北山猛邦のレビュー一覧

  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    そして誰もいなくなった系クローズドサークル(城モノ)。
    「鏡の国のアリス」モチーフなのは好きポイント!
    ホラー感がある城のつくりや、残忍な殺され方が、トリックやミスリードを際立たせていると思う。わたしは最後まで犯人に騙されたまま、え?!っという展開に。
    犯人のラストは賛否両論あるかもしれないが、わたしは許容範囲内。ハッピーエンドで終わらないミステリーがすき。

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    2026年03月31日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    純粋に犯人当てを楽しみつつ読めた。
    短編集なので話の区切りが丁度良く、頭が疲れた頃に解答編に入って一旦終わり!って中断できるので、程よく疲れて程よく知的好奇心も刺激されて楽しかったです。

    綾辻行人さんのは比較的すぐ分かるかと思いますが、乾くるみさんのは腹を括って読んだにも関わらず見抜けなかった〜。
    作者さんそれぞれの癖も楽しめる一冊だと思います。

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    2026年03月16日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
    でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
    冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
    「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
    「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
    『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読から引っ張り出すタイミングかもw

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    2026年03月05日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    どれも凝った内容で面白かったが、表題作が綺麗でありつつ因果関係も印象に残った。強烈だったのは恋煩い。とても楽しめた。

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    2026年02月18日
  • 推理の時間です

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    方丈貴恵さんファンなので、手に取ってみた。

    さっぱり検討がつかないものから、これはなんとか辿り着けていたのでは?!と悔しい思いをしたものまであって、楽しめる1冊だった。

    作家さんが、出題者のみならず、別作品の回答者としても執筆されているのもおもしろかった。

    読み慣れていないからか、情景をイメージするのに精一杯で、軍事ものの短編は謎解きどころではなかったかな。

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    2026年02月14日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    サクッと短編、
    タイトルがなんともいいね♫
    「星座を盗む」っていう意味が成立しない文章がいいね

    妖精の学校→
    一般教養を超えた知識がないと、最後の一文(オチ)は意味不明で調べて納得、なるほどレベル
    ♡かなり好みです♡

    表題作は最後に収録
    これも良い!
    星座の知識があまりなくても楽しめますよ♫

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    2026年02月01日
  • 推理の時間です

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    そうそうたるメンバーが出題者の読者への挑戦。
    推理するのは、犯人に限らず、なぜ、やどうやって、だったりとバラエティに富んでいる。
    我孫子武丸さんだけは既読だったけど、他は未読。
    当然のように、推理はだめだめな私w
    田中啓文さんは時代物であり、どこか伝奇ものみたいだった。
    巻末に、収録の6人による推理も掲載されていて興味深かった。

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    2026年02月01日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    昔読んだときはこの世界観が苦手であまり良い印象のない作家さんたけど、今回読んでみるとこの世界観が良い感じだ。世界観は独特でSFのようだけど、ミステリの部分もちゃんとしているし良くできていると思う。袋とじのに入ってからの二転三転する展開も良かったし、108円だしちょっと買ってみようって買ってみて良かった。

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    2026年01月19日
  • アルファベット荘事件

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    トリックメーカーで有名な北山猛邦の初期長編です。著者の本は初めて読みましたが、構成がシンプルで非常に読みやすくてスイスイいけました。犯人は予想できましたがどうやったのか…、と悩んでたら、思いのほか物理的でした笑
    冬の日の読書におすすめです。

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    2026年01月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    SFの話もありの短編集

    どの話も面白かったが、特に、
    恋煩いと、私たちが星座を盗んだ理由の二つが良かった。
    ドロっとするというかなんというか、、
    終わらせ方が上手いと思う。想像力を掻き立てられる。

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    2025年12月30日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    ✩4.2

    「恋煩い」のトーコは普通にやばいやつやし、初めて知ったプロバビディの犯罪っていう方法。面白かった
    「妖精の学校」は不思議な世界。最後の数字がなんとなく座標とは思ったけど、調べずにネタバレ調べちゃった。
    「私たちが星座を盗んだ理由」は星座を盗むって言い方素敵でそのプレゼントなんて羨ましいなぁっていうのが1つ。
    相手が興味示してくれない惨めさ共感が1つ。
    気になったのは私たちっていう複数形な理由、、、
    盗んでお姫様の首飾りにしたのは、夕兄ちゃんやのになんでかなって思って、
    私が考えたのは夕兄ちゃんが首飾りにするために星座を盗んだ。
    姉にあげる予定だった首飾りを姉を見殺しにすることで妹が盗んだ。
    ってことやよなぁ、うわあぁ。

    ていうか、、小説のなかの話とはいえ、自分の利益、得、願い、恋愛のために人を殺したいと思う人物多すぎな!!
    少なくとも自分がそんな一線を越えた人間にならんでよかった、今んところは。

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    2025年12月17日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    最後に驚きがある短編を集めた短編集。
    特に好きだった短編は以下の3つ。

    ・恋煩い
    最後の一文が直接的な悪意で怖い。どんな思いで主人公と仲良くしていたのだろうか…。
    先輩は普通にいい人ではなさそう。

    ・妖精の学校
    最後の座標はマップで調べると沖ノ鳥島の北小島がでてきた(あってる?)。
    童話チックだけどほんのり不気味

    ・終の童話
    とても切ない。しばらく放心してしまった。ラストはどっちに転んでも悲しい…。
    (ドラクエ7のとある村の話を思い出した)

