北山猛邦のレビュー一覧

  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    どんでん返しの短編集。最初の恋煩いから衝撃的だった。単なる女子高生の恋のおまじないの話かなーとか読んでいたけど最後にやられた。妖精の学校はあんまり。嘘つき紳士、終の童話、私たちが星座を盗んだ理由はジャンルが多彩でいい感じのイヤミスだった。

    0
    2024年03月21日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冬、海に浮かぶ密室「アリス・ミラー城」に招待された探偵たちの目的は館に伝わるアリスミラーの捜索。 最後まで生き残った者が手に入れられるという条件の下で探偵たちを嘲笑うような奇々怪々な惨劇の幕が上がった・・・。

     結末は言わずもがな
    「アリス」なる人物を不思議の国のアリスと混同させるトリックはもはや芸術の域。 御伽噺のアリスとの誤認に加え、ルディとの容姿・出生の混合、「友達」ではなく「フレンド」という表現は実在の人物ではなく架空の人物を想起させるような言葉選びですっかり騙されてしまった。
     

     一方で作者が意図的にアリスの描写を省きすぎているのでアンフェアの側面も強い。 終盤の入瀬、古加持の

    0
    2024年03月19日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    それぞれなかなか意地の悪い5篇収録の短編集
    どれも重すぎずサクッと読めて良いです
    中でもラスト2篇が個人的にはお気に入り
    『終の童話』石化の呪いにまつわるファンタジーな世界観で展開されるドラマ
    オチが秀逸で、読んだ人と語らいたくなる
    『私たちが星座を盗んだ理由』後味悪目の作品が多い中で、どちらかというと甘酸っぱさと苦さを強く残す表題作

    0
    2024年03月12日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

    Posted by ブクログ

     名探偵音野順シリーズ第2弾。今回も読みやすい文体ながら密室、消えた凶器、倒叙などしっかり本格ミステリーが紡がれていて面白かった。特に「クローズド・キャンドル」が一番面白かった。そして前作と変わらない音野順の「気弱で引きこもりだけど、しっかり名探偵である。」というキャラ造形もよかった。

    0
    2024年03月09日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    誰が、どうやって、何故の3つのテーマで2篇づつ短編があり、解答は最後に纏まっているという面白い形式の本。
    読者への挑戦ということで読み進めながら考えたけど、わかったものはひとつもなく。
    巻末に作家の方々の推理があるのだけど、さすがきちんと読み取ってるなと思うものも、裏を読みすぎたような推理もあって面白かった。
    作家さんなら軽々といてくるのかと思ったから面白い結果だった。

    0
    2024年02月29日
  • 天の川の舟乗り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     北山猛邦さんの作品の中でも、好きなシリーズだった名探偵音野順シリーズ。2009年刊行の第2作『密室から黒猫を取り出す方法』が最後だと思っていたが、まさか2021年に第3作が出ていたとは。書店で文庫版を見かけて知った次第である。

     作家の白瀬と引きこもり探偵の音野順というコンビは、何とか覚えていたものの、音野順の兄・要の存在は忘れていた。「物理の北山」らしい、他愛のないトリックを楽しむ作品集だったはず。予期せぬ書店での発見に期待は高まる。

     「人形の村」。お菊人形の話を聞いたことがある人は多いだろう。いいねえ、ネタからしてこのシリーズらしいじゃなーい。しかし、1編目からそりゃないよ。支障が

    0
    2024年02月23日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

     日常の謎やファンタジーを絡めたミステリー。どの話も最後に見方が変わるという仕掛けになっていて面白かった。特に「終の童話」が一番凝っていた。

    0
    2024年02月02日
  • 踊るジョーカー

    Posted by ブクログ

    初めての北山猛邦先生の凄惨な殺人がないし、登場人物のキャラがはっきりしているので、かなり読みやすい本でした

    0
    2024年01月29日
  • 『クロック城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4.7評価

    冒頭20ページくらいで作品の世界観に没入
    終末感は好みの設定

    いま読んでもまったく色褪せていない物語
    やはり名作か

    時計の針を伝うというメイントリックは既視感アリ
    悪くないですけど
    (黄金の羊毛亭によるとルパン3世の映画のせいとのこと。なるほど。その他にもあった気がする)

    解決は多重推理のどんでん返し
    犯人は裏ボス?主人公?やっぱり裏ボス?

    首を切った理由は特筆事項
    これとメイントリックは本書の二大ポイント

    綺麗に収束しないファンタジー要素と、いわゆる厨二要素がマイナス0.3pt
    世界観にはあってるんだけどなあ

    シリーズ追い確定

    0
    2024年01月05日
  • 踊るジョーカー

    Posted by ブクログ

    気弱な名探偵と推理作家による本格ミステリ
    お弁当を持参する気弱な探偵がかわいらしく殺人事件なのにほのぼのしました

    探偵と助手、そしてトリックを重視したミステリ。やっぱりこういうミステリが一番好き
    Howが好きな人にはおすすめな短編ミステリだと思います
    これからも読んでいきたいシリーズです!
    おもしろかったです!

