門井慶喜のレビュー一覧

  • 家康、江戸を建てる

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    岡田斗司夫が文は下手だが面白いと言っていたのと、NHKドラマが結構良かったので原作も読んでみることにした。確かに短期間に当時世界一の大都市となる江戸を建設した話は面白かったし日本人にいかに優秀な人材がいたのかは分かったが、古地図や参考資料写真なども添付してほしかったし、史実の出典も明らかにしてもらいたかった。よって磯田道史にもう一度江戸の成り立ちを書いてもらおう。ローマは1日にして成らずだったが、江戸は20年程度でなったわけだが、ガウディのサグラダファミリアのごとく一生完成しそうもない街のようだ。

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    2019年01月18日
  • キッドナッパーズ

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    門井さんのデビュー短編集。酔余や一夕の歓など文章の中に俳句で使えそうな言葉を散りばめながらちゃんと話を落としていく。

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    2019年01月09日
  • 家康、江戸を建てる

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    6年前に関西から関東に来て、純粋に江戸のことが知りたくなった。もともとさびれた漁村と沼地だった江戸の地を一大都市に変貌させた家康。やることは山積みなのだが、なんだかんだ一気に読んでしまった。

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    2018年12月11日
  • 徳川家康の江戸プロジェクト

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    徳川家康という人物に対しては、信長や秀吉よりも地味なイメージを持っていました。しかし家康が江戸に幕府を開いた先見性や、世界でも有数の100万都市への発展。その後の戦前と戦後に繋がる東京への軌跡を知って、決してふたりにひけをとらない名将なのだと思いました。

    本書では、特に江戸の発展に川の存在が欠かせないとあります。利根川の流れを曲げるという事業や神田上水をはじめとする水流を制御するシステムは、経済の発展に大きく寄与したのだと実感。
    また、東京各地の日比谷などの名前の由来にも触れて、興味深く読むことができました。日比谷は、ひびというのり?をとる棒の名前が由来だとか。

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    2018年12月07日
  • 徳川家康の江戸プロジェクト

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    家康、江戸を建てるが正月にテレビドラマ化されるタイミング。小説で語られる物語の背景や、作者独自の都市論もあっておもしろい。

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    2018年12月07日
  • 東京帝大叡古教授

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    日露戦争の終結間際の頃、日比谷界隈は、東京帝国大学は、徳富蘇峰や、桂太郎や原敬は何をしていたのだろうか。未来の日本のエース外交官は何をしていただろうか。ああ、こういう絵柄だったのかもしれないな、と門井の「画力」に賛嘆。

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    2018年11月12日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    万城目さんと門井さんの軽妙なトークがにより繰り広げられる近代建築のガイド。
    大阪、京都、神戸、横浜、東京、そして台湾の近代建築を散歩して探訪する企画である。

    行ったことがある物件もあるし、日曜美術館やら、美の巨人たちやらで見たことのあるものもある。
    (もちろん、今回初めて知るものもあるんだけど。)
    それでも、門井さんが言うように、建築家の人となりに注目した紹介は新鮮で、面白い。

    ダンディな渡辺節とか。
    辰野金吾の人生三大万歳のエピソード(東京駅受注、日露戦争勝利、そして臨終の時)も興味深い。
    ヴォーリズのエンドウマメ発芽実験のエピソードは、後の彼のイメージに反するもので、印象的。
    なんでも

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    2018年10月30日
  • この世にひとつの本

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    失踪した書家の謎を追う話かと思ったら、社内で続いた
    病死が問題になったりとびっくり。
    秘書を愛人にする社長、しかも、そんな趣味かーいに唖然(笑)
    そのくせ、盗聴後のあれはひどい。
    調査する社長の息子より、腋の2人が面白かった。
    でも、事件の謎はどちらも、ちょっと納得しにくくて残念。

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    2018年09月22日
  • パラドックス実践 雄弁学園の教師たち

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    雄弁とか、論理学という言葉に、もはや偏見に近い先入観を持っている。
    だから、雄弁学園の生徒はみんなガリガリくん、その教師はきっと奇矯な魑魅魍魎のような人たち。
    そういうのが次から次へと、ぞろぞろ出てきて詭弁を振るう小説なのかと(笑)。

    本書は雄弁学園の初等部、中等部、高等部、そして大学と、それぞれの教師を主人公にした短編集。
    学園長にのし上がる栗坂を狂言回しにして。
    教師の休職、保護者のクレーム、学園内政治の紛争など、さまざまな困難にそれぞれの教師たちが立ち向かい、解決する姿が描かれる。
    結構ヘビーなトラブルなのに、やけにあっさり解決するから、もしかすると短編にすることもなかったのではないか

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    2018年08月28日
  • マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代

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    昔はやったニューヒストリシズムの文芸批評のような本かと思っていた。
    いくつかの、ミステリの嚆矢となる作品を取り上げ、それぞれを書かれた当時の時代背景(そこには美術品も含む)の中に置いて解釈する、というようなー。
    ところが、この本の射程はもっと長かったのだ。
    近代という時代の特質が、見ることや語ることを変質させ、ミステリというジャンルを生んでいくという運動を解明しようとした本だと理解した。

