北山猛邦のレビュー一覧

  • 『クロック城』殺人事件

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    北山猛邦のデビュー作にして、メフィスト賞受賞作品。

    過去、現在、未来。三つの巨大な時計が時を刻む館で起きた殺人事件。

    謎の近未来設定。不器用すぎる主人公。そして例のトリック。北山作品「らしさ」に溢れた一作。

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    2023年03月22日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    異なる時間線式のパラレルワールドやリインカーネーション、ループワールドとSF・ファンタジー系のギミックが満載で、ミステリと思って読むと少し肩透かしな感じがする。表看板の物理トリックもあるのだけれど小粒な印象な拭えないし、終盤には様々な伏線が次々と回収されていくタイプの、物語的な仕掛けが用意されているのだが、これをミステリ的なトリックやロジックと呼ぶのは無理があるだろう。逆に、これがファンタジー小説なら、この終盤は「ミステリ的」とか評されてるかも知れない。そういうものだと思って読めば愉しい。あと、舞台劇を思わせるような、生硬な会話文が独特で最初は驚いたけれど、これが以外と効果的。非日常的な物語世

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    2023年01月23日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    探偵たちが密室トリックを考察するところは面白かった。最後は、そうだったのかと理解はしたけれど、無理があるような感じでスッキリとしなかった。

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    2023年01月08日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    当代きってのトリックメーカー・北山猛邦、幻の長編! の文句につられて手に取った。

    雪が舞う岩手県の山奥、アルファベットのオブジェが散らばる『アルファベット荘』に招かれた個性的な面々。探偵・遠笠麗、賞金稼ぎの古池ミノルと泉尾桜子のカップル、大学助手の三条信太郎、文筆家の春井真那、そして変人にして小劇団『ボルカ』の看板女優・美久月美由紀とその連れである売れない役者・橘未衣子、『何も持たない探偵』ディ。家政婦として、大学生アルバイトの破麻崎華奈と藤堂あかねがいる。
    パーティといいつつ招待者である岩倉清一は現れないまま、夜は更けていく。そして、惨劇が起きる。

    物理トリックは実行に疑問符がつく大技で

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    2022年07月13日
  • アルファベット荘事件

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    巨大なアルファベットのオブジェが散在する屋敷のパーティーに招かれた10人。しかし主催者は現れず、雪に閉ざされた中で殺人が‥
    トリックやキャラについては初期作品の復刊ということで納得。現実感がなく幻想的な雰囲気。関わった者は死に至るという不吉な「創生の箱」がワクワクする。

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    2022年05月09日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    洪水と津波で世界が水没しつつある中、14歳のクリスはひとり異国を旅していた。
    母は幼い頃に亡くなり、英国軍人の父は潜水艦ごとどこかの海底に沈んで戻らなかった。
    クリスは、森に囲まれた小さな町でホテルの息子ユーリから、町の不穏な噂をきく。
    「探偵」が町の家々に赤い十字架のような印を残し、森に迷い込んだ人々の首を切っている。
    ある夜、クリスは「探偵」を誘き出そうとする自警隊と行動を共にして、森で「探偵」の犯罪を目撃する。

    書物が禁じられ、ラジオのみが情報という世界で、失われた「ミステリ」に思いを馳せるクリス。
    父から聞いた「ミステリ」の「探偵」は正義のはずが。
    「ミステリ」とは「探偵」とはをじっ

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    2022年04月19日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    古典的な叙述トリックを用いた本作品は二度読み必須です。
    とはいえ動機があー、うん。・・・そっかー。とまあ作中にも環境問題を匂わせる表現はあったとは言え、チープな感じ方をしてしまった。
    トリック自体は面白いんですけどね。

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    2022年04月16日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    「城」シリーズ第四弾。今作ではギロチンが重要なモチーフとなっている。作中では当たり前のように物理トリックが登場する。違和感はあったものの流石にその詳細な仕組みには気付かなかったなぁ。そして物理トリック以外にも最後には驚愕の真実があったわけだが、ちょっと無理矢理すぎる気がしないでもない。情景的にはとても儚く美しい雰囲気があり、その無機質さと刹那的な雰囲気が人間を人形という記号にしていくような感じはした。

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    2022年02月27日
  • アルファベット荘事件

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    良くも悪くも最初期の作品というのが納得できる作品でした。個人的にはちょっと合わなかったけど、シリーズ化されてもよさそうなメインの3人。

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    2022年02月15日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    主要な3人の登場人物のキャラがしっかりと立っており、文章からも性格が見えており、わかりやすかった。しっかりとしたクローズドサークルミステリーでトリックは現実的に可能かと言ったら綻びがあるようにも思えてしまうが、比較的わかりやすいトリックになっていて理解しやすかった。会話文主体のためテンポが良く一気読みするくらい読みやすかった。

