北山猛邦のレビュー一覧

  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    気弱で引きこもり、名探偵という部分以外はけっこう自分に似ている(笑)と勝手に思い、密かに親近感を抱いています。
    ここに出てくる犯人もどこか憎めなかったり、唐突に第2の探偵が出てきたり、ストーリーにも強弱があってとても面白いです。この短編集、個人的なお気に入りは「停電から夜明けまで」。

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    2021年05月08日
  • 『クロック城』殺人事件

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    メフィスト賞受賞作にして、北山猛邦デビュー作。トリックも、強烈な真相も楽しめた。SFあるいはファンタジー的世界観だが、そこはあまりミステリとは関わらなかったり。それでもSF部分もなかなか面白いのだが。文章も読みやすい。これはファンになりそう。

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    2021年04月11日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    ネタバレ

    引きこもり探偵・音野順シリーズの第二弾。しかし文庫化までに十年掛かったと言われるとちょっとショックだな。おもしろいのに。音野探偵のキャラもあって、コメディ調で、殺人も起きるのにほのぼのしたトーンでお話は進む。「密室から黒猫を取り出す方法」で猫がバネにじゃれつく展開には、声を出して笑ってしまった。そんな中で「音楽は凶器じゃない」の苦い結末だけが異色。こり過ぎで、短編にはもったいないような気さえする、「物理の北山」らしい密室トリックがあったり、いろいろ豪華な短編集。

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    2021年02月13日
  • 密室から黒猫を取り出す方法

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    単行本刊行から12年、前作「踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿」の文庫化から10年、まさに待望の文庫化であります。
    創元推理文庫の扉の裏には、日本人作家の著作であっても英語タイトルが記されているのですが、前作「踊るジョーカー」の英語タイトルは、"The Adventure of the Weakest Detective"(世界一気弱な名探偵の冒険)!?

    主人公の音野順は推理の才能がありながら、引きこもりがちで臆病で人と話したがらず、口を開けば「いやだ」とか「ううっ」とか「えっと」としか言わないような名探偵で、友人で推理作家で事件簿の記録者で助手役も努める白瀬白夜に駆り

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    2021年02月07日
  • つめたい転校生

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    タイプでいうと、「私たちが星座を盗んだ理由」と雰囲気が似通っている短編集。
    恋愛ものであり、青春ものであり、ファンタジックっでもあって、そやけどしっかりとミステリー。

    裏表紙のあらすじすら読まずに、一話目から順番に読んでいくことをオススメします。
    一話一話の面白さや衝撃もさることながら、続けて読んでこそ現れる、味わえる面白さや衝撃も堪えられません。

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    2016年08月11日
  • 名探偵音野順の事件簿 (1)

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    小説で読んだことがあったから、何となくイメージは頭に思い浮かんでいたけれど、マンガとして読んでみると、いろいろ想像と違うところがあって面白かった。また小説を読み返してみたいと思った。

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    2016年02月15日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    とても斬新な探偵小説でした。
    舞台立てとしてはクローズド・サークルの一形態である「孤島もの」になります。
    日本で唯一、探偵助手に関する技能と実践を学べる、大東亜帝国大学の探偵助手学部に入学したクンクンこと君橋君人とマモルこと月々守は、若くて頼りなさげな女探偵・猫柳十一弦が指導教官の弱小ゼミに入ります(ゼミ生は二人だけ)。
    名探偵の誉れ高い雪ノ下が指導する名門ゼミとの合同合宿で訪れた孤島で連続殺人に見舞われて…

    この手の話では、名探偵は犯人の後追いがちになるものですが、頼りなげに思えた猫柳探偵が、文字どおり命懸けで犯人の企てに立ち向かいます。

    著者のデビュー作である『「クロック城」殺人事件』

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    2015年03月14日
  • 少年検閲官

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    温暖化と異常気象によって海面が上昇し水没しかけている世界。
    そして、情報統制と検閲のため書物もなく「ミステリ」の概念自体が人々の共通認識として成立しない世界。
    そこで起こる不可思議な事件を引き起こしているのは「探偵」と言われていて…
    北山さんらしい世界観の中で、二人の少年によって謎が解き明かされていく。
    うん、こんな話大好きです。

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    2013年09月26日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    すごく面白かった!!大好きな本。設定、世界観、登場人物、全てが上手く、好みだった。この幻想的で美しくも、残酷な世界を書ける北山さんはさすが。

