嶋津輝のレビュー一覧

  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    いろんな作家さんのいろんな作風の物語を読めるのでアンソロジーは好きです。お得感がある(笑)。
    好きなのはやっぱり寺地はるなさん。最高にハッピーな成人式の話でした^^

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    好みなのは「祀りのいきもの」。祖母は何を飼っていたんだろう。南洋の妖精?そもそも南洋の妖精は生き物なのか。不思議が心地よく残るお話だった。
    文章が全体的にひんやりと静かなイメージで好み。

    印象に残ったのは「二人という旅」。冠婚葬祭というテーマにSFチックな作風という斬新な角度?からの物語だなと思った。アンソロジーにスパイスが効いて私は好き。
    あと、結婚について、契約の女神と対話するシーンがとても好き。結婚の誓いは後に夫婦が別れたとしても破られたことにはならない。なぜなら、結婚という契約はお互いを永遠に愛したという、それほどまでに強い願いが、人の短い人生に一生に一瞬でも存在したことの証明だから。という考えが良い。人と人が一緒にいることは難しいけど、そんなに強く願い合える日が私にも来るのか、考えてしまった。

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    2026年05月04日
  • 駐車場のねこ

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    不思議な作家さんである。
    ここにいる人たちは、どこにでもいるような普通の人たちなのだが、それでも小説になるほどの個性は持ち合わせている。事件らしい事件は起きないが、心がざわついたり、想定外の事態に狼狽えたりする。しかし、大きなオチもない。
    人生で、誰かに起こりそうで起こらない、または起こらなそうでも実際起きていそうな、そんな人生の綾を描いた短編集。

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    2026年04月11日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    とつとつと、心に迫るものがある。このお話たちに、出会えてよかった。少しあの日に帰ったような感覚に陥った。

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    2026年03月15日
  • 駐車場のねこ

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    読者に想像させる終わり方の話が多く、余韻まで楽しめる短編集。
    森絵都さんの解説を読んでたしかに。。!の連続でした。面白かったです!

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    2026年03月14日
  • 駐車場のねこ

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    えー!どうなるの?どこ行っちゃったの?大丈夫なの?からの…?!あぁwwってな物語たちよ(笑)
    通常運行であろう日常の人々にドキドキしながらのーー…?!だからさぁwwwって…

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    2026年03月13日
  • 女ともだち

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    面白かった!
    それぞれの短編の掲載順?編纂順?並び?がとてもいい。最初の2話でズドンと落として中盤でジワジワ癒されて、最後は駆け抜けた。
    読み始めは女ともだちって何でこうなんだ……と落ち込んだけれど、読み終わる頃には女ともだちってなんかイイなと思える。
    「COPY」「水底の星」「ブータンの歌」が特に印象に残った。

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    2026年02月19日
  • 駐車場のねこ

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    7つの短編集
    ちょっと変わった人達が出てくるけど、根っからの悪人ではない
    普通の人の日常の中に紛れる優しさ
    そして、ちょっとした謎
    しかもその説明は成されない

    そんな何気ないやり取りが満載


    ・ラインのふたり
    工場の短期バイトで知り合った女性二人の交流
    若い社員から目の敵にされている事を察し、口撃を試みるが
    その社員から返ってきた対応とは

    バイト目線では、社員さんの仕事はそう見えるのでしょうね
    実際は、他のタスクのついでだったりするのだけどね

    それにしても、「命の母」って職場の救急箱に入ってるものか?
    頓服薬ではないんだけど?


    ・カシさん
    個人経営のクリーニングを営む夫婦と、下着までクリーニングに出そうとしてくるオカシな客のカシさん

    カシさんの意図が最後まで読んでも謎
    あと、奥さんがカシさんに掛けた言葉の意図と心境の変化も

    最初に思ったのは、カシさんが乳がんで乳房を摘出したとか?と思った
    なので、奥さんが銭湯で裸を見て察したのかとね
    旦那さんが見たのは、疑似乳房だった可能性もなくはない
    でも、違うような気がする

    それだとしても、旦那さんに対する妙な執着の説明が付かないのでね
    やはり、以前関係を持った相手がポイントだと思うのだけど、何も推理できない


    あと、カシさんは潔癖症なのかとも思った
    まぁ、そんな人が銭湯に行くか?とも思うけど
    湯船に長く浸かっていたとか、奥さんはその後の行動とかから察するものがあったのだろうか?

