北山猛邦のレビュー一覧

  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    叙述ミステリ。

    孤島の妙な館に集められた探偵達、

    チェスの駒が減っていくとともに1人ずつ殺されるという演出…

    古典的クローズドサークルものです。

    探偵達がやたら個性的な設定なのもその一環なのか…

    とにかく次々と人が死に、ややホラー風味もあります。

    トリックを考える上で、

    「ミステリのセオリーとしてはこうだけど、その裏をかいてこうかな」

    みたいな話がたくさん出てくるので、

    ある程度ミステリ好きな人じゃないと分かりにくいです。

    (というか、叙述ミステリ自体、

    初心者向けではないですかね…)

    最後まで読んでも犯人が誰なのか分からず、

    「え!?何見落とした!?」となりました。

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    2024年02月02日
  • 『クロック城』殺人事件

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    初めてこの著者の本を読んだが、あまりにもゴチャっとしすぎていて、感動が少なかった。物理的な大仕掛けも、あまり面白味はなかった。リーダビリティは高いのだが。

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    2023年12月29日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    ひさしぶりに北山先生。文庫化がかなり最近でびっくりした。解説が青崎先生なのがうれしい。
    「停電から夜明けまで」がよかった。この物理トリックに力入れて探偵助手概念の描写はあっさりめ…のようだけど陰で"名探偵"に切り込んでくる感じいいよね。白瀬の一人称私なのいいよね。
    城シリーズもう一回読みたいな。

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    2023年11月17日
  • 少年検閲官

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    書物のない世界、ミステリを知らない世界で起こる事件…
    この世界観でないと読めない真相だったなと思います
    良い意味で不思議な読書体験でした!

    これからどうなるのか…
    次のオルゴーリェンヌも読みたいと思います!

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    2023年09月27日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    とんでもトリックな小説だったな。何か金田一みたい。面白いは面白いかな。ページ数もそんなにないのでサクッと読めます。

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    2023年09月17日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    ★これ以上、犯人に好きなようにはさせません。必ずみんなを守ってみせます(p.129)
    探偵助手学部という設定はおもしろそう/キャラクタも好みでした/この著者もこういうユーモアミステリっぽいのを書きはるんですね/名探偵猫柳十一弦、たぶん意外に美女/名探偵雪ノ下樹のゼミは人気があり学生はエリート揃い/孤島の館で合同合宿/孤島と台風来襲という閉鎖的空間/最初の夜一人目と二人目の犠牲者が/棺の中で胸を串刺しにされた発光する死体、これはわかりませんでした/一酸化炭素と思われる気体が充満したアクセル製の立方体の中に閉じ込められた死体、これは簡単でしょう/わりと凝った仕掛のわりには犯行に使える時間が短く被害

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    2023年09月17日
  • 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条

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    ネタバレ

    女探偵・猫柳十一弦シリーズの2作品目。山間の寒村にある名家・後鑑家の四姉妹を狙う連続見立て殺人を防ぐべく、猫柳、クンクンが奮闘。
    シリアスさは無く、登場人物のキャラのせいもあってか、ゆるふわな雰囲気です。
    事件解決にかける意思が人一倍強く、犯人含め何人の犠牲も見過ごさない信念の猫柳により、大掛かりなトリックも未然に防ぎます。タイトルに〝失敗〟とあったので、猫柳が何かやらかしてしまうのではと思いながら読み進めましたが、ミステリーながら死傷者ゼロという珍しい展開、完璧なお仕事ぶりでした。



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    2023年06月30日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    叙述トリックと知った上で騙されないように読み進めましたが、結局騙されてしまった作品。
    「まさか、あんなに早い段階で登場していたとは」と思いましたが、その後は何も触れられていない所に少しアンフェアに感じながらも、最後には驚かされましたね。

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    2023年05月28日
  • 『クロック城』殺人事件

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    北山猛邦のデビュー作にして、メフィスト賞受賞作品。

    過去、現在、未来。三つの巨大な時計が時を刻む館で起きた殺人事件。

    謎の近未来設定。不器用すぎる主人公。そして例のトリック。北山作品「らしさ」に溢れた一作。

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    2023年03月22日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    異なる時間線式のパラレルワールドやリインカーネーション、ループワールドとSF・ファンタジー系のギミックが満載で、ミステリと思って読むと少し肩透かしな感じがする。表看板の物理トリックもあるのだけれど小粒な印象な拭えないし、終盤には様々な伏線が次々と回収されていくタイプの、物語的な仕掛けが用意されているのだが、これをミステリ的なトリックやロジックと呼ぶのは無理があるだろう。逆に、これがファンタジー小説なら、この終盤は「ミステリ的」とか評されてるかも知れない。そういうものだと思って読めば愉しい。あと、舞台劇を思わせるような、生硬な会話文が独特で最初は驚いたけれど、これが以外と効果的。非日常的な物語世

