鈴木祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい「才能」についての本。
プロになるには1万時間の練習が必要と言われている。
それが当てはまるのは、カネヴィンフレームワークで言う単純系。そして、ここでは、遺伝の影響もまた強まる。
VUCA時代と言われる現代では、多様性を状況に合わせて如何に活かすかが大事。「才能」とはあるグループにおけるかたよりであり、それが得意とか、好きとかは意味がない。だいたい「好き」と言えるマイブームは3~4年で熱が冷めるもの。従って、仮にあなたがそれを苦手に感じていて、母集団で見れば成果のあまり上げられないとしても、今一緒に仕事をしているグループ内で、あなたがそれに特化した方がグループ全体の生産性が上がるのであれば、そこを活用することをアピールすべき。
このあくまでかたよりによる相対的として才能を捉える視点は無かったので、とても納得した。 -
Posted by ブクログ
脳科学の観点から「自己」や認知について書かれた本。
あらためて「自己」の定義を読んで納得できるところが多かった。
★★★★★
どんな場所にあっても、どんな時間軸にあっても「私は一貫した存在である」との感覚
★★★★
自己にこだわる人ほどメンタルを壊しやすい
★★★★
「自己注目」
★★★★★
ヒトの脳は0.1秒でストーリーを生み出す
★★★★
理想の自己を思う時間が長い人も不安や抑鬱の症状を起こしやすい
★★★★
物語をもとに脳は事前に「現実」をシミュレートし、その予測にもどづいて
★★★★★
ストーリーとは「特定の物事の因果関係を説明したもの」
★★★★★
私たちが知覚する「現実」の大半は、脳が生んだ物語で構成された「世界のシミュレーション」
★★★★
ドーナツの穴を食べることができないように、ありのままの自分を探すのもまた不可能なのです
★★★★★
不快な感情をできるだけ受け入れる
★★★★★
「思ったより苦しくない」と自分を偽ったりするのではなく、「運動の不快感は避けられないのだ」と認め、ネガティブな感情を迎え入れる。
★★★★★
不快を受け入れた参加者は「苦しみ」の認知が大きく変わり、運動の辛さに抵抗したグループと比べて主観的な辛さが低下した
★★★★★
山に登れば誰でも足や背中の痛みを経験しますが「苦しみ」まで抱く人はほぼいません。登山者はみな「この困難を選んだのは自分だ」との認識があるため、山歩きの痛みに抵抗しないからです。
★★★★★
苦しみ=痛み×抵抗
★★★★★
降伏
★★★★★
自分の思考や感情に真正面から立ち向かううのは、ビーチボールを水の中に沈めようとするようなもの
★★★★★
優秀な科学者は「この電気抵抗は良いことか?悪いことか?」などと主観的な判断をしません。電気の流れをただ冷静に見つめ続け、どのような条件で低効率が上がるのかを見極めるだけです
★★★★★
苦しみをこじらせる人は、すべてを「自分ごと」に捉える -
Posted by ブクログ
ネタバレコミニュケーションに悩む方は一度手に取ってもらいたい一冊です。
一般的なコミニュケーション本で書かれている内容の土台にあるコミニュケーションの真髄が書かれた良書です。
コミュニケーションにおいて聴く力、伝える力、共感力といった話を主に書いている本は多数存在し、その技術を磨くことはできるが、それでも上手くいかないと言う事象の一つの答えになる考え方だ。
その人自身が相手に魅力的かどうかの土台があって初めて技術が生きるというのは考えてみると当たり前だが、意外と観点から抜け落ちることが多いと私は考える。
なので、とても気づきのある時間を提供いただいたと言わざるをえない。
内容については魅力度を上げるための3つの要素
1.嘘が多い(真正性)
2.感情が幼い(メンタルコントロール)
3.性格が悪い(人格性)
を伸ばすことにより、人としての魅力を高めるという考え方をしており、心理学を背景とした人格形成を高める手法を取り入れたトレーニング方法を読者に提供している。
基礎である上記だけでなく、
基礎を高めた上でのカリスマ性強化についても言及されており、すでに基礎を身につけている人にも体系立てた理論の知識とその発展系の有用な情報が付いてくるのはとてもお得だと感じた。
私自身の話をすると
10年前は上記3点ともにできてなかったと思う。
社会で揉まれ、心理学を勉強し、トレーニング法を実践してきたことで、真正性はかなり上がってきたが、感情の幼さと性格の悪さは未だに足りてない部分が多いとこの本に気付かされた…
まだまだ未熟な自分に成長の方向性を示してくれたことはとても感謝している。
これらの気づきを与えて頂けたこの本の評価は最高点をつけたいと思う。 -
Posted by ブクログ
読書録「ヤバい集中力」5
著者 鈴木祐
出版 SBクリエイティブ
p61より引用
“ いずれも脳の働きに欠かせない成分で、
不足すれば鬱症状や感情のコントロール不全
が起きたりと、あなたのメンタルに多大な悪
影響をおよぼします。正しい食事こそが集中
力の土台になるゆえんです。”
目次より抜粋引用
“獣と調教師
餌を与える
報酬の予感
儀式を行う
物語を編む”
サイエンスライターである著者による、物
事に取り組むうえで重要な集中力を身に付け
る技術をまとめた一冊。
人類の歴史と注意散漫についてから集中力
を高める具体的な方法まで、多くの学術論文
を基に解説されています。
上記の引用は、脳の基礎体力を付けるため
の必須栄養素について書かれた項での一節。
まず何よりも体が元気であることが、やはり
大切なようですね。「元気があれば何でも出