    だとしても、奥さんが旦那さんに言った
    「あなたって、乾いた雑巾みたいだもの」という言葉
    雑巾に例えている時点で、完全にいい意味ではないわなぁ
    だから奥さんも気まずそうにしているわけだけれども
    旦那さんの汗ならOKという理由も謎だなぁ

    もう一つの可能性として、カシさんがトランスジェンダーで性転換済みもありそう
    それなら奥さんの行動も納得がいくし
    手の描写も元男性という伏線にも思える


    あと、ダルダルのランニングシャツで乳首が見える姿から、「グレコローマン」という渾名をつけられてるところは笑える


    ・姉といもうと
    幸田文の「流れる」に憧れて家政婦の仕事をしている姉と、指先が欠損していて知人の経営するラブホテルで受付をしている妹

    姉の派遣先の夫が、妹の彼氏の上司と判明する

    妹さんの指がない理由を聞いてきたのが、その上司が人生で二度目だという
    姉は物心付いた頃から妹の指がなかったので、聞くことすらしてこなかったらしい

    妹さんみたいなキャラの人、身近にいたら楽しそう

    メタ的な謎として、タイトルの「いもうと」がひらがななのはどんな意図なのだろう?
    姉妹のキャラクターを反省させてるのかな?


    ・駐車場の猫
    布団屋を営む夫婦と、お向かいのフグ屋の隣の駐車場にやってくる猫

    旦那さんは男前で、べらんめぇ口調というギャップ
    その妻が普段は猫に餌をあげているが、入院中には印象のよくないフグ屋の女将さんが餌をやっていたようで……


    ・米屋の母娘
    怪我をした母親の元に通う独身の息子がお弁当を買うために立ち寄る米屋の母娘

    値段は安いが、コロッケを爆発させたのか中身がなかったり、おかずが少なくなっていたり
    しかも、接客が然程よくない


    ・一等賞
    発作で商店街をうろつき始めるアラオと、それを治めるために連携して誘導する商店街のお店の人々
    そしてそれを最後まで見届ける主人公の女性とその幼少期の出来事


    ・スナック墓場
    潰れたスナックの女性店員3人が同窓会的に競馬場で語らう話
    本当は「波止場」という店名だが、「スナック墓場」と陰口を叩かれていた理由と潰れた経緯



    どの話しも良いけれども
    一番気になったのは「カシさん」かな
    結局、カシさんの正体や奥さんの態度が変わった理由が気になる


    元は「スナック墓場」だったのを改題して文庫化

    芥川賞作家のようだけど、浅学にしてお名前を聞いたことがなかった
    「カフェーの帰り道」の作家さんだったのですね
    経歴を見てみたけど、まだ数作しか出されていない
    直木賞って、中堅どころの作家さんが受賞するイメージがあるのだけど、ある意味でまだ新人さんと言えるような方も対象なのか?

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    『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞を受賞!

    いま最も注目されている作家・嶋津輝の
    デビュー作(「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」)を含む傑作短篇集。

    単行本『スナック墓場』を改題

    幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
    つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
    職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
    自分が入院中、向いのふぐ屋のおかみさんがなぜか駐車場の猫に餌をあげていて…。

    商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線。
    思わずほほえんでしまうユーモア、人間観察から溢れる、生きることへの〝姿勢の良さ〟がにじみ出る。

    何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。

    文庫解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」

    第二作である長篇小説『襷がけの二人』は第170回直木賞候補作に。
    宮部みゆき、三浦しをんら、選考委員が絶賛!
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    2026年02月18日
  • 駐車場のねこ

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    ネタバレ


    ジャミラはホントはいい人だなと思った。二人はお母さんと同い年だから、お母さんと同い年の気持ち思って薬渡したのか、悪い人に思えてもいいとこもあるのかなって思った
    かしさん
    最初は変わった女客だと思ったけど、妻が打ち解けあってる。クリーニングできれいなことに感動してたりする。人っていろんな顔持ってる
    姉といもうと
    多美子、指を失ってるにも関わらず臆することなく、おぎので働き、家庭教師の間に相手をみつけ、そのまま後継として、二人で住む。頑張ってるからこそ、幸せな感じがした。

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    2026年02月14日
  • 駐車場のねこ

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    ネタバレ

    何か起こりそうな不穏な感じがあるけど結果何も起こらない(ほっ)。何か事情がありそうだけどそれは書いてない(想像が膨らみ、気になる)。読後感はよい話が多い。
    現実では、原因と結果と、全てがわかるわけじゃないからリアルといえばリアルだけど、小説だし、もうちょっと情報開示してほしいかなぁ。
    「カシさん」「姉といもうと」「米屋の母子」が好み。

