北山猛邦のレビュー一覧

  • 神の光

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    ネタバレ

    『一九四一年のモーゼル』はアイデアのみで評価すれば『占星術殺人事件』に匹敵するレベルかと思います。殺人のトリックではないのが玉に瑕ですが、心理の盲点を突いたようなエレガントな消失ものです。2004年初出ということで、20年も書籍にならずに埋もれていたのが信じられません。このアイデアだけで星4献上です。
    ただ、この短編だけクイズの側面が強い。後半の『藤色の鶴』や『シンクロニティー・セレナーデ』あたりは消失をメインに添えるのではなく、ドラマ性で支えていただけになんか惜しい。

    表題作『神の光』はギャンブルものとして開幕し、街が一つ消失する。「インセキジャネーノ?」と思ったが、さらにとんでもない真

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    2025年12月04日
  • 神の光

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    気持ちいいくらい鮮やかに消えてしまう消失ものの短編集
    時代背景や事件内容はバラバラだけど全編において「何故消える!?」と疑問から物語に引き込まれた
    「藤色の鶴」が雰囲気的に1番好きかな
    ちょっとマニアックな物理と化学と歴史も多くて勉強になった

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    2025年11月30日
  • 神の光

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    街、建物等の消失をテーマにした5編から成る短編集。
    短い中にもブレがなく、また短いがゆえにしっかりと組み立てられていてミステリーの醍醐味を堪能した。表題作も面白かったが、第1話の一九四一年のモーゼルが図解まであって気に入った。かなりドライなマティーニが飲みたくなる作品だった(どんな意味よ)

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    2025年11月19日
  • 推理の時間です

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    推理作家さんたちの競演。
    トリックを当てるのか、犯人を当てるのか、色々と趣向が凝らされてます。せっかく出題編と解決編に分けてくれてますが、いつものようにそのままスルーで読みました。

    ペリーやナチスドイツ、旧日本軍など歴史を題材にしたミステリーが多くて、歴史好きのわたし的には満足でした。

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    2025年11月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    序盤の方は展開が進まなくて、全体的に読むのに時間がかかってしまった。あまり面白さを感じてなかったけど中盤〜後半にかけて引き込まれていった。
    結末を読んでも最初よくわからなくて、読み直した時に騙された!と感じた。
    本時代に仕掛けられたトリックがわからなかったけど、分かったら思わず感銘。
    賛否両論あるけど、自分は好きだった。

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    2025年09月24日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    どの話も世界観に入りやすく面白かった!
    世にも奇妙な物語好きな人は好きな話が多いと思います。
    印象に残ったのは「恋煩い」かなぁ、サクッと読めた上にインパクトもあった。
    「終の童話」みたいな最後を読者に委ねる系もけっこう好み。
    「妖精の学校」だけはオチの意味わからなくてググりました。これ初見でわかる人おるん???
    インターネットがある時代でよかった笑

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    2025年08月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    どれも幻想的な雰囲気があってよかった。

    いちど読んだだけでは理解できないお話がいくつかあって、他の方のレビューを読んでようやく理解しました。

    北山さんの短編ミステリはいくつか読んだことがありますが、この1冊がいちばん好きかもしれません。

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    2025年07月06日
  • 推理の時間です

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    6人のミステリー作家による、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのアンソロジー。
    どの短編にも読者への挑戦状があり、問題編と解決編に分かれている。
    巻末には、それぞれの短編に対して他の作家による推理も掲載されている。

    普段ミステリーを読むと先が気になってどんどん読み進める感じがある。
    このアンソロジーは読者への挑戦状があって、普段よりも自分で考えながら注意深くゆっくり読み、ときには戻ったりしながら読んでいたように思う。
    自分で正解までしっかりたどり着けたものはなかったけれど、短編を読み終えるごとに全くの見当外れだったな、着眼点は悪くなかったな等思う楽しさがあった。
    作品に対して別の作家

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    2025年06月08日
  • 推理の時間です

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    アンソロジー作品。
    問題編と解答編に分かれていて、豪華な作家陣の作品を自分でも推理する事ができます。また、参加している作家さん同士でお互いの作品の推理した回答が掲載されており、思考を覗き見するようで面白かったです。

    普段、推理小説を読んでも推理しないのですが、この作品は問題編が比較的短く、自分でも挑戦してみようと思えました。いくつか挑戦してみましたが、少し真相に近付けたり、全く思い浮かばなかったり…と様々でした。推理に挑戦した結果、より丁寧に作品を読み込む事につながり、読後の満足感が上がったように思います。

    推理が苦手な人も、気軽に挑戦できるのでおすすめです。

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    2025年05月18日
  • 推理の時間です

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    法月綸太郎が集めた作家陣による読者への挑戦状。フーダニット・ホワイダニット・ハウダニットとあって、私に解けたのはホワイダニットの一編だけ……。悔しい‼︎ 他の作品をミステリ作家が推理するっていうのも収録されてて読み応え抜群。こうやって推理するのか〜。

