北山猛邦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。
その怪盗が、凪島のアートギャラリーに犯行後カードを残した。灯台守高校に入学した雪子は、探偵高校と怪盗高校に通う幼馴染と共に調査に乗り出す。
「誰が」「どうやって」ではなく、「何が盗まれたのか」を描くミステリ。
「who(誰が)」でも「how(どうやって)」でもなく、「what(盗まれたものは何か)」を探るミステリです。
盗まれるのはどの事件でも、概念や構造など現実では盗むのが不可能なものばかり。
小さな島にある灯台守、探偵、怪盗の3つの高校といい、ユニークで独特な世界が魅力的です。
でもどちらかと言えば、ミステリとして読むよりもキャ -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
「じゃあ、これは殺人ってことで」東川篤哉
「悪霊退散手羽元サムゲタン風スープ事件」結城真一郎
「未完成月光 Unfinished moonshine」北山猛邦
「人魚裁判」 青崎有吾
「答え合わせ」 荒木あかね
「最後のひと仕事」宮内悠介
東川篤哉の作品はノリが苦手だが、このダイイングメッセージはうまいと思う。
「未完成月光」は、雰囲気あり。
「人魚裁判」は『アンデッドガール・マーダーファルス』シリーズの一篇。らしくて好き。
「悪霊退散……」は、ゴーストレストランを題材とした連作の一つ。動機が持って回っている感じ。
「答え合わせ」は、語り手のひねくれ息子と犯人が不快。
「最後の -
Posted by ブクログ
ネタバレ【My山荘シリーズ第7弾】
クローズドもいよいよ7冊目。
プロローグの2人が誰に当てはまるのかが楽しみだった。
女性は彼女以外考えられなかったが、男性が難しかった。
トリックはちょっと無理があったが、アルファベットの下を通すのは、感心した。
音の問題を解決できていれば、なかなかだったかもしれない。
ただ動機が今一だったかな。
せっかく集まったちょっと変わった人達について、もっと詳しく知りたかったし、女探偵のバラバラ殺人の話や藤堂の違和感など、もう少し突っ込んで欲しかった。
ディや美久月を中心に、その他の人の後日談なども読みたかった。
シリーズになったらおもしろかっただろうなぁ。
2 -
Posted by ブクログ
可愛いひきこもり探偵
引きこもり探偵・音野順が主人公のミステリー小説。音野は小さく、小動物のような動きをみせ、そして事件が発生しても『絶対に行かない!』という断固たる意志を見せる名探偵らしからぬ名探偵。
事件には興味はあるけど、外に出たくない。その矛盾がまた面白い。おせっかいな助手が毎回事件を持ってきて、無理やり音野を事件を連れ出す。そして、毎回強面の鬼刑事に怒られて、二人はしゅんとするが、外に出てしまえば、音野はもうキレキレの名探偵に。
共感力が強い主人公なので時々犯人に共感してしまうみたいな場面もあるけど、それがまた音野の良さである。とまぁ、主人公が可愛くて、事件は緻密な物理トリック