嶋津輝のレビュー一覧

  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞作なので読んでみたら、思いがけず自分の好きなタイプの作品だった。
    温かくて幸せな読書時間で、もっとこの物語の中にいたかった。

    大正から昭和にかけて、カフェの女給として働いた女性たちの何気ない日常が描かれている。
    「カフェー」は今のカフェをイメージすると少し違うので、そこもまた面白いところ。

    読み進めるうちに、登場人物たち全員が愛おしくなっていく。
    自分と同じく、この作品は予備知識なしで彼女たちに出会う方がきっと楽しいと思うので、一人ひとりの魅力を詳しく紹介したいけど、ぐっとこらえます(・×・)

    いろんな感情を味わえるんだけど、激しくないので安心して読める。
    全体に流れるユーモ

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    2026年04月25日
  • カフェーの帰り道

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    一人ひとりの個性や感情が章の中に詰め込まれていて、どのキャラもぼやけなかった。そのため、最後までしっかりとどんな人だったか思い出すこどができ、綺麗な繋がりのある展開だった。

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    2026年04月23日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞作ということで手に取りました。

    映画「この世界の片隅に」に通じるような、時代に翻弄されながらも懸命に生きる人の日々がが丁寧に描かれています

    読みやすく誰にでもオススメ出来る作品です

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    2026年04月23日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    見慣れない言葉が多く、読みにくいと思ったがストーリーが良くて一気読みだった。戦前から戦後にかけてのカフェで働く女性たちの話。好きな人や息子を戦場へ送る親の気持ちを想像して苦しかった。

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    2026年04月20日
  • カフェーの帰り道

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    東京・上野にある、あまり流行っていない「カフェー西行」で女給として働く女性たちの連作短編集。

    大正から昭和にかけての話であるが、個性ある女性たちの人生は、100年経った今でもすんなりと心に染みるほど馴染みあるものに感じられた。

    それほどに違和感なくほかほかと心の内に入ってくるのは、酷い描写もなく女たちの憎悪も感じることがなかったせいだろう。

    みんなそれぞれに愛しいと思えるのは、いつも厨房にいる店主兼コックの菊田さんの人柄が素晴らしいからかもしれない。

    とても読みやすく温かさを感じる話だった。





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    2026年04月20日
  • カフェーの帰り道

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    とても好きなお話でした。

    人の良いマスターが経営するカフェーが舞台。
    戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きたカフェーで働く女性たちの連作集?かな。
    語り手は変わるけれど、五篇はずっと繋がっていて最終章で繋がりのある人たちの消息がわかるようになっています。
    他の著書も読みたくなりました。

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    2026年04月18日
  • カフェーの帰り道

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    大正時代から昭和の戦後間もない頃までを舞台に、カフェー西行で働く女給たちの人生を描いた物語です。時代の移り変わりの中で、それぞれの人生が少しずつ重なり合い、つながっていく様子が丁寧に描かれています。

    登場人物たちは皆、決して平坦ではない時代を生きていますが、人との偶然の出会いや何気ない会話がきっかけとなり、少しずつ人生が良い方向へ動いていきます。特に、女給同士の関係や、お店に集う人々とのあたたかな交流に、読んでいて心がほっとします。

    戦時中を扱った作品には重く悲しいものも多い中、この作品はそうした時代背景を持ちながらも、人のぬくもりや支え合いを感じさせる穏やかな物語です。人物描写も生き生き

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    2026年04月18日
  • カフェーの帰り道

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    素晴らしい。
    これこそ映画化やドラマ化されたら面白いと思うし、大ヒットするだろうと思える作品でした。
    当然のことながらスマホもない、インターネットもない、テレビもない、現在とは比べるまでもなく娯楽が少なかった戦前に、それでも人生を謳歌していた女性たち。
    そんな時代が続けばいいと思いながらも、戦中の重苦しい空気に作品が支配されてしまうのが辛かった。
    そして希望の見えてきた戦後。
    戦後を生き抜いた人たちのバイタリティには、本当に頭が下がるし、その人たちのおかげで現在の繁栄があり、そして自分たちがいる。
    そのことには本当に感謝しなくてはならない。

    この本を読むにあたっては、涙なしではいられなくなる

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    2026年04月16日
  • 襷がけの二人

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    「カフェの帰り道」で最近直木賞を受賞された嶋津輝さんの作品。女同士の友情が爽やかで読後感がいい。

    千代は目の見えない三味線のお師匠さん初衣のところに住み込み女中としてお世話になることになった。初衣は空襲で目が焼けて見えなくなった。千代も空襲で喉が焼けてしまって今はダミ声である。それで初衣は千代がわからなかったのだ。初衣と千代はもともと知り合いだった。

