あらすじ
転職・複業(副業)・独立…キャリアの多様化が進む時代に、自分にぴったりの仕事を選ぶには?
この本は、科学的根拠(エビデンス)に基づき、“「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法”を具体的に解説します。
後悔の少ない意思決定をするにはどうしたら良いのか/私たちに本当の喜びをもたらす働き方とは何か/「人生の選択」という正解のない悩みにどうやって答えを出せばいいのか…これらのベーシックな問いに取り組み、「自分が幸せになれる仕事=適職」を正しく選ぶ確率を上げていきます。
将来やキャリアを不安に思いつつ、なかなか一歩を踏み出せない方へ、「科学」という精度の高い判断軸を提示。曖昧な精神論には頼らない、合理的な職探しを後押しします。
STEP1 幻想から覚める~職業選択にありがちな7つの大罪~
STEP2 未来を広げる~仕事の幸福度を決める7つの徳目~
STEP3 悪を取り除く~最悪の職場に共通する8つの悪~
STEP4 歪みに気づく~バイアスを取り除くための4大技法~
STEP5 やりがいを再構築する
~仕事の満足度を高める行動計画~
感情タグBEST3
深い
読み切ったが掲載されている分析手法をもっとやりたくなった。仕事を幸福感の点から書いているのは参考になり、仕事を辞めることが幸せだと思っていた私の考えに影響を与えてくれた。
Posted by ブクログ
転職サービスのやりがいなど強みとかで仕事探すと後悔するとか転職する人間の陥りやすい罠も書いてあり転職の軸とかも確認できる。この本で印象に残ったのは、誰かの人生の過程を見れる仕事などが一番長続きしやすい、例えば、教育関係とか、逆に生活インフラとかの仕事は長時間労働、不規則勤務で喫煙したりするより体に悪く、常にストレスフルの状態とわかった。
Posted by ブクログ
自分に合った職はあるのか。適職なんてなくて、結局は人なのか金なのか。
不平不満をいう前に、ちょっと職業について真面目に考えてみようと思って手に取った本。
仕事選びの意思決定の精度を高めてくれるとのこと。科学的に判断ができるなら、それが正しい気もする。
・仕事を選ぶ際に、業績の査定方法、裁量権を確認する人が少ないとのこと。
・好きなことを仕事にしようがしまいが最終的な幸福感は変わらない
どんな好きな仕事でも人間関係等トラブルは起こるから
・情熱は後からついてくる。真の天職はなんとなくやっていたら楽しくなってきた。から見つかる。
・給料アップによる幸福度の上昇は平均して1年しか続かない
・有望な業界は誰も予測できないし、自分の個人的な興味の変化も予測できない
・幸福度を左右するのは裁量権
・幸福感も適度なストレスが必要
・その組織には自分に似た人がどれぐらいいそうか?
その会社で働く人を好きになれそうか。
・10/10/10テストをする。この選択をしたら10分後、10ヶ月後、10年後にはどう感じるか考える。未来を想うことで判断力が上がる。
・友人に聞けば自分の寿命までわかる
・イエス、ノーで答えられるクローズドクエスチョンで友人に聞く。
Posted by ブクログ
転職の時にエージェントやネットで一般的に言われている情報と全く異なる。しかし、研究結果で信用性も高いのだろうと感じた。確かに、「仕事への情熱は、人生で注いだリソースに比例する」とかはこれまでの経験上納得出来る。
この本を読むことで、いい意味で転職やこれからのキャリアを肩の力を抜いて向き合うことが出来る。
Posted by ブクログ
本屋でタイトルをみて科学的に仕事について考えたことがないと思い読みました。
内容は、論文などを多く紹介しながら、仕事の選び方、仕事の幸福度、最悪の職場、考え方の歪み(バイアス)について書かれています。
初めて仕事をする人向けというよりも、社会人を経験した人、これから転職を考える人向けの本でした。
この本を読んで今の仕事が適職かを考えると適職を知らず知らずのうちに選んでいたんだと思いました。
この本の私なりの解釈としては、ゲーム感覚で楽しめる仕事が適職だと思いました。
Posted by ブクログ
おもしろかったー!
