北山猛邦のレビュー一覧

  • 『石球城』殺人事件

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    これはファンタジーミステリーですねっ♪

    ある日突然、目が覚めたらそこは異世界のような石球城
    そこには空もなく月も星も太陽も昇らない

    石球城を照らすのは城を囲むように聳え立つ13の灯台
    そしてその灯台を守る13人の巫女たち
    彼女たちが、どんどん殺されていく
    首を斬られた頭部なしの屍体になって発見される
    事件現場は常に【密室】
    いったい誰が?どうやって?どこへ逃げた?

    石球城自体も13の灯台を取り囲む壁によって遮断された、完全なるミステリーサークル

    こんなとんでもない仕掛けを最後に綺麗に回収する北山さんは凄い!!!

    正直、トリックは「いやそれは流石に無理が…」と思うものもあったけど 
    最後の伏線回収と謎解きは凄かった。

    そして至る所にある地図とかイラストとかがとても綺麗でわかりやすい。
    理系っぽい謎解きやSFチックなものも良い

    そしてラスト
    いやー読み切った満足感と大団円。
    とても美しいその光景に…

    お腹いっぱいです(*^▽^*)

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    2026年09月28日
  • 『石球城』殺人事件

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    極寒の世界で海を求めて仲間と旅をするルーサ少年が気づいたら暗いベッドで寝ていた。ロメリアという少年に助けられ、話を聞くと壁に囲われた都市だという。都市には13本の灯台があり、13人の巫女が護っているが巫女が殺されていく、という話。
    終末感があり、終盤の怒涛の展開は読み応えがあった。謎解きはよくこんなことをこれだけの量思いつけるものだなと感心した。

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    2026年09月27日
  • 神の光

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    【この本を一言で表すなら】
    様々な世界観×"消失"をテーマにした謎解き短編5編

    【好きなところ】
    ロマン溢れるファンタジーな世界観が多かったですが、描写が丁寧で美しく、スッと入り込むことができました。「未完成月光」と「シンクロニシティ・セレナーデ」はじっとりとしたホラー感が終始漂っており、少しドキドキしながら読みました。
    5編全て"消失"を題材にしていますが、似通った印象のものが出てくることなく、最後まで楽しめました。

    5編のうち、私は特に「一九四一年のモーゼル」と「藤色の鶴」が好きです。

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    2026年09月23日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    ファンタジックでありながら、北山先生らしいミステリのかけらが散りばめられた作品。ミステリとしては薄味だけど、ミステリ×ファンタジー×ノスタルジックとしては本当に名作と思う。特に「恋煩い」「私たちが星座を盗んだ理由」は、北山先生のミステリらしい構造に寄っていて良い。
    (だが、私としては、構成の上手さに関しては「停電から夜明けまで」に超えられるものはないと思っている)

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    2026年09月22日
  • 『石球城』殺人事件

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    闇と灯りと石球の閉ざされた終末世界に迷い込んだ主人公の少年…
    まずは、凄いものを読んだ!というのが率直な感想。
    13もの密室トリックが詰め込まれた贅沢な一冊。

    解決編となる最終章が圧巻で、これでもかってくらいの物理トリックに、見事としかいえない伏線回収。読みごたえありました!

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    2026年09月21日
  • 神の光

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    街が消える、館が消える、鳥居が消える…
    年代も舞台も異なり、消える方法もそれぞれで、
    なんと大掛かりなトリックを思いつくのか!と。

    ただ、トリックはもちろんなんだけれど、その背景となる時代や人物が直面する〝少しの不思議さ〟に心惹かれ「夢と現実。その交錯は日常にもありふれている。」という言葉が胸に残った。

    『藤色の鶴』のお話、すきだなぁ。

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    2026年09月20日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    城シリーズの新刊はのっけからファンタジー。
    凍てついた世界から、主人公ルーサがたどり着いたのは城壁に囲まれ13の灯台がそびえる「石球城」。
    その名の通り、街なかにも塔にも大小の石球がゴロゴロしています。
    それぞれの灯台には巫女がいて、夜しかないため「結晶髑髏」が篝火のように焚かれて、住人はその明かりで暮らしている。
    そんな世界で、巫女が一人、また一人と殺されていく……しかも現場は全て密室。一体犯人は?その目的は??
    匿ってくれたロメリアと共に、ルーサは謎を追いかけていく…