来る」という、アントニオ猪木さんがよく言っ
ていた言葉は、真理をついているのかもしれ
ません。
すぐにでも始められる方法がほとんどのよ
うなので、より良く物事に取り組もうと思う
人が読まれると、一層はかどるようになるの
ではないでしょうか。あまりお金がかからな
さそうなところも、いい感じです。
参考文献が学術論文なので、英語に強い人
はそちらも直接読むとより集中力を身に付け
られるのでは。英語駄目でもやる気さえあれ
ば、自動翻訳でなんとかなるでしょうし。
心の右腕として、傍に置いておきたい一冊。
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匿名
購入済み本でも読みましたが、念のため電子書籍でも購入。
本書にも書かれているけど、ストレスって度合いによって
いろんな対処法を持ってる方が良い。
視野が狭くなっている時ほど読み返したい。 -
Posted by ブクログ
幸運=(行動×多様+察知)×回復
運をつかむためには、はじめにチャレンジの総量を増やし、それと同時に行動の多様性を広げていくことで、複数の偶然が舞い込むための土台を作る。その上で予期せぬ変化に意識を向けつつ、失敗から何度も立ち直ることで、たんなる偶然をポジティブなめぐり合わせに変える。
・チャレンジのバリエーションを増やす
・準備の重要性
・開放性を高くする
・好奇心を持つ
・うまくいくまで、うまくいってるふりをせよ
・反新奇バイアス→人間は無意識に新しいものを嫌う
・いつもと違うことをしてみる
・予期せぬ幸運の大半は他者からもたらされる
・目の前の出来事になんらかの問いを立てる
・メタ認知する(世界を一段上から見つめる視点)
・ネがティビティ効果→肯定的な情報よりも否定的な情報に関心が向く心理
・いつまでも自分の考えにしがみつかない
・知的謙虚さを鍛える
これは絶対正しいという確信が生まれたら、その気持ちはとりあえず脇に置き、自分自身が間違っている可能性を考える
・幅広い実験と一点集中はつねにワンセット。このふたつを交互に繰り返すことで運を正しく活かせる
・継続のスキルを身につける
・少しだけ忍耐が必要なタスクを選び実行する
・人生にリセットボタンはない コンティニューはある
・幸運の量が増えれば、不運の量も増える
・問題を解くためには仮説と検証を繰り返すしかない
・実験の失敗とは、新しく得られたデータのひとつでしなかない
・失敗は人間の行動においてごく自然名ものであり、自分の能力の低さを示すものではない
・失敗のなかには、将来の改善に役立つ重要な情報が含まれている
・自分自身を親友と同じ距離感で接する
・決めた時間だけ心を迷走させる
心の迷走とは目の前の作業とは関係ない無益な思考が脳内に浮かぶ状態
・失敗と成功に心を動かされず、ただ方程式を使い続ける -
Posted by ブクログ
才能のルール
①人生とは、異能バトルである
②才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である
③ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる
才能を上記のように定義して、
世の中一般的に思い込まれている通念を科学的に否定し、
最終的には
誰にでも才能がある!
と読者を励ましている、なかなか優れものの本。
正直後半の解決編、作業編は、なんだか俗っぽくなってしまったという印象だが、
前半の、通念を統計的に否定するのは痛快だった。
①好きと得意で才能を探してはいけない
→好きなものはスポーツ、アートなど、職業にならないものが多い
3年もすれば飽きる
②IQが高くても成功できない EQも!
しなやかマインドセットも関係ない
1万時間の法則が通用するのはトレーニング方法が確立されているものだけ
③遺伝率もまやかし。同じ環境だったら遺伝の影響は大きいが、みなたいてい環境は違う
双子だって環境で性格が変わる
みな信じ込んでるものばかり。
思い込みはいらん、ってこと。
面白かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレがむしゃらな努力から卒業し、異能を戦略的に才能に変える本
本の構成としては会話形式で楽しく話が展開されています。にもかかわらず巻末の参考文献はぎっしり!科学的な情報の裏付けと読みやすさが両立された本だと思います。また、それぞれの章にRPG風のタイトルがつけられていてワクワクしながら読み進めることができます。
第2部の3章「異能を使いこなす」は特に注目ポイントです。実際に自分が分析した異能をどのように使ったりアピールしたりすればいいかが解説されています。
特に印象に残ったのは、「アドバイスが欲しいフリをして自分の成果についてアピールする」というテクニックです。謙虚な日本人にとっては「そんなせこい方法は…」と抵抗を示してしまいます。ですが、本書全体を通してみると、自分の能力を発揮するためにはそのフィールドの審査員となる人に能力をアピールした方が合理的と思えるようになります。
地味に印象に残ったのは「終わりに」で綴られている内容。現代社会のメリットは異能の活かせるチャンスが増える一方、選択肢が多すぎて人生の先が不安になってしまうという話です。
確かに自由な活躍の仕方をしている人が増えている分、「自分も何者かにならなければならない!」というプレッシャーを感じる点には共感できました。将来に対する不安感によってがむしゃらな努力をしてしまう人は、本書で才能の活かし方を考えてみるのが良いでしょう