【感想・ネタバレ】「うつ」だと感じたら他人に甘えなさいのレビュー

あらすじ

いまや職場でも、家庭でも「うつ」は私たちのすぐ隣にある。幼少時に直面するスクールカースト、終わることなき就職戦線、リストラや倒産で職を失いかねない恐怖……。ますます社会が不安定化して生きづらくなるなかで、「メンタルの鍛え方」に強い関心が集まるのは当然だろう。しかし、そこには大きな誤解があると著者はいう。一見すれば「心の強い人」とは半沢直樹のような「プレッシャーに打ち勝てる人」と思われるかもしれないが、じつはそれとは正反対。修羅場で「他人に甘えられる人」なのだ。しかし、残念なことに日本では心の病への知識が不足し、根本的に間違った処方箋がいまだに横行している。そもそも「うつ」とはいったい何なのか。薬物療法やカウンセリングは「うつ」にどんな効果があるのか。「よいストレス、悪いストレス」というストレスの真実から「うつ社会」に対して政治ができることまで、日本人を愛してやまない精神科医がタブーを恐れず率直に語った、まったく新しい「うつの治し方」。

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Posted by ブクログ

一人で抱え込むには世の中が複雑すぎる。今に始まったことではないと思うけれど。「うつ」って仕事やら勉学やら「一生懸命やらなければならないこと」に関係していそう。人によって「何に対してか」は異なるとは思うけれど、あくまでも人生や生活のほんの一部分であって、全部ではないということを再度認識しておきたい。「心に悪い12の「不適応思考」」には陥らないように気をつけたい。

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2024年08月06日

Posted by ブクログ

甘え方を知らない人がうつになる、うつになる環境を撲滅やうつにならない強い心を作るというのではなく他人に泣きついて甘えるということでうつを救える、ということは新しい提案でへぇ~と思った。ところが、本の内容の9割はうつと甘えについて以外のことに分量が割かれている。日本は申請主義なので利用できる制度の知識が必要とか、うつの診断基準は人々に病院にかかってもらうためにゆるいめに作っているなどのためになる情報は多くあったが、題名に惹かれて本ととったのに、なぜ甘え方を知らないとうつになるのかとか、他人に甘えることとうつの関係はなどの話がほとんどない。う~んって感じ。

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2014年12月04日

Posted by ブクログ

久しぶりに、和田秀樹さん。タイトルがちょっと引っかかったので、読んだ。
ざっくり、うつ病に対する知識を付けることと、うつ病になっても「ダメージを少なくする=他人に甘える」ことを推奨しているのは、納得できる。
細かいことを言い出したら、いろいろ、ん?って思うところはあるのだけど。
不適応思考、のところはおもしろいなと思った。こういうひと、いるなぁって。

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2014年07月22日

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