嶋津輝のレビュー一覧

  • 猫はわかっている

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    ネタバレ

    猫にまつわる7編の短編。それぞれに猫の特徴をよく捉えている作品たち。

    阿部智里さんの『50万の猫と7センチ』は、タイトルからはどのような内容なのか全く想像できなかったが、一匹の茶トラとこの猫に関わりを持つようになった一家の物語は、これはもしかしてドキュメンタリーなのかと思えるほどにリアリティがあって、ほっこりしたりハラハラしたりして愉しめた。

    それにしても、「猫に九生あり」という諺は聞いたことがあったが、一生に一度だけ、人間の言葉を喋るとは知らなかった。そんな馬鹿なとは思えず、彼らならやりかねない!

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    2022年02月14日
  • 女ともだち

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    全体的におもしろいけどまあまあかなあと思いながら読んでいたら、最後の森絵都の「獣の夜」がひたすらによくて、とある一文がぶっ刺さりすぎて気が遠くなるくらいによくて、一気にお気に入りの本になってしまった。 あまり大声で言えないいわゆる性癖みたいなものなのでこっそり隠しておく。 これからも私は私のネイチャーに従って生きていけたらいいな。 ハメはずさない程度に。

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    2021年03月04日
  • カフェーの帰り道

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    とても上手な文章が美しい日本語で書かれています。きっと丁寧に推敲されているのでしょう。戦前の女給たちには楽しさや華やかさだけではなく、日常生活があり時代に迫られた息苦しさもありました。それでも彼女たちは寄りかかりすぎることなく支え合い、長い年月を経てまた交差してお互いの健闘を讃えあったりするのです。男でも女でも、泣くより笑って背筋を伸ばして歩いていたいですよね。
    著者に興味を持ったのは日経新聞に連載した文章も中身も上手なエッセイを読んだからです。小説も期待を裏切らず素晴らしかったですし、この作品がきちんと評価されて直木賞を受賞したこともうれしいです。次は「襷がけ」を読みます!
    4.0

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    2026年09月20日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和にかけて、女給として働いて
    いた、市井の女性たちの5編からなる
    連作短編集

    東京、上野の辺鄙な場所にある
    あまり流行っていない「カフェー西行」
    入り口ドアの貼り紙には
    『女給募集 十九歳 アウグイステヌス』と
    書いてある。そこで働く個性豊かな女性たち。
    どの話も少しおどけたところがあり、そして
    温かく、少し切ない。
    戦争へと時代が大きく変わり、物語の雰囲気も
    変わっていく中で、したたかに、しなやかに、
    懸命に生きる彼女たちが愛おしい。

    印象に残ったのは高等女学校出のセイと
    理髪店で働く向井の、ひと時の淡い恋の話。
    向井のアドバイスで、どんどん粋な女性に
    なっていくセイが可愛い。

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    2026年09月17日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和にかけて、上野のちょっと寂れたあたりにある『カフェ西行』で女給として働く女性たちの物語。
    入り口には『女給募集 十九歳』と貼り紙があるが、みんなどう見ても19歳ではない。それを雇ってくれるマスターもいい。
    彼女たちはここを巣立っていったり出戻ってきたり。

    連作短編集で章が進むにつれて戦争の影が忍び寄ってくる。
    すっかり油断して読んでいたらじわじわと身に迫ってくる。

    そして終戦。年老いたマスターに胸がキュッとなった。
    こんなふうにたまに立ち寄れる、居場所になるお店があったらいいな。

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    2026年09月15日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    ホント‼︎
    百年前のわたしたち

    章のタイトルで…
    読み始めると、うっときます
    土地感も⁉︎

    ホントは違う名前だけど…のカフェ西行
    稲子さんの章に出てくる女給さんたち
    繋がっていく
    〜美しい人に丁寧に扱われることが、こんなに心地いいなんて〜
    美登里さんの憎めないうそ、そして可愛い園子さん
    出戻ってきたセイさんと、向井
    夢二の絵に似せ、大店に引き抜かれたタイ子と、息子の豪一
    新人幾子の章で、回収される伏線⁉︎

    店主菊田の人柄
    戦争絡みますが、とても、とっても心に広がるあったかいモノ

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    2026年09月13日
  • カフェーの帰り道

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    カフェーを取り巻く女性たちのお話し。カフェー文化を体感できて美しく読みやすいお話しなんだーと思って読みすめると戦争が絡んできて一気にシリアスに。母として息子を戦地に行かせるお話しはつらいな。。

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    2026年09月13日
  • カフェーの帰り道

