北山猛邦のレビュー一覧
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ネタバレ〇 概要
架空の島「凪島」を舞台として,「愛」や「勇気」など,形のないものまで盗む伝説の怪盗,怪盗フェレス。その解答をめぐる3つの短編からなる短編集。「誰が」でも「どうやって」でもなく,「何が盗まれたのか」を描く異色のミステリ
〇 総合評価 ★★★☆☆
架空の世界で,怪盗が何を盗んだかを推理するというオリジナリティのある作品。3つの短編からなり,怪盗フェレスの正体や,フェレスがなぜ記憶を失ったのか,など,明らかに謎を残して終わる。
3つの短編はいずれも,十分楽しめるデキ。軽いミステリで,寝る前に読んだり,通勤電車で読むには最適だろう。盗まれるものが「次元」だったり,「携帯電話についての -
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ネタバレ禁と解説で大好きな有栖川さんが言っているので、トリックについては触れないことにする。
1999年、世界の終焉を間近に控えた物語。
明日滅びるかもしれない不安を抱える世界で、南深騎は菜美とともに探偵としての仕事を続けている。
彼にしか出来ないある技を武器にして。
瑠華という少女から依頼を受け訪れたのは、巨大な時計が3つ並んでいる「クロック城」。
未来、現在、過去を現しているという時計は、それぞれ時間がズレている。
世界を救う鍵となるのか、それとも世界を滅ぼす弾きがねとなるのか。
正体不明の「真夜中の鍵」をめぐって対立する十一人委員会と武装集団SEEM。
そして、存在しているのに存在して -
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ネタバレクローズドサークルもの。「探偵助手学部」という学部が存在し,「探偵」という職業の価値が高い世界が舞台。探偵助手学部の合宿で,「千年館孤島研修」として孤島に行くことになる。お約束どおり嵐になり,閉ざされた空間となるが,通信設備は生きており,登場人物の一人である五十嵐は外部に島で起こっていることを伝えている。また,携帯電話でも頻繁に外部と連絡を取っている。
そんな状況で,犯人は7人もの人間を殺害しようとする連続殺人を計画するのであり,リアリティはあまりない。それでも,閉ざされた環境で連続殺人が起こるという設定にはワクワクさせられた。
世界を測る単位を見立てて殺人を行うというミッシングリンクが -
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ネタバレ探偵助手学部(楽しそう!)で学ぶ大学生たちと教諭の探偵が、閉ざされた孤島で殺人事件に遭遇。
孤島、殺人、探偵といかにもな状況ですが、犯人を捜すことよりも人命第一を信条とする探偵・猫柳十一弦のキャラクターがユニークです。
その信条ゆえ、よくある舞台設定ながらありきたりな展開にはなりません。
犯人当てというよりは、犯行を未然に防ぐ為の犯人との頭脳ゲームといったかんじでした。
探偵というものが信頼の置ける髙い地位の職業として成り立っているという、この世界の設定を存分に生かした事件と登場人物たち。斬新な1冊だったと思います。
読者側からの犯人当ては相当困難だと思いますし、いろいろと無理やりな印象 -
ネタバレ 購入済み
とてもよく出来た作品だった。登場人物の行動に違和を感じる所とか、アリス・ミラーは結局なんだったんだよとか、一番に思ったのは女性一人に皆殺しとか… と感じる事もあった。確かに不思議に思う事は多々あった。自分の凡庸な脳ミソが、理解できていないだけだったら、申し訳ないが。しかし、そんなものを吹き飛ばす位に、ハラハラドキドキさせる展開の運び方はお見事。だから、買って良かったかなぁと思う。
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ネタバレ鏡の国のアリスの世界を思わせるアリス・ミラー城を舞台とした、「そして誰もいなくなった」風のミステリ。筒井道隆の「ロートレック荘事件」のような叙述トリック一本で作られた作品。
アリス・ミラー城に集まった探偵は、10人ではなく11人であり、犯人の「アリス」が存在しないように感じさせるべく、叙述トリックが駆使されている。
北山猛邦らしく、物理トリックを使った密室も出てくるが、作中で軽く扱われているし、それほど驚けるトリックでもない。
アリスの存在は、読者には隠されているが、作中の人物には当然に存在しているはずなのに、全く犯人として疑われている描写がないなど、「んん…」と思われる点はあるが、こう