門井慶喜のレビュー一覧

  • キッドナッパーズ

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    門井さんのデビュー作、ミステリだったことを初めて知った。短編集で、ものによって当たり外れあるけど(好み?)、読みやすい。そして安心して読める。

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    2024年01月22日
  • 天災ものがたり

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    ネタバレ

    いろんな時代の天災を描いた短編集。

    「一国の国主」天文十一年甲府洪水
    「漁師」明治二十九年三陸沖地震
    「人身売買商」寛喜二年大飢饉
    「徐灰作業員」宝永四年富士山噴火
    「囚人」明暦三年江戸大火
    「小学校教師」昭和三十八年裏日本豪雪
    6編収録。
    時代が変われど天災は起こる、時代が変わると天災も変わる。
    天災に対して人力は如何に無力であるか、天災に対して人は如何に強かであるか。
    天災をテーマにしながらも直接天災を描くのではなく、それに翻弄された人を描くことで、天災に対する人としての心構えに共感しました。

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    2023年12月29日
  • 天災ものがたり

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    川の氾濫,津波,飢饉,富士山の噴火,江戸の火事,新潟の大雪を題材にした短編集6編
    災害とそれに立ち向かう人々の姿,運や巡り合わせも含めて,天災後の対処の仕方にも一捻りあって面白かった.
    武田信玄の信玄堤は有名だが,この信玄の姿はとても素敵だ.

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    2023年11月18日
  • 天災ものがたり

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    2018年に「銀河鉄道の父」で直木賞を受賞した著者が過去に実際に発生した歴史的大災害をモチーフにした短編集。あくまでも大災害はモチーフで、実際に描かれてるのは人間。この方は人を描くのはうまい

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    2023年10月30日
  • 天災ものがたり

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    ネタバレ

    歴史の小説は確かに現代からの歴史だ。人買いの話とかとても強く感じる。明治には明治の、江戸には江戸の人買いの見え方があって、それがそれなりに記録されて伝わっていて読めるってすごいことだ。

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    2023年10月16日
  • 定価のない本

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    終戦後1年
    古書の街 神保町で、ひとりの古書店主が
    自分の本に押しつぶされてこの世を去る

    彼の死は事故なのか、それとも故殺なのか
    犯人は誰か。

    兄貴分男が謎に挑む
    陰で糸を引くGHQ
    神保町の男たちとGHQの維持がぶつかり合う終盤は見もの

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    2023年10月07日
  • 天災ものがたり

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    門井慶喜さん初読み。歴史的大災害の数々をモチーフにした短編集という、ありそうでない切り口が興味を引いたので。描かれるのは天文甲府洪水vs信玄、明治三陸大津波vs漁師、寛喜大飢饉vs京商人、富士山宝永噴火vs馬引き、明暦江戸大火vs囚人、昭和38年豪雪vs教師。災害そのものより人間心理に重きが置かれていた。いくら文明が発達しても、災害との向き合い方は根本的に今も昔も変わらない。「人のいるところに天災がある。逃れるすべはなく、あるのは逃れかたの上手下手だけ。または運だけ」である。

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    2023年09月17日
  • 天災ものがたり

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    様々な時代の様々な“天災”を題材に、硬軟取り混ぜた短編が6篇収められている。のちの信玄、頼りない武田晴信を変えた治水事業はコミカルでもあるし、冷害による飢饉から派生する人身売買に巻き込まれる商人など、様々な見方で天災というものの影響を考えさせられる。今年は関東大震災から100年ということもあるし、南海トラフ地震(前回のに関連した短編もあり)も身近に迫っている今だからこそ、読めてよかった。

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    2023年09月06日
  • 東京、はじまる

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    熱き建築家の一生を描いた物語。
    この時代を生きた人の情熱はすごいなと
    シンプルに感動した。とにかく熱い。
    男というより漢感。
    建築の専門用語が多いので、少し内容は難しめ。

    わずか30年間で統治体制が変わり、身分が変わり、街並みも変わった激動の明治時代。
    今は見慣れた東京駅や日本銀行がこの時代に作られた背景など初めて知ったし、
    デザインに込められた思いなど時代を知らないと理解できないものも多かった。

    一応星3だが、読み返すほどいい作品じゃないかなと思って、また時間を置いて読み返そうと思う。

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    2023年07月24日
  • 定価のない本

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    ネタバレ

    古典籍を巡るサスペンスミステリーですね。
    戦後一年たった昭和二十一年終戦記念日に、神保町の古本屋で、古本に押し潰されて、一人の古書店主が死んだ。
    そこから、事件は始まる。
    古書店主の先輩で、古典籍のみを扱う琴岡庄治は、事故ではなく、事件ではないかとみて、真相究明に乗り出す。
    話が、ここまでなら、単なる推理ミステリーなのですが、さすがに門井さんは歴史ミステリーの強者。
    話が、GHQにも及んで、戦後の日本の古典籍の危機をサスペンスがらみで物語ります。
    徳富蘇峰、太宰治、九条家、神田の古書店総出演で、物語を膨らませます。
    門井さんの取材力と物語の構想力には畏れ入るばかりです。 
    参考文献は、古典籍販

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    2023年07月07日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    ネタバレ

    本屋でペラペラ見て、東京編で兼松講堂と築地本願寺、という伊藤忠太建築を2つ取り上げていたためレジに直行。
    作家お2人のテンポよい会話が楽しい。門井さんが詳しすぎてびっくり。万城目さんのほのぼの相づち、突然炸裂する空想壁も作品世界を彷彿させて面白い。

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    2023年06月15日
  • 東京、はじまる

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    めっちゃ面白かった銀河鉄道の父の作者×大好きな東京駅の話
    と言うことで大期待して読みました。結論楽しめたし、すごく勉強にもなったのですが、主人公自体の魅力度、魅力的に描かれているかどうか、で言うと、完全に政次郎に軍配でした。笑
    でも本当に勉強になりますよ!

