嶋津輝のレビュー一覧

  • カフェーの帰り道

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    静かに、強くたくましく時代を生き抜いた女性たちの物語。
    時代も文化も価値観も違う今を生きるなかで、同じ女性として共感したり学んだり。
    男女平等や多様性が叫ばれる現代だけれど、女性であることに誇りをもちたい、と改めて思えた作品。

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    2026年02月02日
  • カフェーの帰り道

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    カフェー西行で働く女給たちの人生模様。戦争で日常が少しずつ変わっていく中で様々な葛藤を抱えながらも強く生きていく姿は希望で、胸に沁みた。派手な仕掛けや驚くような展開があるわけではないけれど、静かで温かくて人の営みが見える作品。私はとても好き。

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    2026年02月01日
  • カフェーの帰り道

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    この作品を読み終えて、なんだか女性に生まれて良かったな、と思えた。
    大正から昭和にかけて、カフェーの女給として働く女性たちの人間模様が物語の軸として描かれている。100年前の女性たちにこんなにも感情移入できるなんて。まるでタイムスリップしたかのような読み心地だった。

    戦争前の何気ない日常から始まる物語は、中盤で戦時中へと移り、重く心苦しい描写に変わる。読み進めるほどに胸が締め付けられ、当時を生きた人々の息遣いが伝わってくるようだった。

    終盤にかけて描かれるのは、戦後の不安と安堵が入り混じった世の中。落ち着かない空気や、先の見えなさがとてもリアルで、物語全体を通して強い臨場感を覚えた。

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    2026年02月01日
  • カフェーの帰り道

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    直木賞受賞作というのを抜きにしても、間違いなく素晴らしい作品だと思う。
    戦時中に生きて、女給としてカフェーで働く女性達の人間模様。
    女給のタイ子、美登里、セイのそれぞれの話が連なることで、彼女達の生涯の一部を知れるのだが、戦時中なのでなかなか悲しい結末もある。
    しかし、その中でも働き生きる姿は、生まれる時代が違った私達であると思う。
    夫の浮気相手だと疑われるタイ子や、店に良くくる男性が気になるセイ。嘘をつくのが遊びのような美登里と、今の時代となんら変わらない彼女達。

    私の好きな章は幾子のお土産だ。
    幾子の兄が戦地で死んで、母がそれ以来ふさぎこんでしまう。幾子は以前の母との違いに戸惑いと兄では

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    2026年01月31日
  • カフェーの帰り道

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    兎に角、最初から読みやすくて引き込まれた。

    登場人物の日常生活がありありと目に浮かびながら読むことができた。

    戦前から戦後の現代とは、かけ離れた生活を送っているカフェーの女給等だか、心の動きや機微は現代の女性と全く変わらない感じがした。

    この本に出てくる人達が、愛すべきキャラクターで魅力的でした。

    しかし、この文章を書ける作家さん、凄いです!

    他の作品も是非読みたい。

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    2026年01月31日
  • 襷がけの二人

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     とにかく面白かったです。
     大正15年(1926年)から昭和25年(1950年)までの千代さんと初衣さんの関係と人生が描かれています。
     少しぼおっとしたところがある千代さん、背が高くキビキビと行動する初衣さん。
    わたしは、お初さんのカッコよさのファンになりました♡

     千代さんとお初さんがお風呂に入っている場面での、お初さんの「もそっと」には声を出して笑ってしまいました。

     ていねいに書かれている名作だと思います。
     みなさまもぜひ♡

    〔作品紹介・あらすじ〕
    第170回直木賞候補作として選考委員から激賞!
    全編にわたるユーモアが、高く評価された女性たちの大河小説。
     裕福な家に嫁いだ千

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    2026年01月25日
  • カフェーの帰り道

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    東京の上野のカフェーを舞台に、女給として働いていた100年前の女性たちの物語。大正から昭和にかけての市井の女性の人生が描かれている。
    戦前戦後という激動の時代の中で、家族や恋人を思いながら、それでも前を向いてたくましく生きる姿に胸を打たれた。
    短編集だが、登場人物たちが重なり、物語がつながっていく構成で想像を膨らませながら読み進められた。

    当時の女性たちの静かな強さが心に残る。
    読み終えたあとも余韻が続く、おすすめの一冊。

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    2026年01月24日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    途中戦争があり悲しい出来事はあるが、全体的に優しくほっこりするお話だった。ドラマ化するのでは?
    登場人物は皆個性的。逞しくしたたかな面もあった。そういえば意地悪な人ほとんど出て来なかったですね。
    嘘つき美登里さんが面白い。嘘なんだけどほら拭きというか、楽しい嘘なんですよね。嘘だと分かったとしても嫌にならない。園子との嘘合戦は面白くほっこりした。それにしても、美登里は菊田といつ結婚したんだろう?そこは謎。それも嘘なのかな??
    幾子のお土産の章で、園子以外みんな再登場し、未来につながる明るい終わり方が良かった。カフェのコーヒーのようなホッとする終わり方だった(上手い事言った感、笑)。



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    2026年01月17日
  • 襷がけの二人

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    主人公に感情移入してしまった
    それぐらい応援したくなる女性
    初枝さんとお芳ちゃんとまた3人で笑顔で会えたかな
    この作家さんの本 次も読みたい

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    2026年01月17日
  • カフェーの帰り道

