あらすじ
ベストセラーを連発するサイエンスライターが解説する、最新研究のエビデンスに基づく、本能を撃ち抜く「進化論マーケティング」の実践書。
なぜ、世界中のマーケターが「ヒトが持つ本能」に注目するのか。それは、消費者理解が人間の本能と行動の関係性を解明することだからです。
「力を注いだ商品が売れない…」
「自分のコンテンツが広まらない…」
「職場で一目置かれる結果を出したい…」
そんな悩みを抱えている方は多いでしょう。あらゆる人にビジネスと自己表現の場が開かれた現代では、経営者やアーティストだけでなく、どんな一般人でも「コンテンツを広める」や「自分を売り出す」といった行為とは無縁ではいられません。
・同じような内容なのに特定の商品だけが広まる理由とは?
・人によって欲しいものが大きく違うのはなぜか?
・そもそも人間の欲望はどこから発生するのか?
「ヒトの欲望とはどのようなものか?」を調べ抜き、その答えをマーケティングに活かす試みが、「進化論マーケティング」です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これまで著者の書籍やブログ、SNSで発信されたことを読んできましたが、マーケティングに関してこんなにも順序立てて書かれたものを読むのは初めてでした。
マーケティングやアフィリエイトなどのWEBマーケティングに関する本は何冊か読んできましたが、著者自身の研究や体験から書かれたものは手法がワンパターン化しやすかったり、一定期間が過ぎるともう通用しなかったりします。
その点、著者の場合は英語の文献をかなり読んでいますし、ざまざまな分野に精通しているので、とても本質を捉えている感じです。
著者の本には必ず掲載されているワークシートも何種類かあります。でも、結構仕上げるのが大変なものもありますが、きちんとクリアすれば、自分の商品やサービスが売れそうです。
Posted by ブクログ
鈴木さんの本は読みやすい!
あまりマーケティング使うことが直近ではないけど、今後必要な時にまた読みたい。
Appleの例などが出ていて面白かった。
Posted by ブクログ
進化心理学をベースとした人の欲求に着目したマーケティング手法の説明とワークによる理解の促進をしている書籍であった。
マーケティングに興味のある方は、こういった手法を学ぶと体系化もされていることもあるが、実践に活かせそうだと私は感じた。
共感マップ
没入ジャーナル
体験デザインチェック
SEIQプランニングシート
の4つのメソッドはマーケティングに限らず、
対象を自分自身に置き換えて使えば、自己認識を進める上での役に立つと私は感じた。
マーケティングだけでなく、自己認識を進めたい方にもおすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
このような心の動きを、心理学では「チョイス・ブラインドネス(選択盲)」と呼びます。簡単に言えば、
・人間の選択は状況によってころころ変わる
・自らの選択の理由を明確に理解できる人は少ない
といった現象のことで、私たちの多くが商品を買う際に自分の本当のモチベーションを把握していない現象のことです。
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客の言うことは信じるな
営業で買う理由を聞いても意味ない
「モチベーションを高める要素はいろいろあるが、唯一ずば抜けてパワフルなのは、仕事が前に進むことだ。同じようにモチベーションを下げる要素もいろいろあるが、最悪なのは前進が止まること――すなわち、停滞だ」
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新卒に頑張らせるのは、
進んだ感覚を実感する機会を与えることが必要。
部活でももっと部員が頑張れるには、
勝利してモチベーションを上げるのが必要。
進んだ感覚は、
昔の状態を比べた時にどれだけ進んだかだから昔の状態をメモしておくのが大切
あらゆる育児法のなかでも「親の低自律性付与」が最悪だと結論づけています
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自分で決断する本能は強いな…
確かに自分で決断してる人は不安な感じあんま出さない。
・引用された回数が多い論文ほど、ストーリーテリングの技術を使っている
・内容がすばらしいと評価された論文ほど、感情に訴えるような表現が多い
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人間はストーリーが好き。
・ストーリーの方が事実が覚えやすい
・ストーリーがあるから話から学べた
ライオンから逃げる話みたいな
多くのユーザーから「 4つ以上の欲望を満たしている」と判断された企業は、「何も満たしていない」と判断された企業よりも売り上げの増加率が約 400%も高く、顧客が商品に対して感じる「信頼」や「愛着」のスコアにいたっては、 2, 000%を超す開きが認められた
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めちゃくちゃ面白いね!
