嶋津輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まったく何も知らない本だったけど、タイトルと帯に惹かれた。
どうしても「猫」がタイトルに入ってると目が行ってしまうのだ…。
タイトル的にはほっこり平和な小説かと思ったけど、帯には「なにか悪いことがおきるのかも、という薄暗い期待。…」と書いてあって、はて一体どんなストーリーが?と謎を感じつつ読み始め。
7つの短編で、1話30ページくらいの短い話。
なんだけど、思ったよりも引き込まれた。
短い話の中で大きな動きがある訳ではないんだけど、決して平坦でもない。
帯の文の意味が分かった。
タイトルから漂うほっこり感はないけど、不穏な終わりでもなくて、なんだか不思議な本だった。
癖のある人たちがでてきて、なんじゃそりゃ!って少し笑ってしまった。
ほかの作品が直木賞候補になったことがあるらしく、それも読んでみたいかも。
短編はそこまで好きじゃないんだけど、なんだか普通とは違う雰囲気で面白かったな。
【追記】
この作家さん、直木賞取ったのかー!「カフェーの帰り道」って聞いたことある、この1、2年で受賞かな?
ますます他の作品も読みたくなっちゃった。 -
Posted by ブクログ
猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。
目次
世界を取り戻す 村上由佳
女か猫か 有栖川有栖
50万の猫と7センチ 阿倍智里
双胎の爪 長岡弘樹
名前がありすぎる カツセマサヒコ
猫とビデオテープ 嶋津輝
幸せなシモベ 望月舞衣
阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんがでてきますが、精彩に欠けてましたね!
題名に惹かれましたが、もうひとつと云うところでした(=゚ω゚=) -
Posted by ブクログ
冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー
6人の作家による個性豊かな短編集で、個人的には
寺地はるなさんと町田そのこさんが好みだった。
以下、収録作品と簡単なレビュー
飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
成年年齢が引き下げられた。
でもどう感じるかなんて自分次第だと思った。
寺地はるな「ありふれた特別」
読者の予想をいい意味で裏切ってくれた。
ずっと何やら面白くてじんわりと温かかった。
雪舟えま「二人という旅」
家読みのシガとクローンのナガノ。
まさかのSFでぶっ飛んでいた笑
嶋津輝「漂泊の道」
葬儀で出会ったうつくしいひと・・・
感じ方や物の見方が年々研ぎ澄まされ無駄を排除していく様子が人生と重なって趣深い。
高山羽根子「祀(まつ)りの生きもの」
神社のおまつりで手に入れた生きもの
正体が曖昧すぎて最後まで消化出来ず・・・
町田そのこ「六年目の弔い」
交通事故死した夫の祥月命日を、夫の娘と過ごす
唯一涙腺が刺激された作品だがラストに思わぬ仕掛けが!ただ気付くの遅過ぎやせんか?
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
「もうすぐ十八歳」 飛鳥井千砂
「ありふれた特別」 寺地はるな
「二人という旅」 雪舟えま
「漂泊の道」 嶋津輝
「祀りの生きもの」 高山羽根子
「六年目の弔い」 町田そのこ
冠婚葬祭アンソロジー。
「もうすぐ十八歳」 「成人」を巡る話。沖縄出身で、十八で子どもを産み、結婚した智佳。娘が十八になることで感慨を抱く。
「ありふれた特別」 取り立てて仲がいいわけでもなかった幼なじみたちの関係が変化した、出産騒ぎ。
「二人という旅」 結婚。旅をしている家読みのシガと助手のクローン・ナガノとの関係の変化。
「漂泊の道」 弔事のときだけ会う親戚のカナに漠然と惹かれる希和子の生き方。
「祀りの生きもの」 「私」は、子どものころ、縁日で買った「南洋の妖精」を思い出す。
「六年目の弔い」 交通事故で亡くなった夫の七回忌。夫の娘が訪ねてくる。
長い時間が流れていて、年を経ることの意味を思う。