北山猛邦のレビュー一覧

  • 先生、大事なものが盗まれました

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    ネタバレ

    踊るジョーカー以降あまり読んでなかったのですが、書店でサイン本みつけてしまい購入。
    新本格感にラノベ調のような、奇妙な設定が作者ぽく面白かったです。

    短かったので…続きも読みたい。

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    2016年04月23日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

     引きこもりの名探偵「音野順」と,ワトソン役のミステリ作家「白瀬白夜」が活躍する短編集。それぞれの短編は,プロットもトリックも平凡なのだが,作品の雰囲気が素晴らしい。古きよき時代の本格ミステリを思わせるような様式美が守られつつ,そのパロディのような作りになっている。探偵と警察の関係,事件への関与の在り方,トリックが早業殺人だったり,容疑者が少ない状態で殺人をしたり…。リアリティこそないが,本格ミステリらしい作品ばかり。北山猛邦が本格ミステリを愛してやまないことが垣間見える,魅力的な短編集である。おすすめ。

    個々の作品の所感は以下のとおり

    ○ 踊るジョーカー
     大量のトランプが散らかされてい

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    2016年03月21日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。2冊目。

    この街にも人にも慣れてきた。
    ただこちらの本は事件が解決してるのかしてないのか。
    はっきりさせないがいいのかもしれないですけどね。

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    2015年01月27日
  • 少年検閲官

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    不思議な物語。
    書物が焼かれていく、そして重なる天災で水没しつつある世界を、英国人の少年クリスは旅をしている。そして訪れた深い森の中で、この世界では概念の存在しない「犯罪」・・・連続殺人に遭遇する。そして、禁じられた「ミステリ」を削除していく「検閲官」のエノとの出会い。

    なんというか、設定の甘さ?緩さ?が気になります。焚書が行われ紙すらも希少な世界なのに、文字はちゃんと存在して、黒板ではあるけど「宿帳」を書いたり。深い森といいながら、よそ者が入ってこられて、どうやら他の町との行き来があったりしそうだったり。その割には、隔絶された孤島のように文化的に閉塞していたり。

    そんなファンタジックな世

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    2015年01月01日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    蝦蟇倉市アンソロジーの2冊目。2冊目は少しダークな話が多かった印象。いろいろなタイプのミステリーがあって楽しい。真相は二の次な話もあるし、がっつり謎解きな話もある。ちょっと不可能犯罪にこだわり過ぎな感じはしますが。

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    2015年01月01日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    巧いなぁ!
    驚きでは『アリス・ミラー』の方が上かもしれないけど、真相の隠し方の巧みさで言ったら『ギロチン』の方が上だよ!

    このネタ自体は先出の傑作ミステリがあるのですが、使用の必然性という部分ではこちらの方が圧倒的に上。
    物理トリックはやや説明不足感が否めませんが大胆にして緻密、よくこんなややこしいの考えたなぁと感服。

    北山猛邦の巧さを改めて実感しました。

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    2014年11月26日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    ネタバレ

    ひえー何が起きたんだ。わけわかんないぞこれ。物理トリックやばい。でも叙述トリックもなかなか。ひえー。

    **ネタバレ**
    ギロチン城のスケールが大きくて笑いました。上に刃物ぎらりんしてたら気付けよ…。あの図で廊下は丸く回らないよ…。うまくしゃがんでないと全身がぶつ切り(楽しい)になっちゃう。突然「城はシリーズだったんです!」っていろいろなネタ入れてきたのは何故。
    なんか逆叙述トリックとかいうすごいのが使われてるらしいのですがギロチンどすんのインパクト強すぎてあまり印象に残ってないです。名前がわかりやすくて大変よかった。適当な名前ながらキャラ判別できたし。

    天井のギロチン錆びなかったの?って思

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    2014年08月02日
  • 踊るジョーカー

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    音野順可愛いよ、なにこの生き物。ぷるぷる。

    ひきこもり探偵といえば、鳥井だったけれど、応援したくなる名探偵音野順!

    早く来賓用の椅子を用意してください白瀬さん。

    ミステリとして云々はおいといて、鳥井・坂木コンビのような成長物語になるのか、音野が成長するにつれて白瀬が壊れる展開だともえる。
    白瀬さんちょっとおかしい。

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    2014年05月03日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    トリックの評判は聞いていましたので、ハードルは高めに設定しておいたのですが、非常に好きなタイプの解答で嬉しかったです。
    謎・答え共に、物語全体としての主題と密接に関わっているおり、その点かなり理想的な一冊だったなあと感じます。(主題の抽象性が高まり過ぎて、解決編とのギャップに拍子抜け、な本は過去に何冊か経験がありまして……)
    解説にもありましたが、「時間のための物語のための時間」とでも言いましょうか、舞台、登場人物、謎、解決すべてが「時計(時間)」に収斂していく様は圧巻でありました。

    一方、SF的な舞台設定には、正直置いてけぼりでした。私がこの手の話を読み慣れてない事も大きいのでしょうが…ク

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    2014年03月12日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    城シリーズ2作品目。
    物語的には1作品目と特に関連は無い。

