北山猛邦のレビュー一覧

  • 神の光

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    作者の作品を初めて読みました。
    作者について、何の予備知識もなく読み進めていて化学系か物理系の雰囲気で、少し理屈っぽくて読みにくい、、と思った一編目と二編目でした。
    しかし、三編目からはその内容が怪しげとなり、四編は不思議へと変化していきました。
    五篇目では、いよいよ本格ミステリー要素か強くなり最後は「そうだったのか」と思わせました。

    読後に作者についての紹介文、「物理トリックに定評があり幻想的な独自の世界観」とあるのを読んで納得納得。

    物理系や化学系のトリックは苦手で、幻想的や怪奇的な作品の方が好みですが、なんとも不思議な満足感で面白く読めました。

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    2026年01月20日
  • 『クロック城』殺人事件

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    ネタバレ

    昔読んだときはこの世界観が苦手であまり良い印象のない作家さんたけど、今回読んでみるとこの世界観が良い感じだ。世界観は独特でSFのようだけど、ミステリの部分もちゃんとしているし良くできていると思う。袋とじのに入ってからの二転三転する展開も良かったし、108円だしちょっと買ってみようって買ってみて良かった。

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    2026年01月19日
  • アルファベット荘事件

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    トリックメーカーで有名な北山猛邦の初期長編です。著者の本は初めて読みましたが、構成がシンプルで非常に読みやすくてスイスイいけました。犯人は予想できましたがどうやったのか…、と悩んでたら、思いのほか物理的でした笑
    冬の日の読書におすすめです。

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    2026年01月07日
  • 神の光

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    上質な消失トリックの詰め合わせ。
    トリックは着眼点に驚かされるものが多く、技巧というよりも、意外性が光る。
    短編集は賞レースには不向きな印象もあるが、各ミステリ賞にでもランクインしててすごい。

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    2026年01月04日
  • 神の光

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    今年初レビュー。

    戦時中のロシアで豪邸が一夜にして消える「一九四一年のモーゼル」、カジノのあった砂漠の街が一夜にして消える「神の光」、未完成の小説に出てくる小屋が忽然と消える「未完成月光 Unfinished moonshine」、2025年の未来、カスピ海の小国で一瞬にして消えた車輛や建物「藤色の鶴」、度々見る夢の中で霧に消える館「シンクロニシティ・セレナーデ」と5つの消失推理短編集。

    どの作品も建物や街などが忽然と消えるミステリー。不思議な感覚で、まるで歴史小説を読んでいるよう。そして、そのネタバレがどれも感心させられ、知識が増えた気分になるものばかり。

    「神の光」は第76回日本推理

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    2026年01月01日
  • 神の光

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    ネタバレ

    消失ものだけを扱った短編集。
    様々な形や規模の建物が消えるのが面白い。
    SFやファンタジーの要素を感じさせつつも、不思議なだけでは終わらない着地の仕方をしている。

    好みの作品は「一九四一年のモーゼル」と「未完成月光」どちらも余韻が良い。

    自称長年のファンとしては「本格・ミステリベスト10」で1位になったことがとても嬉しい。

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    2026年01月01日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    SFの話もありの短編集

    どの話も面白かったが、特に、
    恋煩いと、私たちが星座を盗んだ理由の二つが良かった。
    ドロっとするというかなんというか、、
    終わらせ方が上手いと思う。想像力を掻き立てられる。

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    2025年12月30日
  • 神の光

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    何かが消失する物語。それは時に建造物であり、街である。なくもなくはなさそうなトリックに驚かされる。実に面白い。

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    2025年12月21日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    ✩4.2

    「恋煩い」のトーコは普通にやばいやつやし、初めて知ったプロバビディの犯罪っていう方法。面白かった
    「妖精の学校」は不思議な世界。最後の数字がなんとなく座標とは思ったけど、調べずにネタバレ調べちゃった。
    「私たちが星座を盗んだ理由」は星座を盗むって言い方素敵でそのプレゼントなんて羨ましいなぁっていうのが1つ。
    相手が興味示してくれない惨めさ共感が1つ。
    気になったのは私たちっていう複数形な理由、、、
    盗んでお姫様の首飾りにしたのは、夕兄ちゃんやのになんでかなって思って、
    私が考えたのは夕兄ちゃんが首飾りにするために星座を盗んだ。
    姉にあげる予定だった首飾りを姉を見殺しにすることで妹が

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    2025年12月17日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    最後に驚きがある短編を集めた短編集。
    特に好きだった短編は以下の3つ。

    ・恋煩い
    最後の一文が直接的な悪意で怖い。どんな思いで主人公と仲良くしていたのだろうか…。
    先輩は普通にいい人ではなさそう。

    ・妖精の学校
    最後の座標はマップで調べると沖ノ鳥島の北小島がでてきた(あってる?)。
    童話チックだけどほんのり不気味

    ・終の童話
    とても切ない。しばらく放心してしまった。ラストはどっちに転んでも悲しい…。
    (ドラクエ7のとある村の話を思い出した)

