和田秀樹のレビュー一覧
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コフートの自己心理学を、和田秀樹が解説しています。併せて、現代日本人の心理とコフート理論の有効性についての著者の見解も語られています。
コフートは最初、フロイトの精神分析の枠組みを用いて、自己愛パーソナリティ障がいの研究をおこなっており、『自己の分析』はその成果として刊行されました。このなかでコフートは、「鏡転移」「理想化転移」「双子転移」という3種類の「自己愛転移」をとりあげて、それによって自己愛が傷ついた患者の治療をおこなうことができると論じています。
その後コフートは、フロイトの精神分析の枠組みを否定して、独自の「自己心理学」を確立するに至ります。彼は、フロイトの自我/超自我/エスの -
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アドラーとフロイトの心理学
局所論モデルは、人の心を「意識、前意識、無意識」と三層に分けて考えている。
フロイトの提唱したのが「構造論モデル」である。
自我(人間的な理性や知能を司る)、エス(性欲や攻撃性のような動物的な本能)、超自我(親から植え付けられた無意識の道徳観や価値観)の三つの意識が相反して葛藤を覚える。
心理学的な治療には、その症状が何故生じているか原因を探すのではなく、どうしたいのか目的を探るべきである。
言い換えれば、「過去」に何があったのかを調べるのではなく、「今」を探る。
今の時代の治療法の主流は、部分より全体、原因ではなく目的、過去より今。
言い換えれば、「変えられるも -
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甘え方を知らない人がうつになる、うつになる環境を撲滅やうつにならない強い心を作るというのではなく他人に泣きついて甘えるということでうつを救える、ということは新しい提案でへぇ~と思った。ところが、本の内容の9割はうつと甘えについて以外のことに分量が割かれている。日本は申請主義なので利用できる制度の知識が必要とか、うつの診断基準は人々に病院にかかってもらうためにゆるいめに作っているなどのためになる情報は多くあったが、題名に惹かれて本ととったのに、なぜ甘え方を知らないとうつになるのかとか、他人に甘えることとうつの関係はなどの話がほとんどない。う~んって感じ。