門井慶喜のレビュー一覧

  • おさがしの本は

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    興味のない本の話も出てきたが、最後は胸が温かくなる終わり方。
    自分に立ち向かってくる部下をきちんと評価する上司、読んでいて気持ちがいい。

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    2012年01月11日
  • おさがしの本は

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    タイトルが柔らかい印象なので、のんびり日常の謎かしら、て思っていたけど思いのほか本格的な文芸蘊蓄小説だった。北村薫の円紫さんシリーズ的な。
    作中に出てきた「アンパンマン」についての話は著者オリジナル?それとも有名な話?館長じゃないけど、やなせたかし、すごい!とびっくり。

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    2012年01月05日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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    本屋さんで平積みされていたので、何となく買ってみた本。だったのですが、ワタクシ的当た~り~♪♪どんどんぱふぱふ♪♪

    どのへんが気に入ったのかな?と考えてみて出た結論は、
    登場人物とお話の関係が、物凄く優しいからではないかな?と思うのです。
    ずばずば物を言うくせに、肝心なところはやんわりとしている、とても関西人ちっくな優しさです。
    大事なところをズバッと指摘してくれる関東人的優しさがお好みの方には、「はっきりしろってんだい!」と思われるかもしれません。

    主人公の短大美術講師の佐々木氏と、相方の美術コンサルタント神永氏。
    という二人の周りで発生する、鑑定と無理難題を解く。という、美術話込みの推

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    2012年01月03日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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    絵画や美術品を題材にしたミステリ短編集。
    作品を見ることができなくても、文章で想像させられる力はすごい。
    キャラはもっと個性が強くても良い気がする。

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    2011年11月15日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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     題材としては蘊蓄満載で面白いのですが、人物がたってこないのが難点です。

     おしいんだけどなぁ、と思う作品です。

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    2017年08月15日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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    舌で美術品の真贋を見抜くという超能力を持つ神永を探偵役とした美術ミステリー。
    美術のうんちくがたっぷりで、素人のわたしは分からないながらも楽しめました。
    物の真贋だけに留まらず、その背景に人間ドラマもあり、驚きの真相の連続です。

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    2010年12月30日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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    美術品の真贋を「舌」で感じ分けることのできる得意な体質を持った神永美有と、短大の美術講師の佐々木昭友が挑む美術品鑑定ミステリー。

    文庫の帯には二人のことを「最強コンビ」と表していますが、神永が天才で佐々木は道化役という感じでした。

    読み物としてはとても面白かったのですが、読者が推理できる要素がほとんどないので、ミステリーとしては成り立ってないですね。全部、「ふーん」で終わってしまう感じ。「へ~」を楽しむという読み方ならお勧めです。

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    2010年05月17日
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有

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    先に続編を購入していたのでこの作品の
    文庫化は嬉しい。
    美術探偵と名うっての作品だけあってかなり
    美術家達の名前などがバンバン挙っており、少々
    知識のない人間が読んだ場合にその理解度は難解か?

    変則的なワトソン役の視点で語られる短編連作の
    スタイルは効果的で、全編魅力のあるストーリーと
    謎が興味を惹き、美術に詳しくない自分のような人間でも
    単純にミステリとして面白く読めます。長編だと恐らく
    美術面でのミステリ展開に着いていけなくなりそうだもの。

    記憶が曖昧ですが「ギャラリー・フェイク」とか
    「写楽殺人事件」を読んだ時のような自分が未知なるもの
    に対するワクワクする興味を起させてくれます。今

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    2010年03月11日