あらすじ
山手線の電車内だけに神出鬼没で現れるといわれる謎の名探偵――山手線探偵・霧村雨。彼を支えるのは、小学5年生の助手・シホと、見当違いな推理を働かせまくる自称作家の三木幹夫。彼らトンチンカン3人組が、日常の謎から殺人事件まで、どんな事件でも解決します!
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Posted by ブクログ
面白かった。関係ないと思っていたことが伏線で、それを次々と回収していく様が気持ち良かった。主要人物である、山手線探偵の霧村雨、小学5年生のシホ、自称作家の三木幹夫のうち、霧村については本作で何となくわかったが、シホと幹夫についてはまだ謎が多い。ラストで、そこの部分についての謎を置いていかれたので、次作が楽しみです。
Posted by ブクログ
山手線に現れるという探偵と助手兼広報担当の小学生と自称ミステリ作家の三人組によるミステリ。この著者の他の作品に比べればマイルドになっている。その分、小中学生でも読みやすいと思う。
内容はある大学生がビデオを回していると小学生がホームに転落するところから始まる。最初は「え?」と思ったが、話が進みにつれ重要なエピソードだとわかる。山手線探偵三人組の事件の始まりは痴漢の冤罪を着せられた男を推理で救う。そこから話が膨らんでいく。最後に最初のエピソードの真実がわかる。いつものアクの強さがないので少々物足りなさもあるが、安心して読めるという点で星五つ。小学生のシホが殺人事件の重さを中和している。
Posted by ブクログ
ミステリーを読み慣れていなくても、サクサク読めるのがいいですね。短編なのかと思っていたら、関連のなさそうな事件が繋がっていて、クライマックスでは感心するしかなかった。
すごいなこの人!って。
探偵の霧村さん、小学生助手のシホちゃん、自称ミステリ作家のミキミキさんの個性溢れる3人のやり取りが面白くて、堅苦しくない感じがいい!
個人的には霧村さんの飄々としたキャラが好きです。
シリーズ化してほしいと思ったミステリー小説は初めてです!
Posted by ブクログ
最初は日常の謎かなと思いながら読んでたら、細々したことがつながっていき、思いもよらないストーリー展開だった。なんとなーく読んでただけだったもんだから、いい意味で裏切られた。ドタバタ3人組のうち、みんながみんななんかどれも頼りないというキャラクター付けはどう考えてもジュブナイルなコメディ的な作品だと思ってたのに。
でも国家の存亡がかかってる依頼がくるなんて、やっぱりコメディなのか(笑)
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シホがなんともこましゃくれているw
それにしても、山手線の中にだけ現れる探偵なんて奇抜な設定。
自称作家と3人のかけあいがおもしろい。
最初の、痴漢冤罪事件の解決が鮮やか。
やるじゃん、山手線探偵。
チワワのまいちゃんのいきさつはせつない。
まいちゃん、人間の勝手に翻弄されちゃって、、、
金太郎君と幸せになれるところだったのにね。
山手線みたいに輪になった事件。
きれいに解決してすっきり。
シリーズ続編も読んでみたい。
Posted by ブクログ
短編?と思わせながら、すべてリンクしていく。軽いタッチながら、その手法は私は好きだな〜と思う。日暮里というか、谷中情緒やら銀座やら、恵比寿やら、改めて面白い。私も山手線探偵に出会いたいものだ♪ 次も出そうな感じ、楽しみだ。
Posted by ブクログ
キャラクターが濃い。
帯に「ほんわか下町人情満載のユーモアミステリ」とあるだけあって、なんだかんだで心温まるオチになっています。
自分は東京都民ではないので山手線の事はよくわかりませんが、次巻も読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
死亡フラグが立ちました!が面白かったので、違う作品も読んでみたくて手に取った本。山手線がオフィスという探偵と自称小説家、それと小学生の秘書。この3人のキャラクター設定が面白い。最初のプロローグから最初の事件。全然接点がないと思いきや、だんだん繋がっていく様子も面白い。次回作がでたら読んでみたい!シリーズ化するかな?!