科学的に根拠に基づいて述べてたところ、勉強になった。
自分ではわかってるつもりだけど、改めて気づかされる点がたくさんあった。
何度も読み返す→実践することで自分に落とし込むことができそう
Posted by ブクログ
今の仕事の選び方は私に合ってたのか考えていた時に見つけた本。好きや高年収や、性格診断では無い観点で、どう仕事を選ぶと幸福かが分かりやすく書いてある。加えて、なぜ好きで選ぶべきではないかも理由が読みやすい。今後仕事に悩む時に読み直したい、
Posted by ブクログ
就活や転職活動など、仕事に関する重要な意思決定をする前に読むことをお勧めします。
バイアスを取り除き、意思決定の精度を高めるためのテクニックが紹介されていました。
また、「なんとなく仕事にやりがいを感じない」人がモチベーションを維持・向上させるために定期的に読み返すのも良いと思います。
Posted by ブクログ
今後職についての選択肢を悩む時の決断に使う物差しを得ることができた
ヒエラルキー分析にて進もうとしていた方向が正しいことを再認識できた
ジョブクラフティングにて今の仕事が顧客にとって会社にとって自分にとってどんな役割を持っているのかを言語化して認知を正すことができた
働く目的を忘れてしまいそうになる時には何度も思い出したいアウトプットとなった
Posted by ブクログ
就活生や転職を考えてる人には、おすすめしたい一冊でした。
直感や何となくで、就職する前に読んでいたら、職選びに対する考えが180度変化していたと思います。
仕事を始めた後も読み返して、今の職場で働いていけるのか、この本で再確認できると思います。
Posted by ブクログ
買う!
好きなことを仕事にしても後悔する
仕事を好きになるようにする
不幸になるのは…長時間通勤、長い勤務時間、休みの日に仕事のことを考える、シフトワーク、雇用が不安定、ソーシャルサポートがない(同年代の人がいない)不公平、仕事のコントロール権がない。
幸福…自由、達成、攻撃型の仕事を選ぶ(コツコツした仕事は向いてない)、賃金が公平、多様な仕事(単純作業じゃない、任せてもらえる)、仲間、
貢献感。
自分の考えは偏っているので、他人の意見を参考にする。
ためになる
仕事を変えたい、今の仕事でいいのか、、、等悩んだ時にすごくぴったりな1冊だと思った。これからも何かの節目節目で読んでいきたい。
とりあえず読んでおきたい一冊
適職とはなにか?
そもそも適職を探す目的はなにか?
自分だけの適職の探し方とは?
様々な研究論文をもとに「科学的に」その手段を追求しています。
自己分析、現職や転職先の評価についてゴチャゴチャしやすい多数の要素を
数値化、一覧化することでクリアに判断できるようになります。
職業選択のテクニック本は数あれど、その前に先ずおススメしたい一冊。
就職活動の軸ができた。
「就活の軸」という私の悩みを見事に解消してくれました。
年収、仕事が好きかどうか、労働時間など、考慮すべき要素が様々ある中で、何を軸にして職を探すのが自分にとって一番良いのかわからずにいましたが、この本を読み、信頼できる判断基準ができました。科学的な根拠を提示しながら、どういうポイントに着目するとより幸せに働ける場所を選べるか教えてくれます。個人の意見ではなく、日本や欧米の様々な研究をもとに書かれているため、面白くもあり、説得力のある、読みやすい本です。
どういう仕事を志望したらいいかわからない、複数の企業で迷っている、転職したほうがいいかどうかわからない、転職するとしてもどういった企業に行けばいいのかわからない、といった悩みを抱えている人におすすめしたい1冊です。
Posted by ブクログ
ちょうど転職活動をしていたので、とても参考になった。
高年収という観点だけで決めるとろくなことにならないと。
ちゃんと社会的サポートは受けられるか、ある程度自由に裁量権を持って働ける等。
個人的に一番腑に落ちたのが、「攻撃型」と「防御型」。この整理が自分としては一番しっくりきた。何かモチベーション上がらないなと思う業務はほぼすべて「防御型」の決まりきったルーティンワーク系業務が多く、自分なりに工夫を求められる「攻撃型」業務はモチベーション高く取り組めていた。
