七尾与史のレビュー一覧
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今回は外国人実習生が事件に絡む展開。日本の人口が先細りするなか、いかに労働力を確保するかという、いわば社会問題でもあるネタを織り込む構成です。
前作では短編集でいくつかの事件が扱われていた分、古着屋の活躍シーンが多かったのですが、今回は全編を通して一つの事件を扱う構成のためか、古着屋の料理が事件解決につながるシーンは少なかったです。
一方、ライトなノリは健在で肩の力を抜いて楽しむ読み物としては好適といえるでしょう。事件そのものは難しいトリックがあるというわけではないので、アタマを使わずにすみます。反面、難しいトリックを読みながら自分でも解いてみたい、主人公がトリックを解く面白さを期待する、とい -
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警察署の地下にある絶対味覚の持ち主である古着屋がシェフを務める「ティファニー」を舞台とした刑事もの。ライトなノリで楽しんで読める一冊ではあるのですが、2章のテーマはちょっと重めです。
主役コンビの2人よりミステリアスな存在感を醸し出している古着屋のほうがキャラ的にはおもしろいですね。逆に主人公コンビのほうはちょっとあっけらかんとしすぎているせいか、あまり魅力を感じませんでした。
ストーリーとしては刑事ものということで、起こった事件ははっきりしていますし、犯人らしき人物も浮かび上がってきますので、ミステリーほどのタネや仕掛けはありません(3章も読んでる途中で犯人わかってしまいましたし…)。ただ、 -
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読み始めた段階ではわかりませんでしたが、全編通しで話しがつながっている構成。”山手線探偵”だけにぐるりとつながっている、というところでしょうか。
しがない探偵である霧村の推理により謎のつながりを解明してゆくところはそれになりに読み応えがあるのですが、せっかくの洞察力のすごさがインパクトの少ない描写にとどまっているような気がしました。落ちぶれキャラだけど推理力は抜群というギャップがあるので十分魅力的なキャラなのですが…。それとミキミキさんがちょっと中途半端なような気もします。
山手線で活動する探偵というのが現実的かどうかはともかくキャラをみがけばもっとオモシロイ作品になると思います。続編があるよ -
Posted by ブクログ
一巻、二巻にくらべるとページ数が少ない構成ですが、これくらいが読みやすい分量かも。事件の人間関係も前作までほどの複雑さはなくすんなり読みこなすことができました。
ただ犯人の毛利についてはちょっと唐突に登場した感がありますね。前半部分では「ナゾの人物」の節で(二回)登場する人物が同一でミワケンかとミスリードさせる構成になっていて、実は別々の人物であったということですよね。二巻では香音の担任の先生が実は犯人だったという”そうだったのか”感は今回はなかったかな。まぁ、登場人物が少なくその関係性もシンプルな反面、犯人に意外性を求めようとするとこういう展開にならざるをえないのかもしれませんね。