あらすじ
老舗ホテル内の厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。警視庁の刑事・佐倉綾香は事件の真相を追いかけるが、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。迷宮入りかと思われた難事件を解決に導いたのは――現場に残された"殺意の匂い"を嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬・メグレだった!メグレと行動を共にする警察犬訓練士・早乙女俊介は、連続する不審死事件に巻き込まれていく。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現場に残された殺意の匂いを嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬のメグレが可愛い。カリスマシェフの話も、ヘビメタミュージシャンと動物虐待の話も、淡々としつつも引き込まれた。二十六歳のクールで気障な訓練士の俊介と二十八歳の一生懸命な刑事の綾香のコンビも良い。圏内ちゃんの存在がちらっと登場して嬉しくなった。
Posted by ブクログ
トイプードルが警察犬になった、というニュースを何度か見聞きしましたが、警察犬として定められている七犬種にトイプードルは含まれず、嘱託警察犬として、依頼があったときに出動するのだそうです。殉職した名刑事の飼い犬だったメグレも、普段は訓練センターで訓練を受け、警察から依頼があれば出動し、現場に残された殺意をかぎ分けます。ただ犯人を特定しても、「なぜ」あるいは「どうやって」殺したかはわかりません。そこで人間(刑事)の出番になるわけですが、登場人物と一緒に頭をひねりながら読むのが楽しかったです。
Posted by ブクログ
単純に面白かった。トイプードルという可愛い愛玩犬が鋭く難事件を解決していくこのギャップが犬好きにはたまらないと思う。もう少しプードルの特徴が描写されていれば良いのだが。ミステリーを楽しむよりもメグレと早乙女のクールさを楽しむお話だと思う。
Posted by ブクログ
設定が面白い。可愛いトイプードルが嘱託警察犬として大活躍する。殺意の臭いを嗅ぎ分けられるという凄い犬である。しかし、犬は犯人を嗅ぎ分けられても、そこまでに辿り着く証拠やアリバイなどは、警察官や訓練士に委ねられる。最後の方に圏内ちゃんの話も出て来たのが、面白かった。
Posted by ブクログ
メグレの嗅覚でまず犯人がわかってしまうので、いわゆるコロンボ的なミステリー。ちょっとだけ圏内ちゃんにも繋がってたりして、ニヤっとするところもありで。
Posted by ブクログ
トイプー警察犬 というタイトルに惹かれて。
トイプードルの飼い主なので。
まぁ、サラッと読めたけどメグレの謎は解き明かされないのね。
2冊で終了なのは、あえてそうしたのか否か…
Posted by ブクログ
トイプードルの名警察犬「メグレ」が大活躍する推理小説。
犯罪臭気という科学的には証明されていないものを感じ取って事件を解決に導く。でもメグレだけでなく、メグレの様子を感じ取る早乙女が居ての大活躍。
最強タッグで難事件を解決せよ。
映像で見たいぐらいメグレの仕草の可愛さが伝わる作品
Posted by ブクログ
トイプードルの警察犬・メグレが犯人を嗅ぎ当てる。けれど犯人であるという事しかわからないので、それを立証するために女性警察官が捜査するっていう構図。ミステリー的な、トリックを暴こうとか犯人を予想する、みたいな読み方はできない。ドラマとかで受けそうな話。
Posted by ブクログ
犯人特有の犯人臭気を嗅ぎ分けられる、
嘱託警察犬のトイプードル「メグレ」が、
迷宮入りしそぅな殺人事件の犯人を嗅ぎ分けて、
事件を解決に導いていくお話ですが…、
やはり、お話の面白味となってくる部分は、
メグレによって指摘された犯人の物証と自供を、
刑事と訓練士のコンビが、如何に暴いていくか?
だと思ぅのですが…、
そこは、ドS刑事シリーズの七尾さんだけに、
コンビのキャラ設定が、ポイントかな~と…。
しかし…、そのコンビのキャラが、
訓練士の方は、中途半端にS気味の若ぃ男性で、
&刑事の方は、中途半端にM気味の若ぃ女性で、
結果的には、面白そぅなお話になるはずが…。
例えば、
訓練士の方を、勝ち気で一本気の若ぃ女性に、
&刑事の方を、頑固な中年or頼りなぃ新米で、
各々のプライドによって、衝突をしながらも、
事件の真相を暴いていく設定、展開だとしたら、
もっと、面白かったんでは…??と感じました。
若干、やっつけ気味?の印象を持ったかな~??