門井慶喜のレビュー一覧

  • 銀河鉄道の父

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    親の愛情は時代を超えて、、、
    全てが完全な実話ではないみたいだが、宮沢賢治を産んだ家族愛の深さ、彼のひととなりがよくわかった。

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    2026年06月16日
  • 札幌誕生

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    ほぼ未開の土地である札幌の開墾、文化的な発展に寄与した人物たちの物語。何もない土地、手付かずの自然の中に突然人工的な都市を形成するって確かに神のようなもので気が滅入りそう。プラス北海道の気候を考慮すると先人たちの苦労は計り知れないだろう。
    もう少し土木に関与した人たちがフューチャーされてるかなと思ったけど札幌農学校や文学といったいろんな視点から札幌の発展が描かれていてよかった。

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    2026年06月13日
  • 札幌誕生

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    未開墾の土地を造成する過程や移住者の辛苦を語るものだと想像していたがちょっと違う話だった。

    札幌ができるまでの開拓時代にそれぞれの分野で力を発揮した人を4人ピックアップしたものだった。

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    2026年06月06日
  • 東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち

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    都内の場所に関する豆知識を得るには良い一冊。ただ人に結びつけたエピソードは作者の想像上の内容も多い。

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    2026年06月03日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    小学校の頃、インフレを学んだ事がある。

    高学年か低学年か、いつか忘れたけどBB弾集めが流行っていた。神社で中学生か高校生かがたまにサバゲーごっこをやっており、流れ弾が至る所に落ちている。それをただ集めるだけの遊びというか収集だ。オレンジは普通種、白もよく見る、たまにある緑や青はレアで、みんな羨ましがった。

    そこから、BB弾同士を交換しはじめ、そしてオレンジいくつで給食の何何と交換、とおったような紙幣価値すら持ち始めた。割と理にかなったシステムで、労働(BB弾拾い)に勤しむ人ほど豊かになるのだ。

    ただ、ある時、BB弾を「購入」したヤツがいた。残高数百のBB弾をばら撒き、どんどんBB弾の価値

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    2026年05月30日
  • 札幌誕生

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    ネタバレ

    5人の人物を通じ札幌の歴史を語る。
    島義勇 初代開判官
    内村鑑三 札幌農学校時代
    バチラー八重子 アイヌ歌人
    有島武郎 有島農場の解放者
    岡崎文吉 道庁土木技師・東北帝国大学農科大学教授 札幌銭函運河、石狩川治水

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    2026年05月22日
  • 銀河鉄道の父

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    かの宮沢賢治の父親視点の物語。
    明治後期の時代背景もあって、男尊女卑で厳格な家主としての振る舞う父親。だけど、その中に愛情が深く練り込まれている。彼を非難するような感覚の人間にはなりたくない。むしろそんな人間に私はなりたい。とても愛に溢れた物語だと思う。
    今の時代は平等という言葉に蝕まれているように思えてならない。

    ラストは本読みにはたまらない。

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    2026年05月17日
  • 夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

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    北村透谷本人では無く妻にスポットを当てるところあたりが門井作品らしいと言えるが、透谷の死からストーリーがいきなり13年後に飛び、肝心のその間のミナの米国での様子が端折って終われたのが何とも画竜点睛を欠く。 終盤の黒坂丈夫の失踪騒ぎの件もストーリーの流れとして何となく慌しく、およそ主人公の輪郭がボヤけてしまった読後感だ。

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    2026年05月17日
  • 夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

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    北村透谷と、当時恋愛結婚をしたミナ。自由民権運動を支援した、多摩地方の自由民権運動指導者だった石坂昌孝のところにきた北村と知り合い、お互い惹かれあった。
    透谷の死後も英語を学び続け、留学して帰国、日本初の英語教師になった。
    ミナの生い立ちや家族がミナにどういう気質を与えたのか、勉学への道を開いたのかは説得力を持って伝わってきた。
    小説なので、エピソードのどこまでが本当なのかわからないが、物語の中で、今ひとつ人物たちの心に入っていけなかったので、私が流し読みしてしまった、と感じている。

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    2026年05月16日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    読み切れるか不安だったけれど、先物取引について分かりやすく解説されており無理なく読めた。最後の章にある『役所というのは、計画立案は得意だが、撤回するのは苦手』という現状を皮肉るようでニヤッと笑ってしまった。タイムマシンがあるなら当時の市場を見てみたい。

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    2026年05月14日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    まあ、これはこれでよいか、という感じ。
    厚みはあるが、中身は厚くない。
    テレビドラマを本にした感じ。
    江戸時代から高速市場取引をしていたなら、それは驚き。