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    2023年05月30日
  • なぜ秀吉は

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    なんかちょっと、殺伐とした気分になる話
    みんな、付き合わされたなぁ
    秀吉(本人)は冷静、周りは過剰適応
    そりゃそうか

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    2023年05月30日
  • 東京、はじまる

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    先日読んだ「帝国ホテル建築物語」と比較すると、どうも作品へ思い入れが出来なかった。

    上述した大正期の苦労人達の物語と、維新を這い上がった(本書の辰野金吾も十分苦労はしているのだが)才能ある野心家の物語では、自分の性格的にどうしても前者に思い入れてしまう。勿論フィクション上の辰野に対して、だが。

    辰野に対比されるジョサイア・コンドルや曾禰達蔵は実際もなのかも知れないが余りに恬淡としているし、辰野に似ている妻木頼黄は大して書ききれない内に病死してしまう。

    辰野の対立軸を決められないまま作品が終わってしまった、という印象が強い。

    天神橋筋 西日本書店にて購入。

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    2023年05月27日
  • 東京、はじまる

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    明治中〜後期の「はじめて物語」は
    バイタリティがあって楽しいね!
    もちろん、今と比べて一長一短あるけど
    こうして後世から見てみると
    何事かを成したいという熱量がすごい。

    そのなかでも、これは建築の物語。
    好きな分野だから、なお楽しかった。
    この時代の建築関係の本には
    かならず名の上がる「辰野金吾」
    東京駅や日本銀行を設計した人として
    名前はもちろん知っていたものの
    その人となりと人生を
    小説にアレンジされているとはいえ
    これで追うことができました。

    まぁ、天才のまわりの人間は
    いつでも巻き込まれて大変ってことで( ̄∀ ̄)
    曾禰達蔵もよくずっと交遊を続けてたなぁ。

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    2023年05月23日
  • なぜ秀吉は

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    信長、秀吉、家康の3人の中で、この10数年前くらいから最も酷く、そして悪く言われているのが秀吉。「戦ベタ」で「調子のいい奴」。下劣かつ卑劣、家康に夫のいた妹と母親まで人質に差し出した。好色で、身分の高い女ばかり何人も側室にした。確たる理由もなく「千利休を切腹、そして梟首。」「甥の秀次切腹、女、子供を含む眷属30名以上の処刑。」そして最大最悪の愚行「朝鮮出兵」。この小説は最後の「朝鮮出兵」を、「なぜ」ではなく「なぜか秀吉は」決断したために起こる色々な思惑、騒動を書いている。他の悪行等についてはスルー。まあこの「朝鮮出兵」以外の悪行については、どういう経過だろうと戦国時代を終わらせ、絶対的権力者と

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    2023年04月26日
  • 自由は死せず : 下

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    「軍事の天才」「維新の元勲」「自由は死せず」肩書は有名だけど、実際には何を成した人なんだろう、と思い、読み始めました。
    行動の一貫性が見えなくて。まさに、自由、だったのかな、と。

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    2023年03月26日
  • 家康、江戸を建てる

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    時代小説だけど台詞回しがマンガっぽいから読みやすい! そしてそれ以上にドラマが熱い!
    「金を延べる」が面白かったな〜……男たちのプライドのぶつかりあい。まさにプロジェクトX in江戸!
    表の実力者である豊臣秀吉と、知略を尽くしてひっくり返そうとする徳川家康。この心理戦が面白い!

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    2023年03月18日
  • 東京、はじまる

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    ネタバレ

    明治期に日銀や東京駅を設計し、近代建築の祖となった辰野金吾の物語。巻末に自ら史実に基づくフィクションと書いてあるから物語なのだろうが、参考文献の記載がないのはなぜなのか。実在の人物を描いているにも関わらず、出版社が参考文献なしをよしとする基準はどこなのだろう。高橋是清が意外(私が知らなかっただけなのですが)な役割を演じていて、興味深かった。この作品と無関係だが、明治期の血気盛んな人物を描くと、なぜかみんな漱石の『坊ちゃん』に似るのは気のせいか。日銀といい、東京駅といい、新しい工法をその都度試していく先駆者の心意気には感服する。

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    2023年02月09日
  • 自由は死せず : 上

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    あまり読んだことのない視点からの幕末って感じで面白い。
    ただ、史実を書き連ねてるだけとしか思えない所が多くてなかなか読みにくいと思ってしまった。結果が分かってるから描きやすい様に、時間が前後しようがお構いなしって感じ…

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    2023年01月18日