    とはいうものの、やはりどこかで富山多佳夫さんの本や、その論じ方を思い出さずにはいられず、既視感がどうもぬぐえなかった。

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    2018年06月23日
  • マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代

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    名作のミステリを、産業革命や宗教裁判など、史実・その時代背景から読み解く評論。
    物語の中に書かれた、逃走の話を当時の時刻表などから調べ、どのように逃走したのか、どういう時代背景で逃げられたのか等を読み解く。
    また挿絵や当時の美術から、その登場人物がどのような宗教を信じていたか、本心はどうだったのかも読み解いている。
    普通に読むのとは違う面白い見方で、とても楽しんで読めた。
    ここに紹介されたミステリを、これを踏まえて読んでみたい。

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    2018年05月27日
  • 新選組颯爽録

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    『新選組血風録』へのオマージュか。司馬や他の作家が描いた群像とは、また違った視点で。どこかあっけらかんと、現代的な感性の持ち主として描写。

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    2018年10月14日
  • にっぽんの履歴書

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    ネタバレ

    早い話が、私たちは政権交代とは言うけれど、政府交代とは言わない。お上が入れ変わるとも言わない。政府やお上は常にそこにあるもの、他への転嫁ができないものとして私たちの意識または無意識にあるのだ 江戸時代の人々は、案外、ローマ市民の正当な子孫なのかもしれないのだ 言語とはこの国の入れ物、この国の器に他ならないのだ

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    2018年04月16日
  • にっぽんの履歴書

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    私とさほど年齢が変わらないのですが
    学生時代に露伴全集を24万で買ったとかすごいですね。
    こういう 厚い読み方をする方は
    もう珍しいと思ってしまいます
    私の読書って軽薄だなぁと思いました
    確かに 知れば知るほど面白い
    歴史ってそういうものですね

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    2018年04月09日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    10年位前に大阪北浜にある新井ビルの1階にある「五感」でお土産買ったことあったけど、こんな歴史ある建物だったなんて。また行ってみよう!建築散歩しよう!

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    2018年04月01日
  • パラドックス実践 雄弁学園の教師たち

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    注目の作家、門井慶喜の作品で、これを最初に読んでしまった。ロジックとディベートの綾だけから、よくこれだけの話を作れるな、と感心。
    他の作品にも手を付けていく予定。

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    2018年10月20日
  • 小説あります

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    「おさがしの本は」の姉妹編。

    前作と同じN市を舞台に、文学館の廃止を受けて、文学館の嘱託として働いていた老松郁太が奔走する。

    ある失踪した小説家が残したサイン入りの遺稿集の謎。
    兄郁太を実業家に戻そうと、人はなぜ小説を読むのかと言う言葉のなぐりあいを仕掛ける弟勇次。

    所々で前作の和久山さんが出てきて、奥さんの話しとかしちゃったり、結構ここでも頑張ってる姿が良い!

    でも、兄弟の言葉のなぐりあいで、郁太がなぜ人は小説を読むのかの答えをいくつか出していく過程があったらいいのに。
    (あったけど読み取れなかったのかなぁ)

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    2017年05月22日
  • 天才までの距離 美術探偵・神永美有

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    美術品の真贋を舌で見分ける天才美術探偵・神永美有シリーズ第二弾。
    「筆を持たない芸術家」と呼ばれた岡倉天心の直筆画ははたして本物かどうかを推理する表題作『天才までの距離』。
    佐々木の幼馴染の家で見つかった日本画家・平福百穂の切り絵についての話『文庫本今昔』。
    結婚を決意した相手の男性から贈られた古時計の謎を解く『マリーさんの時計』。
    ある文化人の「日本は中国の属国」という発言にイヴォンヌが激昂し、牧谿の水墨画を巡る真贋対決に佐々木が巻き込まれる『どちらが属国』。
    神永美有の父親や佐々木と因縁のある人物からの依頼により再び岡倉天心の真筆かを推理する『レンブラント光線』の五作品。

    前作のラストで

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    2017年12月26日
  • 小説あります

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    人はなぜ、それ(小説)を読むのか。
    物語の中には一応の答えがある。
    でも、100人いれば100個の、1000人いれば1000個の答えがあるように思う。
    小説から知識を得ようとして読む人はあまりいないだろう。
    知識が欲しいなら専門書を読んだほうが早いのだから。
    あれもこれも全部読んでみたい。
    恋愛小説が大好き。
    ミステリーには目がない。
    人それぞれに好みは違うし、何を面白いと感じるかはその人の感性によって変わってくる。
    だからこの物語で示されるひとつの答えらしきものに納得しない人もいるだろう。
    「あぁ、そういう見方もあるんだな」といったところだろうか。
    別の世界にひたれるから。
    これが一番しっく

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    2017年03月02日
  • かまさん――榎本武揚と箱館共和国

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    榎本釜次郎武揚、日本最大最強の軍艦「開陽」を擁して箱館戦争を起こした男の物語。勝海舟、土方歳三、近藤勇、黒田清隆等が敬愛した幕末唯一の知的挑戦者。

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    2017年01月19日