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    大きな賞を取るような作品らしさはあまり感じられなかったが、普通に面白かった。知らない時代の知らない文化が日常として見れて、そういう部分が面白かった。カフェは当時はいわゆる今のカフェではなく、もう少しキャバクラ?クラブ?的な要素があったのね。色々な女性のオムニバス。竹久夢二似の女性が有名になって、なんてあたりは本当時代を上手く表してる感じがした。でも一方やってる事自体は今と昔と変わらないなぁとも思った。戦争がらみのところは、実体験としては想像できないけど、胸が苦しくなるところだった。

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    2026年09月11日
  • カフェーの帰り道

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    大きな事件が起きるわけではないけれど、先が気になってつい夜中まで読んでしまった。
    ほのぼのとした展開ばかりではないけれど、日々を地道に暮らす普通の人の物語。読んでよかった。
    私も着物にエプロンの、女給さんの格好してみたい!

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    2026年09月10日
  • カフェーの帰り道

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    カフェの女給さん達のお話。
    主人公が変わる感じが楽しく、共感できたり、悲しんだり、一気に読んでしまった。

    本自体も表紙を外しても、可愛く、本の上の所のザラザラ感もこだわっていて、素敵な本です。

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    2026年09月08日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和の戦後にかけて、カフェーで女給として働いた女性達の人生を描いた5つの物語。カフェーって喫茶店かと思ってたけど、時代が変われば仕事の内容も違ってて少し驚きもありました。でも、あたたかいお話でした。

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    2026年09月08日
  • カフェーの帰り道

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    カフェー西行を舞台に大正から昭和を生きた女性達の物語
    様々な女給さんが通り過ぎていく
    みんな逞しくて可愛らしい
    ちょっとした噓をつく美登里さんも面白いけど園子さんがいいキャラだなぁ
    タイ子さんの、息子との手紙のやり取りに涙
    最後の幾子さんの話はカフェーの歴史の集大成ともいえるお話
    時代に根付いて生きる女性たちを見守りながら、なんだろう、とにかく不思議と前向きになれる物語だと思いました

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    2026年09月07日
  • カフェーの帰り道

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    さほどの事件も感動シーンがあるわけでもない。戦争期ではあるが、時間の経過に合わせた変化が、時期に応じて、人を変え、異なる視点から描かれている。それらの人のつながりが、なにか妙に響いた。

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    2026年09月05日
  • カフェーの帰り道

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    途中から戦争が入ってくるけれど、いたずらに暗くなり過ぎないのが良かった。
    読後感もほのぼのと明るい気分になれた。
    繰り返される日常の幸せに気付かされる作品。

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    2026年09月05日
  • カフェーの帰り道

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    2025年下期の直木賞受賞作。大正から昭和初期、戦中、戦後まで上野の裏路地にあるカフェを舞台にそこで働く女給の人生をスナップショットで描く。華やかな大正カフェ文化と戦争の悲惨さと女性としての生き方がないまぜになる一方で、しかし物語は果てしなく自然体だ。

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    2026年09月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    町田そのこさんの話目当てに読んだ。
    遺族が、死と向き合う。
    いい話だと思ったら…
    なかなかいい話だった。

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    2026年09月04日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和にかけて カフェーの女中さんの話

    学がなくても女給として働く 文字も読めずに仕事してるけど、大学教授から教えてもらう 奥さまは不倫かと勘違い

    戦時中の息子からの手紙泣けた

    戦後の物のない時代 息子が異国で病死 母塞ぎ込む

     

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    2026年09月04日
  • カフェーの帰り道

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    大正から昭和にかけてカフェー西行で働いてた女給達とその周りの人々のお話
    出てくる登場人物みんないい人(個性的な人もいるけど)だしそれぞれの関係性もいい
    戦争も間にはさんだが、ホッコリするお話だった

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    2026年09月04日
  • カフェーの帰り道

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    良かった。大正時代のレトロな雰囲気、戦争前の自由な日本、今の令和ではNGな文化だったり、雰囲気がいい。
    そして戦争で自由を奪われていく人々と時代。2度とそんな時代に戻りたくない、戦時中の日本。今の日本大丈夫?って問いかけたくなっちゃう。

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    2026年09月01日
  • カフェーの帰り道

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    関東大震災後から戦後を舞台に、カフェー西行の女給を描いた連作短編。
    時代に翻弄されながらもこんな生活や悩みがあったのだろうなと。
    マスターの菊田のスピンオフ読みたい。

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    2026年08月29日