七尾与史のレビュー一覧
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犯人特有の犯人臭気を嗅ぎ分けられる、
嘱託警察犬のトイプードル「メグレ」が、
迷宮入りしそぅな殺人事件の犯人を嗅ぎ分けて、
事件を解決に導いていくお話ですが…、
やはり、お話の面白味となってくる部分は、
メグレによって指摘された犯人の物証と自供を、
刑事と訓練士のコンビが、如何に暴いていくか?
だと思ぅのですが…、
そこは、ドS刑事シリーズの七尾さんだけに、
コンビのキャラ設定が、ポイントかな~と…。
しかし…、そのコンビのキャラが、
訓練士の方は、中途半端にS気味の若ぃ男性で、
&刑事の方は、中途半端にM気味の若ぃ女性で、
結果的には、面白そぅなお話になるはずが…。
例えば、
訓練士 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ二巻目、バリ3でアンテナが立っている場所じゃないと生活できない忌女板(2ちゃんだと鬼女だね)のアイドル、どんな炎上でも本人特定に関しては抜群の追跡能力を持つ圏内ちゃんの活躍で事件を暴く。
今回も始まりは炎上から始まった。「妻が自分の夢を応援してくれません」と身勝手な男の書き込みから炎上が始まり、圏内ちゃんが即座に本人特定したものの、しかしその男は特定される頃には既に殺されていた。
事件は別の事件との絡んでいく。階段から突き落とされ殺された妊婦、バイクに針金を引っかけられて事故死した男、有名な眼科医の刺殺事件は関連が考えられながらも、真相究明は行き詰っていた。
続く死のリレ -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリ作家を目指す研介は大学卒業後に就職せずに神保町の古書店でバイトをしていたが、ある日突然の閉店の憂き目にあう。
そこで次のバイト先として選んだのがすずらん通りのベルサイユ書房だった。
古書店と違って新刊本を扱う本屋に慣れずに忙しい毎日を過ごす。
男装の麗人で実はとある大企業の令嬢の店長、
人と人をつなげるカリスマポップ職人といった濃い店員たちが働くベルサイユ書房だったが、事件が起きた。
ベルサイユ書房のポップで人気に火が付いた小説の作家のサイン会で、サインを求める人の列にナイフを持って作家に襲い掛かった女がいた。
さらに「読んだら死ぬで」のポップとともに毒物が塗られた -
Posted by ブクログ
神保町の古書店街にあるお店にアルバイト店員で入った主人公の日比谷研介。彼はミステリー作家を目指しています。そこにはベルサイユのばらのオスカル擬きの男装の剣崎店長やカリスマポップ描きの美月さん、森永・グリコ事件を扱った元刑事、売れ行きの良いこの本屋でサイン会をするベストセラー作家などが登場。
実在の事件と本に関するエピソード、売り出し中の作家の小説を巡る出来事が錯綜し事件は起こり、解決の糸口を研介も探ります。
七尾さんの作品なので、もっとトンデモ系かと思いましたが、それなりの推理で事件は収束します。ご自分も小説にベストセラー作家としてちらっと登場させる辺りは七尾さんのご愛敬ですか‥