北山猛邦のレビュー一覧

  • 『クロック城』殺人事件

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    北山さんのデビュー作。
    終わり行く世界を舞台に過去、現在、未来の時を表した3つの時計を持つクロック城で起きる連続殺人事件を描いていますが、独特の世界観と主人公の雰囲気に冒頭から引き込まれました。
    メイントリックも驚きでしたが、そこだけに終わらせないところが素晴らしかったです。

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    2012年08月02日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    城シリーズ第2段。
    クロック城の後だったので、多少心構えが出来ていて
    「よしファンタジーだと思えば何でも有りだ」
    みたいな事を考えていた気がします。

    結果的に設定はファンタジーだったのですが
    放り投げっぱなしの設定が減ってたのですんなり入れました。
    (少なくとも無意味に放り投げられたような設定は控え目だったかと)
    (ゲシュタルトの欠片とか十一人委員会とかSEEMとかもう色々と)
    (クロック城、辛かったのです)

    むしろファンタジックな雰囲気が今回はしっくりきてたかと。
    時を跨いで起きる謎がうまく連動されていて
    ミステリー的な「どうやって?」という部分こそ飛び道具的でしたが
    「何故?」の部分の

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    2010年01月21日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    おお!
    なんて切ない本格ミステリーなんでしょ。
    読みやすくて数時間であっという間に
    読めました。
    どうやったらこんな小説のプロットを
    思いつくんだろうか。
    作家ってのは凄いね。

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    2009年11月25日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2013/11/4〜11/7

    「城」シリーズ第四弾。今回は「ギロチン」に魅入られた富豪の建てた「ギロチン城」で起こる連続密室殺人。おどろおどろしい舞台は新本格が勃興した頃の作品を思いおこさせる。面白く読めたが、トリックは「そんなんアリか?」という感じ。でも、こういう舞台設定は大好きである。

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    2013年11月08日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    ファンタジー色の強いミステリー。
    ミステリー部分はちょっと薄いかもしれない。
    トリック部分に関しては、北山氏にしてはあんまり凝ってない方な気がする。
    ラストはちょっとハッピーではなくトゥルーエンドぽい感じで良かった。

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    2009年10月04日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    物語の設定はファンタジー色が強いですが、中のトリックは王道のトリックです。
    なので、1話通して安定して読めました。
    毎回タイトルと中身との差が好きです。初版は2002年発行なのに、敢てこのタイトルで行くトコは本格を意識していて良いですねv
    まだ北山作品を全部読んだ訳ではないので分かりませんが、生まれ変わりの循環をよく書く作家さんなのかな?『ファウスト』にも生まれ変わりネタの短編を書いてましたね〜

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    2009年10月04日
  • 神の光

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    色んな書評で挙げられてた作品

    粒ぞろいの短編小説!
    年末のミステリーランキングには上位に食い込むでしょう!

    表題作の『神の光』が良すぎた!

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    2025年11月27日
  • 神の光

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    消失をテーマにした短編集。

    5篇有りますが、2篇のトリックはイマイチしっくりこなかった。

    稀代のトリックメーカーと言われる作者の本を読んだのがこれで3作品目たが、今のところ私にはもう一つハマりません。

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    2025年11月09日
  • 神の光

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    ネタバレ

    【収録作品】
    一九四一年のモーゼル
    神の光
    未完成月光 Unfinished moonshine
    藤色の鶴
    シンクロニシティ・セレナーデ

    5つの消失の謎。
    消失トリックを扱っているのだが、状況は多彩。

    「一九四一年のモーゼル」独ソ戦を背景に、美を守ろうとする人間の姿が描かれる。
    「神の光」壮大なトリック。ただ、「彼」を助けたのが謎。
    「未完成月光」ホラーテイストで鬱々としている。
    「藤色の鶴」時代も場所も異なる消失事件だが、トリックは同じ。時空を越えたファンタジーの味わいがある。
    「シンクロニシティ・セレナーデ」同じ夢を繰り返し見る理由。警告は間に合うのか。

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    2025年11月08日
  • 『クロック城』殺人事件

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    鍵となるトリックは気に入りましたが、何か入り込めませんでした。

    これから読む方は、途中のページをパラパラ見ないでくださいね。
    ネタバレしちゃいますから。

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    2025年11月07日
  • 神の光

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    SL 2025.10.28-2025.11.1
    建物消失がテーマの短篇集。
    ちょっと幻想的で独特な雰囲気の作品だった。

