北山猛邦のレビュー一覧

  • オルゴーリェンヌ

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    世界観とそこに出てくるキャラクターとミステリのトリックと、要素の全てが最高のバランスで配置されていて、やはり傑作ですね。(単行本が出た当時既に大感動してその時にも感想をまとめましたが、ようやくの文庫化で再読して再確認した次第)

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    2025年08月17日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    最後まで犯人もトリックもわからず、終盤は、1人ずつ、この人には無理、この人には無理・・・じゃあこの人!?あれ、でもこの人も無理になった・・・??という感情がつづき、ハラハラして楽しめた。記憶がなくなったころにもう1度読みたい。そろそろ思い出せなくなったので、読み返そうと思う。再読したいと思えるミステリは少ないが、これはその1つ。

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    2025年08月12日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    カバーの美しさと相反する、嫌ミスだった。
    描写がやわらかくて美しくて、その分結末の毒が心に刺さる。
    短編だけどひとうひとつ驚かされる秀逸な本だった。
    ふつうの人の持っている心の毒の部分をあぶり出される、読後感がいい意味で悪い本だった。
    いい本です!

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    2025年08月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    タイトルがもう好き!
    短編集1つ目の「恋煩い」を読み始め、若かりし頃を思い出し、簡単な恋のおまじないなんてしたなあ、なんて軽く読んでいたら、いやいや、これってミステリーだったのってなりました。
    他の作品もロマンチックでファンタジー要素を含みながらのラスト。
    余韻を残して終わる作品が多いので、苦手な方もいるかもですが、私は大好きな1冊でした。

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    2025年02月10日
  • オルゴーリェンヌ

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     焚書によるディストピア風のファンタジーで旅をする少年クリスが謎の少女ユユと出会い、さらには前作の事件で知り合った少年検閲官・エノとも再開を果たし、海上に建つオルゴール職人達が住む『カリヨン邸』に隠されているというガジェットの捜索と、洋館の住人を襲う連続不可能殺人に巻き込まれ、その謎を解明していく、特殊設定×館×クローズドサークル×不可能犯罪というミステリー好きには堪らない魅力のオンパレードかつ滅び行く世界で少年少女が自分の進むべき道を模索していく姿も引き込まれるものだった。ラストの畳み掛けは心底驚かされるものだった。間違いなく著者の最高傑作の一つ。

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    2024年11月26日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

    이거 추억의추리만화답네여

    仮角で謎が待っている鎌倉市事件
    これは推理漫画であり、興味深く奇妙な推理漫画です
    私もこの推理漫画は好きですが面白いです。

    #共感する #カッコいい #じれったい

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    2024年11月12日
  • 少年検閲官

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    北山猛邦さんの書くファンタジー系の作品は、どれも独創的な世界観で読んでいてすごくワクワクします。

    この作品も夢中でハマってしまいました。ただ、グロいのが苦手な方はあまりお勧めできないシーンがありますが…。

    真相編までに犯人が分かった方は尊敬します(相変わらずわたしよ推理はポンコツでした)。

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    2024年07月30日
  • 『クロック城』殺人事件

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     世界の終わりを舞台にした本格ミステリー。巨大な3つの時計が掲げられた『クロック城』と呼ばれる変わった建物に行くことになった主人公たちが遭遇した連続首なし殺人を捜査していくストーリーの中に、『スキップマン』『真夜中の鍵』という、謎めいた存在や、世界の終わりを阻止するために暗躍する『SEEM』『十一人委員会』という組織との攻防などのアクション要素あり、終盤の予測がつかない展開などが気になって読み進めた。また「なぜ首を切断したのか」「離れた場所から外に出ずにどうやって移動したのか」の真相には驚かされた。

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    2024年06月09日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    最初の子供時代のお話が何なのかずっと引っかかっていましたが、最後の最後で明かされてびっくりしました。
    子供の頃と今と、性格が変わっていて全然分からなかったです。
    美久月さんに関しては、性格を上手く装っているのかもしれませんが…。

    あとがきに、多少無茶なトリックがあると作者自身も書いておりますが、創生の箱の仕掛けや死体移動のトリックを推理するのはとても楽しかったです。

    250ページほどでしたが、最初から最後までとても綺麗にまとめられていると思ったので、星5つをつけさせていただきました。
    美久月さんやディが他の事件に遭遇するお話も読んでみたいのですが、おそらくシリーズものではなさそうですよね…

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    2024年06月06日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

     『鏡の国のアリス』を連想させる『アリス・ミラー城』に探偵たちが集められ、次々に殺されていく…というクローズドサークルに密室、バラバラ死体などミステリー好きを刺激する要素が目白押しで最高だった。そして犯人が語る動機の歪さが不気味だったし、ラストの衝撃は「アンフェアかな?」と思ったけど自分は好きだった。

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    2024年06月02日
  • 推理の時間です

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    これめちゃくちゃ面白いです!
    有名な6名の作家さんがそれぞれ短編で
    ミステリーを書いていますが、
    それだけではなく、別の作品の推理をしています。
    推理小説の3つの謎である、
    【フーダニット】…誰が
    【ホワイダニット】…動機は
    【ハウダニット】…どうやって
    が問われた作品がそれぞれ2作ずつ楽しめます。

