【感想・ネタバレ】バリ3探偵 圏内ちゃん―忌女板小町殺人事件―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

“妻が自分の夢を応援してくれません。”小説家志望男による身勝手な投稿が悩める忌女(きじょ=既婚女性)たちの掲示板「忌女板小町」で大炎上。さらに、ある殺人事件との関連が疑われる。引きこもりの緑子、HN(ハンドルネーム)圏内ちゃんが挑んだネットとリアルが交錯する連続殺人――その謎は、超肉食女子刑事・小鞠(こまり)&ドS刑事・黒井マヤとの推理対決の果てに、人知れず葬られていた悲劇につながった。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

圏内ちゃんが社交的に!
自分がこのままではいけないと感じました
しかし『祭り』で人物特定するすごみは相変わらず
ネット社会って怖いわ

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2015年09月11日

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純粋に面白かった。このシリーズ、すき。引きこもりの圏内ちゃんの社会的弱さに共感する。「ドS刑事」シリーズの三人が出て来たことも楽しかった。圏内ちゃんと新キャラの小鞠の組み合わせも可愛いし、そこにマヤが加わったらと考えるとわくわくする。親切のバトンリレーは小学生はともかく担任教師まで絶賛することに違和感と危うさを感じた。世界の話にまでなっていたけれどそう単純にはいかないという客観性が欠けている気がしたし、クラス内だけでもそれによっていじめがなくなることに納得出来なかった。

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2018年10月19日

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自己中心的な理由を吐く男に対して、掲示板は大炎上。
調べていくと、その男は死んでしまっていて…。

さらに別の事件で死んだ女が、男が…と
どういう繋がりなのか、と悩みたくなる内容。
要所要所に、小学生の話も入っていて、一体なんなのか。
と思っていたら、ようやく全貌が…みたいな状態に。
これは、ものすごくミスリードをしれくれる内容でした。
騙された、というよりは、そっちに転ぶのか! と。

お色気たっぷりの、不倫万歳の肉食刑事も出てきますが
一生その恋愛観がばれないようにしてもらいたいです…。
善意のバトンリレーって、よい考えではありますが
その人にとって何が善意なのか、が考えさせられます。

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2018年03月05日

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シリーズ第2弾。今回も圏内ちゃんが鮮やかに推理、解読していきます。
点と線がつながる感じは絶妙で読みやすい作品となっております。

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2015年10月12日

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圏内ちゃんシリーズ第2弾。
引きこもりだが、FXでかなりのお金を稼ぐ、圏内ちゃん。電波の無いところでは具合が悪くなるという…PCを駆使して検索し、事件を解決する。警視庁も一目置く存在である。
著者の別の話、ドS刑事との絡みもありとても面白かったです✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。

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2015年10月12日

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圏内ちゃんマジ最強なお話です。七尾作品はシリーズ同士のリンクが多いですが、本作もドS刑事シリーズとリンクすることで七尾ワールドに繋がっています。
しかし作者は圏内ちゃんを外に出したいのか出したくないのかどっちなんでしょう。出てしまったら圏内ちゃんじゃないしなぁ。

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2015年09月05日

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ネタバレ

前回より読めない展開が多くてハラハラ感が増した。が、都合が良すぎると感じた点もいくつかあった。
朔太郎にことは1巻よりも苦手になっているかも...。小毱は最初は高飛車で気が強くてとっつきづらい印象だったが、圏内ちゃんと打ち解けるにつれ好きになった。前回同様テーマ(前回なら手への異常性愛、今回ならカノンリレー)への掘り下げが深く、反面事件そのものよりその背景に重きを置かれすぎているように感じた。

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2022年05月16日

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バリ3探偵圏内ちゃん第二弾。

個人情報が伏せられたニュースでも、圏内ちゃんにかかればあっという間に特定される。
これって現実でもそうですよね。
わずかな映り込みの情報から特定されてしまう。
現代にマッチした作品だなと。

今作は女性刑事の出番が多く、圏内ちゃんが珍しく感化されていて新鮮。
ここから圏内ちゃんも変わっていくのかな。
この女性刑事のように不倫推奨はしないけども、外の世界を見ることができたらいいなとは思う。
ネットの世界は自由自在かもしれないけど、リアルなものにも触れてほしい。