    城シリーズ新刊はガッツリファンタジーなんだな…と思いましたが、地球凍結で文明が滅んでるアポカリプスものかな?というのが端々に見えていました。
    13の密室殺人、密室トリックは力技なのもあるし仕組みがよくわからん…となりました。13という、物量がすごいのだけはわかった。


    世界の終わりが描かれるのかと思いきや…!となる崩壊とその後。13の尖塔というのにも意味があったのかぁ。巫女たちの望みはこれで叶うんだな。
    ラストシーンもとても美しくて。
    久方ぶりの城シリーズ、世界を堪能できました。現実味がない世界でミステリ、たまりません。

    今のところ、
    ギロチン>石球>瑠璃>>クロック>>>>>アリス・ミラーかな…
    「『火刑城』殺人事件」も楽しみです。

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    2026年09月19日
  • 『石球城』殺人事件

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    面白かった。殺人もトリックも数がやたら多かったけど、スムーズに読めて、ファンタジー要素もうまい具合に無理なく溶け込んでいて、最後、ちゃんと終わってよかった。
    途中からだんだん科学的な内容が出てきて、ここでの教育はどうやってるのかなどは気になったけど、石球城の謎は最後まで分からないようになっていて、でも、それも良かった。
    地球温暖化が進む現在だが、長いスパンでは氷河期への途上というのを思い出した。太陽や雨や雪、海、鳥や虫など自然を体験できる事は幸せなんだな。生きることへの賛歌が感じられた。

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    2026年09月12日
  • 『石球城』殺人事件

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    めちゃくちゃ壮大な話でした。
    石球城と呼ばれる世界を舞台にしたミステリ。

    世界観が独特で謎だらけなのですが、さらに密室が13個も出てくるのです…しかも、全部違うトリックで作られた密室…!作者の労力と頭の良さに脱帽。
    そして、物理トリックとは、文字通り「物理学」を使ったトリックということなんですね…。物理学めちゃくちゃ苦手だったので、物理法則でそうなるというならそうなんでしょうね…(遠い目)という認識しか私の頭ではできずでしたが、図解されているのでなんとかついていけました。
    犯人の正体と動機には素直に納得できないものがありますが(特殊設定でファンタジックな世界観とはいえちょっとご都合主義では…)、それでも読んでよかったと思ったのは、物語ラストの光景がとても美しかったから。このラストが読めただけでもう、あぁ良かったな…ってなってしまう。
    そして、石球城の正体に驚愕と感動。全てのことには意味があるんだなぁ。こんな世界を作り出してしまう北山さんの頭ってどうなってるの…。

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    2026年09月10日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    甘酸っぱい学生時代の恋の話とか近未来のような話とかどこか異国の話とかどれも読みやすいのに最後の1ページでガツンとビックリさせられる

    こんな話だとは思ってなかったので良い意味で裏切られた

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    2026年09月07日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    デビュー作から読み続けています。
    物理はわからないけど、すごいところまで来たなぁという感動がありました。

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    2026年09月03日
  • 神の光

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    情報の少ない作家さんなので書店で本を見かける度に「生きとったんかワレぇ!」と言いたくなる。

    建物の消失トリックを主眼に置いた短編集。
    すごく良いのが前半にゴリゴリの物理トリックを持っていき、徐々にファンタジーを混ぜていく(といってもトリックはしっかりしててすごく良い)ので一冊読んだ後にどこか手品をみたような気分にさせられます。
    私は街ごと消失させたというスケールのデカい「神の光」が好きです。

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    2026年08月29日
  • 『石球城』殺人事件

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    約束の地『最果ての海』を目指して旅していたルーサは、氷の大地で亀裂(クレバス)に滑落。。。
    ロメリアという少年に看病されて意識を取り戻す。そこは「石球城」という名の王国で、13の灯台と城壁に囲まれたクローズド•サークルだった。やがて灯台守の巫女が灯台内の密室で首無し死体で発見される殺人事件が次々と発生し…

    攻めたなー!
    “物理の北山“の異名通り、物理トリックのオンパレード。これでもかと攻め立てる数々のトリックは、全て物理法則に基づいて解説図付きでわかりやすい。あまりにも奇想過ぎて失笑するのもあるけど、原理原則に腹落ちして驚嘆するのもあり、総じて楽しめた。探偵ガリレオ•湯川学なら全部暴けただろうか。
    人間ドラマ的な面白さはゼロに等しいけど、トリック偏重に振り切ってて潔い。SF、ファンタジーの要素もあるが骨子はゴリゴリの本格ミステリ。
    ルークは何処からきたのか?海は何処にあるのか?ロメリアの父の真相は?複数の謎が一気に収斂する「石球城」の真実にはWAO!