すごい説得力があるからメモしちゃった。
説得力はデータ、特に数字から判断されるのかもしれない。
共感力を使ったリサーチ法はいくつもありますが、現時点でゴールドスタンダードと呼ばれるのが、「没入アプローチ」です。消費者の生活をそのまま体験してみる方法のことで、近年はナイキやディズニーなどでも採用されるほど(
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USJのマーケティングの人もこれ話してた。
西野さんもお金持ちを体験する話してた
客に聞いても95%が分からないから
自分で体験するしかないんだよね
他方でサルやチンパンジーには同じ現象が見られず、彼らがサバンナの果物を指差したとしても、それは「問い」ではなく、単に「あそこに食べ物がある」と仲間に示す意思表示でしかありません。すなわち、世界の不思議さに興味を持つ能力は、人類だけに与えられた特権と言えるでしょう。
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人間は問いを通じで学習する生き物。
問いが人間の人間たる所以
どうして問いが大人になると無くなるんだろう?
・疑問がわかない
→学校とかでそのまま情報を受け取る癖がついた
・疑問が湧いてもほっておく
→何にも活用されないと思ってる
Posted by ブクログ
人類は太古から脳の仕組みが大きく変化はしていない。なので、現代でも物を買う際には8つの本能に従って行動する。といった進化論マーケティングについての実践本。
科学的なエビデンスに基づいた著者の経験から書かれており、参考になった。
また、実践本としてワークをこなしていくことで自分の商品をより魅力的に魅せる方法がイチから丁寧に書かれており、手間は掛かるがより実践的な内容だった。
Posted by ブクログ
あらかじめ一定の仮説を立てておかねば、そもそもどんなデータを集めればよいか分からない。そこで使えるのが進化論的なアプローチという、うったて。
スティーブ・ジョブズが
「顧客に聞いて製品をデザインするのは本当に難しい。人々は自分が何を欲しているか分かっていない」と言う通り、欲は本能に準じており無意識なのだと。
そして人類の最奥の本能のシステムは生殖と生存。これでは人の消費行動分析にはシンプルすぎるので、以下の8つに分けた。
①安らぐ②進める③決する④有する⑤属する⑥高める⑦伝える⑧物語る
それぞれの説明で共感した部分
②進める:昇給や昇進よりも、作業が少しでも進んでいる感覚がモチベーション上がる。
③決する:自分の力で物事を決められる感覚⇆子供の過保護でブレーキ
ユーザが自分で決められるスキームの台頭。
⑦伝える:自分の特性を周囲にアピールする。⑥高めるは、似ているが競争に勝つことを重視している。
⑧物語る:引用回数が多い論文ほど、ストーリーデリングの技術を持っている。評価される論文は感情に訴える内容が多い。
→ストーリーの力強さの証明。
これらの複数の本能に刺すことの重要性を説いている。
◉没入アプローチ
ターゲットになりきり、ジャーナリング
→マインドマップが描けるレベルまで。
ジャーナリング流行りなんですかね…よく目にします。考えることに億劫になりがちですが、その気持ちを断たないとだめなんでしょうね…
◉ひとつの強みのみでは、上位互換の競合に太刀打ちできない。
◉成功してるリーダーは問いのスキルが高い。美しい答えには美しい質問。
◉SEIQの七つの質問
①新たな視点で見ることは可能か?
(高いレベルにあげる、抽象レベルにさげる、逆にする、あえて悪くする)
②新しい方法で使うことは?
(転用できないか)
③機能する時間や場所を変えることは?
(数を増やす、減らす)
④何かと結びつけることは?
(コラボ、可視化)
⑤デザインや性能を変えることは?
⑥新しさを感じるものを加えられないか?
(ストーリー性)
⑦まったく違う価値を想像できないか?
(使用法、購入法、組み立て方を簡単化)
◉複数の本能を抽出するための具体策
①安らぐ
シンプル化、権威ディスプレイ(協力者)、伝統・実績重視
②進める
即時フィードバック、進捗トラッキング
③決する
カスタマイズ化
④有する
ユーザーコミュニケーション
⑤属する
社交コミュニティ、友達を誘おうボタン
⑥高める
採用率表示
⑦伝える
誇示メッセージ(あなたの重要なご意見を)
⑧物語
開発者ナラティブ(未来をどのように改善したいと考えているか)
本書は人類の行動の裏には複数の本能が存在することに着目、本能側からのアプローチでマーケティングすることを提案。
人類進化とのアナロジー思考でマーケティングなど諸活動を論じることに対して、私は腹落ち度が高いことが分かっているので本書への期待値が高かった。少しイメージとは違っていたのが正直なところ。
実践術が多く、読むのがしんどかった。手を動かさないと自分のものにはならない。使えるアプローチはあったので活用したい。