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    2026年05月01日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    八代将軍吉宗の時代。天下の台所大坂で、米商いをする双子の物語。物価高騰の令和の時代。今の政治家、金融界の人に読んでもらいたい。

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    2026年05月01日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    もっと面白くなったんちゃうのん。と。

    米を主にしたデリバティブ。

    相場操作じゃねえかと危惧するお公儀が、逆に相場操作をしようとする。

    自らの正義、お江戸の正義に商売人としての正義を重ねようとする人たちと、ほっとけやボケ、と言う商人。

    皆んな自分の利ばっかり追求する、神の見えざる手的な資本主義的な市場原理を絡めつつ、暴れん坊将軍的なケレン味を加えると思いきや、伏線と思わせながらも回収する気の全くない展開と、数ページにわたるブルーバックス的な、わかるが必要のない描写。

    自分のことを「おけい」という女子もどうかねというドン引きがスパイスとは言え。

    まあ、こんなもんなんすかね。

    時代小説

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    2026年04月19日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    江戸時代の先物取引(デリバティブ)とは?

    大阪堂島では 江戸初期には あの大豪商“淀屋”が「米市」を開いていたと 何となく知ってはいたが。その実態は?

    大阪商人vs将軍吉宗
    享保の米騒動で描く 享保の先物取引。
    やはり物語で描かれると デリバティブと言う経済用語も理解しやすい。

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    2026年04月11日
  • 札幌誕生

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    ネタバレ

    幕末から戦前を中心とした北海道、札幌の歴史小説。

    五つの章から構成されていて、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉が各章の主人公。
    札幌の開拓物語と思っていたが、島と岡崎の章以外は札幌ゆかりの人の話という感じです。
    とにかく島や松浦武四郎がいなかったら札幌が道都になっていなかったと思えると島の章は重要です。
    堀利煕についても最期について記述してあげてほしかったです。
    内村、八重子、有島と文化人が続きますが、キリスト教やアイヌ民族や農場経営について勉強になりました。
    石狩川治水責任者の岡崎がトリになるのですが、時代的にはそれまでの章と前後する部分もあるものの、彼の功績によるとこ

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    2026年04月04日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    家康江戸を建てるが良かったのでチャレンジ。
    大阪での米の先物取引vs吉宗。
    日本が世界に先駆けて行っていた先物取引の仕組みがよくわかった。
    登場人物の役割がちょっと難しかったかな。

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    2026年04月03日
  • 天下の値段 享保のデリバティブ

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    ネタバレ

     昨秋(2025)、新聞書評で見かけた一冊。

     享保の改革の様子、暴れん坊将軍で有名な吉宗がなぜ米将軍ともあだ名されていたかが良く分かる(笑)

     副題に、「享保のデリバティブ」とあるように、これは経済小説だ。天下の台所と呼ばれた大阪では、江戸の中期には米取引が発展、一大市場を成していた。そして、そこでは現物の売買だけでなく、現代のデリバティブ取引と同じ仕組みを持つ「帳合米」の取引が発達していたという話。

     それを、ひとりの仲買人を通し、大阪堂島で繰り広げられる米取引の様子と、権力で価格を統制しようとする幕府との丁々発止の駆け引き、交渉の様子が描かれる。

     その中心人物である垓太と、将軍

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    2026年03月26日
  • 夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

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    新聞連載で読んだ。
    北村透谷の妻、ミナの当時としては稀有な自立した生き方にスポットライトを当てた小説。

    ミナの自由さに比して、北村透谷の人物像が今ひとつ伝わらなかった。なぜ北村透谷は自殺したのか?その謎にまで迫ると主役のミナの存在が薄れてしまうのかな。  


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    2026年03月22日
  • おさがしの本は

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    最初は少し取っ付きにくいかも?と思ったが
    主人公の変化と共に文章を受け取りやすくなるという不思議な体験をした。面白かった。

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    2026年03月14日
  • 東京帝大叡古教授

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    数年前にこの作家さんの直木賞作品「銀河鉄道の父」を読んだけど、その時の作風とイメージが違ってちょっと驚き。
    銀河鉄道〜はもうちょっと真面目な感じだったけど、この本はちょっとくすっとしちゃうようなところがあったり、少しくだけた雰囲気。
    この本のほうが昔の作品だけどこんな感じの小説も書いてたのか。私としてはこの本のほうが好きで楽しかった。

    実在人物が出てくるからてっきり本当にあった事件なのかと思ったけどそうではないみたい。
    だけど史実を交えながらのストーリー展開で勉強にもなったしシンプルに面白かった。
    こういうちょっと癖のあるキャラが出てきたりくすっと笑えるところがある小説はすごい好きだから、他

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    2026年03月05日