あらすじ
【あなたには才能がないわけではない。「才能の見つけ方を知らない」だけだった!】サイエンスライター鈴木祐氏による、科学的見地に基づいた、あなたに眠る本当の才能の見つけ方を、読みやすい対話形式で解説! ★大人気サイエンスライター・鈴木祐氏最新刊!! 今度は「才能」がテーマ! ★盛りだくさんのワークで充実の内容 ★あなたの才能が見つかる「かたよりリスト」付き ★“猫師匠”と“弟子”の軽快な会話で進んでいくから、一気に読める! ★人気イラストレーター揃い踏み! イラストがいっぱいで、楽しく理解できる 第1章 なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか? 第2章 成功に欠かせない才能が存在しない理由とは? 第3章 なぜ人生は「生まれ」で決まらないのか? 第4章 「才能」を決める3つのルール 第5章 戦い方を決める 第6章 異能を使いこなす
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Posted by ブクログ
素晴らしい「才能」についての本。
プロになるには1万時間の練習が必要と言われている。
それが当てはまるのは、カネヴィンフレームワークで言う単純系。そして、ここでは、遺伝の影響もまた強まる。
VUCA時代と言われる現代では、多様性を状況に合わせて如何に活かすかが大事。「才能」とはあるグループにおけるかたよりであり、それが得意とか、好きとかは意味がない。だいたい「好き」と言えるマイブームは3~4年で熱が冷めるもの。従って、仮にあなたがそれを苦手に感じていて、母集団で見れば成果のあまり上げられないとしても、今一緒に仕事をしているグループ内で、あなたがそれに特化した方がグループ全体の生産性が上がるのであれば、そこを活用することをアピールすべき。
このあくまでかたよりによる相対的として才能を捉える視点は無かったので、とても納得した。
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才能のルール
①人生とは、異能バトルである
②才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である
③ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる
才能を上記のように定義して、
世の中一般的に思い込まれている通念を科学的に否定し、
最終的には
誰にでも才能がある!
と読者を励ましている、なかなか優れものの本。
正直後半の解決編、作業編は、なんだか俗っぽくなってしまったという印象だが、
前半の、通念を統計的に否定するのは痛快だった。
①好きと得意で才能を探してはいけない
→好きなものはスポーツ、アートなど、職業にならないものが多い
3年もすれば飽きる
②IQが高くても成功できない EQも!
しなやかマインドセットも関係ない
1万時間の法則が通用するのはトレーニング方法が確立されているものだけ
③遺伝率もまやかし。同じ環境だったら遺伝の影響は大きいが、みなたいてい環境は違う
双子だって環境で性格が変わる
みな信じ込んでるものばかり。
思い込みはいらん、ってこと。
面白かった。
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がむしゃらな努力から卒業し、異能を戦略的に才能に変える本
本の構成としては会話形式で楽しく話が展開されています。にもかかわらず巻末の参考文献はぎっしり!科学的な情報の裏付けと読みやすさが両立された本だと思います。また、それぞれの章にRPG風のタイトルがつけられていてワクワクしながら読み進めることができます。
第2部の3章「異能を使いこなす」は特に注目ポイントです。実際に自分が分析した異能をどのように使ったりアピールしたりすればいいかが解説されています。
特に印象に残ったのは、「アドバイスが欲しいフリをして自分の成果についてアピールする」というテクニックです。謙虚な日本人にとっては「そんなせこい方法は…」と抵抗を示してしまいます。ですが、本書全体を通してみると、自分の能力を発揮するためにはそのフィールドの審査員となる人に能力をアピールした方が合理的と思えるようになります。
地味に印象に残ったのは「終わりに」で綴られている内容。現代社会のメリットは異能の活かせるチャンスが増える一方、選択肢が多すぎて人生の先が不安になってしまうという話です。
確かに自由な活躍の仕方をしている人が増えている分、「自分も何者かにならなければならない!」というプレッシャーを感じる点には共感できました。将来に対する不安感によってがむしゃらな努力をしてしまう人は、本書で才能の活かし方を考えてみるのが良いでしょう
Posted by ブクログ
才能とは、誰にでもあるもの。
才能とは、自分だけが満足するのではなく、周囲から評価されるような高いパフォーマンスを発揮できる状態。
第1部=「問題編」
➡「才能」についての誤解を解く。
生まれ持つ能力を正しく使いこなすための考え方の土台を形づくる。
第2部=「解決編」
➡第1部での問題点をクリア。
実際に手を動かしつつ自分自身の分析を勧める。
➡才能を使いこなす道筋を立てる。
<はじめに>
●人生は「異能バトル」である
友人や会社の同僚などから尊敬を集める人。
➡周囲より年収があ高く、幸福度も高い。
周囲から能力を認められた人。
➡寿命も伸びる傾向がある。
例)
アカデミー賞受賞者の場合。
賞を取れなかった人より平均寿命が3.6年長かった。
ノーベル賞の場合。
受賞者は平均寿命が1.6年長かった。
芥川賞の場合。
受賞者は平均寿命が6.4年長かった。
才能を発揮できない3つの理由)
①「好き」や「得意」なことで才能を探そうとしている。
②人生を成功に導く「特別な能力」があると思っている。
③人生は「生まれ」で決まると思っている。
才能に関する3つのルール)
才能のルール①
人生とは「異能バトル」である。
才能のルール②
才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である。
才能のルール③
ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる。
<第1部 問題編 なぜ「才能」は存在しないのか?>
●問題編① なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか?