Posted by ブクログ
山手線内に事務所?を構える、伝説の『山手線探偵』。実は家賃が払えなくて事務所を持てないだけだが、観察眼はピカイチ!助手兼広報部長の小学生のシホと自称作家のミキミキと一緒に遭遇した痴漢騒動が、思わぬ方向へ……。
私、こういうの好きです。
正直期待してなく、読むのも散々ためらって今、ですが。
よかった。読んで。
巡り巡って伏線を回収しまくる、好みのタイプでした。
シホ目線で話が進むので、まぁ、わかりやすい。小学生ですから。
回転が速いタイプでツッコミ役なので、テンポも良く、賑やかで楽しかった。
最近はミステリ風な話ばっかりだったので、とても良かった。
2も楽しみです。
Posted by ブクログ
固定の事務所を持たない霧村雨は、山手線を事務所とする伝説の探偵。
自称作家の三木、助手のシホと3名で事件解決に挑む連作短編集。
かなり気軽なトーンで謎解きも簡単な内容から始まるものの、
徐々にその深刻度は増していき、物語に引き込まれた。
気軽に読める良作ミステリー。
謎が残ったままで、更に依頼で終わる辺りに、続編への期待も高まる。
Posted by ブクログ
終始ほのぼのしている。
ミステリー、・・・というのはちょっと違うかな?
探偵っぽさもミステリー要素もあまりないし、
内容よりもキャラクターが魅力的で、そこに対しての評価と言ってもいい(笑)
Posted by ブクログ
時系列がわりとポンポン跳ぶ印象が強い七尾作品だけど、今回はその中でスタンダードな方なのかな。
…もしくは自分が七尾世界に染まってるゆえの感覚麻痺か?
設定がとにかく面白い。
確かに人口や利用者数を考えれば、そこを拠点に商売してる人がいてもおかしくないもんなぁ。
表紙のわりに初っ端からハードだったが、決してそれでは終わらないチープさ‼
好きだなぁ。
この人のあえてそうしている演出が堪らなく好きだと思う。
しましょう、シリーズ化‼
Posted by ブクログ
ある事情により山手線を事務所代わりにしている風変わりな探偵、霧村雨。そのアシスタント、広報役であり、ワトソン役として話しの語り手になるのは小学生のシホ。このシホが良い。
それだけと言えばそれだけ。
Posted by ブクログ
読み始めた段階ではわかりませんでしたが、全編通しで話しがつながっている構成。”山手線探偵”だけにぐるりとつながっている、というところでしょうか。
しがない探偵である霧村の推理により謎のつながりを解明してゆくところはそれになりに読み応えがあるのですが、せっかくの洞察力のすごさがインパクトの少ない描写にとどまっているような気がしました。落ちぶれキャラだけど推理力は抜群というギャップがあるので十分魅力的なキャラなのですが…。それとミキミキさんがちょっと中途半端なような気もします。
山手線で活動する探偵というのが現実的かどうかはともかくキャラをみがけばもっとオモシロイ作品になると思います。続編があるようなのでそちらも読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
最近は読むものがなくなってきて、
さてどうしよう。
たくさん未読が残ってる安定の東野圭吾さんかな?
覚悟を決めて司馬遼太郎さんとかいく?
もしくは、
ついにSFとか外文に挑戦か!?
と、
本屋を巡りながら考える。
とりあえず、
読んだことのある作家さんで未読を処理して行こう!
と、
思い、
死亡フラグが立ちましたがおもしろかった七尾与史さんをGET!
山手線探偵です!
山手線探偵こと「霧村雨」の助手が小学生の「道山シホ」と、
自称作家の「三木幹夫」ことミキミキが話題の中心なのです!
なんで、
小学生女子が探偵の、
しかも、
山手線探偵の助手をしてるかは謎。
2巻以降にあかされるみたいですね。
つか、
2巻出てるのか?
そうそう!
なんで、
オフィスレス探偵もとい山手線探偵なのかって?
事務所の家賃が払えないから山手線にのって、
山手線そのものを事務所にしてるみたいですね。。。
う、
うちもオフィスレス占い師ですから、
山手線占い師をなのることもできるのかもしれない!
山手線探偵「霧村雨」と自称作家「三木幹夫」は大学の同級生らしい。
自称作家のミキミキは、
雨をモデルにした推理小説を書くらしい。
ゆえに、
事件が起きて、
それを見てないといけないのでついてまわってるようです。
いわゆるストーカーですね笑
そんななか、
痴漢の事件が起きて、
雨がまとめて、
その時の被害者女性ですかね?
被害者ではないか!
その「松宮葉子」さんからの依頼でストーカーを暴け!
ミキミキか!?
違う!
で、
ここは案外簡単に解決をみる!
今度は小学生の「柴木恭兵」君からの依頼です!
って、
シバタキョウヘイ?
と、
思っていたらライバルの「舘ひろや」君の身辺調査を依頼してきた!
タチヒロシ?
で、
これが、
さっきの「松宮葉子」さんの事件とからんでるんですよ!
って、
やっとチワワもでてきます!
フェイドアウト!
昔の話「霧村雨」の事務所をたたむ前の話を少々。
って、
この「武田金太郎」君がさぁ。。。
って、
またまた小学生!
つか、
この本自体小学生向きか?!
なにしろ、
ポプラ社だしな!