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    2025年12月12日
  • 神の光

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    “消失”をテーマとした短編集。
    建物だったり街だったり、消失する対象のスケールが大きく、謎自体にワクワク。異国の地を舞台に選んだり、時代を変遷しながら物語をつむぐことによって、破天荒な真相に納得感を加えて着地させている。ロジックよりトリック、リアルより幻想、に寄った本格ミステリ。

    ◆一九四一年のモーゼル
    独ソ戦最中のレニングラードで、屋敷ごと消失した宝石装飾部屋『硝子の間』
    最後に一気に繋がるのが爽快。

    ◆神の光
    カジノで大勝ちして大金を得た後、一夜にして消失した街。光に包まれた後、大金も失ってしまい…
    異世界オチを想像していたが、撃沈。

    ◆未完成月光
    ポオの未発表原稿の続きを書きたい作家のために、作中に出てくる山小屋消失の謎に挑むが…
    消失の種明かしはまだ理解できるが、その後の不穏な展開が意味不明。

    ◆藤色の鶴
    消えた砦の上の建物と車両、鍵を握ると目された少女までも消失。
    千年の時空を越えて謎解きをする構成がユニーク。こんなプロット読んだことない。トリックがぶっ飛んでて苦笑。

    ◆シンクロニシティ•セレナーデ
    館が消える夢を繰り返し見る人たち
    物理が嫌いな人、化学はいかが?

    『消失』で思い出した。中西智明さんはいずこへ?

    週刊文春ミステリーベスト10 2位
    このミステリーがすごい! 7位
    本格ミステリ・ベスト10 1位
    SRの会ミステリーベスト10 次点
    ミステリが読みたい! 8位
    リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 5位

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    2026年05月23日
  • さかさま少女のためのピアノソナタ

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    好みの短編5作。ファンタジーかと思って読んでたら、最後に意味がわかってゾクゾクしたり。著者の描く独特な世界観に、いつも自分の思考を揺さぶられる。各章、最後の一撃で一気に目が覚めますよ。

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    2025年12月07日
  • 神の光

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    建物物や街が消失するという規模が大きすぎるテーマの五篇の短編集。
    「その街は、たった一晩で姿を消した」という帯に猛烈に惹かれてまんまと買ってしまいました。

    トリックが壮大すぎて、ちょっとそれは無理がないか?と思うものもありましたが、そういうのも自分の予想の範疇を超えているだけでもしかしたら不可能ではないのかもしれないと思わされるくらい、全ての作品がハイクオリティ。
    そもそも建物や街を消すなんて、無理やりすぎるくらい大がかりな仕掛けがないとできないですしね。
    というかトリック抜きにしても一篇50ページ程度でこんなに独自の世界観を作り上げられるのかというほど面白く、ゆっくりじっくり読もうと思っていたのに続きが気になって読む手が止まりませんでした。

    表題の「神の光」と「未完成月光」が特に好きです。
    すごく面白い本読んじゃった!という満足感でいっぱいです。

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    2026年09月08日
  • 推理の時間です

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    推理作家さんたちの競演。
    トリックを当てるのか、犯人を当てるのか、色々と趣向が凝らされてます。せっかく出題編と解決編に分けてくれてますが、いつものようにそのままスルーで読みました。

    ペリーやナチスドイツ、旧日本軍など歴史を題材にしたミステリーが多くて、歴史好きのわたし的には満足でした。

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    2025年11月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    序盤の方は展開が進まなくて、全体的に読むのに時間がかかってしまった。あまり面白さを感じてなかったけど中盤〜後半にかけて引き込まれていった。
    結末を読んでも最初よくわからなくて、読み直した時に騙された!と感じた。
    本時代に仕掛けられたトリックがわからなかったけど、分かったら思わず感銘。
    賛否両論あるけど、自分は好きだった。

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    2025年09月24日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    どの話も世界観に入りやすく面白かった!
    世にも奇妙な物語好きな人は好きな話が多いと思います。
    印象に残ったのは「恋煩い」かなぁ、サクッと読めた上にインパクトもあった。
    「終の童話」みたいな最後を読者に委ねる系もけっこう好み。
    「妖精の学校」だけはオチの意味わからなくてググりました。これ初見でわかる人おるん???
    インターネットがある時代でよかった笑

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    2025年08月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    どれも幻想的な雰囲気があってよかった。

    いちど読んだだけでは理解できないお話がいくつかあって、他の方のレビューを読んでようやく理解しました。

    北山さんの短編ミステリはいくつか読んだことがありますが、この1冊がいちばん好きかもしれません。

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    2025年07月06日
  • 推理の時間です

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    6人のミステリー作家による、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのアンソロジー。
    どの短編にも読者への挑戦状があり、問題編と解決編に分かれている。
    巻末には、それぞれの短編に対して他の作家による推理も掲載されている。

    普段ミステリーを読むと先が気になってどんどん読み進める感じがある。
    このアンソロジーは読者への挑戦状があって、普段よりも自分で考えながら注意深くゆっくり読み、ときには戻ったりしながら読んでいたように思う。
    自分で正解までしっかりたどり着けたものはなかったけれど、短編を読み終えるごとに全くの見当外れだったな、着眼点は悪くなかったな等思う楽しさがあった。
    作品に対して別の作家の方の推理を読むことができたのも、作家さんの想像力が垣間見える贅沢さがあったなと感じる。
    また、自分はこれまで時代設定が現代ではないミステリーを読む機会が少なかったので、今回現代が舞台ではないミステリーを読む機会になったのも良かった。
    作家の方達の負担はかなり大きい形式であるようだけれど、またこういった形式の作品が読めたら良いなと思う。

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    2025年06月08日