    型破りなトリック過ぎてうっかり笑いが出てしまう程だった。
    こんなんあり!?と思ってしまったけど、自分的には面白く読めたのでありと言うことで。
    ミステリーと言うよりは、ミステリーとSF要素を含んだファンタジー小説と思った方がいいかも知れない。
    ラストがとても爽やか。
    とんでも設定の衝撃が薄れるくらいに良いラストでした。

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    2014年01月13日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    異常気象により海に飲み込まれ、終わりへと向かう世界が舞台。
    書物を禁じられた社会で、ミステリを求める少年とミステリを検閲する少年の交友を主軸に、この特殊な世界設定を使って「ミステリ」を表現し解き明かしていきます。

    冒頭の青年と女性の冒険や、少年と折りたたまれる少女の話などは童話みたいで暗く幻想的。
    これらの猟奇的で不可思議な事件が「書物が禁じられた世界」というキーひとつで様相を変えるのがおもしろいです。
    いたるところに真相を暗示する場面がありました。

    検閲官の少年と旅を続ける少年の行く先も興味を掻き立てられるところで、シリーズとしての続編が待ち遠しい。


    ネタバレ・・・・・・・・・・・・

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    2014年01月09日
  • 少年検閲官

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    「死」を忌避する余りの「死」への無関心。情報統制の元での認識としての表面的な「犯罪」の皆無と、書物の駆逐によるそれら「情報」あるいは「知識」の欠落による無知。
    さてどれを主題に読んだらいいのかしらと読み進めてみれば、主題はまぎれもなくミステリであり、前述のそれら全てがミステリに奉仕する仕掛けでした。ああー!やられた!
    p301「残すことに意味があるからだろう」…ミステリを愛する全てのひとへ。

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    2013年11月05日
  • 少年検閲官

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    タイトルと表紙に惹かれて購入。
    書物がなく情報統制された世界で起こる殺人事件。民衆は『ミステリ』の知識がないので首なし屍体を見てもそれを犯罪だとは思わない。そんな世界設定が斬新だなと思った。
    少年検閲官エノが出てくると事件解決まであっという間に読んでしまった。シリーズ次作が刊行予定とのこと。

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    2013年10月27日
  • 少年検閲官

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    まず空気感が秀逸。本のない世界でおこる殺人。これからの本格は本作のように、ファンタジーなりおとぎ話を下敷きに描かれるものが増えていく予感。

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    2013年10月16日
  • 少年検閲官

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    ミステリーというよりファンタジーに近いと感じました。
    ミステリーを読まない私でもどんどん読み進めることができました。

    クリス君とエノ君が今後どうなっていくのか気になります。

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    2013年09月04日
  • 『クロック城』殺人事件

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    メフィスト賞を追いかけるのがちょっとした趣味です。
    これもその一環で…


    世界観は「空の境界」的でちょっとアニメっぽくもある気がするんだけれど、なにより文章がきれい。
    表現の仕方がすごく的確でスマートだなぁと思いました。
    そういえばダンガンロンパのノベライズをこのかたがやるらしいと知って、超適任!とうれしくなったのを思い出します。
    そういうゲームやアニメ寄りの世界観を非常に美しくすんなりと表現できる方だなぁすごいなぁと思います。


    が、実はトリックは気づいてました…!

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    2013年08月30日
  • 『クロック城』殺人事件

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    世界設定がとにかく好み。
    トリックには驚きと言うよりハハッと笑いが出てしまったけど。
    むしろミステリーにパニック映画のような設定を持ってくることに驚いた。
    世紀末な舞台と雰囲気が合わない人には向かないらしい。

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    2013年06月21日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    名探偵 音野順シリーズ。

    とっても気弱な名探偵。
    一緒に活動している推理作家 白瀬の方が態度としては探偵らしい。

    探偵活動に消極的で、暇さえあればドミノをしている…いや、ドミノさえしていれば満足している名探偵。

    推理作家である、白瀬は彼を元に小説を書いているので、事件があれば、本人より張り切って捜査へ向かう。


    そして、名探偵らしい事務所にしようと彼に何かを買い与えているがどこか空回り。


    何個かの事件を含んだ1冊。
    どことなく、トリックがユーモアがあって面白いです。

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    2013年05月15日
  • 踊るジョーカー

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    とっても読みやすい。解説にもあるように、軽く読めるのに古典ものを読んでるみたいな満足感。探偵と助手の関係性も新しいのに古典的。
    時間泥棒はトリックもオチも全部読めてしまったけど。

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    2013年03月10日
  • 踊るジョーカー

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    探偵役がニートという点で近代であることを感じますが、描かれている謎はなかなか古典的です。巻末の「ゆきだるまが殺しにやってくる」なんて、もろに閉ざされた山荘と雪ですしね。
    解説にも書かれていますが、ミステリーの入門にはいい本かもしれません。

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    2012年07月09日