嶋津輝のレビュー一覧

  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    ここまでみんなの物語を追ってきた読者へのご褒美のような最後の話が大好きです。成長した主人公たちが、思い思いに会話をしている姿を見れるのが本当に楽しかった。

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    2026年10月11日
  • カフェーの帰り道

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    とても面白かった。昭和初期から中盤にかけてのカフェを舞台にした物語。最初はコミカルな雰囲気を漂わせ、軽やかに読めそうだなと思っていると、少しずつ戦争の影が落ちてくる。
    奇しくも昭和初期を舞台にした小説を続けて読んだのだが、もし自分の息子が兵隊に取られたら……と思うと胸が苦しくなる。
    明るく可愛らしい女給たちにも、それぞれ戦争の影が迫っていく。だが、そんな過酷な時代の中でも、彼女たちの前向きな生き様を感じられる素晴らしい作品で、読後感も非常に良かった。

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    2026年10月10日
  • カフェーの帰り道

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    最初はカフェーの女給さんのほのぼのとした話だったのが一転、戦時下の話になり一気に雰囲気が変わった。そんな中でもカフェーを通して人の繋がりがあり、いい話だった。しばらくしてまた再読したい。

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    2026年10月08日
  • カフェーの帰り道

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    大正〜昭和の女性たちの人間味あふれる姿が印象的な本。ときおり心にぐっとくる一行があります。
    戦争という大きな出来事の中でも、誰かに恋をしたり、働くことやこれからの人生について考えたり。そんな100年前の女性たちの姿がとても身近に感じられました。

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    2026年10月06日
  • カフェーの帰り道

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    【戦前の美しいカフェーの世界へ誘う】
    カフェー西行、この物語のホームグラウンド。
    カフェーといっても、今のようなカフェではない。女給と呼ばれる若い女性が男性と話したりする。今でいうガールズバー的なものか。
    戦前から戦後にかけての日本のカフェー文化を知ることができる。
    カフェー西行を舞台に、時代は異なるがそれぞれの人生が交差する。
    とても興味深い作りであった。

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    2026年10月05日
  • 駐車場のねこ

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    ネタバレ

    『駐車場のねこ』は普通の人と、ちょっと普通じゃない人たちの物語。この「わからない感じ」が面白くて少し怖いのです。

    文庫化の際に『スナック墓場』から『駐車場のねこ』へタイトルが変更されました。

    【駐車場のねこ】
    ふとん屋の民子は野良猫たちに餌をやっている。猫は去勢済の「さくら猫」だし、客受けがいいので商店街でも餌やりを認めていた。

    しかし、向かいのふぐ屋の料理人だけは、民子に文句を言ってきた。

    ある時、民子が膝の手術で入院中に夫から猫たちが来なくなったと聞かされる。民子はふぐ屋がなにかしたのではと思い込むようになり…。

    商店街の店同士って、連帯感があるのかとおもったら、アパートと同じで付き合いがないことも多いんですね。

    近所が何をしているかわからないのが少し怖い感じがします。

    そんな、ちょっと怖くてほっこりする人々の日常が描かれています。

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    2026年10月03日
  • カフェーの帰り道

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    明治から昭和にかけての5人の女給さんのお話ですが、独立した短編ではなく、「カフェー西行」に携わった人たちの日常が穏やかに描かれていたり、戦争に翻弄される女性たちの営みがあったりして、一気に読み進められました。
    分かり易い文書表現で、その場の情景が思い浮かんで、コーヒーの香りさえしてきそうな読書時間でした。
    嶋津先生の作品、他にも読んでみたいです。

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    2026年10月01日
  • カフェーの帰り道

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    一つのカフェの女給たちの物語。一人一人の人生に焦点を当てたお話。深くて良かった。戦争が絡んでいるから感慨深かった。

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    2026年10月01日
  • カフェーの帰り道

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    とても心が癒された。ほっこりした物語。
    100年前、今より裕福でもなく、便利なものもない。
    戦争は始まるし、決して良い時代ではないのに、何故か羨ましいと思えた。
    『カフェー西行』に行ってみたい、というか、働いてみたい。

    大正の終わりから戦後にかけて、上野の片隅にある『カフェー西行』で働く女給たち。
    一人一人にスポットをあてた短編集。
    それぞれの女性たちが魅力的で、絶妙に絡んでいくのもまた面白い。
    和服にエプロンのカフェというのもハイカラだったんでしょうね。
    朝ドラを見ているような感覚で、とても読みやすかった。

    美登里、好きだなぁ(笑)

    いつの世も、戦争だけはあってはならない。

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    2026年09月27日
  • カフェーの帰り道

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    すっごく素敵な世界観
    読み始めて数ページで「もうすでに好きだ」と!

