北山猛邦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
城シリーズ第2段。
クロック城の後だったので、多少心構えが出来ていて
「よしファンタジーだと思えば何でも有りだ」
みたいな事を考えていた気がします。
結果的に設定はファンタジーだったのですが
放り投げっぱなしの設定が減ってたのですんなり入れました。
(少なくとも無意味に放り投げられたような設定は控え目だったかと)
(ゲシュタルトの欠片とか十一人委員会とかSEEMとかもう色々と)
(クロック城、辛かったのです)
むしろファンタジックな雰囲気が今回はしっくりきてたかと。
時を跨いで起きる謎がうまく連動されていて
ミステリー的な「どうやって?」という部分こそ飛び道具的でしたが
「何故?」の部分の解説部分ですとんと腑に落ちてしまって
あぁやられちゃったなぁーってなりました。
これはまぁ私がファンタジーも大好物だからかもしれないんですが。
その後どうなったのか、と気になる部分も有るんですが
後は想像にお任せしますの部分も極々良心的だったかな。
全体的に文章が前作より読みやすくなってる気がしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ特殊設定というかファンタジーの世界で、ボリュームのある小説なので、アニメとかだったら良かったかも。石球城という広めのクローズド・サークルの中の13の塔の中で、しかも全て密室で、13人の巫女が殺害されて頭部を持ち去られる。グロテスクだけど、最近はそういうアニメもあることはある。
その密室殺人13件を全て解き明かすのも、数が多すぎて読むのが面倒になったところはある。
それが、〇〇理論とか物理学を利用したものなのだが、あり得なくはないけど、短時間でそうピンポイントでできるかなとあやしく思える部分がある。
そして本当にネタバレになってしまうけど
短時間で脳や体が成長したとして、それほどの知識が急に身につくとは考えにくい。なので、やっぱりアニメ向きな感じがした。
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Posted by ブクログ
太陽が出ず、暗闇の中13の灯台の「結晶髑髏」の明かりの下に暮らす石球城百人の住人。
城壁外から少年ルーサが迷い込んだことで均衡が破れた世界で、灯台を守る13人の巫女が次々と殺害される。
いずれも不可能にみえる密室殺人に対する最終章での謎解きに、いくつかは疑問符がつくものの、13ものトリックを1冊の本で大盤振る舞いする作者には拍手を送りたい。
地軸が反転し、一部を除いて現代文明を失った暗闇に百人しかいない世界で、しかも寿命が数十日しかない早老症の子供(というかせいぜい乳児)が電磁誘導や超電導を駆使して犯行を繰り返すという設定は、控えめに言って荒唐無稽というしかない。
それを押し切る作者の腕力には脱帽だが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファンタジー要素のあるミステリー。
地軸がずれた大破局後の未来の地球。
ルーサは食糧と海を求めて仲間と雪原の旅に出るも仲間割れして意識を失い、
気が付けば石球城内の泉で倒れていたところを同じ年頃の少年ロメリアに救われて一命をとりとめる。
石球城は城の建物単体ではなく城壁内の民家や施設の総称。
閉ざされた城の高い城壁の外はコンパスもきかない闇。
太陽が昇らない世界を治めるのは黒衣の9人の王たち。
彼らによって城内の定員は管理され、過去の文明の遺物を利用した自給自足の暮らしをしている。
主な光源は城壁沿いにそびえ建つ13の塔の天辺の台座に捧げられ、赤々と燃え続ける結晶髑髏。
13の塔それぞれに火を守る巫女がいて、巫女たちは死ぬと次の結晶髑髏となる。
塔の巫女たちが次々と首を切られた遺体で見つかり、
どこからやってきたか分からないルーサは真っ先に王たちに疑われる。
ルーサの疑いを晴らすため、ロメリアとルーサは巫女殺しの謎を解いていくというストーリー。
13の塔でおこる殺人ということで、密室が多すぎて冗長気味に感じました。
しかもトリックはピタゴラスイッチ一発勝負が立て続けに成功しているような超難度。
もう少し塔の数少なくて良いような…
最後の謎は石球城の立地で、そこはすごい発想だなと思いました。