続きがあるならまた読みたいな。

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2021年04月26日

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一巻で未解決だった左手切断連続殺人のつづきが描かれるのあと思いきやまったく別の事件を描く構成。
善意のバトンリレーを殺人に利用するというストーリー、バトンがわたる4人の関係性がちょっと難しいかな、読んでて理解がが追い付かず前のページに戻りつつ読み込む必要があったのでもうちょっとシンプルさが欲しいようにも思いますが、圏内ちゃんがテンポよく謎を解明していくさまは爽快さがあり、一巻同様楽しめました。

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2019年11月16日

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ひきこもりの「圏内ちゃん」シリーズ

謎の連続殺人事件
犯行動機がある人間たちにはアリバイがある
いったいどうつながっているのか

1作目は、あんまりなキャラ設定に違和感しかなく
あまり楽しめなかったけれど
2作目のコレは慣れたのか、かなりミステリとしても楽しめた。

新キャラの小毬も強烈。
圏内ちゃんの引きこもりの秘密、次回作でわかるのかしら

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2019年11月10日

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ネタバレ

最終的には小鞠さん好きになれるように描かれているけれど、私は最後まで小鞠さんのことを好きになれなかった。これから好きになれるだろうか。今回も前回同様に、時間軸の違うストーリーが交互に書かれていた。前回は何となく繋がりは見えたけれど、今回は繋がりが見えなくて、どう繋がっていくのかドキドキしながら読み進めていきました。ラストは全てが見事に繋がってお見事。

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2017年02月04日

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○関連がありそうでなさそうな殺人事件の謎を、圏内ちゃんの操作がときほぐす
今回は、元製薬会社勤務の「にたにたフェイス」さんが忌女板にあげた「妻が自分の小説について理解してくれない」という投稿から始まる。
圏内ちゃんは、HN(ハンドルネーム)や投稿内容から、人物を瞬時に特定してしまうが、その名前でネット検索をかけたところ彼の死を伝えるニュースが流れていた。

一方、刑事の汐見坂は、岸谷という女性が殺された事件を追っていた。新たに登場する刑事の小鞠が岸谷のスマホの隠しアプリを見つけパスワードを解読し不倫を突き止めるものの、実はダブル不倫をしていたこともわかる。

圏内ちゃんは二谷が通っていた、そして恨んでいたと思われる歯医者の渋沢に目をつけるが、その渋沢も死亡してしまう。二谷の事件が気になる圏内ちゃんは、朔太郎と相談して捜査一課に助けを求める。

捜査一課と圏内ちゃんが協力して少しずつ事件の全容が見えてくる。
そこには奇妙な共通点と、謎のアルファベットのハンドルネームと「You Are Guilty!」の文字。この謎をどう解くのか、そして犯人は。
最後に予想の斜め上を行く犯人像。それは見つからないわけだ!

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2016年10月24日

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今回も仕掛けは複雑で面白いのだが、原因や過程にやや強引な力業を感じるし、全体的に不自然さがつきまとう。同著者の他作品の登場人物を絡ませるやり方も、あまり好きな手法ではないなぁ。

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2016年08月26日

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ネタバレ

 シリーズ二巻目、バリ3でアンテナが立っている場所じゃないと生活できない忌女板(2ちゃんだと鬼女だね)のアイドル、どんな炎上でも本人特定に関しては抜群の追跡能力を持つ圏内ちゃんの活躍で事件を暴く。

 今回も始まりは炎上から始まった。「妻が自分の夢を応援してくれません」と身勝手な男の書き込みから炎上が始まり、圏内ちゃんが即座に本人特定したものの、しかしその男は特定される頃には既に殺されていた。

 事件は別の事件との絡んでいく。階段から突き落とされ殺された妊婦、バイクに針金を引っかけられて事故死した男、有名な眼科医の刺殺事件は関連が考えられながらも、真相究明は行き詰っていた。

 続く死のリレーに、いったいどんな関連があるのか。圏内ちゃんが推理に挑む。


 というわけで七尾与史特有の、いやぁそんな犯行ねぇだろうというエンターテイメントに特化したミステリーでした。
 この人の本は、ほかの作品に出てくる登場人物も出てくることが多い。今回だとドS刑事の面々が登場してきた。

 さて、まだシリーズ終わりそうにないので、すげぇ面白いわけではないけどお付き合いすることとす。

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2015年12月16日

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