    0
    2023年11月20日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

     中盤から終盤にかけてのホラーサスペンス的な展開。そして、さまざまな視点に移り変わりながら展開するミステリー。そして、最後の読者を騙すトリック。読んでいて楽しめるミステリー小説でありました。ただ、叙述トリックの部分がいささか地味で、わかりづらいところがややマイナスでした。

    0
    2023年11月10日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    城シリーズ3作目。他のシリーズと一線を画すとはこういうことかと読んで思いました。
    私は全作好きですが、今回は特にミステリー感の強い古典チックな仕上がりかなと。
    かなり人が殺される割にはそこまで分厚い本じゃないのでどんどんバタバタ駆け足な展開な印象なのでちょっと物足りない感というか、もっと書き込んで欲しいなーという気持ちもありましたが結末を見たらそうもいかないのかと納得。

    終盤の犯人を探すところでは気になりすぎて夜更かししてしまいました
    ミステリー小説をたくさん読んできましたが、そんな手もあるのか!!!とまんまと騙されて一つまた視野が広くなった気がします。

    0
    2023年07月28日
  • 『クロック城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ちょっと前の、あったのかもしれない、違う世界線の話かもしれない、人類史が終わる寸前の世界。
    クロック城と呼ばれる謎の建物。
    直径10メートルの巨大な時計が3つ並び、左右の時計の針は真ん中の時計と10分づつ前後にずれている。
    SFチックな館の噂、存在の不明な登場人物、眉唾な計画や組織、それらが収束してどういう展開、結末になるのか、序盤では全く想像できず。。。
    本格ミステリーとして読んでいましたがファンタジーとして取り掛かった方がすんなりとはいってきそう。

    ノベルズ版では後半の謎解き部分や館の見取り図?館の図が袋綴じになっていたし、帯には"本文208頁の真相を他人に喋らないでください&

    0
    2023年07月28日
  • 『クロック城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。でも、全く内容を覚えてなかった...
    でも、首を切った理由だけは覚えていたから、そこはとても印象に残ってたんだなぁ、と。
    この世界はどういう結末を迎えるんだろ。
    世紀末的な世界観が必要だったのかは、疑問ですが面白かった。

    0
    2023年12月11日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    世間の評価はよろしくないが自分は好きな作品だった。犯人や結末は全くよろしくないが、それぞれのトリックはすばらしい。

    0
    2023年01月03日
  • アルファベット荘事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北山猛邦作品ブームがきているかもしれない。。

    オルゴーリェンヌの時に感じた過去と現在を行き来する構成が読後に余韻を残してくれる。何度も、ああもしかして、ああそうだったのか、とページを戻って読み返し、その度霧が晴れるように意味が浸透していくのが心地よい。


    以下ネタバレ

    箱出現トリック(バラバラ)はなんとなく予測できていたが、頭の方は盲点だった!コートの文章で怪しいとは思っていたけれど、入れ方になるほどと。
    文章に自然とヒントが散りばめられていて、読んでいる時に「ここの文怪しいな?」と勘ぐるのが楽しい。

    死体移動は恐らく実際やると物音で起きちゃったり、トイレに起きた誰かに目撃されたりする

    0
    2022年09月01日
  • アルファベット荘事件

    Posted by ブクログ

    分量も少なく、比較的シンプルなトリックなので初心者でも楽しめる。
    それでも本格らしい雰囲気は自分好み。

    0
    2022年06月20日
  • 踊るジョーカー

    Posted by ブクログ

    読み終えて一言。ザ・本格ミステリ。名探偵と助手のコンビ。面白い展開。鮮やかなトリック。気弱な探偵という新しさはあるものの、まるでミステリの入門のような本書。古典ミステリが苦手な人もこれをまず読んでみるのはいかがだろうか。

    0
    2022年05月23日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    ネタバレ 購入済み

    これは上手い

    まさに巧みな叙述トリック。シンプルなのに、いや、シンプルゆえに効果的な叙述トリックが使用されていて、ラストで「なんでこんなに明確な伏線(ヒント)に気づかなかったんだ」と愕然とし、その偽装工作の上手さに舌を巻きます。
    物理トリックの使い方も、(純粋なミステリーとして見た場合は)非常に上手く、作者さんの技量の高さが窺えます。
    一方で、現実的に考えてしまう方は「そうはならんやろ」「そんなことってあるか?」と納得いかない点もあるかもしれません。

    結論。ミステリーファンには強くオススメできる一冊ですが、ミステリー慣れしていない人にはやや薦めづらい作品です。

    0
    2022年04月29日
  • 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第1作をとても楽しめたので、こちらもネットで購入した。
    インターネット上でざっと見る限り、肯定的に評価している感想はあまり見つけられなかった。トリックや謎解きが小ぶりであるとか、展開がご都合主義的ではないかといった意見も見受けられた。
    確かに、前作に比較すると、今回はうまく事が運びすぎているような印象もある。不可解な状況が現出し、それを解き明かしていくエクスタシーが味わえずに消化不良を感じる読者もいるのかもしれない。
    それでも、個人的には、犯人と知恵比べをしてうまく出し抜いて殺人を防げるのかどうか、わくわくして読むことができた。実際の殺人事件では、犯人はこんなトリックを仕掛けようとはせずに、も

    0
    2022年04月17日