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室田署刑事課の新人・国吉まどかは、先輩で相棒の巡査部長・高橋竜太郎に「警視庁随一のグルメ刑事」と呼ばれるほどの食いしん坊で、ランチに全精力を傾けている。そんな二人が注目しているのが、署の地下にある食堂がリニューアルされてできた「ティファニー」。値段は高めであるものの、「絶対味覚」を持つ謎めいた天才コック・古着屋護が作るランチの前には、古株の名刑事も自白を拒む被疑者もイチコロ!? 人気作家が描く本邦初のグルメ警察ミステリー。
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Posted by ブクログ
警察署の地下にある絶対味覚の持ち主である古着屋がシェフを務める「ティファニー」を舞台とした刑事もの。ライトなノリで楽しんで読める一冊ではあるのですが、2章のテーマはちょっと重めです。
主役コンビの2人よりミステリアスな存在感を醸し出している古着屋のほうがキャラ的にはおもしろいですね。逆に主人公コンビのほうはちょっとあっけらかんとしすぎているせいか、あまり魅力を感じませんでした。
ストーリーとしては刑事ものということで、起こった事件ははっきりしていますし、犯人らしき人物も浮かび上がってきますので、ミステリーほどのタネや仕掛けはありません(3章も読んでる途中で犯人わかってしまいましたし…)。ただ、古着屋の作る料理が事件を解決に導くのに一役買う、という少々異色の展開が興味深いといえます。
続編もあるようですので、そちらも読んでみようかと思います。それにしてもこの作品、古着屋視点の作品のほうがおもしろいのでは、と思ってしまいます。古着屋はまだ謎のキャラですが、その醸し出す雰囲気はどこか欠落したものを抱えているように見えるんですよね。作品の主人公はなにか欠落したところがあるほうが面白みが増すという定石もありますし、●●シェフの事件簿、的な推理小説にリメイクするのはどうでしょうか。
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