【感想・ネタバレ】天才性が見つかる 才能の地図(きずな出版)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月08日

才能のルール
①人生とは、異能バトルである
②才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である
③ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる

才能を上記のように定義して、
世の中一般的に思い込まれている通念を科学的に否定し、
最終的には 
誰にでも才能がある!
と読者を...続きを読む励ましている、なかなか優れものの本。

正直後半の解決編、作業編は、なんだか俗っぽくなってしまったという印象だが、
前半の、通念を統計的に否定するのは痛快だった。

①好きと得意で才能を探してはいけない 
 →好きなものはスポーツ、アートなど、職業にならないものが多い
  3年もすれば飽きる

②IQが高くても成功できない EQも!
 しなやかマインドセットも関係ない
 1万時間の法則が通用するのはトレーニング方法が確立されているものだけ

③遺伝率もまやかし。同じ環境だったら遺伝の影響は大きいが、みなたいてい環境は違う
 双子だって環境で性格が変わる

みな信じ込んでるものばかり。
思い込みはいらん、ってこと。

面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月03日

がむしゃらな努力から卒業し、異能を戦略的に才能に変える本


本の構成としては会話形式で楽しく話が展開されています。にもかかわらず巻末の参考文献はぎっしり!科学的な情報の裏付けと読みやすさが両立された本だと思います。また、それぞれの章にRPG風のタイトルがつけられていてワクワクしながら読み進めること...続きを読むができます。


第2部の3章「異能を使いこなす」は特に注目ポイントです。実際に自分が分析した異能をどのように使ったりアピールしたりすればいいかが解説されています。
特に印象に残ったのは、「アドバイスが欲しいフリをして自分の成果についてアピールする」というテクニックです。謙虚な日本人にとっては「そんなせこい方法は…」と抵抗を示してしまいます。ですが、本書全体を通してみると、自分の能力を発揮するためにはそのフィールドの審査員となる人に能力をアピールした方が合理的と思えるようになります。

地味に印象に残ったのは「終わりに」で綴られている内容。現代社会のメリットは異能の活かせるチャンスが増える一方、選択肢が多すぎて人生の先が不安になってしまうという話です。
確かに自由な活躍の仕方をしている人が増えている分、「自分も何者かにならなければならない!」というプレッシャーを感じる点には共感できました。将来に対する不安感によってがむしゃらな努力をしてしまう人は、本書で才能の活かし方を考えてみるのが良いでしょう

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

「天才」ではなく「天才性」としているのがポイントか。
いま流行りの行動遺伝学の誤謬を明らかにしてくれてありがたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月18日

才能とは、誰にでもあるもの。
才能とは、自分だけが満足するのではなく、周囲から評価されるような高いパフォーマンスを発揮できる状態。

第1部=「問題編」
➡「才能」についての誤解を解く。
生まれ持つ能力を正しく使いこなすための考え方の土台を形づくる。
第2部=「解決編」
➡第1部での問題点をクリア。...続きを読む
実際に手を動かしつつ自分自身の分析を勧める。
➡才能を使いこなす道筋を立てる。

<はじめに>
●人生は「異能バトル」である

友人や会社の同僚などから尊敬を集める人。
➡周囲より年収があ高く、幸福度も高い。

周囲から能力を認められた人。
➡寿命も伸びる傾向がある。
例)
アカデミー賞受賞者の場合。
賞を取れなかった人より平均寿命が3.6年長かった。
ノーベル賞の場合。
受賞者は平均寿命が1.6年長かった。
芥川賞の場合。
受賞者は平均寿命が6.4年長かった。

才能を発揮できない3つの理由)
①「好き」や「得意」なことで才能を探そうとしている。
②人生を成功に導く「特別な能力」があると思っている。
③人生は「生まれ」で決まると思っている。

才能に関する3つのルール)
才能のルール①
人生とは「異能バトル」である。
才能のルール②
才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である。
才能のルール③
ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる。

<第1部 問題編 なぜ「才能」は存在しないのか?>
●問題編① なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか?

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Posted by ブクログ 2024年04月21日

才能を絶対的なものとしてではなく、属する集団やコミュニティ内でのかたより = 相対的なものとして捉え、VUCAの時代だからこそルールが多様化し、人それぞれ輝ける場所は存在すると希望を抱かせてくれる一冊。
後半の実践編で取り扱われるシートは自分が集団内で働くことになったときに活用したい

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

才能は第三者評価によって変わる → 才能は存在しない
才能とはグループ内での偏り。
人生は異能バトル≒猿かに合戦
ルールが確立していないフィールドほど異能バトルで勝ちやすい

フィールドと審査員と勝利条件を明確にする
その中で有利な異能をどう使うか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月05日

「才能は、適材適所で決まる」という内容だった。
遺伝と環境で能力が決まるとしても、幼少期の環境は自分では選べないので、なかなか救いがないのでは?と思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月03日

対話形式の本なのですごく読みやすくなっているが、その分内容がいつものパレオさんの本に比べ少なめな印象を持ちました。
本の構成や内容に関しては現在の科学的知見をまとめた上での解説など相変わらず申し分なく感じました。

才能=属している集団の偏り
と解釈することで、自分の特徴を知りグループでの輝ける場所...続きを読むを探すことで誰しもが才能を活かせる事は直感的にも感じるものなので、集団内の能力分布と自分の能力分布を解析し続けながら自分を生かす方法を考えることがとても大切なのだと学ばせて頂きました。

