あらすじ
優しく、美しく、甘やかな世界が、ラストの数行で、残酷に崩壊する快感。景色が反転し、足元が揺らぎ、別な宇宙に放り出されたかのような、痛みを伴う衝撃。かつて、まだ私たちが世界に馴染んでいなかった頃の、無垢な感情を立ち上がらせてくれる、ファンタジックな短編集。ミステリの醍醐味、ここにあり!
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Posted by ブクログ
5編のミステリーが入っている短編集。
ほんタメで紹介されていたので読んでみました。1編20分~30分程で読めるので、ちょっとした隙間時間や移動時間に読むのにピッタリ。
そしてロマンチックなタイトルとは裏腹にどれもダークな終わり方。
私は特に最初の「恋煩い」と表題作の「私たちが星座を盗んだ理由」が好きでした。
恋煩いが1番後味悪かったかな。
Posted by ブクログ
かわいらしい表紙で内容も軽めなのかと思いきや、最初の『恋煩い』からガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。
全5篇入っているが、どれもタダでは終わらない話ばかりだった。
これから読む人に向けてのアドバイスは表紙に騙されるな。
Posted by ブクログ
カバーの美しさと相反する、嫌ミスだった。
描写がやわらかくて美しくて、その分結末の毒が心に刺さる。
短編だけどひとうひとつ驚かされる秀逸な本だった。
ふつうの人の持っている心の毒の部分をあぶり出される、読後感がいい意味で悪い本だった。
いい本です!
Posted by ブクログ
タイトルがもう好き!
短編集1つ目の「恋煩い」を読み始め、若かりし頃を思い出し、簡単な恋のおまじないなんてしたなあ、なんて軽く読んでいたら、いやいや、これってミステリーだったのってなりました。
他の作品もロマンチックでファンタジー要素を含みながらのラスト。
余韻を残して終わる作品が多いので、苦手な方もいるかもですが、私は大好きな1冊でした。
Posted by ブクログ
思わずタイトル買いした作品。
タイトルも中身もロマンチックだった。しかし最後に残酷な現実をつきつけられ、感情がないまぜになる。余分に説明せず、想像させるかたちで楽しめる。特に「終の童話」が好き。
Posted by ブクログ
恋煩い:アキ、シュン、トーコの幼馴染の三角関係恋模様。甘酸っぱい感じで、アキはトーコから聞いた恋が実るおまじないの行動をとって海野先輩と付き合えるように頑張るが。最後のドギツイオチがかなり効く。
嘘つき紳士:車に撥ねられて死んだ白井勇樹の携帯を拾った俺は白井のメールにあったキョーコと連絡を取り合う。田舎に残した彼女と東京に夢を見て出てきた白井。俺は借金返済のため白井になりすましてキョーコに連絡して金を引き出そうとする。キョーコの純粋さがと思ってたら、キョーコの策略はそこかいと思う。なかなか胸糞な終わり方。
Posted by ブクログ
サクッと短編、
タイトルがなんともいいね♫
「星座を盗む」っていう意味が成立しない文章がいいね
妖精の学校→
一般教養を超えた知識がないと、最後の一文(オチ)は意味不明で調べて納得、なるほどレベル
♡かなり好みです♡
表題作は最後に収録
これも良い!
星座の知識があまりなくても楽しめますよ♫
Posted by ブクログ
SFの話もありの短編集
どの話も面白かったが、特に、
恋煩いと、私たちが星座を盗んだ理由の二つが良かった。
ドロっとするというかなんというか、、
終わらせ方が上手いと思う。想像力を掻き立てられる。
Posted by ブクログ
✩4.2
「恋煩い」のトーコは普通にやばいやつやし、初めて知ったプロバビディの犯罪っていう方法。面白かった
「妖精の学校」は不思議な世界。最後の数字がなんとなく座標とは思ったけど、調べずにネタバレ調べちゃった。
「私たちが星座を盗んだ理由」は星座を盗むって言い方素敵でそのプレゼントなんて羨ましいなぁっていうのが1つ。
相手が興味示してくれない惨めさ共感が1つ。
気になったのは私たちっていう複数形な理由、、、
盗んでお姫様の首飾りにしたのは、夕兄ちゃんやのになんでかなって思って、
私が考えたのは夕兄ちゃんが首飾りにするために星座を盗んだ。
姉にあげる予定だった首飾りを姉を見殺しにすることで妹が盗んだ。
ってことやよなぁ、うわあぁ。
ていうか、、小説のなかの話とはいえ、自分の利益、得、願い、恋愛のために人を殺したいと思う人物多すぎな!!
