北山猛邦のレビュー一覧

  • 踊るジョーカー

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    結構本格的な推理小説なのだが、キャラが立っていて読みやすかった。
    音野の気弱さと、周りの人々のバランスが丁度いい。上手くフォローして動かしているようで、なんだか抜けている印象の白瀬。岩飛警部はなんかやたら粗野に見えて、最初苦手意識を持ったのだが、読んでいるうちに音野とのやり取りが癖に。
    気弱でおどおどしてる名探偵も、意外と可愛くてアリ。

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    2021年04月07日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    時計を渡って移動した、というのは3つの時計の時間のズレを上手く利用しているなとは思ったが、そんなに驚かなかった。
    やはり“なぜ首を切ったか”が本書で一番注目すべきところだろう。
    時間を知るため、という単純明快な幼い理由だからこそ、より首切りの残酷さが際立っている。



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    2021年04月06日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    本が禁止され、世界の陸地が沈みつつあるパラレルワールド
    憎悪や殺人、果ては感情が動くことすらタブーとなりあらゆる物語が無くなった世界

    犯罪という概念すらないこの世界の片隅で起こる首無し連続殺人

    不可思議不条理な犯罪であっても、自然死扱いになるシチュエーションでミステリを成立させるのが凄い

    折れた竜骨のように、ファンタジー特殊世界でキチンとミステリという技が凄い

    個性ある少年たちが活躍するので、アニメとかビジュアル向きな面もありますが

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    2020年03月29日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    名探偵号があったり探偵が大学で教鞭を取っていたり探偵助手の講義があったりする世界。相変わらず北山先生のキャラクターは秀逸。今作の探偵である猫柳十一弦は今までになかなか例を見ない探偵だと思った。これは次作も読まなければ。

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    2019年10月05日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    ネタバレ

    評価
     サプライズ ★★★☆☆
     熱中度   ★★★☆☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★★★
     読後感   ★★★★☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★★☆

    サプライズ ★★★☆☆
     クリスチャン王子殺害の犯人がルイーズ王子妃だというのはある程度予想できてしまう。よって,この部分はあまりサプライズがない。魔女が二人いて,一人目の魔女がナポレオンに恋し,ナポレオンを助けていたという点もあからさまに書かれている。セレナの妹が二人目の魔女になっていたという点はややサプライズ。総合的にみると,★3かな。伏線が丁寧でよくできているので,納得のいく驚きである。

    熱中度  

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    2018年05月09日
  • 『クロック城』殺人事件

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    とりあえず読み終わってまず考えたのは、本格ミステリとは一体どこまで示すのだろうか、ということだ。
    本著は裏表紙のあらすじに本格ミステリを謳っているのだが、他の本格派とはかなり毛色が異なる。

    まず設定だが、終焉をむかえつつある人類の世界、が舞台だ。これは件の裏表紙あらすじから抜粋させて頂いた。
    主人公はゲシュタルトの欠片と本作内では呼ばれる見えざる者が見えてしまう探偵、南深騎。彼は一般人が可視出来ないゲシュタルトの欠片を退治することを仕事としている。
    そんな南深騎と行動にするのがどこにでもいてどこにもいない謎に包まれた少女、菜美。

    ある日二人の元に瑠華という少女が訪れる。
    彼女は自宅であるク

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    2017年10月21日
  • つめたい転校生

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    ミステリ。恋愛。短編集。
    どの作品もミステリ的な仕掛けや謎解きはあるが、ミステリとしては特殊な設定。
    解説にあるように、まずは一作読んで雰囲気を掴むといいかも。
    「いとしいくねくね」がベスト。苦い結末が良い!
    最終話「ちいさいピアニスト」のトリックは分かってしまった。それでも、「かわいい狙撃手」で始まり、「ちいさいピアニスト」で終わる構成は、作品として上手くまとまっていると思う。
    著者の作品のなかでも、とても好きな一冊。良作。

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    2017年10月16日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    ネタバレ

    面白かったー!
    この作者さんは探偵音野の二冊しかまだ読んでなかったのですが、何となくひかれて読み始め。

    猫柳先生のひたむきな感じが凄く好き。
    探偵とはこうあってほしいという理想が詰まってました。
    音野といい猫柳といい、すごく好き。

    ラスト、語り手であるクンクンとの会話がまた良かった。
    続くシリーズでは違った二人の活躍が見られるのが楽しみです

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    2017年08月14日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    ようやく読んだ名探偵音野順シリーズ。