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    あら2-3日前に読んだぞ?おめでとうございますとなりました。
    祝第174回直木三十五賞受賞作品!!カフェ西行で働く人々をめぐる物語。大正から昭和の戦後まで。

    第1話 近所のおかみさんから、カフェの女給の家に女子高等学校で教師をしている夫が入り浸っていると聞かされた。稲子は心配になりカフェに行き、竹久夢二の絵によく似たタイ子と出会う。

    第2話 美登里は嘘をつくのが苦にならない。サラッと嘘がつける。新しい同僚が入ってくるが、どう見ても40近いというのに、19歳だと言い張って、なんと雇われてしまった。

    第3話 おセイさんは出戻りで35歳。西行の女給から事務員になったのが、最終的にちょっと頭や学

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    2026年01月10日
  • 襷がけの二人

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    『カフェーの帰り道』『スナック墓場』に続く3作目。
    非常に良い!
    柔らかな、血の通った文章を書く作家さんだと思う。次回作も今から待ち遠しい。

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    2025年12月29日
  • 襷がけの二人

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    audible→本購入♡
    とっても大好きな物語だったので、すぐに本購入した。
    千代の嫁入りしてから茂一郎とのやり取りにモヤモヤした…千代の心情は事細かく書かれていて同じ女性として共感できることも多かった。
    一方で茂一郎がなにを考えて想っているのか⁇同じくらい細かく知りたかった。
    お初さんと千代の物語はもー心が震えるくらい身に染みた。戦前、戦中、戦後の2人が支え合い生きる生き様が美しく、いつの時代も手のこもった料理は心を温めてくれるんだと感じた♡

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    2025年12月27日
  • 女ともだち

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    全話面白かった!
    周りにこういう女の子居たなぁって
    どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!

    特に刺さったのは
    「こっちを向いて」というお話。
    仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。

    でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
    めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
    大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO

    最後の「獣の夜」は、臨場

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    2025年12月18日
  • 駐車場のねこ

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    どれも好きだなー

    「一等賞」
    気づくと、細田守監督がアニメ化した映像を勝手にイメージして読んでいた。
    脳内に映像がどんどん浮かんできて、それはどこかポップな絵で、いかにもアニメ的だった。
    主人公が転んだ場面、冬であったりその原因や怪我の状況などが、私の小学生の時の思い出とかなり重なっていてビックリした。

    GOAT初号に収められていた短編をきっかけに読んだわけだけれど、期待を裏切られず大いに楽しめた。
    もうすっかり嶋津輝さんファンである。

    森絵都さんの解説も楽しく、最後のツッコミ?的な指摘に大いに納得した。

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    2025年12月11日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 駐車場のねこ

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    一見普通だけど、ちょっと不思議な人たちの話。

    どんな人にも文字通り人生があるのですね。

    読んで良かったなーと思わせられました。
    嶋津輝さんの他の作品も読んでみようと思います。

    なお、「美丈夫」という表現が妙に気に入ってしまい、これから積極的に使っていきたい。

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    2025年01月04日
  • 襷がけの二人

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    女性のための女性の物語。
    生きて、作って、食べて、
    戦中、戦後を生き抜い二人の女性。
    年齢も立場も違えど、形を変えながら固い絆で繋がる二人の人生が尊く、愛おしい。
    今年最後の本に相応しいので、これにて完!
    また来年たくさんのよい本と出会えますように。

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    2024年12月25日
  • 襷がけの二人

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    大正から戦後を舞台にした 二人の女性の不思議な絆。
    本当にどう言ったらいいのだろう。二人の関係。

    立場が変わっても仲間の様な、師弟のような。奥様だった千代の優しさ、純粋さが
    女中頭だった初にも通じ。きっと二人で戦後を乗り越えていくのだろう。二人なら乗り越えられる。

    女性二人の友情の話⁈

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    2024年12月16日
  • 襷がけの二人

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    ネタバレ

    戦後間もない昭和24年。盲目の三味線師匠、三村初枝宅の女中となった鈴木千代。実は戦争前、初枝は千代の家の女中だったのだ。

    なるほど、こう書いてみると二人の立場も襷がけなんだなぁと読後に分かる。襷をかけて力いっぱい生きようという意味も込めているんだなぁと感嘆。

    太平洋戦争をはさむ波乱の時代を、女の絆で乗り切ってきた千代と初枝の物語。有吉佐和子や田辺聖子らが描いてきた昭和女流文学のテイストを強く感じる作品だった。家事の苦労、夫との不和、妾の存在、おせっかいババアのうっとうしさ、実家の確執。それらの話を徹底的にひっくり返す東京大空襲。

    たくましく生きてきて、これからも生きていくであろう、2人(

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    2024年11月19日
  • 襷がけの二人

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    感想を書き忘れていた。4カ月以上経ってしまったが、覚えていることを記録。
    初めての作家さん。純粋に楽しめた。朝ドラを観ているかのよう。大きな商家のお嫁さんと女中さんの関係が、上下や主従と言うよりは、それぞれが仕事としてその立場を務めているように描かれていたのが、とても新鮮だった。だからこそ、立場や状況が変わっても、共に働いた戦友として、心のつながりを持ち続けることができたのだろう。
    性的な描写へのこだわりにやや違和感あり。そこの整理がつかなかいまま、感想を書き忘れてしまった。

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    2024年11月02日