    短編集だけどそれぞれの登場人物のその後も後々描かれてて思わぬところで知れる楽しさとワクワク感

    戦争時代ってこともあり別れや食糧難、敵国に対する思いも描かれててつらい部分や泣けるところもあったり。
    セイちゃんがしっかり生きててくれてほっとしたり。

    私の好きな登場人物は「園子さん」でした。
    聞かれたら素直に住所も言っちゃうけど年齢聞かれると堂々と嘘を、、
    住所はだめよって注意されると息吐くようにほろほろと嘘が出てくる出てくる。笑
    園子さんに対して冷たくあたる人もいる中、嫌な態度も取らずなんなら、相手にしてないですわって感じで堂々としててとてもかっこよかった!!
    逞しく勇ましい姿がとっても素敵でした。

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    2026年09月26日
  • カフェーの帰り道

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    なんて味わい深い作風!いきいきと描かれる人物描写にはクスッと笑ってしまうようなおかしみが随所にあり、戦中戦後の健気で切ない事情もしみじみと胸に迫り一日でイッキ読み。舞台の街も馴染みのあるところばかりで当時の雰囲気や暮らしぶりを想像しながら楽しく読んだ。戦争を挟んだ何年間かのカフェー西行まわりで、25過ぎたら年増扱い、28過ぎたら辞めさせられる若年定年制などの社会のしがらみや年齢に化粧や髪型、服装などに向けられる世間の好奇の目にもめげず、様々な年代の女給たちや彼女らの周囲の人々が心をときめかせたり悲しみに胸を痛めたりお互いにイラついたり助け合ったりしながら働いて生きていく様子がたくましく微笑ましくて、ほのぼのとした読後感が心地よくて、未読の「襷掛けの二人」もすぐに読みます!

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    2026年09月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    三省堂の『本を味わう』という企画で買った本。
    タイトルや作者は隠されていて、チョコレートの包装のように原材料や味わいのみがかかれていて、それだけを頼りにほんを選び購入する、というもの。

    冠婚葬祭アンソロジーってはじめてきいたぞ!笑
    タイトルやあらすじを知っていたら、普段だったら絶対選ばないなあ。
    けど良かったです。
    寺地はるな『ありふれた特別』町田そのこ『六年目の弔い』が特に良かった。

    偶然の出会いに感謝!
    こういう企画ほんと面白い

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    2026年09月08日
  • 猫はわかっている

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    お話の主要な場面に「猫」が登場するアンソロジー。
    内容はミステリーだったり、エッセイだったり。。
    どれも秀逸で、面白く読むことができました。

    最初の作家さんの、親の影響で猫を飼っていて、仕事の中で余命いくばくの猫に遭遇して・・のお話も良かったし、ミステリー好きとしては、ロックの仲間割れを招いた猫の話、離婚話で持ち上がったある疑惑から、猫が切欠で現実味が帯びる話はゾクッとするものがありました。

    その中でも、一番好きなのは、野良ちゃんを見守るご家族のエピソードが詰まった、感動&笑いのお話。とても良かったし、私がポチっとしたこの電子書籍代も、猫ちゃんの治療の還元に役立てば大変うれしいです笑

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    2026年09月08日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    どれもすごく良かった!
    初めて読む作家さんもいたので、
    嬉しい発見。
    アンソロジーはこういう出会いがあるから
    大好きなんだよねぇ

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    2026年07月31日
  • 駐車場のねこ

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    どのお話も淡々と進み、結末もスッキリとした形じゃなく、静かに、含みを持たせた感じで終わりになります。
    個人的には、凄く幸せな余韻が残ってくれる、素敵な小説でした。

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    2026年07月05日
  • 女ともだち

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    全話面白かった!
    周りにこういう女の子居たなぁって
    どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!

    特に刺さったのは
    「こっちを向いて」というお話。
    仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。

    でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
    めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
    大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO

    最後の「獣の夜」は、臨場感がすごい文章で、めちゃくちゃ惹き込まれました。
    早く誕生日の友達をサプライズで会場まで連れて行かないといけない、皆が待ってるのに!と焦りつつ、ジビエフェスで楽しくなっちゃってどうでもよくなってきてる主人公。
    責任感vsどうにでもなれ( ´∀`)⭐︎
    の感情がずっと主人公の中で戦ってるのに、どんどんお酒と料理追加していくのおもろい!笑


    わぁーー確かに!!!ってなった文章抜粋
    ↓ ↓ ↓
    「いない人を否定したら女の友情はひびが入りだす。」

    「今、自分が置かれている境遇に似た人と仲良くなる。女がともだちを作るときの条件は、基本的にそこにある。ただいま現在の悩みを共有できることが、女にとってともだちになる大切なポイントになりやすい。」

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    2025年12月18日
  • 駐車場のねこ

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    どれも好きだなー

    「一等賞」
    気づくと、細田守監督がアニメ化した映像を勝手にイメージして読んでいた。
    脳内に映像がどんどん浮かんできて、それはどこかポップな絵で、いかにもアニメ的だった。
    主人公が転んだ場面、冬であったりその原因や怪我の状況などが、私の小学生の時の思い出とかなり重なっていてビックリした。

    GOAT初号に収められていた短編をきっかけに読んだわけだけれど、期待を裏切られず大いに楽しめた。
    もうすっかり嶋津輝さんファンである。

    森絵都さんの解説も楽しく、最後のツッコミ?的な指摘に大いに納得した。

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    2025年12月11日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日