門井慶喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋さんで平積みされていたので、何となく買ってみた本。だったのですが、ワタクシ的当た~り~♪♪どんどんぱふぱふ♪♪
どのへんが気に入ったのかな?と考えてみて出た結論は、
登場人物とお話の関係が、物凄く優しいからではないかな?と思うのです。
ずばずば物を言うくせに、肝心なところはやんわりとしている、とても関西人ちっくな優しさです。
大事なところをズバッと指摘してくれる関東人的優しさがお好みの方には、「はっきりしろってんだい!」と思われるかもしれません。
主人公の短大美術講師の佐々木氏と、相方の美術コンサルタント神永氏。
という二人の周りで発生する、鑑定と無理難題を解く。という、美術話込みの推 -
Posted by ブクログ
先に続編を購入していたのでこの作品の
文庫化は嬉しい。
美術探偵と名うっての作品だけあってかなり
美術家達の名前などがバンバン挙っており、少々
知識のない人間が読んだ場合にその理解度は難解か?
変則的なワトソン役の視点で語られる短編連作の
スタイルは効果的で、全編魅力のあるストーリーと
謎が興味を惹き、美術に詳しくない自分のような人間でも
単純にミステリとして面白く読めます。長編だと恐らく
美術面でのミステリ展開に着いていけなくなりそうだもの。
記憶が曖昧ですが「ギャラリー・フェイク」とか
「写楽殺人事件」を読んだ時のような自分が未知なるもの
に対するワクワクする興味を起させてくれます。今