嶋津輝のレビュー一覧
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ネタバレとても良かった。上野のカフェーで働いてきた女給さんたちの物語。「嘘つき美登里」で、美登里も園子さんもカフェーの制服が可愛くて好きだから働いているという理由が可愛くて微笑ましかった。「出戻りセイ」では、背が小さく童顔な理容師の向井とハキハキとしたセイの何とも言えない関係性が良かった。タイ子さんと出征してしまった息子との文通も印象深くて、大変な世の中だったのだなぁと改めて感じた。終戦し、カフェー西行から喫茶西行になって働き出した幾子のお話で、戦地で病死した兄を引きずっている母に、私と父が生きているじゃないかと涙ながらに訴えるシーンで泣きそうになった。
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戦前から戦後にかけてのカフェー西行で働く女給たちの物語
物語の主軸は、タイ子、セイ、美登里、最後に幾子の視点で話が進む。戦前の華やかなカフェーのイメージから、戦中を通じた贅沢がままならず、生きることまで厳しい時代。そして復興に向けての戦後直後
タイ子が戦中に再度、西行を訪れた時のマスターの蒲焼きの缶を持してくれる優しさが良かったし、タイ子ま何とかして、知り合いの奥さんを助けてあげたいという思いやりも良かった。
セイ子の恋が、想い人の死で叶わなかったのは辛いけど、その直後もきっと、人生に悲観したかもしれないけど、元気な姿が見れて良かった。
美登里の人生が、1番驚きだったかもしれないと実感。
最後 -
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パケ買い。大正から昭和にかけたとあるカフェで働く何人かの女給に関する話。50年程の時間が流れながら着目する人ごとに章がわかれており、前出てきた人が後の方でまた出てくるなんてこともあるために、この時代のノスタルジックな雰囲気とあいまって読んでいる間は懐かしい感覚にずっと浸っていた。
現代人は、半世紀におよんでずっと通いたいと思える場所はあるだろうか。東京在住26歳の僕は今のところない。自宅、会社、行ったことがない場所、の3つくらいで近頃行く場所が分類できてしまう。大人になって行きつけのバーに憧れる感覚に似てる。サードプレイスっていうとスタバが象徴的すぎるけど、自宅よりも緊張感を持ちながら、会社よ -
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「カフェの帰り道」で最近直木賞を受賞された嶋津輝さんの作品。女同士の友情が爽やかで読後感がいい。
千代は目の見えない三味線のお師匠さん初衣のところに住み込み女中としてお世話になることになった。初衣は空襲で目が焼けて見えなくなった。千代も空襲で喉が焼けてしまって今はダミ声である。それで初衣は千代がわからなかったのだ。初衣と千代はもともと知り合いだった。
大正15年、千代は山田家に嫁ぐ。初衣はそこのお手伝いさんだった。家事全般何をさせても手際が良く、素晴らしい。特に料理がうまく、千代は初衣に教えてもらったようなものだ。初衣は元芸者で、夫の父に落籍されて山田家に来ていた。
夫が高崎の方に仕事に -
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ネタバレ襷がけをして家事に勤しむ2人の姿と、長い人生をかけて交差する2人の関係性を掛けているんですね…
おっとりした千代さんと芸妓あがりで粋なお初さん。主従関係が入れ替わりながらも長い間連れ添った2人の関係性が羨ましい。
義父の妾と嫁という間柄で、お互いに軽蔑しようと思えばできたのに、尊敬しあって支え合う2人の心根の良さが沁みました。
お料理シーンが大変多く出てくるので、昔の手の込んだ旬の食材を使ったお料理が美味しそうで美味しいそうで…現代では高いお金を払わなければ食べられなくなりましたが、手間暇かけて自分と誰かのためにお料理したくなりました。 -
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とにかく面白かったです。
大正15年(1926年)から昭和25年(1950年)までの千代さんと初衣さんの関係と人生が描かれています。
少しぼおっとしたところがある千代さん、背が高くキビキビと行動する初衣さん。
わたしは、お初さんのカッコよさのファンになりました♡
千代さんとお初さんがお風呂に入っている場面での、お初さんの「もそっと」には声を出して笑ってしまいました。
ていねいに書かれている名作だと思います。
みなさまもぜひ♡
〔作品紹介・あらすじ〕
第170回直木賞候補作として選考委員から激賞!
全編にわたるユーモアが、高く評価された女性たちの大河小説。
裕福な家に嫁いだ千 -
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全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場