嶋津輝のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日
  • 駐車場のねこ

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    7編収録されている短編集。どの作品も淡々と描かれているけれどどこか不思議な魅力も感じられる。どこにでもある日常のなかの変化やふと感じる違和感を通して見えてくる毎日が少し良く思えたりする瞬間がとてもいい。この淡々とした空気感とその中にいる人たちの暮らしのこれまでとこれからがもっと読みたくなるとても大好きな短編集。

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    2023年10月24日
  • 猫はわかっている

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    「母親」である部分は私の中の一部であって全部じゃない。
    「母親」を全うするだけでは埋まらない空洞があって、「妻」を加えてみても、まだ埋まらない。

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    2023年02月19日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」がテーマの短編小説アンソロジー

    既に出尽くした感のあるテーマですが、昨今のSNSを取り入れた短編は8篇全て新鮮で面白かったです。

    なんでも真似して来る女性を描いた村山由佳さんの「COPY」
    女性あるあるです。
    そしてそこに惹きつけておきながらのラストの急展開にはドキっとします。

    坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」はイヤミスを連想させるどろどろした話で、もはやホラーの様にも思えて怖かった。

    千早 茜さんの「卵の殻」は繊細な女性心理が描かれていて女性の執着がただただ恐ろしい。
    「サバサバした女なんていないよ」のセリフが印象に残ります。

    子供時代の競争意識、嫉妬心を描いた大崎

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    2023年02月11日
  • 猫はわかっている

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    ネタバレ

    猫にまつわる7編の短編。それぞれに猫の特徴をよく捉えている作品たち。

    阿部智里さんの『50万の猫と7センチ』は、タイトルからはどのような内容なのか全く想像できなかったが、一匹の茶トラとこの猫に関わりを持つようになった一家の物語は、これはもしかしてドキュメンタリーなのかと思えるほどにリアリティがあって、ほっこりしたりハラハラしたりして愉しめた。

    それにしても、「猫に九生あり」という諺は聞いたことがあったが、一生に一度だけ、人間の言葉を喋るとは知らなかった。そんな馬鹿なとは思えず、彼らならやりかねない!

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    2022年02月14日
  • 女ともだち

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    全体的におもしろいけどまあまあかなあと思いながら読んでいたら、最後の森絵都の「獣の夜」がひたすらによくて、とある一文がぶっ刺さりすぎて気が遠くなるくらいによくて、一気にお気に入りの本になってしまった。 あまり大声で言えないいわゆる性癖みたいなものなのでこっそり隠しておく。 これからも私は私のネイチャーに従って生きていけたらいいな。 ハメはずさない程度に。

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    2021年03月04日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    どの話もしみじみ良いけど、園子さんと美登里の話と、タイ子さんの手紙の話が好き。
    みんな人生と戦争を経て歳をとった中で、若いお嬢さんが主人公の話で締めるのも綺麗。
    菊田さん誠に良い人。

    豪一くん生きて帰って来てくれて本当によかった。

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    2026年01月25日
  • カフェーの帰り道

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    明るい話ばかりかと思っていたけれど、戦時中のほの暗さがベールみたいにうっすら掛かっている。新しさと悲しさが混ざる時代。けれどきちんと前を向く女たちの強さが、とても尊くてうつくしい。ほんとうの意味でのうつくしさって、たぶんこういうことを言うんだろうな。
    あと、内容とは関係ないけれど、装丁がかわいすぎた。カバーを外してもかわいいね。

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    2026年01月23日
  • 駐車場のねこ

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    2026年直木賞作家の初期短篇集ということで購読。ちょっとだけ普通からズレた、でもかなりたくましい登場人物たちの気負わない日常の話。そこが良いバランスになっているのか不思議とささります。やんわり元気もらえました。

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    2026年01月23日
  • カフェーの帰り道

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    優しい。
    タイコさんと先生の奥さんの話 先生という優しい人が素敵
    美登里さんの嘘が、幸せを運び良かった。
    せいさんととこやさん幸せになって欲しかった。
    癒しを求める人に読んで欲しい。

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    2026年01月24日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞候補作にこの『カフェーの帰り道』という作品が上がった時に、タイトルと装幀にとっても惹かれ、受賞が決まった時には尚更「読むしかない」と心の中で決めた作品でした!

