門井慶喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本史の教科書でおなじみ、郵便制度を作った前島密のお話です。その名前と1円切手の肖像は知ってましたが、元々の名前が上野房五郎だとか5歳で初めて一人旅をしただとか、ほぼ知らないことだらけでした。そういえば大河ドラマ『青天を衝け』で郵便の話があったなぁとうっすら思い出しましたが、創始者たる前島密が当時ヨーロッパ出張中とは……さぞや悔しかっただろうなぁ(^^;
かつて特定郵便局長が地元の名士とか資産家であるというのは知ってましたが、まさか当初は無給だったとはびっくりです。今や日本の郵便は青息吐息ですが、それもこれも民営化のせいですね…前島さんの嘆きが聞こえるようです。
もう少し晩年まで彼の人生を見て -
Posted by ブクログ
ネタバレ宮沢賢治という天才がこの世に生を受け、
旅立つまでを見守り続けた父政次郎の視点で描かれた父子、家族の深い愛の物語。
本書を読んで多くの人が宮沢賢治の人物像のギャップに驚かされたのではないだろうか?
(勝手に人格者と思い込んでただけなんたけど)
まさに私もその一人で、成績は優秀だけど、家業を手伝わせても役立たず、引きこもりで親からお金を無心したりと今でいうとニートだったなんて信じられないですね。
しかも政次郎は超が付くくらいの親バカぶり!
祖父の喜助からは「父でありすぎる」と苦言をいわれてしまうほど子煩悩。
でも、当時の父親像からすると「甘えるな、自分の力で生きてみろ」とか言われそうだけど