北山猛邦のレビュー一覧

  • 『瑠璃城』殺人事件

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    城シリーズ第二弾。第一弾である「クロック城」と特に繋がりがあるわけではないが、幻想的な雰囲気はやはり似ているところがある。時代と国を超えて繰り返される密室殺人が主題。それぞれの事件は北山猛邦らしい絶妙なトリックだったのである程度の見当はついたが、最後の最後の種明かしにはしてやられた。うーん、淡々としながらも切ない感じを書くのが上手いよなぁ。

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    2022年02月01日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    ネタバレ

    短編中の一作が、数年前の事件とは言え
    謎は解明され、犯人もわかったのに
    事件が解決されなかったのは
    とても残念でした。

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    2022年01月18日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    えっ…こんな人いたっけ??ってしばらくポカンとしましたが自己紹介シーンにしっかりいました。しっかりいたのにその後全然出て来ないから…よく考えたら皆さんバタバタしてるからしてない人は犯人だよね。。
    今回は殺人の動機がとてつもなく大きいです。孤島+雪に閉ざされた館というクローズドサークルの極みみたいな所で起こる「そして誰もいなくなった」的な連続殺人事件。酸性雨による環境汚染を中和するために人体を使います…って、えっ!?!?ちょっと何言ってるのか。。
    アリス・ミラーって結局なんだったんだろう。あの盾とかじゃないよね。。

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    2022年01月09日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    人魚姫をモチーフにしたミステリ。最初、人魚なんてのはセレナの嘘で、最後は合理の範疇に納めるんだろうと思っていたら、ガチでびっくり。海の底に人魚や魔女が住んでいる世界を舞台にした、特殊設定ミステリになるのか。ミステリ向きの設定ではないが、うまく取り込んでお話を造っているように思う。この辺は「ファンタジーの北山」と言ったところ。もちろん「物理の北山」も出てくるので、その辺を期待する向きも裏切られない(少ししょぼいが)。

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    2021年11月17日
  • アルファベット荘事件

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    うーん、評価が結構い良いので読みましたが、うーん
    そんなトリックうまくいく??って感じです。

    読み始めて、これはシリーズ物なのか?と思ってしまった。
    メインの3人キャラ立ってるのに、この作品だけなのかな~

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    2021年10月26日
  • アルファベット荘事件

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    あとがきで触れられているけれど、作者さんの最初期の作品とのこと。基本オリジナルのママだが、手を入れないわけにはいかなかったという文章はさすがに生硬で、微妙に読みにくい。キャラクターや犯行動機は奇をてらいすぎている感じで、かなりぎこちない。全体の印象を一言で言うとやはり生硬になると思う。それでもハチャメチャなメイントリックはもちろん、語り手の女性や探偵のキャラにはらしさが出ているように思う。

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    2021年10月16日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    怖かった〜!ベッドの下に隠れてたら男が斧で鍵ぶっ壊して入って来るとか、人形が動くとか、鏡越しにアリスが見えるとか、覗き窓覗いたら殺人鬼の目が見えるとか…。何回も「こわ!」て声出た。ホラー小説かと思った。
    舞台もトリックも複雑で超本格的なミステリー!犯人誰だろー!?とハラハラドキドキしながら読みましたよ。途中までは…。
    犯人、そして動機については正直「へ??」だった。終盤の犯人の台詞ずっと「誰こいつ誰こいつ」って思いながら読んだ。笑
    登場人物の人数を誤魔化す叙述トリック自体はいいとして、さすがに最初以外ずっといなかった人物がポッと出で犯人パターンは無いよ〜。というか海上がハッキリ「アリスが犯人」

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    2021年10月14日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    設定などに、うっ、て思うことが多少あるけど、そこを受け入れられたら、肩肘張らずに気軽に読める一冊だった

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    2021年09月16日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    ネタバレ

    ● 感想
     気弱で引きこもりがちな名探偵,音野順が登場するシリーズ第2弾。第1弾の「踊るジョーカー」も読んでいて,「雰囲気が素晴らしい」として8点を付けていた。個々の作品の内容,感想はメモに記載。引きこもりの名探偵、音野順とワトソン役の白瀬白夜のやり取りはコミカルで面白い。この二人のキャラクター,関係性はなんとなく麻耶雄嵩作品のキャラクターに通じるものがある。どこか,浮世離れしているが,憎めないキャラクター。特に白瀬白夜が,麻耶雄嵩のメルカトルシリーズの美袋三条に近しいものを感じてしまう。どちらもミステリ作家だし。
     北山猛邦は,最も好きなミステリ作家の一人で,文体が肌に合う。作品の雰囲気も好

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    2022年12月03日
  • 少年検閲官

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    ちょっと回りくどいチャプターもあったけど、しっかりしたミステリーでした。ファンタジーと言うのかもしれないけど、想定外な世界観とかが楽しめる人には二度美味しい、かな?