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    2023年01月23日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    探偵たちが密室トリックを考察するところは面白かった。最後は、そうだったのかと理解はしたけれど、無理があるような感じでスッキリとしなかった。

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    2023年01月08日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    当代きってのトリックメーカー・北山猛邦、幻の長編! の文句につられて手に取った。

    雪が舞う岩手県の山奥、アルファベットのオブジェが散らばる『アルファベット荘』に招かれた個性的な面々。探偵・遠笠麗、賞金稼ぎの古池ミノルと泉尾桜子のカップル、大学助手の三条信太郎、文筆家の春井真那、そして変人にして小劇団『ボルカ』の看板女優・美久月美由紀とその連れである売れない役者・橘未衣子、『何も持たない探偵』ディ。家政婦として、大学生アルバイトの破麻崎華奈と藤堂あかねがいる。
    パーティといいつつ招待者である岩倉清一は現れないまま、夜は更けていく。そして、惨劇が起きる。

    物理トリックは実行に疑問符がつく大技で

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    2022年07月13日
  • アルファベット荘事件

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    巨大なアルファベットのオブジェが散在する屋敷のパーティーに招かれた10人。しかし主催者は現れず、雪に閉ざされた中で殺人が‥
    トリックやキャラについては初期作品の復刊ということで納得。現実感がなく幻想的な雰囲気。関わった者は死に至るという不吉な「創生の箱」がワクワクする。

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    2022年05月09日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    洪水と津波で世界が水没しつつある中、14歳のクリスはひとり異国を旅していた。
    母は幼い頃に亡くなり、英国軍人の父は潜水艦ごとどこかの海底に沈んで戻らなかった。
    クリスは、森に囲まれた小さな町でホテルの息子ユーリから、町の不穏な噂をきく。
    「探偵」が町の家々に赤い十字架のような印を残し、森に迷い込んだ人々の首を切っている。
    ある夜、クリスは「探偵」を誘き出そうとする自警隊と行動を共にして、森で「探偵」の犯罪を目撃する。

    書物が禁じられ、ラジオのみが情報という世界で、失われた「ミステリ」に思いを馳せるクリス。
    父から聞いた「ミステリ」の「探偵」は正義のはずが。
    「ミステリ」とは「探偵」とはをじっ

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    2022年04月19日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    古典的な叙述トリックを用いた本作品は二度読み必須です。
    とはいえ動機があー、うん。・・・そっかー。とまあ作中にも環境問題を匂わせる表現はあったとは言え、チープな感じ方をしてしまった。
    トリック自体は面白いんですけどね。

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    2022年04月16日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    「城」シリーズ第四弾。今作ではギロチンが重要なモチーフとなっている。作中では当たり前のように物理トリックが登場する。違和感はあったものの流石にその詳細な仕組みには気付かなかったなぁ。そして物理トリック以外にも最後には驚愕の真実があったわけだが、ちょっと無理矢理すぎる気がしないでもない。情景的にはとても儚く美しい雰囲気があり、その無機質さと刹那的な雰囲気が人間を人形という記号にしていくような感じはした。

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    2022年02月27日
  • アルファベット荘事件

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    良くも悪くも最初期の作品というのが納得できる作品でした。個人的にはちょっと合わなかったけど、シリーズ化されてもよさそうなメインの3人。

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    2022年02月15日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    主要な3人の登場人物のキャラがしっかりと立っており、文章からも性格が見えており、わかりやすかった。しっかりとしたクローズドサークルミステリーでトリックは現実的に可能かと言ったら綻びがあるようにも思えてしまうが、比較的わかりやすいトリックになっていて理解しやすかった。会話文主体のためテンポが良く一気読みするくらい読みやすかった。

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    2022年02月06日
  • 『クロック城』殺人事件

    購入済み

    不思議な世界観

    北山さんの不思議な世界観は大好き。
    でもこの本は不思議過ぎてちょっと掴みどころがなくてモヤモヤした感じで終わってしまった…

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    2022年02月04日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    今作はなんだかすとんと腑に落ちました。前作がもやもやしたから余計になのか。。
    処刑道具コレクションがあるから『ギロチン城』なのかと思ったら、巨大なギロチンが仕掛けられてるお城なのですね。塔の間に渡してあってサロンを両断するギロチン…これはなかなか気付かないと思います。元の城主もこれで亡くなってるのに謎の死になってるなら、これギロチンは元の位置に戻す事が出来るのだろうな。
    14人のコード名も凄かった…けれど、名前が一、ニ、三、四、五…ってヴィンスモーク家じゃないんだから…って思いました。悠と藍のYou&Iも。死には名前すらない。人々は人形だから名前も記号でしかない…というのならそうなのでしょう。

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    2022年02月02日