    大正15年、千代は山田家に嫁ぐ。初衣はそこのお手伝いさんだった。家事全般何をさせても手際が良く、素晴らしい。特に料理がうまく、千代は初衣に教えてもらったようなものだ。初衣は元芸者で、夫の父に落籍されて山田家に来ていた。

    夫が高崎の方に仕事に

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    2026年03月08日
  • 襷がけの二人

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    ネタバレ

    襷がけをして家事に勤しむ2人の姿と、長い人生をかけて交差する2人の関係性を掛けているんですね…

    おっとりした千代さんと芸妓あがりで粋なお初さん。主従関係が入れ替わりながらも長い間連れ添った2人の関係性が羨ましい。
    義父の妾と嫁という間柄で、お互いに軽蔑しようと思えばできたのに、尊敬しあって支え合う2人の心根の良さが沁みました。

    お料理シーンが大変多く出てくるので、昔の手の込んだ旬の食材を使ったお料理が美味しそうで美味しいそうで…現代では高いお金を払わなければ食べられなくなりましたが、手間暇かけて自分と誰かのためにお料理したくなりました。

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    2026年03月01日
  • 襷がけの二人

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    この世に生きる人たちが綴る日常ひとつひとつが、大切な人生でありドラマなのだと思わせる物語。どのエピソードも人物も愛おしく、読み終わると心が温かくなる本でした。

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    2026年02月14日
  • 襷がけの二人

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     とにかく面白かったです。
     大正15年(1926年)から昭和25年(1950年)までの千代さんと初衣さんの関係と人生が描かれています。
     少しぼおっとしたところがある千代さん、背が高くキビキビと行動する初衣さん。
    わたしは、お初さんのカッコよさのファンになりました♡

     千代さんとお初さんがお風呂に入っている場面での、お初さんの「もそっと」には声を出して笑ってしまいました。

     ていねいに書かれている名作だと思います。
     みなさまもぜひ♡

    〔作品紹介・あらすじ〕
    第170回直木賞候補作として選考委員から激賞!
    全編にわたるユーモアが、高く評価された女性たちの大河小説。
     裕福な家に嫁いだ千

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    2026年01月25日
  • 襷がけの二人

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    主人公に感情移入してしまった
    それぐらい応援したくなる女性
    初枝さんとお芳ちゃんとまた3人で笑顔で会えたかな
    この作家さんの本 次も読みたい

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    2026年01月17日
  • 襷がけの二人

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    『カフェーの帰り道』『スナック墓場』に続く3作目。
    非常に良い!
    柔らかな、血の通った文章を書く作家さんだと思う。次回作も今から待ち遠しい。

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    2025年12月29日
  • 襷がけの二人

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    audible→本購入♡
    とっても大好きな物語だったので、すぐに本購入した。
    千代の嫁入りしてから茂一郎とのやり取りにモヤモヤした…千代の心情は事細かく書かれていて同じ女性として共感できることも多かった。
    一方で茂一郎がなにを考えて想っているのか⁇同じくらい細かく知りたかった。
    お初さんと千代の物語はもー心が震えるくらい身に染みた。戦前、戦中、戦後の2人が支え合い生きる生き様が美しく、いつの時代も手のこもった料理は心を温めてくれるんだと感じた♡

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    2025年12月27日
  • 女ともだち

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    全話面白かった!
    周りにこういう女の子居たなぁって
    どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!

    特に刺さったのは
    「こっちを向いて」というお話。
    仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。

    でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
    めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
    大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO

    最後の「獣の夜」は、臨場

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    2025年12月18日
  • 駐車場のねこ

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    どれも好きだなー

    「一等賞」
    気づくと、細田守監督がアニメ化した映像を勝手にイメージして読んでいた。
    脳内に映像がどんどん浮かんできて、それはどこかポップな絵で、いかにもアニメ的だった。
    主人公が転んだ場面、冬であったりその原因や怪我の状況などが、私の小学生の時の思い出とかなり重なっていてビックリした。

    GOAT初号に収められていた短編をきっかけに読んだわけだけれど、期待を裏切られず大いに楽しめた。
    もうすっかり嶋津輝さんファンである。

    森絵都さんの解説も楽しく、最後のツッコミ?的な指摘に大いに納得した。

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    2025年12月11日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 駐車場のねこ

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    一見普通だけど、ちょっと不思議な人たちの話。

    どんな人にも文字通り人生があるのですね。

    読んで良かったなーと思わせられました。
    嶋津輝さんの他の作品も読んでみようと思います。

    なお、「美丈夫」という表現が妙に気に入ってしまい、これから積極的に使っていきたい。

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    2025年01月04日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日