嶋津輝のレビュー一覧
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お話の主要な場面に「猫」が登場するアンソロジー。
内容はミステリーだったり、エッセイだったり。。
どれも秀逸で、面白く読むことができました。
最初の作家さんの、親の影響で猫を飼っていて、仕事の中で余命いくばくの猫に遭遇して・・のお話も良かったし、ミステリー好きとしては、ロックの仲間割れを招いた猫の話、離婚話で持ち上がったある疑惑から、猫が切欠で現実味が帯びる話はゾクッとするものがありました。
その中でも、一番好きなのは、野良ちゃんを見守るご家族のエピソードが詰まった、感動&笑いのお話。とても良かったし、私がポチっとしたこの電子書籍代も、猫ちゃんの治療の還元に役立てば大変うれしいです笑 -
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東京上野にある、食堂や喫茶も兼ねたあまり垢抜けない店「カフェー西行」で活き活きと働く個性豊かな女性たちの物語。
竹久夢二の絵から抜け出たような、人目をひく美しさを持つタイ子。
親切で清々しいけれど、噓をつく癖のある美登里。
野性的な容姿で物怖じしない性格の、文学好きなセイ。
十九歳と見え透いた噓をつく中年女性の園子。
読んでいると自分がまるで百年前に生きているのかと錯覚してしまうくらい描写が鮮やかで楽しく、銘仙に白いエプロンをつけた女給たちの働く姿がありありと目に浮かびます。
大正から昭和にかけて、終戦の五年後までを年代を追って綴られた物語。
服装や髪型は今とは随分違っているけれど、彼女たちの -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦前から戦後にかけて、カフェーで女給として働く女性たちの連作短編集。
登場人物みんな個性的で面白い。みんな事情があって「カフェー西行」というカフェーで働いているのだけれど、それぞれ容姿にしろ、育ちにしろコンプレックスがあって、どこか卑屈だった。そこが同じ女性として共感できたし、自分の持っているポテンシャルでどうにか生きようとしている姿に元気を貰えた。数章に渡り、カフェー西行で働く女給たちの生き様を見て、最後は登場人物みんなが愛おしく感じた。
また、最初はカフェーで働くただのお仕事小説的な小説かと思ったが、章が進むにつれ、どんどん戦争の話へと移り変わったのがぐっと物語に引き込まれたポイントだ -
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全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場 -
Posted by ブクログ
「女ともだち」がテーマの短編小説アンソロジー
既に出尽くした感のあるテーマですが、昨今のSNSを取り入れた短編は8篇全て新鮮で面白かったです。
なんでも真似して来る女性を描いた村山由佳さんの「COPY」
女性あるあるです。
そしてそこに惹きつけておきながらのラストの急展開にはドキっとします。
坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」はイヤミスを連想させるどろどろした話で、もはやホラーの様にも思えて怖かった。
千早 茜さんの「卵の殻」は繊細な女性心理が描かれていて女性の執着がただただ恐ろしい。
「サバサバした女なんていないよ」のセリフが印象に残ります。
子供時代の競争意識、嫉妬心を描いた大崎