    作者の《城シリーズ》は初読み。本作は21年ぶりのシリーズ作品で、来年も新作が出る模様。この手の物理トリックは嫌いじゃないのでもう一冊は読んでみようかな。

    《城シリーズ》
    1.『クロック城』殺人事件
    2.『瑠璃城』殺人事件
    3.『アリス・ミラー城』殺人事件
    4.『ギロチン城』殺人事件
    5.『石球城』殺人事件
    6.『火刑城』殺人事件

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    2026年08月22日
  • 神の光

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    建物が消えるトリックの短編集。
    ちゃんと作り込まれた消失トリックでけっこう難しかった。
    圧倒的に『一九四一年のモーゼル』が好き!トリックがすごいのはもちろん、オチまでよくて感動した。

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    2026年08月20日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    石球城という壁に覆われた不思議な街で次々と起こる13の密室殺人。犯人はどうやって連続密室殺人を起こしたのか、石球城の壁の向こうはどうなっているのか、そして主人公ルーサはどうやってこの街にやってきたのか。
    まずは凄すぎるの一言に尽きる。これちゃんと全部解決するのか…?と不安になるほど謎が多かったけど、見事に伏線回収されてスタンディングオベーション。怒涛の密室殺人解決編はしっかり物理ってかんじですごかったけど頭疲れた。笑
    世界観も好きだったし、ルーサとロメリアのボーイミーツボーイがとてもよかった。ルーサが石球城の人々よりロメリアを取った終わり方も個人的ドタイプだった。
    世界観が好きだったからこそ、もうちょっと巫女たちのキャラ深掘りしてほしかったな〜って気持ち。

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    2026年08月20日
  • アルファベット荘事件

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    ネタバレ

    1982年西ドイツで起きたバラバラ殺人事件。被害者は「創生の箱」と呼ばれる箱に突如現れた。
    1998年、「創生の箱」を手に入れた岩倉氏からの招待でアルファベット荘を訪れた橘美衣子、美久月美由紀、ディ。しかし雪に囲まれた館で殺人事件が…。招待客の死体が「創生の箱」に。

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    2026年08月12日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    「神の光」がとても良かったので、過去作を遡って読んでみた。こちらもとても良かった。
    特に「妖精の学校」は、現代の寓話といった趣があり、サスペンス感があってドキドキする。
    北山猛邦さん、引き続き読んでいきたい作家となりました。

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    2026年08月11日
  • 『石球城』殺人事件

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    大量の物理トリックを浴びて、読後の感想がただただ「なんかすごかった」
    理屈は理解できても、あまりにも現実味がなさすぎてファンタジーすぎやしないかと思った。
    物理はファンタジー(?)

    13の巫女殺人事件だけでなく、主人公のルーサはどこから、どうやって来たのか?
    石球城とはなんなのか?
    石球はなんのために存在するのか?
    ストーリーに盛り込まれた謎が終盤で一気に回収されていく爽快感。

    ロメリアが有能すぎて、ルーサが友達や相棒というより、名探偵ロメリアと助手ルーサみたいになっちゃってたのが気になるところではある。
    たぶんロメリア1人でも事件解決できてた。

    最後は切ない終わり方じゃなく、ハッピーエンドであればいいなと願ってます。

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    2026年08月13日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    凍てつく大地で死の淵を彷徨う少年ルーサは、城壁に囲まれた都市・石球城でロメリアに出会う。9人の王と13の灯台の巫女に守られる石球城。城壁の外から来るはずがないルーサが現れてから、巫女たちが次々と殺害されていく。すべての現場は密室。容疑をかけられたルーサはロメリアや生き残りの巫女たちと事件の真相を追うが…。

    壁に囲われた都市がなんとなく『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』をイメージさせた。
    13も密室があると色々大変…。しかし解決編はそんなに長くなく上手く説明されている。図があるのも分かりやすい。しかし毎度上手いな〜と感心してしまう。

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    2026年08月09日
  • 『石球城』殺人事件

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    全部で13ある密室トリックは、超シンプルなものから凝りまくったものまで多種多様。現実的にできなくも無いのか…?と思わせるところが凄い。

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    2026年07月28日