北山猛邦のレビュー一覧

  • さかさま少女のためのピアノソナタ

    Posted by ブクログ

    「僕たちが星座を盗んだ理由」と同じくファンタジーと日常に起こるミステリが半分半分。

    表題作のピアノソナタが恐ろし過ぎて絶対に弾きたくない!と思いながらそぉっと音を立てないよう失敗しないよう読んでいました。

    どれもおもしろかったです。
    個人的にファンタジーものが好きかな。

    0
    2024年05月20日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    北山猛邦氏の描く、どんでん返しモノのミステリー短編集。表題作である『私たちが星座を盗んだ理由』を含む全5編を収録。
    ”ミステリーらしい”ミステリーだけでなく、ファンタジー要素を含んだ作品も収録されているのだが、どれもがひとつの作品として純粋に面白く、瞬く間に読み切った。

    『恋煩い』
    作品名や幼馴染との三角関係から、甘酸っぱい青春小説と思いきや…。どんでん返しとしての迫力は少々欠けるものの、ラスト一行を「彼女」がどんな想いで書いたのか考えると、ずっしりとした感情が込み上げてくる。ジャンルとしてはミステリーというよりホラーに近いものを感じた。

    『妖精の学校』
    ファンタジーのような世界観を彷彿と

    0
    2024年12月10日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    ちょっとファンタジーな話しかな?と予備知識なしで読み始めたので、恋煩いを読み、まずビックリ。
    のちにイヤミス系だと知りましたが、短編ということもありイヤミスが苦手な私も軽く楽しく読めました。

    0
    2024年04月18日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    試みが面白い

    挑戦状があって
    からの解答編

    ここまではよくあるパターンだけど
    別の作家さんが推理を披露するのが新鮮

    そして

    法月先生が
    清々しいまでに外すのが笑える

    あと、我孫子武丸には「手を抜くな!」
    と言いたい笑

    0
    2024年04月07日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    誰が殺したか?
    どうやって殺したか?
    何故殺したか?

    この3つのテーマを、それぞれ2人の作家が問題編と解答編を書き、他の作家が自分で考えた推理編を書く。

    私はミステリーは好きだけど、マニアではないので、問題編→解答編→推理編、と、間を置かずに読んだ。物語としてはまあまあ面白かったが、私は推理編を楽しく読んだ。犯人は当てたけど、動機や殺害方法の推理が惜しい!という人もいれば、かすりもしない推理を披露してしまった人もいて、自分は推理しないくせに、この人すごいな!とか、だめじゃ〜んとか突っ込みながら読んだ。雑誌の企画なので、読者も推理して投稿できたらしく、半分くらいの人が犯人を当てたとか。ミステ

    0
    2024年04月06日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    ラスト数行に残酷などんでん返しが待つという謳い文句通りの短編集。明かしてほしくはないが明かさないと売りに出せないジレンマ。
     
     見出し通り結末は残酷で後味は悪いが終始鬱々しているわけではなく、序盤は日常的な謎をあるいはファンタジーな世界での異端を平坦に描き、ラストのどんでん返しとのコントラストを顕著に見せています。決して晴れ晴れしい気持ちにはなりませんが、唾を飲み込むような息苦しさを味わえ、そのような作品が好みな方にはおすすめな短編集になっています。
     

    0
    2024年03月19日
  • 『ギロチン城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人形に込められたHelpの文字、探偵・ナコと頼科は曰くつきの「ギロチン城」へ。
    そこでは道桐の姓を持つ一族とその従者たちが下界と隔絶した暮らしを送っていた。回廊で起こる不可能な密室殺人、あまりにも巨大な城と謎が待ち構える。

    城シリーズの第四弾。非常にスピーディーに事件に突入する。アリスミラー城と同様、完全にトリックに重視の作品で登場人物の心理描写は淡々としている。 


    ギロチン城の名の通り、城自体が巨大なギロチン仕掛けになっている。コレクションルームの不自然な区切りはそう来たかという感じ。 回廊の廊下移動の大仕掛けも面白い。廊下が円状になるように歪んでいる伏線が眩暈を起こすというのは弱いと

    0
    2024年03月19日
  • 天の川の舟乗り

    Posted by ブクログ

    中編のボリュームがある表題作とか、引きこもり探偵の兄がこれぞ名探偵的な、颯爽とした推理を披露する、謂わばスピンオフの「怪人対音野要」とか、少し目先を変えた感じでしょうか。お話としてはともかく、ミステリとしてはちょっと評価に困るような「人形の村」以外は「物理の北山」らしい、豪快なトリックによる不可能犯罪もの。ただちょっと元気がないような。ベストを問われたら、順と白瀬は顔も出さない「怪人対音野要」になってしまうのはどうもだなあ。

    0
    2024年03月05日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルが好きだったので興味を持った。
    タイトルだけを見て星に関する話なのかなと思ったが、短編が5本掲載されており、表題の話は5本目だった。
    いずれの話もミステリーもので1本目の「恋煩い」が人間の恐ろしさを感じられたのと伏線回収の仕方が個人的には1番好きだった。
    そのせいか2本目の話からはやや物足りなさを感じてしまった。

    0
    2024年02月18日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    叙述ミステリ。

