嶋津輝のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    ネタバレ

    女性作家8人による、「女ともだち」がテーマのアンソロジー。


    うむむむ、女の友情はもろいというけれど、こんなにすごぉ〜く気持ち悪くて、べとっとするものばかりだろうか…
    相手と『同じ』を競うような構図が、いくつもの作品に…あー、たしかに、『おそろい』スキだよなぁ…トイレ一緒に行ったりしてるよなぁ…
    いやはや。下手なホラーより怖い。
    どれも面白かった。

    その中で、「ブータンの歌」は、くすっと笑えて、阿川佐和子さんらしい軽やかさだった。

    「ラインのふたり」嶋津輝さんは初読。ちょっと山本文緒さんのような奇妙な迫力。
    他の作品も読んでみたい。

    「獣の夜」森絵都さん、爽やかな作品しか読んだことがなかったので、ジビエを貪り喰らいながらテンションが上がっていく女二人のパワーに圧倒された。痛快。

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    2023年06月20日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    女の嫉妬、依存、束縛、共鳴、味方
    全部つまった1冊だった。

    支配したいほど相手を想うことはもはやもう友情ではなくなってるところが怖いところで。

    怖い部分ももちろんあるけど、やっぱりいつまでも変わらずしょうもないところで笑いあえるのも女友だちのいいところというのも伝わった本だった。

    個人的にはブータンのうたが好きだった。

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    2022年04月17日
  • 猫はわかっている

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    猫に深く関わっている物語もあれば、ほんの一部分にかませて描かれているものもありますが、どれも面白かった。

    「世界を取り戻す」
    最近猫を亡くした身としては、共感できる部分が多々ありました。日常生活の中で描かれる猫と登場人物の絡みが泣ける。。第1弾もあるのかな?ぜひ読んでみたい

    「50万の猫と7センチ」
    作者の実家でかっているリアル猫のお話。家族として迎え入れるまでの経緯やとある事件にハラハラドキドキしつつ、最後はハッピーエンドというオチがお気に入り。

    「双胎の爪」
    猫からこんな風に話が転がるものなんだな、と驚きました。悲しい話の中で追い打ちをかけるストーリーが逸脱。

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    2022年03月08日
  • 女ともだち

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    完全に個人的好みででいうと、前半の千早さんまではおもしろかった。
    (これは個人的趣味。女同士の業の深い話ばっかりが好みだったので、残りのお話は、結構すがすがしい話だったから)

    特にしょっぱなの村山さんの話は叙述トリック!という感じで「ぎゃー!そうだったのそういうことだったの騙された~~~~~!!!!」という、シンプルかつインパクトの強い驚きがあった。あれは絶対見破れない。

    坂井さんはやっぱり好きだ。前回BUTTERを読んだけど、短編の方が好きなのかも、と思った。坂井さんの短編があれば読んでみたい!

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    2022年03月01日
  • 猫はわかっている

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    猫小説アンソロジー。猫好き必読。もうどれを読んでも可愛い! 全部可愛い!
    ミステリ好きとしては有栖川有栖「女か猫か」、長岡弘樹「双胎の爪」がお気に入りです。だいたいほんわかとした幸せなムードの物語が多い中、ざっくりと残酷さを突き付けられる「双胎の爪」はインパクトがありました。
    描かれた猫の魅力に一番のめりこんでしまったのは阿部智里「50万の猫と7センチ」。はらはらどきどき、笑いあり涙ありの一作。だけどそのようにさまざまな感情に振り回される人間たちをよそ目に、猫ときたらもう……! このオチには脱力せざるを得ませんでした。だけど猫ってこういうものだよね。猫の魅力ってこういうところなんだよね……と猫好きの人間が諦めてしまうことを、猫はわかっているに違いありません(笑)。

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    2022年02月28日
  • 猫はわかっている

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    世界を取り戻す 村山由佳/女か猫か 有栖川有栖/
    50万の猫と7センチ 阿部智里/双胎の爪 長岡弘樹/
    名前がありすぎる カツセマサヒコ/
    猫とビデオテープ 嶋津輝/幸せなシモベ 望月麻衣

