門井慶喜のレビュー一覧
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美術史の助教授・佐々木は、本物を見ると舌に甘みを感じるという天才鑑定家の青年・神永美有に出会う。
ボッティチェッリの知られざる絵画「秋」を見て欲しいという画商の依頼で訪れた館には、初代館主の子爵が大正時代に東ヨーロッパで買い付けたという絵が壁にはめ込まれていた。
確かに名品だったが、さすがにボッティチェッリとは断定しかねて…?
なぜか神永は本物と断じて買い取ろうとしているらしい。
その理由とは?
画学生の実家にある蔵から出てきた古地図は、値打ちがあるものか?
仏ねはん図の不自然なポーズの意味は?
蒐集家だった佐々木の祖母が遺言に残した謎は?
佐々木が畏敬の念を抱いていた美術書専門の古書店主が、 -
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小学校の頃、インフレを学んだ事がある。
高学年か低学年か、いつか忘れたけどBB弾集めが流行っていた。神社で中学生か高校生かがたまにサバゲーごっこをやっており、流れ弾が至る所に落ちている。それをただ集めるだけの遊びというか収集だ。オレンジは普通種、白もよく見る、たまにある緑や青はレアで、みんな羨ましがった。
そこから、BB弾同士を交換しはじめ、そしてオレンジいくつで給食の何何と交換、とおったような紙幣価値すら持ち始めた。割と理にかなったシステムで、労働(BB弾拾い)に勤しむ人ほど豊かになるのだ。
ただ、ある時、BB弾を「購入」したヤツがいた。残高数百のBB弾をばら撒き、どんどんBB弾の価値 -
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もっと面白くなったんちゃうのん。と。
米を主にしたデリバティブ。
相場操作じゃねえかと危惧するお公儀が、逆に相場操作をしようとする。
自らの正義、お江戸の正義に商売人としての正義を重ねようとする人たちと、ほっとけやボケ、と言う商人。
皆んな自分の利ばっかり追求する、神の見えざる手的な資本主義的な市場原理を絡めつつ、暴れん坊将軍的なケレン味を加えると思いきや、伏線と思わせながらも回収する気の全くない展開と、数ページにわたるブルーバックス的な、わかるが必要のない描写。
自分のことを「おけい」という女子もどうかねというドン引きがスパイスとは言え。
まあ、こんなもんなんすかね。
時代小説 -
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ネタバレ幕末から戦前を中心とした北海道、札幌の歴史小説。
五つの章から構成されていて、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉が各章の主人公。
札幌の開拓物語と思っていたが、島と岡崎の章以外は札幌ゆかりの人の話という感じです。
とにかく島や松浦武四郎がいなかったら札幌が道都になっていなかったと思えると島の章は重要です。
堀利煕についても最期について記述してあげてほしかったです。
内村、八重子、有島と文化人が続きますが、キリスト教やアイヌ民族や農場経営について勉強になりました。
石狩川治水責任者の岡崎がトリになるのですが、時代的にはそれまでの章と前後する部分もあるものの、彼の功績によるとこ