また、遺伝率に関しては恥ずかしながら知らなかったので、今回の学びで騙されないように気をつけていこうと思います。

読みやすい本なので、才能を見付けたい方には読んでいただきたい一冊です。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

人生とは異能バトル
才能とは、グループ内の偏り
=好き、得意だけではない。どんなグループに属するか
ルールがあいまいな世界ほど、異能バトルに勝ちやすい

勝ち負けではないが、自分の魅力は異世界にいるほど見つかりやすいし、それを見つけ、活かしていくのが良いと感じた
社会にとっての才能、得意も人と比較し...続きを読むた場合になる

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

1.コミュニティにいるとき、そのときやっていた行動を書き留める(不定期なタイミングで)。
2.考察する内容は、コミュニティにどれほど利益を与えたか
3.まねされにくさ
これを続けると、自分の「異能」が見えてくる。

自分の異能をアピールする必要がある。

1.意識して異能を使い、どのように感じたか記...続きを読む録する
2.異能を使ってみた経験からなにを学んだか
3.コミュニティにどんな利益をもたらしたか

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

私たちの才能は、時と場所によって定義が変わると説く本。
遺伝率や練習の影響力は、明確な手順が定まっている時ほど高い。

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Posted by ブクログ 2023年11月19日

「遺伝」や「才能」について、分かりやすく書かれていた。「人生は『異能バトル』である」と最初に言い切り、その説明をしてくれている。「得意なこと」や「好きなこと」が必ずしも才能を発揮することにならないということも、興味深い。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

1 どんな本?
  才能を能力の偏りとして表現している本。問題
編で課題を投げかけ解決編でワークを行う本。

2 なんで読んだの?
(1) 鈴木裕の本だから。
(2) 才能の何たるかを知りたい。
(3) 課題に取り組める状態

3 構 成
全2部6章258頁
...続きを読む 「好きと得意で才能を探してはならない。」から
始まり、「誰にでも才能はあるは科学的に正しい
綺麗事である。」と終わる。

4 著者の問題提起
才能と言う概念を皆勘違いしている。

5 命題に至った理由
論文ライターとしての著者の知見から。

6 著者の解
才能とは能力の偏りである

7 重要な語句・文
(1) 〇〇があれば成功できると言う能力は無い。
(2) 能力の偏りは誰にでもある。
(3) 自分をPRする事が大事
(4) 自分を知る事は生涯の大事である。
(5) 異能を使い過ぎ使わな過ぎない。

8 感 想
  読んでいて「ふーん」て思った。
  刺さったのは人生を成功に導く能力は発見され
て居ない事。人生は一個の能力で推し量れるほど
単純では無い。
  人に勧めるなら才能は誰にでも絶対にあると言
う事。才能は能力の偏りである。
  深く知りたい事は自分の知り方。どうすれば良
いのかわからない。生涯をかける大事である。
才能の地図というより、生き方の本だった。

9 TODO
(1) 自分分析。趣味のスポーツの得意不得意とか
から分析してみよう。
(2) 自分の置かれた立場を半年に一回確認してみ
よう。
(3) 自己PRを意識してみよう。意識するだけ。

10 問 い
才能とは?

11 答 え
能力が評価された状態である。

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Posted by ブクログ 2023年09月03日

いわゆる自分の才能をどう見つけ、生かすか に関する最新の知見が紹介された書籍。
才能ではなく、異能(かたより)を考える。その異能は発揮する場所で変わるというのが主旨。
印象的だったのは、常に中庸が理想であること。
例えば、優しさは自己犠牲と冷淡の中庸だし、勇気は軽率と臆病がバランスした異能。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月31日

活躍したい分野が決まっていたり、何かで一番になりたいという人向けの本ではなかった。
比較優位の考えを用い、誰にでも必ず存在する周囲と比べてコスト辺りの成果が大きい優位な偏りを見つけて活躍しようという内容。適材適所、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるから適者生存に導いてくれる。そのため、好きなことや得意な事に...続きを読む囚われてはいけないと何度も指摘される。好き嫌い得意不得意でなく、かたよりを分析して活用する、まさに「才能の地図」だった。
才能に関する間違いを指摘する問題編と実際に才能を決めて活用する解決編の二つに分かれているが、前半の問題編は正直しっくりこなかった。絶対的なものなんてない、未来はもっと明るいと考え方を改めて、相対的な考え方の解決編に繋げる構成だと思うが、才能のデメリットの紹介とそこから導かれる結論に少々無理があると思った。結論のために屁理屈言っているように感じるというか…。対話形式でなければもっと説得力があったのかもしれない。解決編は良かった。
タイトルの「天才性が見つかる」は内容と真逆の話に思えた。

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

才能はどのように見つけて発揮すればよいのか?がまとまっている本。初っ端から、好きなことをすることはNGや得意なことをすることはNGなど痛烈なよくある自己啓発本の否定から始まって面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年08月06日

自分の眠っている才能はなんだろうと、好奇心を期待して読むとちょっとがっかりする。

遺伝率の出し方については勉強になった。

ルールがあいまいな世界ほど弱者が逆転し易い、ものすごく納得できた。

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