    ねこ ネコ 猫 猫だらけ キャーー!
    みんな可愛い奴らですハイ

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    2021年12月20日
  • 女ともだち

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    女性作家たちが描く、「女ともだち」のアンソロジー。
    やさしかったり、ヒリヒリしたり。離れたりくっついたり。女同士だから分かり合えること、女同士だから叶わないこと。

    どれも絶妙な距離感がたまらない作品ばかりだった。

    初めの2作はゾッとする感じ。

    額賀澪さんと嶋津輝さんは初めましてだったけど好きな感じだった〜‪

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    2021年12月17日
  • 女ともだち

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    千早茜さんが書く小説が好きで買ってみたけど
    正しい女たちに出てくる読んだ事ある短編小説でした( ¨̮ )

    他の作家さんも面白いと思うのがあって
    他にも読んで見ようと思った。

    ゾッとしたりお前かーいて思ったりできて
    面白かったです。

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    2021年08月15日
  • 女ともだち

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    COPY 村山由佳
    ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    卵の殻 千早茜
    水底の星 大崎梢
    こっちを向いて。 額賀澪
    ブータンの歌 阿川佐和子
    ラインのふたり 島津輝
    獣の夜 森絵都
    8人の女性作家による、女性ばかり出てくる8つの短編集。豪華な顔ぶれの短い話が詰まっているから読み終わるのがあっという間でなんとももったいない。けど、読んだことのない作者の作品を読んで興味を持つきっかけとしていい機会になったかも。
    男性目線でよく描かれるような、勘違いとか思い込みによるおかしな描かれ方を全くしてないから、不快感がなくて安心して読める。その代わり女同士のイヤな感じの世界観はごまかしがなく描かれてしまうから、思い当たるフシがある分、胸が痛い。

    COPY
    あーいるいる。こういう子。と思わせておいて、えっ、そうなの?というどんでん返し。佐智子が大学辞める理由とか、玲がなぜそんな回りくどい方法を取るのかよくわからなかった所があった。
    ト・モ・ダ・チ
    人との距離感をすごくうまくやっていけてる、と思わせる早苗。途中、普通なら1時間で終わらせる入力作業を指1本で午前中いっぱいかかっているあたりからあれ?と思わせて、やっぱり、問題のある女子はキミだったのね。怖い怖い。
    卵の殻
    いいよいいんだよ。遼子さんは何も間違ってない。私だってそうしたいと思うもの。普通はそこまで出来ないけど。
    水底の星
    子ども時代のスイミングスクールでの話。女ともだちというよりもスポーツを習うということに主体がある。けどやっぱり女子同士の嫉妬や怒りで起きてる話だから、やっぱり女友達の話なのかな。自分の生きてきた中でも思い当たることがたくさんありすぎて、ずっしりきた。裕のその後が気になる。

    こっちを向いて。
    あまりピンと来なかった。仕事上の付き合いの人とは所詮仕事が切れたら赤の他人なのか?というような話?いい大人の女性が二人でいつまでもメニューを決められないでいるところとか、私情でクライアントの無理な値引き交渉にダメと言えない所とか。読んでいてイライラ。仕事の出来ない女だってそこまでバカじゃないだろう。

    ブータンの歌
    学生時代の思い出せないくらい地味なクラスメート。たまたま再会して、いつの間にか自分に元気をくれる、すっごく大事な存在となっていたようだ。もう会えないけれど。なんだかいい話。ほっこり。

    ラインのふたり
    工場のラインで仲良くなった二人。何でもない日常なんだけどおもしろい。毎日こんな感じでいいじゃないか。と思わせてくれる。

    獣の夜
    これはね。いいよいいよー!自由!
    肉を食べて、ボトルを空けて、思うがままに自由に生きるのさ。乾杯!イェイ!って感じ。読後感爽快!