    孤島の妙な館に集められた探偵達、

    チェスの駒が減っていくとともに1人ずつ殺されるという演出…

    古典的クローズドサークルものです。

    探偵達がやたら個性的な設定なのもその一環なのか…

    とにかく次々と人が死に、ややホラー風味もあります。

    トリックを考える上で、

    「ミステリのセオリーとしてはこうだけど、その裏をかいてこうかな」

    みたいな話がたくさん出てくるので、

    ある程度ミステリ好きな人じゃないと分かりにくいです。

    (というか、叙述ミステリ自体、

    初心者向けではないですかね…)

    最後まで読んでも犯人が誰なのか分からず、

    「え!?何見落とした!?」となりました。

    0
    2024年02月02日
  • 『クロック城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    初めてこの著者の本を読んだが、あまりにもゴチャっとしすぎていて、感動が少なかった。物理的な大仕掛けも、あまり面白味はなかった。リーダビリティは高いのだが。

    0
    2023年12月29日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりに北山先生。文庫化がかなり最近でびっくりした。解説が青崎先生なのがうれしい。
    「停電から夜明けまで」がよかった。この物理トリックに力入れて探偵助手概念の描写はあっさりめ…のようだけど陰で"名探偵"に切り込んでくる感じいいよね。白瀬の一人称私なのいいよね。
    城シリーズもう一回読みたいな。

    0
    2023年11月17日
  • 少年検閲官

    Posted by ブクログ

    書物のない世界、ミステリを知らない世界で起こる事件…
    この世界観でないと読めない真相だったなと思います
    良い意味で不思議な読書体験でした!

    これからどうなるのか…
    次のオルゴーリェンヌも読みたいと思います!

    0
    2023年09月27日
  • アルファベット荘事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とんでもトリックな小説だったな。何か金田一みたい。面白いは面白いかな。ページ数もそんなにないのでサクッと読めます。

    0
    2023年09月17日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

    Posted by ブクログ

    ★これ以上、犯人に好きなようにはさせません。必ずみんなを守ってみせます(p.129)
    探偵助手学部という設定はおもしろそう/キャラクタも好みでした/この著者もこういうユーモアミステリっぽいのを書きはるんですね/名探偵猫柳十一弦、たぶん意外に美女/名探偵雪ノ下樹のゼミは人気があり学生はエリート揃い/孤島の館で合同合宿/孤島と台風来襲という閉鎖的空間/最初の夜一人目と二人目の犠牲者が/棺の中で胸を串刺しにされた発光する死体、これはわかりませんでした/一酸化炭素と思われる気体が充満したアクセル製の立方体の中に閉じ込められた死体、これは簡単でしょう/わりと凝った仕掛のわりには犯行に使える時間が短く被害

    0
    2023年09月17日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・どんな本を調べても星座は88しかない。ところで星座も地球でいうところの国境線みたいに線引きされている。その線引きされた区画の中に必ず一つ、星座が含まれることになっているんだ。1930年に国際天文連合で決められたんだ。この時、定められたのは全部で89区画。89区画に、88の星座。星座が1個足りないだろう?それはそうだ。だって僕が盗んでしまったからね。

    ・月が星を隠すことを、星食という。厳密には、あの夜、星食によって南の冠座が隠れたわけではないが、月の明かりが星を消したのは間違いないだろう。

    表題作以外はあまり物語に入り込めなかったけど、「わたしたちが星座を盗んだ理由」はロマンチックで切なく

    0
    2023年09月08日
  • 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女探偵・猫柳十一弦シリーズの2作品目。山間の寒村にある名家・後鑑家の四姉妹を狙う連続見立て殺人を防ぐべく、猫柳、クンクンが奮闘。
    シリアスさは無く、登場人物のキャラのせいもあってか、ゆるふわな雰囲気です。
    事件解決にかける意思が人一倍強く、犯人含め何人の犠牲も見過ごさない信念の猫柳により、大掛かりなトリックも未然に防ぎます。タイトルに〝失敗〟とあったので、猫柳が何かやらかしてしまうのではと思いながら読み進めましたが、ミステリーながら死傷者ゼロという珍しい展開、完璧なお仕事ぶりでした。



    0
    2023年06月30日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    叙述トリックと知った上で騙されないように読み進めましたが、結局騙されてしまった作品。
    「まさか、あんなに早い段階で登場していたとは」と思いましたが、その後は何も触れられていない所に少しアンフェアに感じながらも、最後には驚かされましたね。

    0
    2023年05月28日
  • 『クロック城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    北山猛邦のデビュー作にして、メフィスト賞受賞作品。

    過去、現在、未来。三つの巨大な時計が時を刻む館で起きた殺人事件。

    謎の近未来設定。不器用すぎる主人公。そして例のトリック。北山作品「らしさ」に溢れた一作。

    0
    2023年03月22日
  • 『瑠璃城』殺人事件

    Posted by ブクログ

    異なる時間線式のパラレルワールドやリインカーネーション、ループワールドとSF・ファンタジー系のギミックが満載で、ミステリと思って読むと少し肩透かしな感じがする。表看板の物理トリックもあるのだけれど小粒な印象な拭えないし、終盤には様々な伏線が次々と回収されていくタイプの、物語的な仕掛けが用意されているのだが、これをミステリ的なトリックやロジックと呼ぶのは無理があるだろう。逆に、これがファンタジー小説なら、この終盤は「ミステリ的」とか評されてるかも知れない。そういうものだと思って読めば愉しい。あと、舞台劇を思わせるような、生硬な会話文が独特で最初は驚いたけれど、これが以外と効果的。非日常的な物語世

    0
    2023年01月23日