総じて、この本は転職活動の初期の転職方針を決めるたにことも、内定後の承諾するかどうかにも使えるため、特に転職活動している人や転職を検討している人におすすめ
Posted by ブクログ
好きなことを仕事にしない、という考え方が最初はあまり気に入らなかった。
ただ、読み進めていくと、得意なことをやって成功体験を繰り返す中で仕事を好きになる、ということもあるので、長い目で見ればアリな考え方なのかもしれない。
Posted by ブクログ
転職や就職の失敗の多くは「視野狭窄」から始まるという切り口がとても印象的でした。給料や業界の将来性など、つい一面だけを見て決めがちな自分の考え方が、心理学的にどれほど危ういかを思い知らされます。
特に「好きを仕事にする」ことが幸福度と必ずしも結びつかないという研究や、「仲間」や「貢献」など、目に見えにくい要素の方が長期的な満足度を左右するという点は納得感がありました。。
Posted by ブクログ
"仕事に情熱を持てるかどうかは、人生で注いだその仕事へのリソースの量に比例する"はすごく響いた。
ワークライフバランスとかどうでも良くなるほど年末年始も土日もシャワー浴びてる時も考えるくらい熱中するのが理想だよなぁ
"好きなことで成功した人ほど「好きを仕事に」と主張し、安定志向が強い人は堅実な職業を褒め称え、株で成功した人は投資を勧める"
これはよくある話で、つい“成功パターン”に見えてしまうけど、人生の選択に「正解」はなく、こうした主張は結局、一個人の体験に基づいた一意見にすぎないのだと客観的に見るのが大事と改めて感じた。(自分も含めて大半の人は結果的に自己正当化するし)
また仕事の幸福度を高める7つの徳目も忘れないようにしようと思った。layerXの行動指針もここから来てる?
全マネージャーや組織作りする立場の人が知っておいた方がいいなと思った。
①自由:その仕事に裁量権はあるか?
②達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
③焦点:自分のモチベタイプに合ってるか?
④明確:なすべきことやビジョン、評価軸ははっきりしてるか?
⑤多様:作業の内容にバリエーションはあるか?
⑥仲間:組織内に心を許して語り合える友人はいるか?
⑦貢献:どれだけ世の中の役に立つか?
③は主任研修でやった攻撃型か守備型かとかの違い。16personalitiesは立場によって頻繁に変わるからあまり使えない。
⑥の友人が3人いれば仕事のモチベは700パーセントになるはびっくりした。人間は自分に似た人を好きになる性質があるから似た人を探すのがいいらしい。
⑦キレイごとのようだけど他者貢献によって"自尊心""親密感""自立性"の欲求が満たされるらしい。泥臭い仕事する時にモチベ保てる理由づけになるからいいなと思った。
適性検査で一番信頼度・満足度が高いのは"ワークサンプル"なのもめっちゃ納得感あった!"インターン"が6位なのは意外だったな。傍観者的な参加は満足度に直結しないのかな
Posted by ブクログ
「無計画のまま享楽的に生きるのではなく、かと言って適職の幻を追い続けるのでもなく、目の前の選択肢についてしっかりと考えたら、あとは人生の流れに身を任せる。これがキャリア選択における人事を尽くして天命を待つの正しい姿」
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★
学べる★★★★
紹介したい★★★★
一気読み★★★
読み返したい★★★★
5年前に自身の転職を検討しているときに買った本を、子どもの将来設計の参考になればと再読。
結論、転職に対してはとても有意義な本だが、中学生の子どもに対しては飼いつまんだ形で紹介、程度がいい使い方かもしれない。
というのも、仕事や人生の悩みの具体例が多く、一度は就業した経験がある人にとっては共感や想像がつく内容だが、子どもがにとっては少しばかり夢がなさすぎなのだ。
橘玲氏の著書と似ていて、データを広く取り入れて目から鱗的な解釈を根拠にしている。
曰く、好きを仕事にする、給料の多さで選ぶ、仕事の楽さで選ぶ、直感で選ぶ、適性で選ぶ、、いずれも間違いなのだとか。
論理的かつ徹底的に自分に向き合っていく方法が紹介されている。