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    2025年11月01日
  • 本格王2024

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    1編15分、世界がくるりと裏返る。
    ミステリのプロが厳選した、2024年を代表する本格アンソロジー。


    本格ミステリ作家クラブ選・編の、2023年発表の作品から厳選された本格ミステリアンソロジー。
    倒叙からダイイングメッセージ、日常の謎まで内容もバラエティに富んでいて面白いです。
    個人的によく読む、という作家さんも少なかったため、新鮮に楽しめました。

    以下、個別の感想を少しだけ。
    東川篤哉『じゃあ、これは殺人ってことで』……ドタバタした倒叙ミステリ。どんどん話がややこしくなっていく様に思わずくすっとしてしまいます。以前読んだときも思ったのですが、コメディ強めのノリについていけるかは好みが分

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    2025年10月30日
  • 神の光

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    2025年53冊目

    あの手この手で消失させる
    無茶振りの難題にストーリーを上乗せしたような
    そんな5篇

    まぁ、別に普通

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    2025年10月13日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    甘く軽やかな文章から一変

    奈落の底に落とされる、または、どうして…?と問いかけたくなるラスト。

    (1話目は結構怖かったのでホラー嫌いな人は飛ばしていいかも)

    リアルな話から童話調の話まで全5話。

    2話目のラストの暗号を読み解いたら怖くなってしまうと思い、読み解きませんでした笑

    気になる方はぜひ!

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    2025年09月30日
  • 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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    まぁまぁ楽しかったです☆不可能犯罪は途中で飽きてしまうわたしですが、キャラが良かったためかすいすいどころか、誰が犯人だよ!?と気になって気になって。それにしても猫柳十一弦?ってなんだろ、本名なのかしら。とはいえ続編もあるようですがそこまで魅力は感じず。話し手のクンクン?これもネーミングがなぁ…

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    2025年09月15日
  • 『クロック城』殺人事件

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    文学界の一芸入試ことメフィスト賞作品
    たまたまなのですがこの本を読む前に
    「クロックタワー」というゲームやりましてね
    なんというか時計に対して明確な図があった僕はあまり驚けませんでした
    でもトリック自体より推理と否定の応酬が見ものじゃないかな

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    2025年07月27日
  • 天の川の舟乗り

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    ミステリ短編集
    短編集というか、短編3作に中編1作といった感じ

    相変わらずゆるふわな読み心地のシリーズ
    『天の川の船乗り』で、なんだかんだマッシーまんじゅうを気に入っている白夜が可愛らしかったです
    もう文中に「マッシーまんじゅう」と表記されてるのを見るだけでニヤニヤしてきちゃいます

    「物理の北山」でおなじみの作者様ですが、今回も素晴らしいの一言です
    使われた物理トリック、どれも大好き!

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    2025年07月24日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    アンフェア

    理想的なクローズドサークルモノだ!と歓喜しながら読み、
    最後まで犯人が分からず、さらにワクワク。
    十角館レベルの結末が待っているのでは!?と期待し、ラスト……
    あれ?え?だ、誰?
    自分はちゃんと読めてなかったのか?と、クエスチョンマークのままこちらのレビューをチェックしました。
    ……みんな同じ感想で良かった、いや良くないか。

    スリル満点の雰囲気は本当に楽しかった。

    天井を歩いていたっていうのは何だったのか……

    #ドキドキハラハラ

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    2025年07月22日
  • 推理の時間です

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    「読者への挑戦状」を集めた短編集で、それぞれの話に別の作家さんの推理が載っているのが面白かったです。

    私は、せっかちなので、じっくり推理する間もなく解答編を読んでしまいましたが、自分の思ったことが少しでも真相に掠っていると嬉しいものですね。

    前から順番に読むと、後半に軍事物が続くので苦手な方はバラバラに読んだ方がいいかもしれません。

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    2025年07月05日
  • 踊るジョーカー

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    気弱でニートなひきこもり探偵が無理矢理引っ張り出され、その類稀なる推理力で事件解決してゆく短編集。
    ライトな読み口だがトリックはしっかりの北川節を楽しめる!
    「踊るジョーカー」「雪だるまが殺しにやってくる」が良かったよ!

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    2025年06月22日