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    2021年08月19日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    叙述と知ってたので、最初から騙されずに読んでしまい…
    そうなると犯人あての楽しみはなく、サプライズはあまりなかった。
    よくある手法とは思うが、隠し方にちょっと無理があったような。
    本格らしい雰囲気自体はよかった。

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    2021年08月13日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ややSFが入ってて好みとは少し違った。
    表題の時計の使い方は上手かったと思うし、自分の予想と方向性が合ったのは嬉しかった。

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    2021年08月13日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    んー・・叙述ものって読んでてなんともこう、違和感を感じてしまうんですよね。だからこういうのを読みなれてくると初見から「ん?なんか・・・変だな」みたいなそこはかとない違和感を文章に感じつつ最後の真相で「ああやっぱりなあ」と。たまに「これは見事!」みたいなのもあるんですが、今回はそれほどでも・・・
    叙述のための叙述という気がしてその部分が浮いてる印象。そもそもクローズドサークルで「生き残った人間の中に犯人が!」という思考で登場人物が何度も語っている中、犯人が全然疑われなかったのはどうして?殺害現場で姿を見られたことを語られていながら。そのあたり自分が読み逃してたのかな。
    まあ正直なところ自分が叙述

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    2021年08月06日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    気弱な引きこもり名探偵と助手を自負する小説家。ふたりのやりとりは微笑ましが、住居といい事務所といい、白瀬はなぜにそこまで?と思わんではない。私には助手というよりパトロンに見える。本人は否定しそうだけど。スタンドライトの下りで笑ってしまった。音野の方は推理能力になんの杞憂もないが、放っておくと世捨て人まっしぐらで、そっちのほうが心配だ。毎回、もっと強かに生きて!と叱咤激励したくなる名探偵も珍しい。

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    2021年07月23日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    古城と聖堂を押し込めて圧縮したような混沌建築「アリス・ミラー」城が建つ孤島に、依頼者とともに集められた探偵たち。「アリス・ミラー」を手に入れられるのは、最後まで生き残った人間のみ。チェスの駒とともにひとりづつ消えていく探偵たち、密室殺人の謎。

    用意された舞台、鏡の国のアリスとチェス、探偵たちの蘊蓄。トリックテンコ盛り、慣れた人たち向けかも。

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    2021年05月22日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    首をかしげるところもあったけど二度読みたくなる叙述トリックにやられました。小説版ダンガンロンパとかも機会があれば読んでみたい。

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    2021年05月07日
  • 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条

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    表層的にはコメディタッチの軽いお話だけど、その裏に人の死を娯楽とする、探偵小説の業への鋭い批判(かも知れないもの)を潜めた案外と重い作品。クローズドサークルなのに、皆殺しを回避するどころが、このコだけは死ぬでしょ的なキャラまで助けたり、クローズドサークルの愛好家に喧嘩売ってるような長編も、作者は上梓してるから、事件が起こる前に解決してしまう探偵というのは確信犯なのかも知れない。やっぱり地味にはなるんだけど、色々考えさせられる。

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    2021年03月28日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    メルヘンな雰囲気はとても良かった。ただミステリのトリックはこの時代だからこそできたものであるという事を除いてもちょっと大味すぎてなぁ…。全体的に悪くはないがめっちゃ良いとも言えない感じ。探偵役やワトスン役のキャラクター性もよくみるような感じなのでちと拍子抜け。犯人の動機や幕間の話で作られる雰囲気はとても良かったのでそういう空気を読むのが好きな方には合うと思う。

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    2021年03月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    犯人の存在を隠しすぎ

    犯人は実は登場しているが、文章を読んだだけでは存在が認識されない描写でごまかしている。
    それは目的としてわかるし、発想としては面白いが、、、。
    ある探偵が「あれは〇〇〇だった」と犯人を名指しするのに、その犯人を除いた(もしくは描写せずに)
    人間たちを「自分以外を全員殺せば助かる」として殺そうと大騒ぎをすること。
    目利きの探偵達もその探偵が目撃証言を話しているのに、「犯人は△△だろうとか」目撃証言を無視して他の
    人物ばかり疑う。
    もし、こんな探偵ばかりじゃ、目撃者がいる事件でも解決できないよ。死んでも当然じゃん。と思ってしまう。
    オチとしては意外性があるが、ヘボ探偵ばかりが集められ

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    2020年10月08日
  • つめたい転校生

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    「かわいい狙撃手」
    「つめたい転校生」
    「うるさい双子」
    「いとしいくねくね」
    「はかない薔薇」
    「ちいさいピアニスト」
    の6編。

    以前『私たちが星座を盗んだ理由』を読んだが、こういうファンタジーっぽいミステリが多いのだろうか?
    あれは「終の童話」がおもしろかった。

    今作は単行本のタイトル『人外境ロマンス』の通り、人間と人間以外の存在とのロマンスを描いた短編集。
    そんな関係性だから、単純にうまくいかないことも多くて、全体的に切なさが漂う。

    なかでも「いとしいくねくね」は、本来人間と人外との間にあるはずの「恐怖」という隔たりを上手く使っていた。
    「くねくね」というのはネットで話題の怪異だが

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    2020年10月07日