嶋津輝のレビュー一覧

  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    優しい。
    タイコさんと先生の奥さんの話 先生という優しい人が素敵
    美登里さんの嘘が、幸せを運び良かった。
    せいさんととこやさん幸せになって欲しかった。
    癒しを求める人に読んで欲しい。

    0
    2026年01月24日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    直木賞候補作にこの『カフェーの帰り道』という作品が上がった時に、タイトルと装幀にとっても惹かれ、受賞が決まった時には尚更「読むしかない」と心の中で決めた作品でした!

    今の弱った私は正しくこんなのを求めてたぁ〜と、文章に、そして登場人物たちに胸を打たれながら読みました。

    美しく読みやすい文章に引きこまれ、 戦前〜終戦後間もないころの女性の働き方を、女性の目線から辿れるお話でした。

    当時の日本の「カフェー」文化の勉強になるし、そんなカフェーで働く「女給」の仕事についてや、「職業婦人」という名称のついた女性の立ち位置、デパートのいわゆるエレベーターガールの見られ方などを垣間見ることができ、当

    0
    2026年01月23日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    大正から昭和初期にかけてのカフェーで働く女給達の物語。
    当時の女給の仕事がどういうものだったのか、とても興味を引く内容だった。
    そこで働く女給達一人一人にスポットを当て、カフェーとの関わりを通して描かれるドラマがとても感動的。
    やがて、戦争が始まるとカフェーそのものにも変化が訪れる。大変な時代だったんだと思わされると共に、懸命に生きる彼女達の物語が胸に響いた。

    0
    2026年01月23日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    とても良いお話だった。戦前戦中戦後とそれぞれ女給さんたちは芯があり生きていく様はそれはそれはたくましくて、人と人との繋がりもあたたかく、読み終わって本を閉じる瞬間まで優しい気持ちになり、なんか私も頑張って生きて行こうと思わせられるお話でした。

    0
    2026年01月22日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    不仲ではない夫。その夫の浮気。
    それゆえ、自由に生きていられる。
    その自由さに、夫が不要に等しいのだから、受け止めて、飲み込んで、今の生活を大切にする。
    生きるために食べる。食べることを大切にする。
    食べることで強く生きられて、行きたいからこそ食べる。

    0
    2026年01月19日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作。関東大震災から2年後の大正時代から戦後の昭和時代までのカフェー西行で働く女給(または関わる人)たちの生き様。この時代の食糧不足や徴兵や規制など大変で辛く悲惨な出来事を重すぎない文章と女たちの前向きな姿勢で描いていてとても読みやすい。たくさんの別れや塗り潰された手紙や帰って来ない大切な存在に悲しくなる。戦争なんて奪うばかり。それでもカフェー西行の中での客とのやり取りやオーナー菊田の人柄、何だかんだいい人がたくさんいてあったかい気持ちになったりほっとしたり。優しさと強さがある物語でとてもいい。

    0
    2026年01月19日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    上野と湯島と本郷の狭間の活気の無い一角にある「カフェー西行」。そこに勤める女給たちの戦前、戦中、戦後の物語

    竹久夢二の絵のような美人のタイ子。作り話が得意で快活な美登里。女学校を出たインテリのセイ。時代とともに変遷するそれぞれの人生が語られる

    今回の直木賞受賞作

    派手な物語の展開はないが、女給さんそれぞれの人柄とそれに絡む人々と背景となる時代が走馬灯のように語られるしみじみとした作品でした。

    「カフェー西行」のマスターの菊田さんが、とてもおおらかな人柄で、それぞれの女給さんたちを繋いでいます

    0
    2026年01月18日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    生き抜くとはどういうことか。時代の制約は、その時々の人々を縛るかもしれない。けれど、それは足掻くためのヒントにもなる。戦争という漠然としたものが、本当に霧になってしまわないように、心に刻みつける必要を感じた作品。

    0
    2026年01月15日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    カフェーの帰り道がとても良かったので。
    ありそうな話なのに、とてもいいなあ。
    昭和24年から時代が遡って、また最終章で戻ってくるのだけど、2人の物語を読んだあとでは、再会の奇跡を思ってどうしても涙ぐんでしまう。

    昭和大正のお話だけど、雰囲気から時代小説へ分類。

    0
    2026年01月14日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    淡々と進んでいく人情物語かと思いきや、予想外な理由での夫婦不仲話や芸者の花電車の話など、オモシロ?エピソードが多々出てくる。
    もしこれが男性作家の作品だったらちょっと嫌だなと感じそうだが、女性作家だからさっぱりと面白おかしく笑えるのかもしれない。