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    2022年02月06日
  • 『クロック城』殺人事件

    購入済み

    不思議な世界観

    北山さんの不思議な世界観は大好き。
    でもこの本は不思議過ぎてちょっと掴みどころがなくてモヤモヤした感じで終わってしまった…

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    2022年02月04日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    今作はなんだかすとんと腑に落ちました。前作がもやもやしたから余計になのか。。
    処刑道具コレクションがあるから『ギロチン城』なのかと思ったら、巨大なギロチンが仕掛けられてるお城なのですね。塔の間に渡してあってサロンを両断するギロチン…これはなかなか気付かないと思います。元の城主もこれで亡くなってるのに謎の死になってるなら、これギロチンは元の位置に戻す事が出来るのだろうな。
    14人のコード名も凄かった…けれど、名前が一、ニ、三、四、五…ってヴィンスモーク家じゃないんだから…って思いました。悠と藍のYou&Iも。死には名前すらない。人々は人形だから名前も記号でしかない…というのならそうなのでしょう。

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    2022年02月02日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    城シリーズ第二弾。第一弾である「クロック城」と特に繋がりがあるわけではないが、幻想的な雰囲気はやはり似ているところがある。時代と国を超えて繰り返される密室殺人が主題。それぞれの事件は北山猛邦らしい絶妙なトリックだったのである程度の見当はついたが、最後の最後の種明かしにはしてやられた。うーん、淡々としながらも切ない感じを書くのが上手いよなぁ。

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    2022年02月01日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    ネタバレ

    短編中の一作が、数年前の事件とは言え
    謎は解明され、犯人もわかったのに
    事件が解決されなかったのは
    とても残念でした。

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    2022年01月18日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    えっ…こんな人いたっけ??ってしばらくポカンとしましたが自己紹介シーンにしっかりいました。しっかりいたのにその後全然出て来ないから…よく考えたら皆さんバタバタしてるからしてない人は犯人だよね。。
    今回は殺人の動機がとてつもなく大きいです。孤島+雪に閉ざされた館というクローズドサークルの極みみたいな所で起こる「そして誰もいなくなった」的な連続殺人事件。酸性雨による環境汚染を中和するために人体を使います…って、えっ!?!?ちょっと何言ってるのか。。
    アリス・ミラーって結局なんだったんだろう。あの盾とかじゃないよね。。

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    2022年01月09日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    人魚姫をモチーフにしたミステリ。最初、人魚なんてのはセレナの嘘で、最後は合理の範疇に納めるんだろうと思っていたら、ガチでびっくり。海の底に人魚や魔女が住んでいる世界を舞台にした、特殊設定ミステリになるのか。ミステリ向きの設定ではないが、うまく取り込んでお話を造っているように思う。この辺は「ファンタジーの北山」と言ったところ。もちろん「物理の北山」も出てくるので、その辺を期待する向きも裏切られない(少ししょぼいが)。

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    2021年11月17日
  • アルファベット荘事件

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    うーん、評価が結構い良いので読みましたが、うーん
    そんなトリックうまくいく??って感じです。

    読み始めて、これはシリーズ物なのか?と思ってしまった。
    メインの3人キャラ立ってるのに、この作品だけなのかな~

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    2021年10月26日
  • アルファベット荘事件

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    あとがきで触れられているけれど、作者さんの最初期の作品とのこと。基本オリジナルのママだが、手を入れないわけにはいかなかったという文章はさすがに生硬で、微妙に読みにくい。キャラクターや犯行動機は奇をてらいすぎている感じで、かなりぎこちない。全体の印象を一言で言うとやはり生硬になると思う。それでもハチャメチャなメイントリックはもちろん、語り手の女性や探偵のキャラにはらしさが出ているように思う。

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    2021年10月16日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    怖かった〜!ベッドの下に隠れてたら男が斧で鍵ぶっ壊して入って来るとか、人形が動くとか、鏡越しにアリスが見えるとか、覗き窓覗いたら殺人鬼の目が見えるとか…。何回も「こわ!」て声出た。ホラー小説かと思った。
    舞台もトリックも複雑で超本格的なミステリー!犯人誰だろー!?とハラハラドキドキしながら読みましたよ。途中までは…。
    犯人、そして動機については正直「へ??」だった。終盤の犯人の台詞ずっと「誰こいつ誰こいつ」って思いながら読んだ。笑
    登場人物の人数を誤魔化す叙述トリック自体はいいとして、さすがに最初以外ずっといなかった人物がポッと出で犯人パターンは無いよ〜。というか海上がハッキリ「アリスが犯人」

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    2021年10月14日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    設定などに、うっ、て思うことが多少あるけど、そこを受け入れられたら、肩肘張らずに気軽に読める一冊だった

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    2021年09月16日