まぁ、いい。
で、
香水の話とか出てきて、
いろいろあって山手線探偵になった経緯がでてくる。
お金だけじゃなかったんだねぇ。。。
現代に戻ってきて、
金太郎君の無念を事件を解決して終了。
って、
解決したの「シホ」じゃん!
と、
変なじじいに国家の存亡がどうのこうのの依頼を受けたところで終わり。
こりゃ、
2巻もあるな!
やや児童書というか児童書でしょう。
ゆえに、
読みやすいよ!
あっという間に読める!
よかったらどうぞ!
ちなみに、
日暮里がでてきて、
谷中銀座がでてきた!
あの坂道のところかな?
前に、
写真展を見に行く途中にあって遊んだ記憶があります!
多少観光客向けに演出したってあるけど、
本当にその通りなところなんです笑
懐かしんでしまったんで、
今度また行ってみようかと思います!
だんだんな!
ちなみに、
レイモンド・チャンドラーかぁー。
外文ですよね。。。
ちょっと、
挑戦してみるかな?
Posted by ブクログ
山手線の電車内だけに現れるといわれる山手線探偵=霧村雨。小学5年生の助手・シホと、見当違いな推理を働かせる自称作家の三木幹夫の三人組が登場するミステリ
冒頭で,ゲーム機を利用した痴漢冤罪事件がある。その後,痴漢冤罪事件に加担していた松宮洋子という女性から,ストーカー事件の捜査を依頼を受ける。ストーカー事件そのものは,松宮洋子をストーキングしていた人物が二人いて,そのうち一人が近所の肉屋の店員だという推理を披露し,終わる。もうひとりのストーカーは,殺意を持って松宮をストーキングしていた。しかし,痴漢冤罪事件の協力者である4人の人物のうち,自分を脅迫していた人物を3人目に殺害したことで,松宮洋子殺害をやめていた。
ここまでの話を序とすれば,ここからが本編。本編は,痴漢冤罪事件の協力者として3人目に殺害された倉内猛の殺人事件の犯人探しと,小学生,柴木恭平からの依頼「ライバルの館ひろやが,どうして急に成績が上がったのかを調べてほしい」というものが中心となる。霧村雨が探偵事務所を持っていた頃に最後に依頼を受けた犬探しの依頼と関連してくる。犬探しの依頼をしたのは武田金太郎。霧村は金太郎が公演で買っていたチワワ,まいちゃんを探し出すが,金太郎は山手線で線路に落ち,救出しようとした人の手を払って自殺したと考えられていた。
真相は,ご都合主義的な展開で,柴木恭平と武田金太郎の父は昔からのライバルであり,武田金太郎が線路に落ちたときに,ブローチの針が刺さるようなカタチで,金太郎が自殺したように見せかけて殺害していた。倉内猛はたまたま山手線で見かけた柴木恭平の父をゲーム機の通信機能を利用して恐喝した。柴木恭平の父は,恐喝をしたのが自殺冤罪事件の協力者の4人のうち誰かだと気付き,殺害していたという。
物語全体の雰囲気は非常に軽く,寝る前や通勤電車で何も考えずに読む本というイメージ。じっくり読むと,やはり,あまりにご都合主義としか思えない展開が気になる。シリーズなので,シリーズを読み進めれば印象が変わる可能性はあるが,助手が小学生である理由や自称ミステリ作家の三木幹夫が空気状態であることなども気になる。★3かな。
Posted by ブクログ
山手線を事務所とする霧村探偵、助手兼広報の小学生シホ、霧村の友人ミキミキさん。痴漢の冤罪事件から始まった事件はストーカー、連続殺人、そして小学生山手線自殺の謎に繋がる。子供向けだから読みやすくスイスイ進む。この巻の最後に現れた謎の燕尾服の男性(霧村の知り合い?)の依頼は?霧村とシホの出会いは?次巻なのでしょうか?
Posted by ブクログ
何となく大人が読むというより学生さん向けなのかなと思いながら読み始めたら初めからかなりショッキングな事件がさっそく起こって意外でした。山手線の電車の中で探偵業をしている理由もだんだんと判明しなかなか楽しめました。
Posted by ブクログ
連作短編かと思ってたら全部繋がって山手線になった…!
