北山猛邦のレビュー一覧
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城シリーズ第2段。
クロック城の後だったので、多少心構えが出来ていて
「よしファンタジーだと思えば何でも有りだ」
みたいな事を考えていた気がします。
結果的に設定はファンタジーだったのですが
放り投げっぱなしの設定が減ってたのですんなり入れました。
(少なくとも無意味に放り投げられたような設定は控え目だったかと)
(ゲシュタルトの欠片とか十一人委員会とかSEEMとかもう色々と)
(クロック城、辛かったのです)
むしろファンタジックな雰囲気が今回はしっくりきてたかと。
時を跨いで起きる謎がうまく連動されていて
ミステリー的な「どうやって?」という部分こそ飛び道具的でしたが
「何故?」の部分の -
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太陽が出ず、暗闇の中13の灯台の「結晶髑髏」の明かりの下に暮らす石球城百人の住人。
城壁外から少年ルーサが迷い込んだことで均衡が破れた世界で、灯台を守る13人の巫女が次々と殺害される。
いずれも不可能にみえる密室殺人に対する最終章での謎解きに、いくつかは疑問符がつくものの、13ものトリックを1冊の本で大盤振る舞いする作者には拍手を送りたい。
地軸が反転し、一部を除いて現代文明を失った暗闇に百人しかいない世界で、しかも寿命が数十日しかない早老症の子供(というかせいぜい乳児)が電磁誘導や超電導を駆使して犯行を繰り返すという設定は、控えめに言って荒唐無稽というしかない。
それを押し切る作者の腕 -
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ネタバレファンタジー要素のあるミステリー。
地軸がずれた大破局後の未来の地球。
ルーサは食糧と海を求めて仲間と雪原の旅に出るも仲間割れして意識を失い、
気が付けば石球城内の泉で倒れていたところを同じ年頃の少年ロメリアに救われて一命をとりとめる。
石球城は城の建物単体ではなく城壁内の民家や施設の総称。
閉ざされた城の高い城壁の外はコンパスもきかない闇。
太陽が昇らない世界を治めるのは黒衣の9人の王たち。
彼らによって城内の定員は管理され、過去の文明の遺物を利用した自給自足の暮らしをしている。
主な光源は城壁沿いにそびえ建つ13の塔の天辺の台座に捧げられ、赤々と燃え続ける結晶髑髏。
13の塔それぞれに -
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氷に覆われた世界。死にゆく村を抜け出した主人公が目覚めたのは、周囲を灯台に囲まれ、石球が国中に置かれた石球城。
長い間閉鎖された国なので、独自の信仰や排斥、諦めが存在し、この世界こそより滅びを信じずにはおれない世界。
7人の王、13人の灯台の巫女、外から来た主人公、探偵役以外は影絵のように存在感がなく、観客かBGMぐらいの扱いだったからこそ関係性もわかり読みやすい。
作者の特性でもある物理トリックがこれでもかと怒涛のように詰め込まれ、物理法則のレベル差というか、この犯人は運が良すぎるから死にたがりなのかと思うトリックもあるけれど、真相部分を読めばそれもわかる。ただこのトリックはいくらなんでも無 -
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ネタバレいわゆる"読者への挑戦"もの。バラエティに富んだ様々なパターンの作品に触れられて面白い。
ただし、
・「少女」殺人事件
大学2年生の中国人留学生がトイレの貼り紙「うんこが流れません」を読めない、というのは納得がいかない。「won't flush」レベルがわからずにどうやって日本で生活するんだ。
また、ミステリの十戒が推理に多大に影響するなら十戒を書いておくのが筋でしょう。ミステリってそういう内輪ネタを公然と出してくるところあるよなぁ。
「必要な情報は全て読者に提示され」じゃないのか。
「アンフェアな描写も目立つ。2点。」ということか。 -
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最初の一行は共通で、あとの展開が作者によって異なる、メフィストリーダーズクラブのショートショート企画の第七弾。「検索結果はありません」の一文で始まる24の短編集。
この一文で始まるので、あるはずのものがない、という内容が多め。そのためか、「小説版の世にも奇妙な物語短編集」のような内容が多く、楽しめた。
少々、落ちがわかりにくかったものがあったのはやや残念。
(ちなみに、短編集なので、ボリューム不足云々言うのはお門違いだと思ってる)
特に面白かったのは、風森章羽「検索の怪物」、金子玲介「お前のためのハンバーグ」、梨「被り拒否強火担なんで自衛でブロックします」、時農(著)阿井幸作(訳)「変容」、