    問題編、解答編、推理編で大きく章が分かれていますが、おすすめの読み方は
    まず問題編を読んで自分で推理した後に
    推理編を読んで、最後に解答編に行く読み方です。

    ほとんどの作家さんが正解していて、
    さすがとしか言えないです。
    中には「全然わかんない~!けどこうかな~」みたいな人間味のある解答もあっ

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    2024年05月16日
  • 『クロック城』殺人事件

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    とても面白かった。
    作中を通じてどこか悲しげな、寂しげな雰囲気があるが、これも世紀末ものの特有のものなのか(?)
    トリックも面白く、読者としての納得感もある

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    2024年05月09日
  • 推理の時間です

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    私は、方丈さんが大好きなので、この本も方丈さん目当てで購入。
    方丈さんの話し、面白かった。一応、推理を試みたが、撃沈です。一応、全ての作家さんで推理を試みたのですが、難しかった。
    推理編での作家さんの推理を見て、凄いと圧倒された。

    方丈さん以外、今まで読んだ事ない人ばかりで楽しめました。方丈さん以外の方だと、特に、北川さんと法月さんが面白かったです。

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    2024年05月05日
  • さかさま少女のためのピアノソナタ

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    装画のような印象の物語に予想できない結末が待つ5話の短編集

    こちらも面白かった!
    「私たちが星座を盗んだ理由」を楽しめた人はこの作品も楽しめると思う!
    短編だけど世界観が印象的でどれも心に残る
    「今夜の月はしましま模様?」が特に好き

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    2024年04月30日
  • 踊るジョーカー

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    気弱で人見知りで消極的でネガティブな探偵と、彼を名探偵に仕立てようとする推理作家。この組み合わせに心踊る。
    真相はわかりやすいが、それはミステリ的構造が美しいから。推理の筋道が整った本格ミステリ。何もかも好みでした。

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    2024年04月01日
  • オルゴーリェンヌ

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    プロローグにあたる「序奏 月光の渚で君を」読んだだけで、一つの短編を読み終えたかのように、ちょっと間を置いて余韻に浸ってしまいました。
    同じ著者の「ギロチン城」のプロローグ「首狩り人形」を読んだ時のような衝撃でした。
    そして本編、「うんうん、これぞ北山作品やんな」と期待を裏切らない世界観とストーリー、そして蠱惑的な謎の数々とそれを可能にする物理トリック(偉そうに言ってるけど、全く謎は解けませんでしたが…)。
    読み終わって思ったのは「ちょっとマイクル・コーニイ入ってるかも」でした。
    決して多作ではないけど、新作が出るたび、もとい文庫化されるたびに買ってしまう北山猛邦さん、もっともっと作品を読みた

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    2023年08月05日
  • つめたい転校生

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    かなり好きな小説

    少しの不思議と哀切、そのバランスが素晴らしい。
    お気に入りは表題作/いとしいくねくね/小さいピアニスト

    特にいとしいくねくねは今まで読んだ短編の中でベスト5に入るほど好きな作品だった。


    この作品を読み始めてから読み終えるまでに間に、母がステージⅣの癌であることを聴いた。まだ54歳だというのに。ここ数日は実家に帰ってきて泣いている父の面倒を見たり、家族ができるだけ笑顔でいれるように努めてはいるが、つらい。
    5年以内の生存率が17%とされている中で、母がこれからどれほどの長さを生きられるのかはわからないが、10年生きても60代。寂しくて寂しくて堪らない。
    少しでも長生きで

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    2023年06月23日
  • さかさま少女のためのピアノソナタ

    ネタバレ 購入済み

    ちょっとした驚きが!

    最後の方で、思いもよらない展開になるお話ばかりで、面白かったです!
    その後のことを想像すると切なかったり怖かったり・・・。
    どこか幻想的で、不思議な感じはいつもの北山先生です。個人的に、唯一のハッピーエンドと言える「さかさま少女のためのピアノソナタ」が良かったです。やっぱりハッピーエンドは良いですね(^^)

    #怖い #シュール #切ない

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    2023年06月23日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    とても面白かった。探偵が広く公認された世界という変わった設定だけど、その設定がミステリーの世界観を壊すことなく成立してるし、キャラクターたちも「探偵」「探偵助手」という設定にきちんと従って行動してるので不自然さがなくスッキリ読めました。
    理路整然とした、無駄のない話だと思いました。何より、キャラクターが魅力的なのがよかった。

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    2023年02月22日
  • オルゴーリェンヌ

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    ネタバレ

    読む順番は恐らく違ったのだろうが、北山ミステリは初読みだ。叙述トリックのものは読んでいたが、ここまでの物理トリック。説明的なのに説明だけでは終わらない、雰囲気や温度感、空気感も大事に描かれていた。

    何より少しずつ小さな不明点を明らかにすることで、1番大きな伏線を回収することへ繋がる。残った人たちの推理が、その人の都合で解釈されていく中、もっとも冷静で冷酷な答えに導かれる。歯車が噛み合ってしまった無念さも、オルゴールの世界観と同期されている気がした。

    順番は違ったのだろうが、1作目に選んで正解だったと思う。解説にもとても作者への愛を感じることができた。少年検閲官や、他の作品も読んでみようと思

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    2022年08月10日