北山猛邦のレビュー一覧

  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ベースはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』だろう。登場人物達がアリスミラーなるお宝探しの捜索者でもあり犯人の可能性があるという点といかにもな見立て連続惨殺事件が良い。詳述はしないがキャラも立っている。
    で、オチなのだがコレは賛否両論あるだろう。元々ミステリーで驚きがあるのはアンフェア要素もあるので其処は良しとしている。ただ読み終わった時にスッキリしないというか「うん?」と首を傾げる感じ。
    本作を上手く映像化できる人がいたら凄い。

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    2025年06月04日
  • 推理の時間です

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    豪華執筆陣によるアンソロジー。
    問題編、解答編と分かれており、他の作家さんが問題編を読んで推理した内容の推理編まで収録されている!
    推理編がピタリと推理した作家さんもいれば、全然違う推理をしている方もおり親近感が湧いた(笑)
    たまにはこういうのも面白い!

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    2025年05月22日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    自分の中ではこれまでにない世界観を味わった作品であった。特に『妖精の学校』『終の童話』は何とも言えない余韻が残り、他の方同様ネットで調べまわり、やっと納得。
    1話目『恋煩い』で良い感じのイヤミス感を感じたのでそれ以降は決して面白くない訳ではないのだが、先にも書いたが不思議な感覚で終わった。ちょっと自分の中でハードルを上げてしまった感はあったかもしれない。

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    2025年04月27日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    5つの物語全てに
    どんでん返しがついている短編集。

    細かい描写と丁寧なロジックの
    おかげで圧倒的な臨場感に
    浸ることが出来る。

    個人的には
    1話目の『恋煩い』が
    伏線の貼り方、回収の抜かり無さが
    秀逸で好み。

    でも一番好きなのは
    このオシャレなタイトルです。

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    2025年04月19日
  • 推理の時間です

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    ネタバレ

    6人の小説家がフーダニット、ホワイダニット、ハウダニットを問う挑戦状付き短編集。

    あまり普段読まない方の小説も読めるし自分で推理をして楽しめる良い1冊だった。

    舞台が現代じゃないといまいち色々と把握しづらくてのめり込めなかった笑

    話自体も個性がでてた。
    プロの小説家はこう推理した、っていうのが読めるのも中々見なくて面白かった。

    ペリーが印象に残りすぎた。

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    2025年03月29日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    最後、犯人の正体が明かされた時「誰?」と思ってしまった…。
    意図的に隠されすぎていて、驚くよりモヤっとしてしまった。
    観月が良いキャラをしていた。
    だんだん観月に親しみをもち出した所で殺されてしまった…。
    あんなに慎重になっていたのに、あっけなく…。
    アリス・ミラーもよく分からずだった。

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    2025年03月23日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    短編イヤミス5話、ファンタジー要素あり。タイトルと装丁からはこの内容は想像できない。重い。「妖精の学校」が一番衝撃的。この話の深みと怖さを味わうことができるセンシティブな1行がそこに用意されている。

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    2025年03月18日
  • 推理の時間です

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    いつ読んだか失念してしまったが。袋とじ形式が新しい。そして、一個たりとも分からずじまい。小説家って本当に頭の中どうなっているんだろうと。こういう本格ミステリ(の解説付き)って、夢水清志郎シリーズ以来な気がする笑。とっつきにくいと思っていたけど、案外読みやすい、というか、解答編を読むとあっさり理解出来た気になる、のが手腕なんだろうな。これがこうなったからこうなんだ!というよりは、あー色々あってこうなるのねーって感じなんだけど、いいよね?実は著者が1人も分からなかった。本離れ、嘆かわしい。全部面白い!ただ、ミステリ研究会の内輪ノリ感は否めないかな。

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    2025年03月02日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    85点
    恋煩い、終いの童話、私たちが星座を盗んだ理由
    の3本が、特に良かった。特に恋煩いは切れ味バツグン。

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    2025年01月30日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    短編が5作品入ってます。どの作品も、ラストで思わずふふっと笑ってしまうような衝撃があり、楽しめました。読みやすかったです。

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    2025年01月05日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    あらすじにフランス革命以降と書かれておりますが、
    殺害の動機など、ラストの部分は世界史の知識がないと理解するのは難しいかもしれません。