本書での【適職】の定義は【あなたの幸福が最大化される仕事】となっていて、これには全面的に同意。働くとは何か、幸せに尺度はあるのか、満足度はどのように比較するのか、自己評価はそもそも間違っていることがわかっていてどうやればそれを補正できるのか。
適職なんてものはなくて、目の前の仕事を楽しんでこなすことが幸福への近道、というのが本書の私なりのざっくり要約である。仕事だけでなく、全ての捉え方に通じている。
Posted by ブクログ
適職というものを「満足感の得られる仕事」と定義してその上でどうやったらそれを手に入れられるかが主題。所謂就活中にあるような自分を見つめ直して適職を探そう、という自分目線ではなく人間一般は心理的にこう振る舞いやすいからこうしよう、これは避けようというものの指標ややり方が書かれている本。また適職かどうか判断するための方法も後半書かれている。転職をまだ考えていない場合でも定期的にこの指標で今が適職かを見てみるようにとのこと。
転職はもちろん新卒でも難しいがこの本の内容にチャレンジしてみるとより説得力のある仕事選びができるだろう。仕事選びに直面したら都度見直して意志決定をより説得力のあるやりかたで行うために良い。
メモ
好きを仕事にしてはいけない。スキルも伸びづらい。あとから情熱はついてくる
給料アップによる幸福増加効果は限界効用がある。長くて3年で効果なくなる。効果のほどは他者との比較で決まる。
見通しなんてたたないもんだから業界とかで選ぶな
仕事が楽すぎると体によくない。適度なストレスがいる
性格診断はゴミ
直感で選んではだめ。自己正当化するだけにおわる。
適正判断もよいもので30%行かないくらいの精度なので意味ない。前職の経験とかも判断には役立たず。面接なんてなおさら。強みとかも会社内で自分の価値を少し高める程度には役立つ。
仕事の幸福度を決める7つの項目がある。 自由、達成、焦点、明確、作業、仲間、貢献の7つである。洋の東西で変わらない指標であり、ぼんやりとでよいので候補の職業リストを照らし合わせてみて募集条件をみたり職探しをしてみるり
Posted by ブクログ
読書録「科学的な適職」4
著者 鈴木祐
出版 クロスメディア・パブリッシング
p163より引用
“ ワークライフバランスの崩壊が悪い理由
は自明でしょう。人体が満足に働くためには
必ず休憩が必要であり、仕事がプライベート
を侵食すれば、当然ながらストレスは激増し
ます。
が、さらに問題なのは、プライベートで仕
事のことを「考えただけ」でも私たちの幸福
度が激減してしまう点です。”
目次より抜粋引用
“最高の職業の選び方
幻想から覚める
未来を広げる
悪を取り除く
歪みに気づく”
サイエンスライターである著者による、就
職や転職について考える時に、より良い答え
を見つけるための方法について書かれた一冊。
仕事選びの失敗の原因についてから選択時
の要点とそれに的確な答えを出す具体的な技
まで、多くの学術論文をもとに記されていま
す。
上記の引用は、仕事に潜む悪い要素につい
て書かれた章の、時間の乱れについて書かれ
た項での一節。
休みの日でも電話の電源を切れない会社は、
就かない方が良さそうです。年中無休のサー
ビス業などだと、難しそうですね。
これから職に就く学生の方たちや、今の仕
事を変えようかと考えている人には、参考に
なる良い一冊ではないでしょうか。
同じ職場で仕事の内容に疑問がある人も、配
置換えを希望するときの参考にいいかも知れ
ません。
ーーーーー
Posted by ブクログ
<メモ>
この本でも、キャリア本でおなじみクランボルツの偶発性理論と、キャリアドラフトの考え方出てくる。
仕事、会社選びのポイントが書いてあるが、そんな完璧な会社あるか?あったとしても入れるか?と突っ込みたくなる。実際夜勤の人とかが働いてくれてるから社会が成り立つわけだし。まあ自分はお金もらっても夜勤はやりたくないけど。
仕事選びでやりがちなミス
①好きを仕事にする→割り切った方がうまくいく、やってたら楽しくなってきた
②給料の多さで選ぶ→幸福度は年収400万を超えるとあまりあがらない
③業界や職種で選ぶ→専門家でも有望な業界は予測できないし、個人も自分の興味の変化を予測できない
④仕事の楽さで選ぶ→適度なストレスも必要
⑤性格テストで選ぶ→RIASEC,MBTIも効果なし
