嶋津輝のレビュー一覧

  • 襷がけの二人

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    なんと面白い話。
    ワタシ的には「カフェの帰り道」より数倍素晴らしい!
    千代の心情、秘密、お初さんのカッコよさ、可愛いお芳ちゃんと三人での日々は読んでいるこちらに「女どうしのえも言われぬやわらかな空気感」をずんずん届けてくれる。
    男という生き物の横暴も、時代という後ろ盾とともにありありと描かれていて、いま令和の世に生きている自分が心から嬉しくなる。

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    2026年08月07日
  • カフェーの帰り道

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    <poka>
    5編ともよいお話でした。
    戦争はいけませんね。
    <だいこんまる>
    息子を戦争に取られた母親のお話はちょっと悲しすぎます。

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    2026年08月06日
  • カフェーの帰り道

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    島津輝さん著「カフェーの帰り道」
    第174回直木賞受賞作品
    全5話からなる連作短編集になる。

    凄く良い作品だった。
    大正~昭和初期の時代背景、この激動の時代背景こそがこの作品の醍醐味であろう。
    その時代の女給達の物語、当然今よりも男女平等の世の中ではないからこそ、根底に見える深い愛情や真心が読み取れる。

    そして登場人物達のその時代の日本人としての慎ましさや精神性が細かに描かれており、それと同時に戦後の物語も描かれていく。
    女性達の戦前~戦後の立ち位置の微妙な変化が見事に描かれていた。
    流石直木賞作品。

    そうしてこの作品は大正生まれの自分の祖母の代にあたるであろう時代。
    亡くなった祖母のこ

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    2026年08月06日
  • カフェーの帰り道

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    おっとりした人たちが出てくる短編5篇で構成されていて、ちょっと悲しい話もあるけれど、全体に落ち着いた雰囲気の作品。そして時々笑えた。
    まだまだ女性の人権は認められていない時代で、上野のカフェー西行の女給たちはどちらかというと恵まれている人たちだと思う。
    それぞれの短編毎に主人公が変わり、時代も少しずつ進行していく。タイ子、美登里、セイ、園子、幾子と出てくる女給はみな個性的で、とても面白かった。
    オーナー兼コックの菊田がまたいい味を出していて、ホッとさせる。それでいて戦争によって命を落とすという事の理不尽さもジワジワと伝えている。読んでよかった。




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    2026年08月04日
  • カフェーの帰り道

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    小説は創りものだろうが、そんなことは忘れてその世界に入っている
    それぞれの女の事情と気持ちが染み入ってくる
    何よりも話のつくりがいい
    そして戦争へ向かい傷ついていく時代の風を感じている

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    2026年08月03日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞とのことで手に取りましたが、はじめからぐんぐん話の中に引き込まれていった…私的にお初の作家さんで、さらに現代ではない話でこれはかなり珍しくて。なんだろ、絶妙なんだよね、テンポも良く、登場人物の魅力度も、隙なく。セイの話とタイ子の話が涙なしには読めず、出先のカフェで思わずポロポロ泣いてしまった。他の作品もぜひとも読みたい。

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    2026年08月01日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞作ということで手に取ってみたが、大正解だった。
    大正から昭和のカフェーを舞台に、たくましく生きる女給たちを描いた物語。
    『出戻りセイ』のラスト、ページをめくった瞬間、「えーっ!」と軽い衝撃もあったが、最高の読後感だった。

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    2026年07月31日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    どれもすごく良かった!
    初めて読む作家さんもいたので、
    嬉しい発見。
    アンソロジーはこういう出会いがあるから
    大好きなんだよねぇ

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    2026年07月31日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    「青い壺」形式の展開。
    タイ子さんのお話が一番印象深かった。小学校を出て文字が読めないところとかうちの祖母を思い出した。あの時代はみんな貧しかったんだな。最後、息子さんは南へ行ったまま名誉の戦死をして帰ってこなかったものと思ってたから、あの展開は驚いたし、しかもお父さんの後を継いでるのもわかってじんと来た。あとは幾子のお母さん。親の立場になって読んでみると、息子が戦争で傷病死して鬱になった母親の気持ちは痛いほどよくわかる。傷病というのがなんとも。見事な戦死を遂げてても辛いけど、戦火は逃れたのに死んだんかって何があかんかったとか、運か?身体を強く産んでやればよかったんか?と色々考えてしまっての落

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    2026年07月29日
  • カフェーの帰り道

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    カフェ西行の女給が激動の時代とともに力強く生きるお話。
    オーナーの菊田さんがおおらかで味があって
    よかった。戦時中だから出征や戦死の話が切なかった。

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    2026年07月28日
  • カフェーの帰り道