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    2025年12月12日
  • 神の光

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    “消失”をテーマとした短編集。
    建物だったり街だったり、消失する対象のスケールが大きく、謎自体にワクワク。異国の地を舞台に選んだり、時代を変遷しながら物語をつむぐことによって、破天荒な真相に納得感を加えて着地させている。ロジックよりトリック、リアルより幻想、に寄った本格ミステリ。

    ◆一九四一年のモーゼル
    独ソ戦最中のレニングラードで、屋敷ごと消失した宝石装飾部屋『硝子の間』
    最後に一気に繋がるのが爽快。

    ◆神の光
    カジノで大勝ちして大金を得た後、一夜にして消失した街。光に包まれた後、大金も失ってしまい…
    異世界オチを想像していたが、撃沈。

    ◆未完成月光
    ポオの未発表原稿の続きを書きたい作

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    2025年12月14日
  • さかさま少女のためのピアノソナタ

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    好みの短編5作。ファンタジーかと思って読んでたら、最後に意味がわかってゾクゾクしたり。著者の描く独特な世界観に、いつも自分の思考を揺さぶられる。各章、最後の一撃で一気に目が覚めますよ。

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    2025年12月07日
  • 神の光

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    ネタバレ

    『一九四一年のモーゼル』はアイデアのみで評価すれば『占星術殺人事件』に匹敵するレベルかと思います。殺人のトリックではないのが玉に瑕ですが、心理の盲点を突いたようなエレガントな消失ものです。2004年初出ということで、20年も書籍にならずに埋もれていたのが信じられません。このアイデアだけで星4献上です。
    ただ、この短編だけクイズの側面が強い。後半の『藤色の鶴』や『シンクロニティー・セレナーデ』あたりは消失をメインに添えるのではなく、ドラマ性で支えていただけになんか惜しい。

    表題作『神の光』はギャンブルものとして開幕し、街が一つ消失する。「インセキジャネーノ?」と思ったが、さらにとんでもない真

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    2025年12月04日
  • 神の光

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    気持ちいいくらい鮮やかに消えてしまう消失ものの短編集
    時代背景や事件内容はバラバラだけど全編において「何故消える!?」と疑問から物語に引き込まれた
    「藤色の鶴」が雰囲気的に1番好きかな
    ちょっとマニアックな物理と化学と歴史も多くて勉強になった

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    2025年11月30日
  • 神の光

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    街、建物等の消失をテーマにした5編から成る短編集。
    短い中にもブレがなく、また短いがゆえにしっかりと組み立てられていてミステリーの醍醐味を堪能した。表題作も面白かったが、第1話の一九四一年のモーゼルが図解まであって気に入った。かなりドライなマティーニが飲みたくなる作品だった(どんな意味よ)

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    2025年11月19日
  • 推理の時間です

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    推理作家さんたちの競演。
    トリックを当てるのか、犯人を当てるのか、色々と趣向が凝らされてます。せっかく出題編と解決編に分けてくれてますが、いつものようにそのままスルーで読みました。

    ペリーやナチスドイツ、旧日本軍など歴史を題材にしたミステリーが多くて、歴史好きのわたし的には満足でした。

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    2025年11月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    序盤の方は展開が進まなくて、全体的に読むのに時間がかかってしまった。あまり面白さを感じてなかったけど中盤〜後半にかけて引き込まれていった。
    結末を読んでも最初よくわからなくて、読み直した時に騙された!と感じた。
    本時代に仕掛けられたトリックがわからなかったけど、分かったら思わず感銘。
    賛否両論あるけど、自分は好きだった。

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    2025年09月24日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    どの話も世界観に入りやすく面白かった!
    世にも奇妙な物語好きな人は好きな話が多いと思います。
    印象に残ったのは「恋煩い」かなぁ、サクッと読めた上にインパクトもあった。
    「終の童話」みたいな最後を読者に委ねる系もけっこう好み。
    「妖精の学校」だけはオチの意味わからなくてググりました。これ初見でわかる人おるん???
    インターネットがある時代でよかった笑

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    2025年08月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    どれも幻想的な雰囲気があってよかった。

    いちど読んだだけでは理解できないお話がいくつかあって、他の方のレビューを読んでようやく理解しました。

    北山さんの短編ミステリはいくつか読んだことがありますが、この1冊がいちばん好きかもしれません。

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    2025年07月06日
  • 推理の時間です

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    6人のミステリー作家による、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのアンソロジー。
    どの短編にも読者への挑戦状があり、問題編と解決編に分かれている。
    巻末には、それぞれの短編に対して他の作家による推理も掲載されている。

    普段ミステリーを読むと先が気になってどんどん読み進める感じがある。
    このアンソロジーは読者への挑戦状があって、普段よりも自分で考えながら注意深くゆっくり読み、ときには戻ったりしながら読んでいたように思う。
    自分で正解までしっかりたどり着けたものはなかったけれど、短編を読み終えるごとに全くの見当外れだったな、着眼点は悪くなかったな等思う楽しさがあった。
    作品に対して別の作家

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    2025年06月08日