような「より高度な自己愛」へと発展すると考えます。フロイト以降の伝統的な精神分析の世界では、「自己愛」や「依存」は自我の弱さに由来するものとして、否定的にとらえられていたのに対し、コフートは他者との共感を成熟したあり方にもたらすことが人間の発達のゴールだと主張し、患者に対する共感を中核にした治療理論を構築しました。
またコフートは、対象リビドーではなく自己愛リビドーが備給された、強く共感を覚えるような対象のことを「自己対象」(selfobject)と呼んで重視しています。「自己対象」は、「鏡自己対象」「理想化自己対象」「双子自己対象」の三つの種類に分けられ、こうした自己対象が人間の真理の基本的なニーズであって、それを満たしあうような仕方で人びとはおたがいに共感しながら生きていますと論じました。
本書では、こうしたコフートの心理学の根底にある人間観を、わかりやすく解き明かしており、興味深く読みました。 -
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ネタバレフロイトとアドラー、それ以外の心理学者の考え方も多数解説してある。
以下、引用。
フロイトは、無意識の発見者。アドラーは、劣等コンプレックスの概念の創始者。
脳はハードウェア、心はソフトウェアと捉えると分かりやすい。脳科学的なところでは、抗うつ薬とかがある。心は、心理学。臨床心理学は、治療が目的。
フロイトは原因論、アドラーは目的論。
フロイトは個人。個人を分割して層として分析。アドラーは社会の中の個人。
フロイト
夢判断。無意識から前意識に浮上したものが夢。
エス、自我、超自我。の三構造。
性欲を発見。子供も女性も持っているということ。
フロイトの主テーマは性欲。
アドラー
劣性コンプレックス全体が影響。フロイトの性欲が原因というのは、一部に過ぎないという理論。
目的論。様々な犯罪や、子供のいじめ、非行について、『原因』を考えがちだが、それぞれに『目的』があるので、それを探ることが大切。しかられ、注目を集めるのが目的。いじめは楽しい娯楽、目的。
感情は行動(目的)の為の手段である。 -
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子供の小さいうちから勝ち癖をつけることで、自信をつけさせることが何より重要、とのこと。国語、算数、英語、成長が目に見えやすいのでおすすめ。先取り教育をしておくと、優越感からの自信が生まれる。小学校入学前までに、2-3年生の問題ができていると良い。
ボリュームもちょうどよく1-2日でさらっと読めました。
内容については共感できる部分も多くありましたが、イジメやスクールカーストの件など、一部主観が強く出ているところも見受けられました。
全てを鵜呑みにせず、良いなと思ったところを真似していくのにちょうど良いなと思いました。夫婦や祖父母とも一緒に読んで、教育観のすり合わせをしていくのにも良さそうでした。 -
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借りたもの。
アドラー心理学に基づいた、子供に勉強を促すための指南本。
勉強の仕方、ハウツーというより、子供に勉強を促す親の心構えについて書かれているものだった。
アドラー心理学の本を読むと必ず強調されるのが「未来志向」という言葉。
それが「勇気づけ」(契機)となり「目的意識」を持つことを促す。結果として、子供が自主的に勉強することを選択するという流れ。
もちろん、指南本なので所々で懐疑的に思う箇所もあるのだが……引きこもりや勉強をしないのが、親の関心を惹くことが原因だとしても、それは家庭環境の問題で、ネグレクトからの可能性だって否定できない。それに輪をかけて“無視する”ことは最善なのか?
「未来志向」による子育てが、次世代の生きる力、活力を促しよりよい社会を作る先駆となるのか?それはすぐには分からないことだけれど……
私には「なぜ分からないのか⁉」と原因論での詰め込み型教育批判のように感じられた。
私自身がそうだった訳だが……そして親は勉強に対しては過干渉で、出来ない事に関していつも怒っていた……
「わからない」所を繰り返しやったところで、「わかってない」のだから何度やっても「わからない」のである。
それに気づいた上での手助けが欲しかった……その“安心”を得たうえで、自力で解決する方法を探せたら良かった……
この本を読んでいて私が得た感想は、あの頃言語化できなかった“理不尽”の言語化だった。