【感想・ネタバレ】新選組颯爽録のレビュー

あらすじ

池田屋に踏み込むも、なぜか敵を斬ろうとしない新選組隊長・近藤勇。その胸中にあった切実な願望とは――。(「戦いを避ける」) 新選組について語られる史実の隙間を覗けば、隊士らの心理や葛藤がにじみ出る。近藤・土方らの意外な一面や、馬術師範・安富才助、密偵・村山謙吉、文吏・尾形俊太郎らにも光を当て、歴史小説の名手が、鮮烈にして新しい新選組像を描き出す。

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Posted by ブクログ

新選組の短編集。新選組といえば、司馬遼太郎の金字塔「燃えよ剣」があり、近年になってもあれ以上の作品は存在しない。
この作品は「燃えよ剣」の世界をそのまま持ってきた感があり、「燃えよ剣」の近藤勇、土方歳三、山南敬介、沖田総司らに会うことができる。
新選組を描く上で、もう「燃えよ剣」以外の人格肉づけは無理なんじゃないかなぁ…それはそれでいいのだけれど。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

色んな人が書く『新撰組』が本当に面白い。
作者さんが、誰を好きでどの史実に重きを置いてるのかがわかるのがめちゃくちゃ面白い。
あの本では、そーじゃなかったとか、ここでもそうなってるのか!と思いながら読めるのも面白い。
もっともっと色んな人が書いた新撰組や、新撰組の中の1人に焦点を当てた本を読んで私の中の『新撰組』を掘り下げていきたい!!

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

『新選組血風録』へのオマージュか。司馬や他の作家が描いた群像とは、また違った視点で。どこかあっけらかんと、現代的な感性の持ち主として描写。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

その末路を知っているからこそ新撰組モノはどの物語にも滅びの美学を垣間見られる。逞しくも哀しい人々に魅かれるのだ。

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2019年02月28日

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