北山猛邦のレビュー一覧

  • 『瑠璃城』殺人事件

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    これ大好き。モロ好み。この作家さんが作る『世界』と『物語』が大好き。(なので、この作風が体質的に合わない人には苦手な作家さんになるだろうなぁ、というのも何となく判る)
    中世フランス、第一次世界大戦のドイツ、現代日本と生まれ変わりの輪廻を繰り返す3人の因縁と切ない恋愛。ミステリ+幻想・SF・ファンタジー…なんと言えば良いのか。ある意味少女漫画的。
    物理の北山の通り、トリックはとっても物理してましたな。ミステリ部分だけ取り出すとアレかもしれませんが、『物語』込みで楽しめました。また近いうちに再読したいわ-。

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    2012年03月10日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    薦められて読んでみました。本格ミステリですね。後半、面白かったです。でも、後半に行くまでに、挫折しそうになりましたww やっぱり、のっけからその世界に引きずり込まれるような作品を読んでみたい今日この頃です。。。

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    2012年02月13日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    世界一気弱な名探偵と、名探偵より堂々としてる小説家のミステリ。
    表題作のトリックに少し納得が行かなかったけど、楽しめました。
    スタンドライトのくだりが好き。

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    2012年01月13日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    『名探偵音野順の事件簿』(東京創元社)などで知られる本格推理小説作家、北山猛邦の、デビュー2作目。

    『クロック城』につづく、そして、『アリス・ミラー城』、『ギロチン城』(いずれも講談社)とつづく、城シリーズの二作目でもある。

    ※シリーズ二作目だけど、前作と、お互いに関連性はないので、独立して読んで大丈夫です。

    読んでる最中に思っていたのは。

    「これ、レーベル違うんじゃない?」

    今回は、舞台が転々とします。

    ・1989年の日本
    ・1243年のフランス
    ・1916年のドイツ

    時代も超えて、舞台も変わる。

    そして、登場人物は同じ。

    時と場所は違えども、「転生」によって記憶を受け継いだ二人の男女が、果てしなくお互いを殺し合う物語。

    ほらほら。

    誤解を恐れずに言うと、この作品は、「ラノベレーベルで出した方が、売れただろう」。

    それほどに、それぞれの時代と国を生きる登場人物たちが、その掛け合いが、好感が持てて、楽しい。

    もしこれに、いい絵師の表紙、挿絵があれば。

    見事に「このラノベがすごい!」と注目を浴びただろうになあ、というのは、作家の問題では全くなく、単純に編集者の方の問題であるし、今の時代だから言えることだし。

    まあ、与太話です。

    では、肝心のミステリとしての部分はどうかというと。

    「物理トリックの北山」といわれるほどに、古典的とも言えるほどに計算されたトリックを練り上げる北山猛邦ならではの、「すべての時代での、物理トリック」の、その見事さよ。

    その物理トリックを成立させるための、転生の絶妙な使い方。

    時間と場所を飛び越えて初めて完成される、大胆なトリック。(ミステリはネタバレが怖いから突っ込んで書けないのが辛いのう)

    これは、既存のミステリの枠に収まらない、しかし純然たるミステリ。

    その上で、先にも書いたように、ラノベと言っても通じるほどに、愛すべき登場人物たち。

    そして、読み終わって思うこと。

    「これは、ラノベの範疇には収まらない」

    「見事なまでに本格ミステリである」

    「北山猛邦は、スゴイ」

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    2012年01月06日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    読んでいて違和感を覚える箇所がいくつかありましたが、最後まで読んで見て納得。「アリス・ミラー城」同様に綺麗に騙されました。
    特に後半の畳み込みが凄くて圧倒されました。

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    2017年05月20日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    生まれ変わりの運命に翻弄される男女と3つの時代で起きる不可能犯罪。
    前作に続いて、物理トリックを駆使した本格ミステリにもかかわらず、生まれ変わりの設定を加えることでファンタジーの要素まで含んでいます。
    地の文が単調に感じられる箇所があるものの、全ての繋がりが明らかになる終盤は見事で、ラストにはさらに一ひねりあって充実の内容です。

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    2011年10月23日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    城シリーズ第2段。
    クロック城の後だったので、多少心構えが出来ていて
    「よしファンタジーだと思えば何でも有りだ」
    みたいな事を考えていた気がします。

    結果的に設定はファンタジーだったのですが
    放り投げっぱなしの設定が減ってたのですんなり入れました。
    (少なくとも無意味に放り投げられたような設定は控え目だったかと)
    (ゲシュタルトの欠片とか十一人委員会とかSEEMとかもう色々と)
    (クロック城、辛かったのです)

    むしろファンタジックな雰囲気が今回はしっくりきてたかと。
    時を跨いで起きる謎がうまく連動されていて
    ミステリー的な「どうやって?」という部分こそ飛び道具的でしたが
    「何故?」の部分の解説部分ですとんと腑に落ちてしまって
    あぁやられちゃったなぁーってなりました。
    これはまぁ私がファンタジーも大好物だからかもしれないんですが。

    その後どうなったのか、と気になる部分も有るんですが
    後は想像にお任せしますの部分も極々良心的だったかな。
    全体的に文章が前作より読みやすくなってる気がしました。