    今の弱った私は正しくこんなのを求めてたぁ〜と、文章に、そして登場人物たちに胸を打たれながら読みました。

    美しく読みやすい文章に引きこまれ、 戦前〜終戦後間もないころの女性の働き方を、女性の目線から辿れるお話でした。

    当時の日本の「カフェー」文化の勉強になるし、そんなカフェーで働く「女給」の仕事についてや、「職業婦人」という名称のついた女性の立ち位置、デパートのいわゆるエレベーターガールの見られ方などを垣間見ることができ、当

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    2026年01月23日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和初期にかけてのカフェーで働く女給達の物語。
    当時の女給の仕事がどういうものだったのか、とても興味を引く内容だった。
    そこで働く女給達一人一人にスポットを当て、カフェーとの関わりを通して描かれるドラマがとても感動的。
    やがて、戦争が始まるとカフェーそのものにも変化が訪れる。大変な時代だったんだと思わされると共に、懸命に生きる彼女達の物語が胸に響いた。

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    2026年01月23日
  • カフェーの帰り道

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    とても良いお話だった。戦前戦中戦後とそれぞれ女給さんたちは芯があり生きていく様はそれはそれはたくましくて、人と人との繋がりもあたたかく、読み終わって本を閉じる瞬間まで優しい気持ちになり、なんか私も頑張って生きて行こうと思わせられるお話でした。

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    2026年01月22日
  • 襷がけの二人

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    不仲ではない夫。その夫の浮気。
    それゆえ、自由に生きていられる。
    その自由さに、夫が不要に等しいのだから、受け止めて、飲み込んで、今の生活を大切にする。
    生きるために食べる。食べることを大切にする。
    食べることで強く生きられて、行きたいからこそ食べる。

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    2026年01月19日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞作。関東大震災から2年後の大正時代から戦後の昭和時代までのカフェー西行で働く女給(または関わる人)たちの生き様。この時代の食糧不足や徴兵や規制など大変で辛く悲惨な出来事を重すぎない文章と女たちの前向きな姿勢で描いていてとても読みやすい。たくさんの別れや塗り潰された手紙や帰って来ない大切な存在に悲しくなる。戦争なんて奪うばかり。それでもカフェー西行の中での客とのやり取りやオーナー菊田の人柄、何だかんだいい人がたくさんいてあったかい気持ちになったりほっとしたり。優しさと強さがある物語でとてもいい。

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    2026年01月19日
  • カフェーの帰り道

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    上野と湯島と本郷の狭間の活気の無い一角にある「カフェー西行」。そこに勤める女給たちの戦前、戦中、戦後の物語

    竹久夢二の絵のような美人のタイ子。作り話が得意で快活な美登里。女学校を出たインテリのセイ。時代とともに変遷するそれぞれの人生が語られる

    今回の直木賞受賞作

    派手な物語の展開はないが、女給さんそれぞれの人柄とそれに絡む人々と背景となる時代が走馬灯のように語られるしみじみとした作品でした。

    「カフェー西行」のマスターの菊田さんが、とてもおおらかな人柄で、それぞれの女給さんたちを繋いでいます

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    2026年01月18日
  • カフェーの帰り道

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    生き抜くとはどういうことか。時代の制約は、その時々の人々を縛るかもしれない。けれど、それは足掻くためのヒントにもなる。戦争という漠然としたものが、本当に霧になってしまわないように、心に刻みつける必要を感じた作品。

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    2026年01月15日
  • 襷がけの二人

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    カフェーの帰り道がとても良かったので。
    ありそうな話なのに、とてもいいなあ。
    昭和24年から時代が遡って、また最終章で戻ってくるのだけど、2人の物語を読んだあとでは、再会の奇跡を思ってどうしても涙ぐんでしまう。

    昭和大正のお話だけど、雰囲気から時代小説へ分類。

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    2026年01月14日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    直木賞受賞作品
    最初はほのぼのと日常を読んでいて、途中からの息子の戦争の話では苦しい気持ちになった。
    登場人物がみんな面白く、心惹かれる人物で良かった。

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    2026年01月14日
  • カフェーの帰り道

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    大正から戦後にかけて上野の片隅にある小さなカフェーで働く女性たちを描いた連作集。全体を通して軽快な筆致が印象的で、個性的な登場人物たちの織り成す日常の一コマに、読んでいて思わず微笑みたくなるような場面が多々あった。
    そんな中「タイ子の昔」は主人公の周囲が戦争に巻き込まれる話で、思われぶりな終わり方ということもあり他とは印象を異にするんだけど、終章で伏線回収がされるので最終的な読後感は悪くない。
    前作のテーマは正直ここで詳細を書くのも憚られるような刺激的なものだったけど、本作に関しては現代の感覚でセクハラにあたるような描写はいくつかあるものの、基本的には誰でも安心して読める内容になっていると思う

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    2026年01月10日