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    2021年02月19日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳取らないとわからないかも。型に嵌らず反旗を翻す二人がカッコよくて、痛快な物語。

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    2018年09月18日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    飛鳥井千砂が好きなのでそこだけ。
    良いねえ。産み産まず、偏見と驚嘆と尊敬と。
    みんな好きに生きて認め合えたらいいよね。

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    2026年10月11日
  • カフェーの帰り道

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    今年の直木賞受賞作。大正期から昭和の戦後にかけて東京・上野にある「カフェー西行」で働く女給たちを描いた連作短編小説です。字の読めない女性、小説家を目指している女性、人気が出て銀座のお店に引き抜かれる女性など個性豊か。戦前戦後の揺れ動く歴史の中で健気に生きている女性たちの姿が魅力的で、応援したくなる…。ひとつのカフェーを通していろんな人生が交錯していく様が味わい深くて、ほっこりとした余韻が残る一冊です。

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    2026年10月11日
  • カフェーの帰り道

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    レトロでいい感じの表紙デザインの美しい本
    第174回直木賞受賞作
    大正から昭和にかけての東京上野
    「カフェー西行」を舞台にした連作短編集
    時代時代の背景とそこで働く女給たちを描いた短編で
    カフェーとは?銘仙に白いエプロンの女給達の生き様
    そしていく末は。。。
    大正ロマン、戦前戦後の様子をレトロな色合いで

    移り変わるカフェーと女給達を通じて色鮮やかに描いた作品

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    2026年10月10日
  • カフェーの帰り道

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    幾子の母親がホンマにイライラするけど育子がちゃんとハッキリ母親に正論ぶつけるからちょっとスッキリした
    モヤモヤ自分の中で収める主人公はこの手の小説にかなり多いから

    前半は大正ゆるふわ日常物語だったのに戦争が絡んできてから結構辛いエピソードとかもあった
    まぁ可もなく不可もない感じかな

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    2026年10月07日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    内容も分からずに借りた。大正の頃のカフェで働く女給達の物語。その後戦争があり、人生が否応なしに変わっていくが、戦後もカフェは変わらずにあり。

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    2026年10月06日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    「六年目の弔い」が良かった。悲しみに向き合っていく力を与えてくれる。ゆっくりとした時の流れの中で。怒りも憎しみも否定せず。町田その子さんのお話、好きだなあ。

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    2026年10月04日
  • カフェーの帰り道

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    上野のカフェを舞台に、戦前戦後を生きた女性たちの物語。
    戦前戦後の話といっても、殊更に悲劇を強調してるではなく、市井の女性の人生のほんの一部を切り取った話で、優しい。こんな時代もあったんだな、という感じで、気軽に読みやすかった。

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    2026年10月03日
  • カフェーの帰り道

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    戦中戦後の東京の片隅で生きる女給たちの物語。大変なこと辛いこと慟哭することが日常の時代を女給たちの視線を通してやわらかな筆致で描いていると思う。戦争に対する怒りや悲しみを助長するのではなく、粛々と生きる人たちにスポットを当てた良作。どんな時代でもささやかな幸せはあり、それ大切に育てることが生きていく糧になる。クラシカルな喫茶店でボーっとコーヒーを飲むことも最上の幸せなのだと気付いた。

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    2026年09月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    個人的にどーうしてもできちゃった結婚を祝福できないので一作目はなんだか共感できない尽くしで終わった。寺地さんはこんなコミカルな感じのアンソロジーでしか読めないかも。よい意味で裏切られたラストがとてもよかった。町田さんの一編はこれはまた心暖まる…かと思いきや最後の最後におっそろしい推測をぶっこんでこられて混乱する。でも面白かった。

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    2026年09月07日
  • 駐車場のねこ

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    ネタバレ

    短編全部絶妙に気味が悪いのに、メインの登場人物が笑って終わるから読後感が爽やか。
    本当に不思議です。

    なんでこの話を書こうと思った??逆にこんな話を物語として読者に色々想像させるのすごくない?と思いながら、最後までするする読んでしまった。

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    2026年08月24日