少なくとも自分がそんな一線を越えた人間にならんでよかった、今んところは。
Posted by ブクログ
最後に驚きがある短編を集めた短編集。
特に好きだった短編は以下の3つ。
・恋煩い
最後の一文が直接的な悪意で怖い。どんな思いで主人公と仲良くしていたのだろうか…。
先輩は普通にいい人ではなさそう。
・妖精の学校
最後の座標はマップで調べると沖ノ鳥島の北小島がでてきた(あってる?)。
童話チックだけどほんのり不気味
・終の童話
とても切ない。しばらく放心してしまった。ラストはどっちに転んでも悲しい…。
(ドラクエ7のとある村の話を思い出した)
Posted by ブクログ
どの話も世界観に入りやすく面白かった!
世にも奇妙な物語好きな人は好きな話が多いと思います。
印象に残ったのは「恋煩い」かなぁ、サクッと読めた上にインパクトもあった。
「終の童話」みたいな最後を読者に委ねる系もけっこう好み。
「妖精の学校」だけはオチの意味わからなくてググりました。これ初見でわかる人おるん???
インターネットがある時代でよかった笑
Posted by ブクログ
どれも幻想的な雰囲気があってよかった。
いちど読んだだけでは理解できないお話がいくつかあって、他の方のレビューを読んでようやく理解しました。
北山さんの短編ミステリはいくつか読んだことがありますが、この1冊がいちばん好きかもしれません。
匿名
ちょっぴりダークな短編集。空いた時間に読みやすい。
4つ目のお話が好きです。2つ目の話は最後まで読んでも意味がわからなく、検索してほんのり理解した程度ですが雰囲気が好き。
Posted by ブクログ
ファンタジーから現実的な話まで世界観の振り幅が大きい5つの物語の短編集。ミステリの真相とラストのインパクトが強烈な「恋煩い」、一見しただけではわからないラスト一行が意味深な「妖精の学校」、主人公の最終決定を読者に委ねたファンタジックミステリーの「終の童話」が個人的おすすめ。「私たちが星座を盗んだ理由」は主人公の心情がよく描かれていて星座を盗んだトリックにも感心したがラストは美しくないので残念。「嘘つき紳士」だけ毛並みが違う感じでファンタジックな短編集というコンセプトにはそぐわないかなと感じました。
Posted by ブクログ
5つの短編が入ってる作品。
読みやすいのでスラスラと読み進めることができるが読み終わったあとにぞくり、どろり。と心に何か重しが残る。
個人的に「終の童話」と題された作品が一番好きで考えさせられた。
短編なので隙間時間に一話読めるのでサッと読むのに最適。良き。
Posted by ブクログ
短編集で読みやすい。
ずっと不穏な空気が漂っていて、結末が気になって一気に読んでしまった。
4話目の「終の童話」が特にお気に入り。余韻の残る読後感でした。
Posted by ブクログ
子供向けのミステリだと思っていたけど、読むととても引き込まれる作品だった
特に妖精の学校はめちゃくちゃ面白い
どこかで見た事のあるような設定だけど、読んでいてドキドキワクワクする
強いて言えば、オチに無理があるような気がした
ただ、あの薄っぺらい分量でここまで引き込まれる設定を作れるのは凄い
最後の最後でイヤミスにする展開が毎回同じだから、何となく展開が読めてくるのが少し残念
Posted by ブクログ
優しく,美しく,甘やかな世界が,ラスト数行で「残酷」に反転する衝撃が評価されている5編からなる短編集。北山猛邦作品の中でも特に好きな一冊である。個々の作品の所感は以下のとおり。
○ 恋煩い
主人公の女子高生の淡い片思いと,男女の幼なじみたちが登場する恋愛小説風の作品。幼なじみの男子からは好意を寄せられているが,主人公は幼なじみ同士が付き合うことを密かに望んでいる。一方,主人公自身は高校の先輩に恋をしている…という,ひと昔前の恋愛漫画,「あだち充」作品のような世界観で物語は進む。
しかし,その世界は一変する。主人公がおまじないにはまっていく描写は,実は幼なじみの女子が主人公を殺害するための「プロバビリティの殺人」だったというオチ。プロバビリティの殺人自体は手垢のついたプロットだが,「私は…待つ」、「私がやっても意味ないよ」といったセリフが鮮やかな伏線になっている。何より,ラスト一行の「死ね」のインパクトは強烈。傑作といっていい出来