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    2026年02月08日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにした短編集。年齢のせいか、成人と結婚の話は微笑ましかった。
    祭りには儚さを、葬式には哀しさを覚える。
    人生の節目がぎゅっと凝縮された物語を読むと、自分の来し方を振り返って身が引き締まる。
    今、出会えてよかった。

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    2025年12月16日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    「もうすぐ十八歳/飛鳥井千砂」
    「ありふれた特別/寺地はるな」
    「二人という旅/雪舟えま」
    「漂泊の道/嶋津輝」
    「祀りの生きもの/高山羽根子」
    「六年目の弔い/町田そのこ」
    冠婚葬祭をテーマにした6話収録の短編集。

    文庫オリジナル&書下ろしが嬉しい。
    著名な作家さん勢揃いで粒ぞろいの作品ばかり。

    お気に入りは寺地はるなさん。
    まんまとミスリードされ、感情が上へ下へと揺さぶられたが読後感は最高。

    嶋津輝さんの作品も味わい深い。

    町田そのこさん、やはり一筋縄では行かない。
    良い話で終わるかと思いきやラストで突き付けられる真相に愕然。

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    2025年06月14日
  • 女ともだち

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    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけど描写が素晴らしくてフェスタに行きたくなりました。ハラハラする展開とさっぱりした友情に肉とアルコール!血腥い夜のデザートも堪能しまくってほしい!

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    2025年05月19日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー。幸せなお話が多いかと思いきや、じとっとした暗さを孕んだお話が多い。お気に入りは、死んだ夫の娘が訪ねてくるお話、町田そのこ「六年目の弔い」。

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    2025年05月08日
  • 駐車場のねこ

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    ほのぼのした短編だが、登場人物のキャラクターが面白くかつ物語にも一捻りあって面白かった。
    他の作品があればまた読みたい。3.8

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    2025年04月23日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    久々に全部好きな話が詰まったアンソロジーだった。

    何よりインパクトがあったのはラストの町田その子さんの「六年目の弔い」。最後にとんでもない爆弾をぶっ込んできたな…。
    設定の時点で結構突っ込んだ内容になりそうだったけど、その中で珠美と志乃がいい関係性になれてほっこり終わるのかと思ったら最後に胸がざわつく展開に。

    冠婚葬祭の中で、一番無難そうで難しいテーマの「婚」がSFだったのも面白かった。普段SF読まない人間でも読みやすくて好きな話だった。雪舟えまさん、他の作品も読んでみたいな。

    寺地はるなさんも安定して好みの作品。40代の幼馴染たちがバタバタする話って微笑ましい。

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    2025年03月01日
  • 女ともだち

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    女ともだちって、すごく独特な世界だと思う。
    男ともだちほど単純じゃなくて、複雑だ。

    嫌気がさしたり疲れちゃう事も多いけど、それでも何だかんだと素敵だなと思わせられた一冊だった。

    全然違う物語なんだけど、どれも身近な感じがするから面白い。

    読み終われば『それなりに色々あるけど、やっぱり女ともだちって最高じゃん?』って気持ちになれるかも?
    しばらく寝かせてから、また読み直したいなぁ。

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    2025年02月05日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。女性が書く女性の描写ってほんとに良くも悪くも容赦がなくて、でもあたたかくて冷たくて、最高だな~~~!と思う。仲がいいのか悪いのかわからない。それでいてなんかわかりあえるところがあるという、絶妙な関係性の話ばかりでどれもおもしろかった

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    2024年11月29日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    嶋津輝「漂泊の道」
    葬式の時にしか会わない遠い親戚との話。自分の母親の兄の奥さんの妹の娘、遠すぎてものすごく考えた…その親戚、カナさんと4回顔を合わせ、その後、父親の後妻になっていた、そんな複雑でもあり得そうな話。何度登場してもカナさんはステキで、自分に対してもハッキリ物申す人で憧れていたのに、いつか違う感情を抱くようになっていた。薄く長いスパンの付き合いの親戚ならではの動きのあるストーリーだと思った。

    町田そのこ「六年目の弔い」
    哀しみを共有してくれる人がいて必要と思えば手を差し出し触れ合える、それがありがたかった
    というところ、が身にしみる。
    亡くなった人は、思い出の中でしか生きられない、ひとりだと自分一人の胸に収めないといけない、そして万一自分が思い出せなくなったら、と辛いから。夫は家に住み始めた直後にカタクリを植えていた。開花まで8年ほどかかる、そして志乃の誕生花。ここでラストがよかったな。

    アンソロジーは初読みの作家さんに出会えるチャンス!

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    2024年11月06日