⑥直観で選ぶ→直観が正しく働く条件に合わない(ルールが決まっており、何度も練習するチャンスがあり、フィードバックがすぐに得られる)直観に頼った選択は自己正当化につながる、論理的に考える人の方が人生の満足度が高い
⑦適性に合った仕事を求める→インターンシップや前職の経験も役に立たない、ストレングスファインダーも弱い
・仕事の幸福度を決める7つの徳目
➀自由:その仕事に裁量権はあるのか
特に「労働時間」「仕事のペース」はチェック
②達成:前に進んでいる感覚はあるのか
目指すべきゴールがはっきりしており、自分の作業へのフィードバックが即座に得られるような仕事が理想
③焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか
攻撃型(利益焦点で大きな夢を持ち、効率重視。準備不足のままことを進めようとする)or防御型(失敗を恐れる傾向が強く、正確で注意深く着実に物事を進めていく。分析や問題解決力が高い)
攻撃型:コンサルタント、アーティスト、テクノロジー系、ソーシャルメディア系、コピーライターなど
防御型:事務員、技術者、経理係、データアナリスト、弁護士など
攻撃型は動きの速い業界でサービスの変化が激しく、柔軟な発想を求められる仕事。進歩や成長を実感しやすい仕事。防御型は実務能力が必要で慎重さを高く評価してくれる業界。安心と安定を実感しやすい仕事。
防御型だと思っていたけど僅差で攻撃型だった。
④明確:なすべきことやビジョン、評価軸はしっかりしているか
⑤多様:作業のバリエーションはあるか
自分が持つスキルや能力を幅広く生かすことができる。工程の川上から川下までかかわることができるか。
⑥仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか
自分に似た人がどれくらいいそうか?
⑦貢献:どれだけ世の中の役に立つか
【職場の8大悪】
①ワークライフバランスが崩壊している
休日に仕事のことを考えただけでも悪影響。
②雇用が不安定
自由な働き方でも不安定な賃金やスケジュール、次が見つからない不安でストレスがたまっていく
③長時間労働(週55時間以上の労働)
④夜勤(シフトワーク)
⑤仕事のコントロール権がない
⑥心理的サポートがない
⑦組織内に不公平が多い
⑧通勤時間が長い
日本人の平均は往復1時間17分(片道40分弱)らしい。案外遠くまでいけないな。
バイアスに注意
物事を決める際、大量のデータ分析よりプロトコル(手順)を決めておくことが重要
例
・確証バイアス
「フリーな働き方が最高」と思い込んだ人が、独立して成功した人の情報ばかりを集め、同じような考え方をする仲間とだけ付き合うようになる。
・真実性の錯覚
繰り返し目にしただけで、数字やデータの裏付けがなくても事実だと思い込む
・サンクコスト
いままでたくさんの時間とお金を使ってきたからという理由で、メリットがない選択にこだわり続けてしまう
・感情バイアス
厳しい事実を受け入れるのが嫌なので、ポジティブな感情を引き出してくれる手軽な情報にばかり意識が向かってしまう
まずイリイスト転職ノート→360度フィードバック・プレモータムに取り組む。好みに応じて「10/10/10」や「親友イメージング」も利用。
Posted by ブクログ
仕事に関するバイアスが紹介されていて、自分が本当に大事にしたい価値観がぶれている人にとってはかなり有用な本だと思う。転職しても「こんなはずじゃなかった・・・」と思うのも、ここに書かれているバイアスによるものが多いと思います。
永遠に続けていても苦にならないくらい好きなことがある人は好きを仕事にするのが良いと思いますが、そうじゃない人には本書でも紹介されている「グロースパッション」の考え方が救いになりそうです。
Posted by ブクログ
現状の仕事や転職の悩みのまとめ方法 人間は仕事を決めるということを歴史的にしだして、まだ浅い。という点に共感した。
また、人間のバグとしていくつかのバイアスを挙げていたが、もちろん転職だけでなく様々か問題に使えると思う。
ふと困った時にどのような手法で考えをまとめられるかを教えてくれるhowto本として使いたい。
Posted by ブクログ
自分に合った適職を探すためのhow to本ですが、それを自己の経験談からではなく科学的に検証した本。