○ 妖精の学校
過去の記憶を消された子どもたちが,妖精になるために謎の島で生活している。子どもたちは鳥の名前のニックネームで呼ばれ,「北の虚」と「東の虚」に入ってはいけないというルールの中で,「島を変わらない永遠のもの」にするため暮らしている。
クイナという少年が島の生活に疑問を抱き,禁を破って虚へ向かう。主人公のヒバリも後を追う。SF的な真相かと思いきや,最後の一行に示されるのは沖ノ鳥島の座標。真相は領土問題であり,日本が沖ノ鳥島を領土として維持するため,子どもたちを住まわせていたという現実的なオチだった。
幻想的な世界を現実へ引き戻す構成が見事。沖ノ鳥島をめぐる国際情勢まで想像させる,非常に残酷で印象深い作品。傑作
○ 嘘つき紳士
借金に苦しむ男が拾った携帯電話。その携帯には,持ち主の恋人からメールが届き続ける。ニュースで携帯の持ち主が事故死したことを知った男は,死んだ男になりすましてメールを続け,女性から百万円を振り込ませることに成功する。
やがて女性に好意を抱きつつも,思い出として写真を送ってほしいという願いに応じてメモリーカードを送り,関係を終わらせた…かに思える。
しかし真相は逆だった。女性こそ恋人を事故に見せかけて殺害した犯人であり,共犯者が写った写真を回収するため,純朴な恋人を演じ続けていたのである。他作品より現実的な設定だが,最後の反転は十分なインパクトがある。これも秀作
○ 終の童話
一転してファンタジックな作品。小さな村には,人を石に変えてしまう「石喰い」という怪物が現れる。主人公ウィミィが慕うエリナも石に変えられてしまうが,英雄ジャックネッタが怪物を倒す。
十年後,石になった人を元に戻せる「聖水」を作れるワイズポーシャが村を訪れる。しかしエリナは,今さら元に戻しても,状況も分からないまま死ぬだけの「手遅れ」の状態だった。
さらに,石喰いの呪いで怪物となったジャックネッタが現れ,ワイズポーシャとともに死亡。ウィミィはエリナを救うのか,それとも石像を壊すのかというところで物語は終わる。
リドルストーリーとして終わる作品だが,エリナという愛すべきヒロインが最後まで救われない理不尽さが強く心に残る。非常に残酷な作品
○ 私たちが星座を盗んだ理由
表題作。主人公には病弱な姉と,隣に住む憧れの「夕兄ちゃん」がいる。しかし夕兄ちゃんは主人公ではなく姉に好意を抱いており,主人公は家族からも姉ばかり優遇されることに嫉妬している。
七夕の日,「看護婦になりたい」と「星の首飾りが欲しい」という二つの願い事が書かれる。主人公の願いは後者だったが,夕兄ちゃんはそれを姉の願いだと勘違いし,姉へ星の首飾りを贈る。
嫉妬が頂点に達した主人公は,姉の容体が急変したとき,看護師を呼ばないという消極的な方法で姉を死なせ,星の首飾りを手に入れる。
その後,贖罪の思いから看護師となった主人公は夕兄ちゃんと再会し,すべてを告白する。しかし最後に,夕兄ちゃんの妻と子どもが現れる。
ラストの残酷さは十分だが,他の四作品ほどの衝撃は感じなかった。及第点ではあるが,本短編集ではやや印象が薄い。
Posted by ブクログ
なんつー読後感…
日常系のほのぼの短編かと思ったら、最後にガツンとエグいオチが待ってる。
甘いココアを飲んでいたと思ったら底に苦いものがドロっと残っていて知らずに一気に飲み込んでしまったような感覚。
学園物から、一見ファンタジーのような、SFっぽい舞台もあるし、一冊で色々なシチュエーションで楽しめる。
ただ、全部最後に「グエッ」と声が出る笑
Posted by ブクログ
甘く軽やかな文章から一変
奈落の底に落とされる、または、どうして…?と問いかけたくなるラスト。
(1話目は結構怖かったのでホラー嫌いな人は飛ばしていいかも)
リアルな話から童話調の話まで全5話。
2話目のラストの暗号を読み解いたら怖くなってしまうと思い、読み解きませんでした笑
気になる方はぜひ!