    小説の表紙も可愛らしいイラストなので、けっこうほんわか系?と思ったらなかなかコミカル。
    殺人は起こるし、物騒な事件も起きているのに、シリアスになりきらぬ、ちょっと脱力感のある作品。
    まず、名探偵の音野順が超弱気。
    名探偵の才能はあるものの、彼を名探偵だと盲信したきつけるのは専ら大学時代からの友人であり推理作家の白瀬白夜。
    自分の作品のネタになるということもあって音野の面倒をみつつ、やれ事件だと引っ張り出す。
    そして、名探偵たるものこう言えこうしろとやいやい言うが、気の弱い音野は基本白瀬の背中に隠れ、人前に出されてもたどたどしく控え目に発言するばかり…。

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    2017年04月19日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    ネタバレ

    灯台守と探偵と怪盗のそれぞれの高校や、怪盗が盗めるものが物だけではないという設定が面白い。
    what done it 。ヨサリ先生が素敵だ。
    続編が楽しみ。

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    2017年04月09日
  • 少年検閲官

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    本が失われた世界。
    「探偵」がどのようなものか知っている私たちにとっては想像もつかないが、主人公が訪れた街の人々は「探偵」とは「人を殺すもの」と認識し、また「探偵が人を殺すこと」を雨が降るのと同じような「自然現象」だと考えている。この様な世界で主人公はどうやって犯人を突き止めるのか。
    設定に入り込むまでが少し大変でしたが、入り込むと一気に読めるとても面白い一冊だと感じた。

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    2016年12月11日
  • 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条

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    ネタバレ

    〇 概要
     大東亜帝国探偵助手学部に所属する月々守と君橋君人のもとに,前作,「猫柳十一弦の後悔」で知り合った小田切美奈からある依頼がされる。その依頼は,月々守の体を張った解決策で解決されるが,ゼミ教官で女探偵の猫柳十一弦は,これから連続見立て殺人が起こると推理する。猫柳と君橋は,惨劇をひそかに,未然に防ぐために山間の小村・稲木村に向かう。果たして,猫柳は惨劇を未然に防ぐことができるのか?

    〇 総合評価 ★★★★☆
     探偵は殺人事件が起こってから活躍する…結局,連続殺人として,何人も死んでから犯人を指摘する…という古典的な本格ミステリの探偵像に真っ向から向かい合う猫柳十一弦という探偵の存在が魅

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    2016年11月26日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    書物というものが全て駆逐され、教育から報道まですべてのことが検閲されたラジオでしか情報を得ることが出来なくなってしまった世界の物語。

    <あらすじ>
    旅を続ける英国人少年クリスは、家の扉や室内の壁に赤い十字架が描かれた古い小さな町を訪れる。
    その町では『探偵』といわれる覆面の男が恐れられていた。
    家々の赤い十字架も探偵によってペンキで描かれたらしく、目的は不明とのこと。
    それと町の近くの森に入った人は『探偵』によって殺されて首ナシ死体になってしまうそうで、実際に森に入った人たちはみんな首ナシ死体になって殺され犠牲者は30人以上いるとのこと。

    そんな話を色々聞いていたクリスは、町の近くの湖で、

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    2016年09月02日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    物ではないものを盗む怪盗や、島の中の独特の3つの高校など設定が面白い。ラストの話は誰が誰やらついていけなかったけど、先生の秘密がますます気になる終わり方でシリーズ化に期待。楽しく読めた!

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    2021年05月08日
  • つめたい転校生

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    ネタバレ

    人と、人ではない者との恋愛を描いた短編集。
    どれも素敵なお話です。
    北山猛邦さんの作品は、短編の方が好きかも。

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    2016年07月02日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    なかなか珍しい何が盗まれたのかを推理するお話。 
    探偵と怪盗と灯台守が棲息する小さな島の出来事。 
    面白かった。

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    2016年05月24日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    この著者は「私達が星座を盗んだ理由」以来ですが、今回は高校生、探偵、ファンタジー、そして盗賊要素を絡めたミステリー。
    3つの短編は同じ島で起こる連続したストーリーになっていて、ややテクニカルなストーリー性とドラマ性が相まった盗みに焦点を当てた作品。最後まだ完全に解決していないので、もちろん続編あるよね?
    他の北山作品も読んでみたくなった。

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    2016年05月08日
  • つめたい転校生

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    全作品がラブストーリーではあるものの、胸焼けするような甘さや薄っぺらい恋愛などではなかったので、まあまあ読みやすかった。

    個人的には「いとしいクネクネ」が一番好き

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    2016年05月07日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    ハウやホワイではなく、何が盗まれたのかを問われるミステリー。舞台となる島の設定もかなり特殊ですし、盗まれるものも物理的なものではなかったりなので、やや思考実験的なミステリーと言えます。

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    2016年04月29日
  • 先生、大事なものが盗まれました

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    北山さんの待望の新作は何が(What)を追求する新しい試み。
    独特の世界観と大掛かりなトリックを堪能しました。
    シリーズのこれからの展開に期待大です。

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    2016年04月26日