    0
    2025年12月18日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    冠婚葬祭をテーマにした短編集。年齢のせいか、成人と結婚の話は微笑ましかった。
    祭りには儚さを、葬式には哀しさを覚える。
    人生の節目がぎゅっと凝縮された物語を読むと、自分の来し方を振り返って身が引き締まる。
    今、出会えてよかった。

    0
    2025年12月16日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

    0
    2025年11月26日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    昭和24年、鈴木千代が口入屋(職業紹介所)から斡旋されて三村初衣という三味線のお師匠さんの家を訪ねる場面から始まる
    千代は目が不自由な初衣の家で住込みで働くのだ…
    しかし初衣はその昔、千代が嫁いだ先の女中…
    つまり千代が奥様だった
    東京大空襲で目が見えなくなっていた初衣と喉を痛め銅鑼声の千代
    千代は素性を隠して初衣に仕えることに…
    そして場面は大正15年
    千代の祝言の日に変わる…
    そして二人は互いにかけがえのない存在になっていく

    表紙からも想像するように市井の普通の生活が描かれているようで…途中からこれはミステリなのかしら?と思いながらこの作品にどっぷりはまった!
    (ミステリではなかった…(

    0
    2025年09月04日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    朝ドラ「あんぱん」とドラマ「めおと日和」で、ちょうど同じ時期に戦前戦中の暮らしが描かれていたことがきっかけで、こちらの本に興味を持ちました。

    工夫しながら丁寧に家事をして日々を過ごしている様子が好印象でした。ご飯もおいしそう!
    タケのように噂好きな人はいるでしょうが、基本的には他人の暮らしが見えず、自分たちの小さな生活に集中している感じが、今のSNSまみれの生活よりも精神上安定するのかなと思いました。
    悩みはあるけれど、知らないことは知らないでいいし、できないことはできないと割り切る感じ。

    千代とお初さんの、奥様と女中でありながら、師匠と弟子、親子のような、踏み込みすぎずお互いを気遣い合う

    0
    2025年08月30日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

    世代も育ちも違う女性達のシスターフッド。
    意地悪な人や理不尽な環境があっても、
    味方になってくれる人がいたら乗り越えられるかも。

    タキさん、嫌い。
    噂話をばらまくせいで、放送局呼ばわりされている叔母を思い出す。縁を切りたいけど、未亡人になった母はご近所だからって妙に頼ってしまっている。
    家族とはいえ、人の友人関係に口出すべきじゃないんだけど。

    0
    2025年08月11日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    「もうすぐ十八歳/飛鳥井千砂」
    「ありふれた特別/寺地はるな」
    「二人という旅/雪舟えま」
    「漂泊の道/嶋津輝」
    「祀りの生きもの/高山羽根子」
    「六年目の弔い/町田そのこ」
    冠婚葬祭をテーマにした6話収録の短編集。

    文庫オリジナル&書下ろしが嬉しい。
    著名な作家さん勢揃いで粒ぞろいの作品ばかり。

    お気に入りは寺地はるなさん。
    まんまとミスリードされ、感情が上へ下へと揺さぶられたが読後感は最高。

    嶋津輝さんの作品も味わい深い。

    町田そのこさん、やはり一筋縄では行かない。
    良い話で終わるかと思いきやラストで突き付けられる真相に愕然。

    0
    2025年06月14日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけ

    0
    2025年05月19日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー。幸せなお話が多いかと思いきや、じとっとした暗さを孕んだお話が多い。お気に入りは、死んだ夫の娘が訪ねてくるお話、町田そのこ「六年目の弔い」。

    0
    2025年05月08日
  • 襷がけの二人

    Posted by ブクログ

     太平洋戦争を挟んで、ひょんなことから二人で一緒に生活していくこととなった二人の女性の出会いと別れ、そして再会の物語です。

     物語は、主人公がとある女性の家に住み込みの女中として働き始めるところから始まる。その女性は、盲目だがしゃんとした人で三味線のお師匠をしている。彼女は、主人公にとっては戦時の混乱の最中に生き別れになった、誰よりも近しい人だった。大正十五年の嫁入りから、昭和二十年三月十日の東京大空襲の日まで、ずっと同じ家で過ごしてきた。その日々の中には様々な想いや葛藤があったけれど、つましい中にもたくさんの楽しみを見つけていく彼女たちは、生き生きとその時代を生きていたのだと感じられる一冊

    0
    2025年05月02日
  • 駐車場のねこ

    Posted by ブクログ

    ほのぼのした短編だが、登場人物のキャラクターが面白くかつ物語にも一捻りあって面白かった。
    他の作品があればまた読みたい。3.8

    0
    2025年04月23日