Posted by ブクログ
自分の中ではこれまでにない世界観を味わった作品であった。特に『妖精の学校』『終の童話』は何とも言えない余韻が残り、他の方同様ネットで調べまわり、やっと納得。
1話目『恋煩い』で良い感じのイヤミス感を感じたのでそれ以降は決して面白くない訳ではないのだが、先にも書いたが不思議な感覚で終わった。ちょっと自分の中でハードルを上げてしまった感はあったかもしれない。
Posted by ブクログ
5つの物語全てに
どんでん返しがついている短編集。
細かい描写と丁寧なロジックの
おかげで圧倒的な臨場感に
浸ることが出来る。
個人的には
1話目の『恋煩い』が
伏線の貼り方、回収の抜かり無さが
秀逸で好み。
でも一番好きなのは
このオシャレなタイトルです。
Posted by ブクログ
短編イヤミス5話、ファンタジー要素あり。タイトルと装丁からはこの内容は想像できない。重い。「妖精の学校」が一番衝撃的。この話の深みと怖さを味わうことができるセンシティブな1行がそこに用意されている。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んでみたけど、子ども向きだったみたい。
衝撃だけで後味の悪いファンタジーの短編集だった…
親友とか姉を恋敵として殺そうとするってシチュエーションがリアリティがなくて好みじゃなかった
意味がわかると怖い話、みたいな感じでした
白い服の子供たちが集められている話だけ意味がわからなかったので調べました
Posted by ブクログ
大好きな北山先生の短編集!
どれも、ダークミステリーで、最後にはどんでん返しありだったが
少し物足りないと感じたのは私だけでしょうか?
「妖精の学校」のオチ、難しすぎるー
調べてもあまりパッとしなかった笑
北山先生は長編の方が合ってると思います。
Posted by ブクログ
北山猛邦氏の描く、どんでん返しモノのミステリー短編集。表題作である『私たちが星座を盗んだ理由』を含む全5編を収録。
”ミステリーらしい”ミステリーだけでなく、ファンタジー要素を含んだ作品も収録されているのだが、どれもがひとつの作品として純粋に面白く、瞬く間に読み切った。
『恋煩い』
作品名や幼馴染との三角関係から、甘酸っぱい青春小説と思いきや…。どんでん返しとしての迫力は少々欠けるものの、ラスト一行を「彼女」がどんな想いで書いたのか考えると、ずっしりとした感情が込み上げてくる。ジャンルとしてはミステリーというよりホラーに近いものを感じた。
『妖精の学校』
ファンタジーのような世界観を彷彿とさせる作品だが、これまた捻られた設定に唸らせられる。ラスト一行の謎が解けずに解説を調べたのは私だけではないはず。
『嘘つき紳士』
拾った携帯の持ち主の彼女を振り込め詐欺に利用しようとする男の物語。切れ味鋭くブラックユーモアに溢れたオチが、どこか星新一みを感じさせる。
『終の童話』
石喰いと呼ばれる化け物が、主人公の暮らす村を襲い始めたところから始まる物語。凄惨な時間から希望を垣間見た村人たちが立ち上がる話…と思いきや、まったく新しいタイプの殺人事件が発生。たしかにこれは、ファンタジーの中でしか起きえないものだろう。
そして、表題作『私たちが星座を盗んだ理由』。
ミステリアスな作品名に魅入られたものの、「星座の盗み方」のトリックがどこか説明臭く、正直イマイチといった感想。だが、姉妹の短冊と夕兄ちゃんのすれ違いの結末には心が締め付けられた。
Posted by ブクログ
ちょっとファンタジーな話しかな?と予備知識なしで読み始めたので、恋煩いを読み、まずビックリ。
のちにイヤミス系だと知りましたが、短編ということもありイヤミスが苦手な私も軽く楽しく読めました。