北山猛邦のレビュー一覧
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叙述ミステリ。
孤島の妙な館に集められた探偵達、
チェスの駒が減っていくとともに1人ずつ殺されるという演出…
古典的クローズドサークルものです。
探偵達がやたら個性的な設定なのもその一環なのか…
とにかく次々と人が死に、ややホラー風味もあります。
トリックを考える上で、
「ミステリのセオリーとしてはこうだけど、その裏をかいてこうかな」
みたいな話がたくさん出てくるので、
ある程度ミステリ好きな人じゃないと分かりにくいです。
(というか、叙述ミステリ自体、
初心者向けではないですかね…)
最後まで読んでも犯人が誰なのか分からず、
「え!?何見落とした!?」となりました。 -
Posted by ブクログ
★これ以上、犯人に好きなようにはさせません。必ずみんなを守ってみせます(p.129)
探偵助手学部という設定はおもしろそう/キャラクタも好みでした/この著者もこういうユーモアミステリっぽいのを書きはるんですね/名探偵猫柳十一弦、たぶん意外に美女/名探偵雪ノ下樹のゼミは人気があり学生はエリート揃い/孤島の館で合同合宿/孤島と台風来襲という閉鎖的空間/最初の夜一人目と二人目の犠牲者が/棺の中で胸を串刺しにされた発光する死体、これはわかりませんでした/一酸化炭素と思われる気体が充満したアクセル製の立方体の中に閉じ込められた死体、これは簡単でしょう/わりと凝った仕掛のわりには犯行に使える時間が短く被害 -
Posted by ブクログ
異なる時間線式のパラレルワールドやリインカーネーション、ループワールドとSF・ファンタジー系のギミックが満載で、ミステリと思って読むと少し肩透かしな感じがする。表看板の物理トリックもあるのだけれど小粒な印象な拭えないし、終盤には様々な伏線が次々と回収されていくタイプの、物語的な仕掛けが用意されているのだが、これをミステリ的なトリックやロジックと呼ぶのは無理があるだろう。逆に、これがファンタジー小説なら、この終盤は「ミステリ的」とか評されてるかも知れない。そういうものだと思って読めば愉しい。あと、舞台劇を思わせるような、生硬な会話文が独特で最初は驚いたけれど、これが以外と効果的。非日常的な物語世
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ネタバレ当代きってのトリックメーカー・北山猛邦、幻の長編! の文句につられて手に取った。
雪が舞う岩手県の山奥、アルファベットのオブジェが散らばる『アルファベット荘』に招かれた個性的な面々。探偵・遠笠麗、賞金稼ぎの古池ミノルと泉尾桜子のカップル、大学助手の三条信太郎、文筆家の春井真那、そして変人にして小劇団『ボルカ』の看板女優・美久月美由紀とその連れである売れない役者・橘未衣子、『何も持たない探偵』ディ。家政婦として、大学生アルバイトの破麻崎華奈と藤堂あかねがいる。
パーティといいつつ招待者である岩倉清一は現れないまま、夜は更けていく。そして、惨劇が起きる。
物理トリックは実行に疑問符がつく大技で -
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ネタバレ洪水と津波で世界が水没しつつある中、14歳のクリスはひとり異国を旅していた。
母は幼い頃に亡くなり、英国軍人の父は潜水艦ごとどこかの海底に沈んで戻らなかった。
クリスは、森に囲まれた小さな町でホテルの息子ユーリから、町の不穏な噂をきく。
「探偵」が町の家々に赤い十字架のような印を残し、森に迷い込んだ人々の首を切っている。
ある夜、クリスは「探偵」を誘き出そうとする自警隊と行動を共にして、森で「探偵」の犯罪を目撃する。
書物が禁じられ、ラジオのみが情報という世界で、失われた「ミステリ」に思いを馳せるクリス。
父から聞いた「ミステリ」の「探偵」は正義のはずが。
「ミステリ」とは「探偵」とはをじっ -
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今作はなんだかすとんと腑に落ちました。前作がもやもやしたから余計になのか。。
処刑道具コレクションがあるから『ギロチン城』なのかと思ったら、巨大なギロチンが仕掛けられてるお城なのですね。塔の間に渡してあってサロンを両断するギロチン…これはなかなか気付かないと思います。元の城主もこれで亡くなってるのに謎の死になってるなら、これギロチンは元の位置に戻す事が出来るのだろうな。
14人のコード名も凄かった…けれど、名前が一、ニ、三、四、五…ってヴィンスモーク家じゃないんだから…って思いました。悠と藍のYou&Iも。死には名前すらない。人々は人形だから名前も記号でしかない…というのならそうなのでしょう。