なんかどっかで触ったような読み心地なんだけど、どこで触ったか思い出せない。今まで読んだこの作家さんの他の削とはなんとなく感じが違うなぁ。ノベルゲームっぽい。
Posted by ブクログ
下のように時系列順に並べると,どうということのない展開で,際立っているのは探偵の観察力と記憶力のみ~霧村雨は東上野の雑居ビルに事務所を構える探偵だったが,パソコンのセキュリティーを疎かにしたため情報が流出し,クライアントを失い,事務所の家賃も払えなくなった。事務所を畳むしかないと考えている中,現れた依頼者はチワワを探してい欲しいという小学校6年の少年だった。特殊な匂い・香水を手掛かりに犬は探し出したが,中学受験を控えた少年は目白駅で山手線に轢かれて死亡した。自殺以外の可能性があるのか,霧村は山手線電車内をオフィスにした。寄りつくのは,小学生のシホと自称作家のミキミキ。電車内で痴漢騒ぎが発生し,被害者も目撃者も通信機の付きの最新ゲーム機を持っていたことに気がついた霧村は,IT会社社長・若林の冤罪を主張した。彼ら4名はネット上で示し合わせた陥れ屋だったのだ。如何にも優等生然とした小学生が,塾のライバルの勉強法を探って欲しいと依頼してきた。バドミントンもこなす爽やか小学生は,恵比寿で降りて塾には行かず,チワワを可愛がり,同好の元カリスマ塾講師に勉強を教わっていることが判明する。彼らが可愛がっているチワワは,死んだ小学生が家族にしようとしていた犬で,消毒薬の匂いを消す特別な香水に反応していた。それを調香する人物は1年前に死亡したが,娘は父が愛用していた香水を墓に掛けていたので,チワワが反応して,公園を離れていたのだった。痴漢被害者を装っていた谷中に住む女性は探偵に,付きまとわれているだけでなく,陥れ屋として一緒に行動した3人までも事故死していると調査を依頼してきた。1週間の調査で,ストーカーが離れたことを知ったが,それは最後に殺された大学生がターゲットであることを犯人が知ったからだ。知り合いを装って探偵らがアパートを捜索すると,ルパン三世ファンの死んだ大学生は,上着の襟に鍵を隠していた。アルバイト先のスポーツジムのロッカーからSDカードを発見し,それには落ちた小学生に救いの手を差し伸べている男の手に,珍しい時計型のブローチが握られていたのをシホは発見する。医者である父母さえ小馬鹿にし,ライバルの勉強法を探っていた柴木恭平の父は,小太りの金太郎がここでいなくなればという悪魔の声に従ってしまったのだ~なるほど…こうやってバラバラにするとミステリー仕立てになるってことね。えーと,シホが探偵の側にいる理由,燕尾服に山高帽の男が国家存亡を賭けた依頼で・・2冊の続編は約束された
Posted by ブクログ
山手線を活動拠点にするオフィスレスの探偵…。
2チャンネルや掲示板への書き込みする広報担当の小学生。
自費出版しかしたことない自称作家。
組み合わせが斬新すぎる(笑)
基本的に視点は小学生シホと探偵霧村。
作家のミキミキは基本的に二人にツッコまれる役。
霧村以外の二人の背景も謎のままなのは続きがあるからかな?
そしてドS刑事と同じ著者だったのかー。
シホとか若い女子の心理描写がけっこう細かく書かれてるのが特徴的。
Posted by ブクログ
受験ノイローゼで線路に落ちて自殺したと思われる少年の死の真相を追い、山手線をぐーるぐる回って事件を解決する探偵もの。気軽に読める。2013/384
Posted by ブクログ
ぼちぼちですかね。
作者の思惑かもしれないが、
ちょっと人物背景がわかりにくかった。
よみやすく、ポップな雰囲気は相変わらずでしたが、
なんとなく小説感がですぎて感情移入ができませんでした。
Posted by ブクログ
山手線電車内に出没すると言われる探偵の噂を流したのは
小学5年生の助手。
そしてその実態は、単なるオフィスを失くした探偵。
その友人・自称作家の3人組が、請け負った仕事をこなしていきます。
最初のOPは何なのだろう? と思っていたら
請け負って行く仕事から、芋づる式状態で見えてくる真実。
まさか知り合いだとは思いもしませんでした! な現実。
しかし都会の電車の中は怖いですね…冤罪痴漢。
それを金出して雇うという発想もすごいです。
そこから脅迫されたらどうするのでしょうね??
いやむしろ、ゲーム機の機能を褒め称えるべき?
D○にも、何だかそんな機能ついてますよね?
P○Pは…喋れませんけど。
ところで最後の、好きな子の話。
もしかして同じ塾、という嘘をあちらも信じている、という事ですか?
塾に行っているだけで周囲をみていない、というのが
ばればれな塾生活してますね…。
Posted by ブクログ
家賃が払えなくなって、山手線を根城にして探偵をして居る。些細な事件から殺人事件まで、次から次へと事件が起こる。気がつくと真相に迫っていき、あらゆる事件が繋がって行く事とは思わなかった。なかなか面白く、続編を読むのが楽しみでした\(^o^)/