    同じ作者さんの『少年検閲官』や『オルゴーリェンヌ』の世界観に似ており、相変わらずファンタジーの世界を書くのが上手いなぁと思います。

    しかしセレナの心臓がかかっているのに、それでも学校に行かなければならないなんて(´ω`)
    学校でも家でも居場所がなさそうだったハンスが、この先どうなるのか、続きを見てみたいです。

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    2024年12月01日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて読んでみたけど、子ども向きだったみたい。
    衝撃だけで後味の悪いファンタジーの短編集だった…
    親友とか姉を恋敵として殺そうとするってシチュエーションがリアリティがなくて好みじゃなかった
    意味がわかると怖い話、みたいな感じでした
    白い服の子供たちが集められている話だけ意味がわからなかったので調べました

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    2024年11月05日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    なんというか、犯人の影が薄すぎませんか…
    私が密室トリックやチェス駒も各人の動きと館の構造とかを読み飛ばしてたから気付かなかったのかと思ったけど他の人のレビューを読むとやっぱりルール違反と感じる人が多いのね。。。でも冒頭の引っかかってたところが分かってスッキリした。
    一人称が全員違うことには気付いてたけど何か意味があるのかな。ネタバレ解説をまとめてるサイトがあったらそれを読みながら答え合わせをしたい。

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    2024年11月05日
  • 推理の時間です

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    フーダニットとホワイダニットはなんとか考えようと努力したけど、やっぱりハウダニットは難しい…。海外が舞台とか時代物だと自分の頭の中で想像しづらいのもあるんだけど。
    法月さんと方丈さんのがやっぱり好き。

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    2024年10月15日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。
    その怪盗が、凪島のアートギャラリーに犯行後カードを残した。灯台守高校に入学した雪子は、探偵高校と怪盗高校に通う幼馴染と共に調査に乗り出す。
    「誰が」「どうやって」ではなく、「何が盗まれたのか」を描くミステリ。


    「who(誰が)」でも「how(どうやって)」でもなく、「what(盗まれたものは何か)」を探るミステリです。
    盗まれるのはどの事件でも、概念や構造など現実では盗むのが不可能なものばかり。
    小さな島にある灯台守、探偵、怪盗の3つの高校といい、ユニークで独特な世界が魅力的です。
    でもどちらかと言えば、ミステリとして読むよりもキャ

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    2024年10月03日
  • 『クロック城』殺人事件

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    全体的に漂うダークで世紀末感
    そんな中での物理トリック
    相反する二つの要素を絡みあった本作品・・・
    皆さん読んでください!
    世紀末感が・・・

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    2024年10月15日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    大好きな北山先生の短編集!
    どれも、ダークミステリーで、最後にはどんでん返しありだったが
    少し物足りないと感じたのは私だけでしょうか?
    「妖精の学校」のオチ、難しすぎるー
    調べてもあまりパッとしなかった笑
    北山先生は長編の方が合ってると思います。

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    2024年10月15日
  • 推理の時間です

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    ネタバレ

    ミステリー作家の推理編と解決編のアンソロジー本。

    伊吹亜門先生の作品『幻月と探偵』の主人公が再登場だったので読んでみました。
    読者と作者以外の作家が、読みながら一緒に推理する試みが面白かったです。

    伊吹先生のこの短編、また月寒探偵で文庫化するかな?

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    2024年09月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    マジでやられたミステリ リスト作品

    長年の積読本をようやく読めたが…

    人物隠匿の叙述トリックにしては読後のカタルシスがない。序盤にあからさまな違和感を伴う描写が幾つもあるが、犯人が分かっても驚かずに終わった。ふーん。

    そもそもタイトルの「アリスミラー」が結局のところ存在せずという結末がねぇ。それを求めて幾人もの探偵が報酬のために命を賭して集まって、死んでいくというコメディでは良キャラの観月も浮かばれませんわ

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    2024年08月31日
  • 本格王2024

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    読んだことのない作家さんの作品ばかりだったので新鮮だった。
    人魚裁判(青崎有吾さん)が一番好きかな。
    これを機に色んな作家さんの作品に触れてみたい。

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    2024年08月29日