あらすじ
「私は殺されました。犯人はこの中にいます」1年前に死んだ作家からの挑戦状。タイムリミットは3時間の謎解きバトル! 「皆さんの生命にタイムリミットを設けさせていただきました」――人気作家ヴィヴィアンすみれの死から1年、染谷公太郎は彼女を偲ぶ読書会に招待される。しかし開始早々、読書会参加者が飲んだ紅茶には毒が入っており、死にたくなければ、ヴィヴィアンを殺した真犯人を突き止めるよう告げられた。参加者は自称人気俳優や女装した人物など、怪しい人物ばかり。はたして誰が、どうやって彼女を殺したのか。『ドS刑事』『死亡フラグが立ちました!』『バリ3探偵 圏内ちゃん』『山手線探偵』などの人気シリーズを抱える著者が贈る、書き下ろしミステリー長編。
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Posted by ブクログ
読書会に集められたメンバー達に突き付けられたタイムリミットは3時間。
それまでに自分を殺した真犯人をみつけだしてほしい。
スピーディーに進むストーリーに一気読み間違い無し。
サクサク読めるけど、しっかりと面白い作品。
Posted by ブクログ
既に亡くなった人気作家ヴィヴィアンからの読書会への案内状。集まった人々の中に、ヴィヴィアンを殺害した犯人がいる!
テンポよく話が進み、作者風の面白さがありあっという間に読めてしまった。しかし、最後の終わり方が微妙…
Posted by ブクログ
結構楽しめた。山奥や孤島でもなく、閉ざされてさえいないのに密室的状況を作り上げているのは面白いです。ただ、ネット接続や電話が可能な状態で、みんな素直に3時間待つかどうかはやや疑問。そもそもエサでつってるとはいえ、誰かが現れなかったら成立しないし。
もうひとつ詰めが甘い感は否めないですが、テンポもいいし、楽しめる1冊ではあります。
Posted by ブクログ
事故で死んだ作家は実は他殺だった。真犯人を突き止めろ。タイムリミットは約3時間。
人気作家の一周忌に読書会を開催する名目で集められたファン6人が毒を盛られ真相を暴くのを余儀なくされる。
話が読みやすくてスルスル読めた。
登場人物全員がそれなりの動機持ちで、順番に明かされていくので自分でも推理しながら楽しめる。
ミステリよく読む人なら犯人を当てるのは簡単かも。ただし肝心の情報は最後まででてこない。
あと犯人がわかっても警察を呼んで逮捕なりして終わる訳じゃなく、和やかな雰囲気で締められたのが不思議な読後感を与えられた。
さっくりと重すぎないミステリを読みたい人にオススメ。
Posted by ブクログ
人気作家ヴィヴィアンすみれを殺した犯人を突き止めなければ全員が毒物により死ぬ為の推理劇が軽快だった。自称人気俳優や明らかに男性の女装家、覆面作家にブログ上の評論家、執事のような秘書等、登場人物たちが個性的。ベルサイユ書房書店員の虹村清美は思い出せなかったけれど「すずらん通り〜」からの登場かな。
Posted by ブクログ
2時間も掛からずにサラッと読めてしまう軽めの1冊だが、設定や構成、展開も含めてなかなか面白いミステリーに仕上げられている。
犯人の見当は早い段階からつけることができるが、結末に至るまでの仕掛けにいくつも小技が効いており、色んなことに真剣にツッコむことを控えて読めば、良質なパスタイムとなろう。
そういった心意気で読むべき作品。
Posted by ブクログ
何となく雰囲気で犯人が予測できてしまう…。
殺人事件の謎解きそのものよりも、参加者各々がなぜ疑われたのか?が明らかになる過程の方が面白いと思った。
Posted by ブクログ
人気小説家ヴィヴィアンすみれ一周忌の読書会に招かれ「私を殺した人物はこの中にいます」と告げられた6人。当初は何の関係もないと思われた参加者たちにはそれぞれヴィヴィアンとはなにかしらの関係があり、隠された動機が明らかになる。どこかで読んだ設定で、なんとなく犯人と殺害方法の予想はつきましたが、真相告白後に明かされた事実のほうが意外だった。コミカルミステリー?という感じで楽しめました。
Posted by ブクログ
設定や展開はすごく面白いし、読みやすいのだが、なんだかそれほど読んでいてのめり込めない。
バナナの皮殺人事件の面白さが薄れてきている気がする。
犯人は意外なところにいて、トリックも納得だが、ヴィヴィアンの件はいいとして、上司の件は?