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    2010年01月21日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    おお!
    なんて切ない本格ミステリーなんでしょ。
    読みやすくて数時間であっという間に
    読めました。
    どうやったらこんな小説のプロットを
    思いつくんだろうか。
    作家ってのは凄いね。

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    2009年11月25日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2013/11/4〜11/7

    「城」シリーズ第四弾。今回は「ギロチン」に魅入られた富豪の建てた「ギロチン城」で起こる連続密室殺人。おどろおどろしい舞台は新本格が勃興した頃の作品を思いおこさせる。面白く読めたが、トリックは「そんなんアリか?」という感じ。でも、こういう舞台設定は大好きである。

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    2013年11月08日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    ファンタジー色の強いミステリー。
    ミステリー部分はちょっと薄いかもしれない。
    トリック部分に関しては、北山氏にしてはあんまり凝ってない方な気がする。
    ラストはちょっとハッピーではなくトゥルーエンドぽい感じで良かった。

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    2009年10月04日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    物語の設定はファンタジー色が強いですが、中のトリックは王道のトリックです。
    なので、1話通して安定して読めました。
    毎回タイトルと中身との差が好きです。初版は2002年発行なのに、敢てこのタイトルで行くトコは本格を意識していて良いですねv
    まだ北山作品を全部読んだ訳ではないので分かりませんが、生まれ変わりの循環をよく書く作家さんなのかな?『ファウスト』にも生まれ変わりネタの短編を書いてましたね〜

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    2009年10月04日
  • 『クロック城』殺人事件

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    物理トリックは面白いが、島田荘司の斜め屋敷ぐらいのバカミスだろうか。SF設定入れた割にはフワッとした結末で、カタルシスを得なかった。

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    2026年10月29日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    著者作は『私たちが星座を盗んだ理由』に続き2冊目。
    以下ネタバレあり。

    長かったー!そして密室多すぎ笑。
    途中で中だるみをかなり感じた。北山さんの作品は人間の情や熱さが希薄なのが特徴だと思うけど、長編だとそういう心の動きを抜いた描写が続くので、単調に感じてしまうのかも。
    また13の密室のトリックは予測できなさすぎ&物理すぎて、真相を知っても「そいつはすげえや」でしかなかった。
    ただ、終盤の世界観の解説にはびっくり。まさか、地球に浮いていた泡だったとは。

    また13の密室のトリックは予測できなさすぎ&物理すぎて、真相を知っても「ふーん」だった。

    エピローグは儚さがあって綺麗。

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    2026年10月16日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    正直トリックは途中でそれ以外無くね?って思ってたからあんまりびっくりはしなかった
    まず舞台がよーわからんし、人間を越えた存在も出てきて何がなんやらって感じで、普通の舞台設定でやったらだめなん?って思っちゃう
    物理トリックが好きだから☆☆☆だけどそれ以外は好みではないかな

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    2026年10月12日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ミステリとしてはストーリーも展開もとても面白い作品でした。ただ世界観が独特で好みが分かれるところかも。私としてはごく普通の世の中でこの事件が起こった方がより凄惨さがあって面白かったかなと…

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    2026年10月10日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    『石球城』が面白くてシリーズ1作目を読んだわけですが、これは確かに欠点が美点を上回ってしまう作品かもしれません。ファンタジー要素はミステリーの成立のために必要か?と言われると多少は必要ですが、詰め込みすぎて大渋滞を起こしています。美点である物理トリックと首切りの動機は独創的と読んで差し支えのないもので、クロック城が象徴する「時間」ばかりに気を取られていると盲点になりがちな「空間」のトリックに思わずアッとなりました。

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    2026年10月10日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    怒濤の密室トリックは最初からお手上げ。そもそも密室はできてるんだからできたんだろうという思考停止人間なので。
    この世界の成り立ちに対する興味だけでどうにか最後まで読んだ。しんどかった。

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    2026年10月06日
  • 神の光

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    大きな物体の消失をテーマにしたミステリー小説。歴史的に話がつながっていた点は連作の意味があってよかったが、なんだか気取ったような感じで本の雰囲気はあまり好ましくはなかった

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    2026年09月21日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    特殊設定というかファンタジーの世界で、ボリュームのある小説なので、アニメとかだったら良かったかも。石球城という広めのクローズド・サークルの中の13の塔の中で、しかも全て密室で、13人の巫女が殺害されて頭部を持ち去られる。グロテスクだけど、最近はそういうアニメもあることはある。

    その密室殺人13件を全て解き明かすのも、数が多すぎて読むのが面倒になったところはある。
    それが、〇〇理論とか物理学を利用したものなのだが、あり得なくはないけど、短時間でそうピンポイントでできるかなとあやしく思える部分がある。

    そして本当にネタバレになってしまうけど

    短時間で脳や体が成長したとして、それほどの知識が急に身につくとは考えにくい。なので、やっぱりアニメ向きな感じがした。


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    2026年09月21日
  • 神の光

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    街や建物が一瞬にして消えるエピソード集。

    自分も探偵の気分になって「犯人は誰だ」とトリックを暴こうとするものもあるけれど、本作は「そういうこともあるのか」と謎を楽しむ感じである。ほのかに寂しさを感じる、今まで出会ったことのない”推理”短編集であった。

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    2026年09月20日