北山猛邦のレビュー一覧
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なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読から引っ張り出すタイミングかもw -
Posted by ブクログ
ネタバレ✩4.2
「恋煩い」のトーコは普通にやばいやつやし、初めて知ったプロバビディの犯罪っていう方法。面白かった
「妖精の学校」は不思議な世界。最後の数字がなんとなく座標とは思ったけど、調べずにネタバレ調べちゃった。
「私たちが星座を盗んだ理由」は星座を盗むって言い方素敵でそのプレゼントなんて羨ましいなぁっていうのが1つ。
相手が興味示してくれない惨めさ共感が1つ。
気になったのは私たちっていう複数形な理由、、、
盗んでお姫様の首飾りにしたのは、夕兄ちゃんやのになんでかなって思って、
私が考えたのは夕兄ちゃんが首飾りにするために星座を盗んだ。
姉にあげる予定だった首飾りを姉を見殺しにすることで妹が盗んだ。
ってことやよなぁ、うわあぁ。
ていうか、、小説のなかの話とはいえ、自分の利益、得、願い、恋愛のために人を殺したいと思う人物多すぎな!!
少なくとも自分がそんな一線を越えた人間にならんでよかった、今んところは。 -
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“消失”をテーマとした短編集。
建物だったり街だったり、消失する対象のスケールが大きく、謎自体にワクワク。異国の地を舞台に選んだり、時代を変遷しながら物語をつむぐことによって、破天荒な真相に納得感を加えて着地させている。ロジックよりトリック、リアルより幻想、に寄った本格ミステリ。
◆一九四一年のモーゼル
独ソ戦最中のレニングラードで、屋敷ごと消失した宝石装飾部屋『硝子の間』
最後に一気に繋がるのが爽快。
◆神の光
カジノで大勝ちして大金を得た後、一夜にして消失した街。光に包まれた後、大金も失ってしまい…
異世界オチを想像していたが、撃沈。
◆未完成月光
ポオの未発表原稿の続きを書きたい作家のために、作中に出てくる山小屋消失の謎に挑むが…
消失の種明かしはまだ理解できるが、その後の不穏な展開が意味不明。
◆藤色の鶴
消えた砦の上の建物と車両、鍵を握ると目された少女までも消失。
千年の時空を越えて謎解きをする構成がユニーク。こんなプロット読んだことない。トリックがぶっ飛んでて苦笑。
◆シンクロニシティ•セレナーデ
館が消える夢を繰り返し見る人たち
物理が嫌いな人、化学はいかが?
『消失』で思い出した。中西智明さんはいずこへ?
週刊文春ミステリーベスト10 2位
このミステリーがすごい! 7位
本格ミステリ・ベスト10 1位
SRの会ミステリーベスト10 次点
ミステリが読みたい! 8位
リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 5位 -
Posted by ブクログ
建物物や街が消失するという規模が大きすぎるテーマの五篇の短編集。
「その街は、たった一晩で姿を消した」という帯に猛烈に惹かれてまんまと買ってしまいました。
トリックが壮大すぎて、ちょっとそれは無理がないか?と思うものもありましたが、そういうのも自分の予想の範疇を超えているだけでもしかしたら不可能ではないのかもしれないと思わされるくらい、全ての作品がハイクオリティ。
そもそも建物や街を消すなんて、無理やりすぎるくらい大がかりな仕掛けがないとできないですしね。
というかトリック抜きにしても一篇50ページ程度でこんなに独自の世界観を作り上げられるのかというほど面白く、ゆっくりじっくり読もうと思っていたのに続きが気になって読む手が止まりませんでした。
表題の「神の光」と「未完成月光」が特に好きです。
すごく面白い本読んじゃった!という満足感でいっぱいです。 -
Posted by ブクログ
6人のミステリー作家による、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのアンソロジー。
どの短編にも読者への挑戦状があり、問題編と解決編に分かれている。
巻末には、それぞれの短編に対して他の作家による推理も掲載されている。
普段ミステリーを読むと先が気になってどんどん読み進める感じがある。
このアンソロジーは読者への挑戦状があって、普段よりも自分で考えながら注意深くゆっくり読み、ときには戻ったりしながら読んでいたように思う。
自分で正解までしっかりたどり着けたものはなかったけれど、短編を読み終えるごとに全くの見当外れだったな、着眼点は悪くなかったな等思う楽しさがあった。
作品に対して別の作家の方の推理を読むことができたのも、作家さんの想像力が垣間見える贅沢さがあったなと感じる。
また、自分はこれまで時代設定が現代ではないミステリーを読む機会が少なかったので、今回現代が舞台ではないミステリーを読む機会になったのも良かった。
作家の方達の負担はかなり大きい形式であるようだけれど、またこういった形式の作品が読めたら良いなと思う。