北山猛邦のレビュー一覧

  • 『クロック城』殺人事件

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    人類終焉間際という世界観!そこに探偵の元に救いを求める少女がやって来るというハードボイルドな話になるかと思いきや…という特殊本格ミステリ。クロック城という異様な館に異様な住人たち、更に主人公も闇のある男に加え相棒の美女もキャラが強い。終盤の畳み掛ける様な展開は賛否あるかもしれないが個人的には記憶に残った。

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    2025年04月22日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ちょっぴりダークな短編集。空いた時間に読みやすい。
    4つ目のお話が好きです。2つ目の話は最後まで読んでも意味がわからなく、検索してほんのり理解した程度ですが雰囲気が好き。

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    2025年04月04日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    頭がおかしい。よくあるクローズド・サークルかと思いきやあらゆる意味でぶっ飛ばされた。
    アガサ・クリスティーはミステリの中で大発明をしたがよくまあここまで……。
    色々とシンプルな話ではあるが、北山猛邦は数冊読んだのみなので深く語れないが、意地が悪い。平気で読者の床をぶち抜いて奈落に突き落とす。なるほどねぇ……。

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    2024年12月23日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ファンタジーから現実的な話まで世界観の振り幅が大きい5つの物語の短編集。ミステリの真相とラストのインパクトが強烈な「恋煩い」、一見しただけではわからないラスト一行が意味深な「妖精の学校」、主人公の最終決定を読者に委ねたファンタジックミステリーの「終の童話」が個人的おすすめ。「私たちが星座を盗んだ理由」は主人公の心情がよく描かれていて星座を盗んだトリックにも感心したがラストは美しくないので残念。「嘘つき紳士」だけ毛並みが違う感じでファンタジックな短編集というコンセプトにはそぐわないかなと感じました。

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    2024年10月29日
  • 踊るジョーカー

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    気が弱くて、引っ込み思案で、人と話すのが苦手な人という、なんとも自分と共感すべきところが多い主人公なのですが、
    そんな彼が相棒やお馴染みの警部とともに事件を解決していくストーリーが、読み始めると止まらないから不思議です。

    北山猛邦さんのトリックは相変わらず難しいですが、発送が面白いです。続編も読んでみたいと思います٩( 'ω' )و

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    2024年10月01日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    大好きな北山先生に一言
    そんなのアリかよ!!
    100%騙される小説は?
    と聞かれると真っ先にこの小説を紹介します。
    こんなの防ぎようがないです笑
    こんなん絶対分かりっこないですよ!
    興味がある方は是非読んでください!

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    2024年10月15日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    5つの短編が入ってる作品。
    読みやすいのでスラスラと読み進めることができるが読み終わったあとにぞくり、どろり。と心に何か重しが残る。
    個人的に「終の童話」と題された作品が一番好きで考えさせられた。

    短編なので隙間時間に一話読めるのでサッと読むのに最適。良き。

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    2024年09月11日
  • 推理の時間です

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    謎解き挑戦ミステリーアンソロジー。いわゆる「犯人当て」なのですが、当てるのは犯人だけとは限りません。フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの三種類が各二作品ずつ。どれもこれも難問ぞろいでした……。
    とりあえず解答にたどり着けたのは法月綸太郎「被疑者死亡により」と田中啓文「ペリーの墓」。でもどちらも辛うじて核心部分は当てたと言えるものの、細部などは詰め切れませんでした。手掛かり部分等はわりと分かりやすいほうではあったと思いますが、決して簡単というわけではありません。
    謎が魅力的だったのは我孫子武丸「幼すぎる目撃者」。ホワイダニットって謎を作る方も解く方も一番大変なのではと思います。そんな中で

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    2024年08月31日
  • オルゴーリェンヌ

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    最後のシーンになってようやく犯人像が見えてきて、まさか、まさか…!と徐々に明らかになる真実に打ち震えました。
    かなり分厚い文庫本ですが、最後まで読む価値はあります。前作の『少年検閲官』を読んだ事がある方は特にオススメします!

    序章からすでに面白く☆5にしたいのですが、
    『少年検閲官』で紙のない世界ならではの犯行を上手く描いていた反面、今作はあまりその世界観が生かされていなかった点で、☆4にしました。

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    2024年08月15日
  • 少年検閲官

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     書物が駆逐されるディストピア風のファンタジーに本格ミステリーを組み込んでいて、家の扉や壁に赤い十字架のような印に首なし死体といった謎や『検閲官』のエノや旅をする少年のクリスという登場人物の魅力にも溢れた作品だった。

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    2024年07月14日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    短編集で読みやすい。
    ずっと不穏な空気が漂っていて、結末が気になって一気に読んでしまった。
    4話目の「終の童話」が特にお気に入り。余韻の残る読後感でした。

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    2024年07月11日
  • つめたい転校生

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    『人外境ロマンス』を改題して文庫化
    「人外」とあるように人以外の何かとのロマンスや交流を描いた6つの短篇集

    定番の人外から意外な人外まで読後感も含めバラエティ豊かで楽しめた!