まず、そもそも人は職探しが苦手であるというのには、驚きとともに納得感もあり、ではどうすれば良いんだと思わず読み進めてしまいました。
適職を見つけるために、まず避けるべき会社の特徴「大罪」と良い会社の特徴「徳目」を定め、長い通勤時間は喫煙よりも害があるとするなど具体的に示している点が非常によかったです。
一方で、具体的に職探しとなると重みづけの点数表を用いて意思決定するという方法で理解はできるが、本当に入社前に正しく評価できるのか?と懐疑的でした。もちろん、やらないよりはやったほうが適職探しには有利だとは思いますが、これで見つけられるかは疑問が残りました
『人間の脳には、職業を選ぶための「プログラム」が備わっていない』
Posted by ブクログ
意思決定について科学的に解説されているのが評価の分かれるポイントと思われるが、ステップ4の歪みに気づくは個人的に興味深く読み進められた。
無自覚のうちにかけてしまうあらゆるバイアスから距離を取る二つの手法は適職に限らず色々な場面で活用したい。
・時間操作系
①10/10/10テスト 〇〇後にはどう感じるか?→自己拡張で一段上の判断力
②プレモータム 事前の検死で未来の予測精度UP
)
・視点操作系
友人に頼る 悩める友人にアドバイスのイメージ
Posted by ブクログ
人生の大きな方向性を見失ったタイミングで本書を見つけて、読んでみた。
職種に関する何か新しい知見があることを内心期待して読んだが、どちらかといえば、「(同業界で)転職すべきがどうか」で迷っているときに読んだほうがより効果的な書物だと感じた。
自己理解や意思決定のための様々な具体的で実践的なフレームワーク、ツールが説明されており、活用できる。
ただ、個人的には、「今の『仕事』が合っているか?」という問いよりは、「今の『職場』が合っているか?」という問いをチェックするためのツール群のように感じてしまった。
とはいえ、実践的な内容のうえ、所々で今の私に刺さる内容もあり有用だと思うので、また別のタイミングで読み返し、実践してみたい。
Posted by ブクログ
ギャラップ社のデータによれば、熱意を持って仕事に取り組んでいる日本人は6%、やる気がないという回答は70%、132/139位。
→率直に怖いと感じた。好きか嫌いではなく、やる気がないことは仕事を辛いものだと考えているのだろうか。
仕事感には適合派、成長派がある。
適合派の幸福度が高いのは最初だけ。1〜5年のスパンで見たときに成長派のほうが幸福度、年収、キャリアのレベルが高い。
→好きな仕事をやるより、自分が合わせにいかないといけない。
好きを仕事にした人ほど長続きしない。
好きを仕事に派、情熱派、割り切り派のうち一番は割り切りタイプ。
真の天職は「何となくやってたら楽しくなってきた」
→最初から楽しい仕事なんかない。
Posted by ブクログ
自分の価値観の整理をする多様なスキルが紹介されており、納得性が高かった。
確かにシンプルな理由や直感を重んじてしまいそうだが、改めて適職を考えるポイントに多方面から近づけそうだ。
Posted by ブクログ
適職についてデータが導いた答えの様なものはなく、結局は自分が意思決定をして決めるしかないのだ。
本書の目的は、下記の2点である。
1.意思決定の精度を上げて正しい仕事を選ぶ
2.正しい仕事を通して人生の幸福度を上げる
本書の結論は、下記の2点である。
1.人生の節目がきたら「AWAKE」のステップを使い、意思決定を行う
2.それ以外のタイミングでは、ただ流れに身を任せて日々のタスクに集中する
意思決定や行動経済学は興味があり、その辺りはかつて勉強したので、バイアスや10/10/10テスト、プレモータムなど知っていることも多かった。
現在の仕事に不満を感じている人は、一度は目を通しておいていい内容である。たとえば、「仕事選びにおける7つの大罪」と名付けて、失敗しやすい意思決定法を7つ取り上げているが、このようなことを知っているだけで、大きな失敗を避ける可能性は高まるだろう。
【仕事選びにおける7つの大罪】
1.好きを仕事にする
2.給料の多さで選ぶ
3.業界や職種で選ぶ
4.仕事の楽さで選ぶ
5.性格テストで選ぶ
6.直感で選ぶ
7.適性に合った仕事を求める