嶋津輝のレビュー一覧
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とにかく面白かったです。
大正15年(1926年)から昭和25年(1950年)までの千代さんと初衣さんの関係と人生が描かれています。
少しぼおっとしたところがある千代さん、背が高くキビキビと行動する初衣さん。
わたしは、お初さんのカッコよさのファンになりました♡
千代さんとお初さんがお風呂に入っている場面での、お初さんの「もそっと」には声を出して笑ってしまいました。
ていねいに書かれている名作だと思います。
みなさまもぜひ♡
〔作品紹介・あらすじ〕
第170回直木賞候補作として選考委員から激賞!
全編にわたるユーモアが、高く評価された女性たちの大河小説。
裕福な家に嫁いだ千 -
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ネタバレ途中戦争があり悲しい出来事はあるが、全体的に優しくほっこりするお話だった。ドラマ化するのでは?
登場人物は皆個性的。逞しくしたたかな面もあった。そういえば意地悪な人ほとんど出て来なかったですね。
嘘つき美登里さんが面白い。嘘なんだけどほら拭きというか、楽しい嘘なんですよね。嘘だと分かったとしても嫌にならない。園子との嘘合戦は面白くほっこりした。それにしても、美登里は菊田といつ結婚したんだろう?そこは謎。それも嘘なのかな??
幾子のお土産の章で、園子以外みんな再登場し、未来につながる明るい終わり方が良かった。カフェのコーヒーのようなホッとする終わり方だった(上手い事言った感、笑)。
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あら2-3日前に読んだぞ?おめでとうございますとなりました。
祝第174回直木三十五賞受賞作品!!カフェ西行で働く人々をめぐる物語。大正から昭和の戦後まで。
第1話 近所のおかみさんから、カフェの女給の家に女子高等学校で教師をしている夫が入り浸っていると聞かされた。稲子は心配になりカフェに行き、竹久夢二の絵によく似たタイ子と出会う。
第2話 美登里は嘘をつくのが苦にならない。サラッと嘘がつける。新しい同僚が入ってくるが、どう見ても40近いというのに、19歳だと言い張って、なんと雇われてしまった。
第3話 おセイさんは出戻りで35歳。西行の女給から事務員になったのが、最終的にちょっと頭や学 -
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2025.直木賞、芥川賞の候補作品が
発表され、前回受賞作品がなかったことから
気になっていて候補作品をいくつか
読みたくなりました。
1番初めに目についたのがこの作品で
直木賞、芥川賞の候補作は読み進めにくい
物が多いような気がして躊躇したのですが
題材がカフェー(カフェではなく敢えてのカフェー)
だった事もあり読んでみました。
明治〜大正〜昭和と移りゆく時の中で
カフェーの女給として生きた数名の女性達の
物語。気を衒う派手さはないけれど
こんなにも静かに揺るぎなく本を読めたのは
久しぶりでした。
後半は戦中、戦後の女性達の大切な息子達が
出征し胸が詰まるようなシーンもあるのですが
決し -
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全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場 -
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ネタバレ戦後間もない昭和24年。盲目の三味線師匠、三村初枝宅の女中となった鈴木千代。実は戦争前、初枝は千代の家の女中だったのだ。
なるほど、こう書いてみると二人の立場も襷がけなんだなぁと読後に分かる。襷をかけて力いっぱい生きようという意味も込めているんだなぁと感嘆。
太平洋戦争をはさむ波乱の時代を、女の絆で乗り切ってきた千代と初枝の物語。有吉佐和子や田辺聖子らが描いてきた昭和女流文学のテイストを強く感じる作品だった。家事の苦労、夫との不和、妾の存在、おせっかいババアのうっとうしさ、実家の確執。それらの話を徹底的にひっくり返す東京大空襲。
たくましく生きてきて、これからも生きていくであろう、2人(