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    2025年04月29日
  • 人魚姫 探偵グリムの手稿

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    ネタバレ

    アンデルセンとグリム兄弟夢の共演。
    かと思いきや、そうは問屋が卸さない。解説の辻真先氏もおっしゃるよう、そんな単純な作りはしないんだなこの作者は。
    少年検閲官しかり、少しさみしげなファンタジーを書くと、この作者はとても良い。
    そこにゴリゴリの力業トリックをぶっこんでくるところとか、も一つ良い。久しぶりにクロック城を思い出した。
    犯人、ずっとあのトリック考えてたのかな。
    追い詰められた局面で思いついたとしたら、ダイイングメッセージ並みの比類なき知性の飛翔だよ。

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    2025年04月24日
  • 『クロック城』殺人事件

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    人類終焉間際という世界観!そこに探偵の元に救いを求める少女がやって来るというハードボイルドな話になるかと思いきや…という特殊本格ミステリ。クロック城という異様な館に異様な住人たち、更に主人公も闇のある男に加え相棒の美女もキャラが強い。終盤の畳み掛ける様な展開は賛否あるかもしれないが個人的には記憶に残った。

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    2025年04月22日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ちょっぴりダークな短編集。空いた時間に読みやすい。
    4つ目のお話が好きです。2つ目の話は最後まで読んでも意味がわからなく、検索してほんのり理解した程度ですが雰囲気が好き。

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    2025年04月04日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    頭がおかしい。よくあるクローズド・サークルかと思いきやあらゆる意味でぶっ飛ばされた。
    アガサ・クリスティーはミステリの中で大発明をしたがよくまあここまで……。
    色々とシンプルな話ではあるが、北山猛邦は数冊読んだのみなので深く語れないが、意地が悪い。平気で読者の床をぶち抜いて奈落に突き落とす。なるほどねぇ……。

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    2024年12月23日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ファンタジーから現実的な話まで世界観の振り幅が大きい5つの物語の短編集。ミステリの真相とラストのインパクトが強烈な「恋煩い」、一見しただけではわからないラスト一行が意味深な「妖精の学校」、主人公の最終決定を読者に委ねたファンタジックミステリーの「終の童話」が個人的おすすめ。「私たちが星座を盗んだ理由」は主人公の心情がよく描かれていて星座を盗んだトリックにも感心したがラストは美しくないので残念。「嘘つき紳士」だけ毛並みが違う感じでファンタジックな短編集というコンセプトにはそぐわないかなと感じました。

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    2024年10月29日
  • 踊るジョーカー

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    気が弱くて、引っ込み思案で、人と話すのが苦手な人という、なんとも自分と共感すべきところが多い主人公なのですが、
    そんな彼が相棒やお馴染みの警部とともに事件を解決していくストーリーが、読み始めると止まらないから不思議です。

    北山猛邦さんのトリックは相変わらず難しいですが、発送が面白いです。続編も読んでみたいと思います٩( 'ω' )و

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    2024年10月01日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    大好きな北山先生に一言
    そんなのアリかよ!!
    100%騙される小説は?
    と聞かれると真っ先にこの小説を紹介します。
    こんなの防ぎようがないです笑
    こんなん絶対分かりっこないですよ!
    興味がある方は是非読んでください!

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    2024年10月15日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    5つの短編が入ってる作品。
    読みやすいのでスラスラと読み進めることができるが読み終わったあとにぞくり、どろり。と心に何か重しが残る。
    個人的に「終の童話」と題された作品が一番好きで考えさせられた。

    短編なので隙間時間に一話読めるのでサッと読むのに最適。良き。

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    2024年09月11日
  • 推理の時間です

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    謎解き挑戦ミステリーアンソロジー。いわゆる「犯人当て」なのですが、当てるのは犯人だけとは限りません。フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの三種類が各二作品ずつ。どれもこれも難問ぞろいでした……。
    とりあえず解答にたどり着けたのは法月綸太郎「被疑者死亡により」と田中啓文「ペリーの墓」。でもどちらも辛うじて核心部分は当てたと言えるものの、細部などは詰め切れませんでした。手掛かり部分等はわりと分かりやすいほうではあったと思いますが、決して簡単というわけではありません。
    謎が魅力的だったのは我孫子武丸「幼すぎる目撃者」。ホワイダニットって謎を作る方も解く方も一番大変なのではと思います。そんな中で

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    2024年08月31日
  • オルゴーリェンヌ

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    最後のシーンになってようやく犯人像が見えてきて、まさか、まさか…!と徐々に明らかになる真実に打ち震えました。
    かなり分厚い文庫本ですが、最後まで読む価値はあります。前作の『少年検閲官』を読んだ事がある方は特にオススメします!

    序章からすでに面白く☆5にしたいのですが、
    『少年検閲官』で紙のない世界ならではの犯行を上手く描いていた反面、今作はあまりその世界観が生かされていなかった点で、☆4にしました。

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    2024年08月15日