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    2013年06月25日
  • 踊るジョーカー

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    気弱な探偵とそれを世に引き出そうと頑張る作家のワトソンという組み合わせが、解説にもありますが無理なくいいコンビになっています。
    確かにこれを読むと、古典をまた読みたくなる。不思議な魅力がありました。
    気軽に読めて重苦しくなく、その上事件性やトリック、解決法が古典ミステリ的で、あっという間に読んでしまって「ああまだ足りない!もっと読みたい!」と久々に思った一冊でした。

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    2012年09月03日
  • 踊るジョーカー

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    主人公二人のやりとりが目の前に浮かび上がるような、素敵な空気感を
    創り上げている作品。

    ミステリなのに、笑えてほっこりできて、
    かなり好みの作品。

    北山さんの別の本も読もう。

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    2012年02月15日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    気弱な探偵・音野順と、推理作家の助手・白瀬が事件を解決する短編集


    「踊るジョーカー」
    トランプがバラまかれた地下密室で殺人事件が発生
    被害者はトランプの束が刺さった短剣で殺されていた

    「時間泥棒」
    高価な美術品を持つ姉弟が住む家から
    アナログ時計だけが盗まれた理由とは

    「見えないダイイング・メッセージ」
    被害者が死の直前に撮ったポラロイド写真を手がかりに
    金庫の暗証番号を解いてほしいと依頼を受ける

    「毒入りバレンタイン・チョコ」
    複数の人物が食べていたチョコの中から
    毒入りチョコを被害者ただ一人に確実に食べさせた方法とは

    「ゆきだるまが殺しにやってくる」
    雪山の豪邸で花婿候補者が外

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    2012年08月24日
  • 名探偵音野順の事件簿 (1)

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    優しい空気が漂う探偵もの。原作を大切にしているのが、わかります。探偵ものが好きなので、こんな作品が増えると良いなぁ。

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    2010年10月12日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    いやーこれはおもしろいです。生まれ変わりがテーマ。時代を超えた3つの密室殺人、それぞれのトリックはさすがです。恩田「ライオンハート」とややかぶってしまいますが。読み終わって本自体に納得がいきました

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    2009年10月04日
  • 神の光

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    幻想的な世界観と物理的かつ論理的なトリックが両立した、良質な短編集でした。舞台となる土地や時代も様々で、新鮮さがあり、とても楽しめました。

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    2026年06月20日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    この本は結局のところ、
    ・そして誰もいなくなった系
    ・そして誰が犯人か、私はわからなかった系
    ・残虐性ありで、よく出来てるけどズルい系

    読みやすさ ☆☆☆☆ー
    わかりやすさ☆☆☆☆ー
    騙された感 ☆☆☆☆ー
    しっかりとよく読むこと☆☆☆☆☆

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    2026年06月16日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    思わずタイトル買いした作品。
    タイトルも中身もロマンチックだった。しかし最後に残酷な現実をつきつけられ、感情がないまぜになる。余分に説明せず、想像させるかたちで楽しめる。特に「終の童話」が好き。

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    2026年05月24日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ストーリーに引き込まれるという意味でとても面白かった!けれど色々モヤモヤっとしないこともないのでこれは読んだ人と意見交換したくなる作品だなと思いました。とにかく誰かと語りたい。賛否両論あるようですが私は好きです。

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    2026年05月24日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    恋煩い:アキ、シュン、トーコの幼馴染の三角関係恋模様。甘酸っぱい感じで、アキはトーコから聞いた恋が実るおまじないの行動をとって海野先輩と付き合えるように頑張るが。最後のドギツイオチがかなり効く。
    嘘つき紳士:車に撥ねられて死んだ白井勇樹の携帯を拾った俺は白井のメールにあったキョーコと連絡を取り合う。田舎に残した彼女と東京に夢を見て出てきた白井。俺は借金返済のため白井になりすましてキョーコに連絡して金を引き出そうとする。キョーコの純粋さがと思ってたら、キョーコの策略はそこかいと思う。なかなか胸糞な終わり方。

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    2026年05月23日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    ネタバレ

    四角に1人ずつ人がいて、1人が歩き出し次の人にタッチしてその場に留まりタッチされた人が動き出す。その繰り返しでやると4人目が行き着く先は誰もタッチできない空間。このスクエアを永遠に繰り返すには5人目がいないとできない。
    このスクエアを移動式廊下で繰り返させて、4人いると見せかけて自分は生き延びて3人を4人に見せるトリックは面白い。首を切り体と整合しない殺人体が暴かれた謎はなるほどなるほど!

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    2026年05月19日