    北山先生の独特な世界観最高に好き!

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    2024年06月01日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    ネタバレ

    がまくら市事件の短編集の2冊目です。
    1冊目に登場した人物も出てきますが、こちらから読み始めても問題はないと思います。

    1.さくら炎上
    今まで読んできた北山猛邦さんの作品はどれも面白かったので一番期待していましたが、続きが気になるところで終わってしまいました。
    個人的には、一緒のクラスになりたかったという理由で殺された生徒たちが気の毒に思えてしまい、あまり読後感は良くありませんでした…。

    2.毒入りローストビーフ事件
    この作品は犯人が指摘されずに終わっていますが、おそらくよく読めば犯人を当てられる仕組みになっているように思いました。
    謎解きしがいがありますが、解答が欲しいです(泣)

    3.

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    2024年05月26日
  • 推理の時間です

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    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットをテーマに各2作品ずつ取り上げた短編ミステリー。解決するのは読者である私達。巻末には各作家が他作品をどの様に推理したかも書かれていて楽しい試み。私自身は推理は到底及ばず、さっさと袋とじの解決編へと読み進めた。楽しめた。

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    2024年05月13日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ネタバレ

    『ダンガンロンパ霧切』シリーズを読んで、北山さんの本が気になり読んでみました。
    5つの短編集ですが、どの作品もとても興味深い内容で、面白かったです。
    「恋煩い」はラストの1ページだけホラーに変わったのは驚きでしたし、「嘘つき紳士」もいつバレるのかハラハラしながら読んでいました。
    ただ、結末をあえて書かずに読者の想像に委ねている作品があり、そこは個人的にはあまり納得のいくラストではなかった為、星4つにさせていただきました。

    でも、北山さんの他の作品ももっと読んでみたいと思えるような一冊でした。

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    2024年04月07日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    子供向けのミステリだと思っていたけど、読むととても引き込まれる作品だった

    特に妖精の学校はめちゃくちゃ面白い
    どこかで見た事のあるような設定だけど、読んでいてドキドキワクワクする
    強いて言えば、オチに無理があるような気がした
    ただ、あの薄っぺらい分量でここまで引き込まれる設定を作れるのは凄い

    最後の最後でイヤミスにする展開が毎回同じだから、何となく展開が読めてくるのが少し残念

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    2024年04月06日
  • 天の川の舟乗り

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     音野順シリーズ第3弾。相変わらず卑屈で気弱だけど名探偵である音野順の推理は切れ味抜群でその名探偵をサポートする白瀬のワトソンぶりも面白かった。次は長編で読んでみたい。

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    2024年03月30日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    どんでん返しの短編集。最初の恋煩いから衝撃的だった。単なる女子高生の恋のおまじないの話かなーとか読んでいたけど最後にやられた。妖精の学校はあんまり。嘘つき紳士、終の童話、私たちが星座を盗んだ理由はジャンルが多彩でいい感じのイヤミスだった。

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    2024年03月21日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

    冬、海に浮かぶ密室「アリス・ミラー城」に招待された探偵たちの目的は館に伝わるアリスミラーの捜索。 最後まで生き残った者が手に入れられるという条件の下で探偵たちを嘲笑うような奇々怪々な惨劇の幕が上がった・・・。

     結末は言わずもがな
    「アリス」なる人物を不思議の国のアリスと混同させるトリックはもはや芸術の域。 御伽噺のアリスとの誤認に加え、ルディとの容姿・出生の混合、「友達」ではなく「フレンド」という表現は実在の人物ではなく架空の人物を想起させるような言葉選びですっかり騙されてしまった。
     

     一方で作者が意図的にアリスの描写を省きすぎているのでアンフェアの側面も強い。 終盤の入瀬、古加持の

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    2024年03月19日
  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    それぞれなかなか意地の悪い5篇収録の短編集
    どれも重すぎずサクッと読めて良いです
    中でもラスト2篇が個人的にはお気に入り
    『終の童話』石化の呪いにまつわるファンタジーな世界観で展開されるドラマ
    オチが秀逸で、読んだ人と語らいたくなる
    『私たちが星座を盗んだ理由』後味悪目の作品が多い中で、どちらかというと甘酸っぱさと苦さを強く残す表題作

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    2024年03月12日