北山猛邦のレビュー一覧
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ネタバレ短編集全体を通して「突然消えるはずのない建物が消えてしまう」という衝撃的な謎が軸になった作品。時代を越えてその謎を解いていく構成が面白い。
特に最後の「シンクロニティセレナーデ」がとても好きだった。
同じ館の夢を何度も見る人々が、その館を探し出して謎を解こうとする話で、真相が「輪廻転生した死者たちの魂が夢の中でメッセージを送っているのか?それとも自分は詐欺に遭っているのか?」という展開がロマンたっぷりで楽しかった。建物の消失という不可解な出来事が、過去からの繋がりへと昇華していくところがたまらない。
表題作はそこまで強く惹かれなかったものの、どの作品も発想が突飛でユーモラス。
北山さんの独特の -
Posted by ブクログ
消失をテーマにした短編集。それぞれのトリックの完成度が高く、短編で使うにはもったいないと感じるレベルだった。
各話では大きな謎が提示され、そこに誰も想定しないような大掛かりなトリックが仕掛けられている。SF的な要素を取り入れたトリックもあり、最後まで飽きずに楽しめた。
個人的には、表題作の「神の光」が特に印象に残っている。
あらすじは以下の通り。
1955年、ラスベガス。違法カジノで荒稼ぎした主人公は、近くの小屋で一晩を過ごす。ところが翌朝目覚めると、街が丸ごと消失していた。
さらにその後、謎の光に包まれ、次に目覚めた時には一週間が経過しており、大金を詰めたバッグも消えていた。
あの光は何だっ -
Posted by ブクログ
ミステリ短編集、全5編
連作短編集ではないけれど、全てのお話が「消失」というテーマで統一されています
(さらに言うなら、建物の消失、というところまで統一されています)
以下抜粋して雑感
『未完成月光 Unfinished moonshine』
収録作中で一番好きです
エドガー・アラン・ポオの未完成未発表原稿(とされている作品)の結末を推理する作品
ミステリとしても好きだし、作品が纏っている幻想ホラーのような雰囲気も好きです
私自身がポオの作品を読んだ事がないため、作中作として登場する未完成原稿が文体模写になっているのかどうかを感じ取れなかったのが悔しい……
『藤色の鶴』
収録作中 -
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Posted by ブクログ
なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読か -
Posted by ブクログ
「物理の北山」でおなじみの、北山猛邦さんが最近発売した本です。
「消失」をテーマにした短編が5つ収録されており、中には建物どころか街自体が消失してしまうという、今までで一番スケールの大きなトリックになっていました。
物語は面白くて引き込まれますし、一体どんな仕組みで消えてしまったのかが気になってしまい、ページがどんどん進んだ印象があります。
しかし、本格的にトリックを解こうと思ったら、おそらく世界史や化学、地球科学あたりの知識も必要になってくるのではないかと思います。
わたしは『神の光』では、あの消えた街は近代の優れた技術者が集結して秘密裏に作った施設で、夜になると地面がガガガーっと開いて