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    戦前から戦後に掛けて、カフェー西行の女給をしていた女性の人間模様のお話でした。女給という仕事も当時は偏見の目で見られたりしながら懸命に生きる女性たちがとても素敵でした。戦争がもたらす非情な別れがとても切なかったです。それでも必死に生きていく姿が心打たれました。カフェー西行のコーヒーに癒やされた人が沢山いたんだろうなと思います。大正から昭和にかけての時代背景の移り変わりがよかったです。

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    2026年07月25日
  • カフェーの帰り道

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    まるで自分もカフェーの客になって、彼女たちの人生を傍で見ているような没入感があり、残り数ページとなったときに、読み終えてしまうことへの名残惜しさを感じる物語でした。
    各章の主人公が他の章でも登場してくるので、どの登場人物についてもその後の人生を辿ることができることが、読み進めていて楽しみでした。
    どんな時代でも日々を大切に過ごす彼女たちが愛おしかったです。

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    2026年07月24日
  • カフェーの帰り道

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    戦前から戦後のカフェーを舞台にした女給の話。
    戦争の話を聞くと暗い気持ちになることが多いが、この話は語り手が陽気なのか最後まで明るい気持ちで読めた。
    それでも、「自分はまるで我が子を兵隊にするためだけに頑丈かつ従順に育て上げたようで、やるせなかった。」とか
    「しかし、こういう腹に溜まらないものを、ありがたがる世の中になってきたのだな。」
    など、今の時代では聞かないセリフにふと隠しきれない暗さが見えたりもした。
    タイ子が必死に文字の読み書きを覚えているシーンに、今自分が小説を読めていることが当たり前のことではないんだなと、親に感謝の気持ちが芽生えた。
    幾子のお土産は泣けた!

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    2026年07月23日
  • カフェーの帰り道

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     戦前と戦時中、そして戦後すぐの時代のカフェの女中らを主人公に添えた連続短編集。感動も悲しさも癒しもすべて入った素敵な話。出会えて良かった作品でした。おすすめ。

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    2026年07月23日
  • 襷がけの二人

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    嶋津 輝 さん。
    そう「カフェーの帰り道」の作家さん。前作ですね。
    しかも直木賞候補作だったようです。

    これは私の中ではカフェーの帰り道以上になりました!
    戦中戦後の話ですが、当時の女性たちの生きる姿に感動しました。
    出てくるお料理もどれも美味しそう♡
    粋なお初さんがカッコいい♡

    複雑な人間関係で当時の主従関係や戦時中の暮らしぶりも詳細に描かれています。
    え~!そこも詳しく描いちゃう?!というところも含めてお薦めです(⁠。⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧㋱

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    2026年07月11日
  • 襷がけの二人

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    戦前の日本を舞台に、裕福な家に嫁いだ千代と、元芸者の女中頭・初衣の関係を描いた物語です。
    身分や時代の制約を超えた二人の絆が、戦火を経て再び交差する展開には心を打たれました。
    女性の生き方や友情を丁寧に描写しており、身分の違いに翻弄される描写なども、当時の空気をリアルに感じさせてくれました。
    時代背景の中で自分らしく生きる女性たちの姿勢は、今の時代に生きる我々も学ばなければいけないなと思いました。

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    2026年07月06日
  • 襷がけの二人

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    「カフェーの帰り道」が、とても好きだったので、同じ作者の本を探して読んだのですが、良かったです。
    主人公のポワッとした雰囲気が、シリアスな状況もユーモラスになる感じとか、この作者の持ち味なのかなと思う。
    千代さんにお初さんとの出会いがあって本当に良かった。

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    2026年07月05日
  • 駐車場のねこ

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    どのお話も淡々と進み、結末もスッキリとした形じゃなく、静かに、含みを持たせた感じで終わりになります。
    個人的には、凄く幸せな余韻が残ってくれる、素敵な小説でした。

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    2026年07月05日
  • 襷がけの二人

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    ネタバレ

    カフェーの帰り道が面白かったので、こちらも読んでみました。
    少しずつ時が進んでいくのはカフェーの帰り道と同じ。ただ、視点がずっと千代さんなので、より感情移入してしまう。
    前半の茂一郎と上手く行かないもどかしさ、タケさんの嫌な感じ。モヤモヤしつつも、お初さんとの暮らしにほっこりさせられる。
    戦後のお初さんとの再会は本当に嬉しくって!!
    引き込まれるように一気に読んでしまいました。とても面白かったです!

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    2026年06月02日
  • 襷がけの二人

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    お初さん強くて格好良すぎる。私もついて行きたい。
    お初さんの影響で、お千代さんが葛藤を乗り越えて成長していくのが素敵。
    これは女同士の友情や師弟関係も越えた、さっぱりとした愛だ。

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    2026年05月17日