Posted by ブクログ
才能についての概念が変わる本。
よく聞くような才能の見つけ方だけでなく、一見聞こえが悪いサイコパスも場所によっては輝ける考えが面白い。
ワークも豊富。
自分の才能を探すのは大変だ。と思っていたら、
◆日常で評価されやすい「かたより」リスト
◆仕事で評価されやすい「かたより」リスト
として
色んな方から評価されていたかも、
と思い出せるような
才能を発掘するような一覧表もあり、親切な本
才能のことをかたより→異能というよびかたをしている。自分の持つ能力の活用のしかた。かたより活用として実用的に落とし込むトレーニングもある。
現実的な社会で、すごい才能と比べがちだけど
なんと自己アピールする方法まで載っているのがすごい。
先の見えない時代で
自分の才能に悩みがちだけど
「誰にでも才能はある」という考えが素敵だなぁと思った。
Posted by ブクログ
前半は才能についての解説、後半は自分の才能(本書では異能と呼ぶ)についてのワークが中心の構成になっています。
なぜ好きや得意で才能を選んではいけないのか、遺伝や生まれなどで才能は決まらないことなどが解説されている。
全て論文ベースで科学的な根拠がある内容になっているので納得感があった。
個人的には、自分が置かれている環境によって才能にもなるし、欠点にもなってしまうというのは面白いと思った。
自分には才能がないと思っていても、働く環境であったり、一緒に働く仲間が変わったら意外と才能と呼べるものが出てきたりもするんだろうなと。
才能というのはIQ の高さや遺伝、生まれなどが決めるのではなく、もっと色々なものが多く複雑に絡み合っていることが多い。
だから色々なものに挑戦し、多様なスキルを持ち合わせてる方が今の世の中有利なのかもしれない。
Posted by ブクログ
一般的な才能というものは存在しない。
場所やその時々において才能の形は変わる。
不確定な時代だからこそ才能を見つけるのではなく、
置かれた環境の中にあるかたよりを見つけそこにコミットしていくか。
好き嫌い、得意不得意ではなく、自分が置かれた組織の中でどうチカラを発揮して周りからの評価を得られるか。
それが才能だよ。それを見つける本ですよ。
って感じの内容です。
これまでの
IQが高い人はすごい、ポジティブの方が人生豊かに〜、努力すればするほど夢は叶う〜などの考え方は
これまでの世界中のデータを読み解くとそんなこともないみたいですよ、と参考文献も載せながら本著に書かれており、
新たな価値観を得れた本。
自分の才能とは?見つかるのか?何が自分の才能なのかわかるのか?と期待して読んでみた本だが
冒頭で才能なんか存在しないですよ
と言われ、元々求めてた答えは見つからないことを知り、軌道修正に時間がかかったが、
今の時代だからこそこの本に書かれてる考え方は必要だなと思った。
Posted by ブクログ
読んでてワクワクする本。
一般的な自己啓発と真逆なことを言っている。
それを10マンの論文を読んでいる著者から提示されていて、ソースに説得力がある。
・得意で才能は作ってはいけない。
得意不得意は相対性であること、欠点を伸ばした方が、成長スピードが早まること。
・自信がない、内向的にも優位性がある。
劣性であるのは社会規範に捻じ曲げられて認知している。
Posted by ブクログ
絶対的な才能があるわけではなく、比較優位であるかどうか。多様化が進む社会では、ルールが多様になり皆にチャンスがある。一方で選択肢がありすぎて何者かにならなければいけないというプレッシャーに押しつぶされそうにもなる。
後半のワークは少し難しかった。
誰かに評価を求めていないような気もしているし、評価がなければ生きていくのも難しいし、そんなことを考えるました。
Posted by ブクログ
才能を絶対的なものとしてではなく、属する集団やコミュニティ内でのかたより = 相対的なものとして捉え、VUCAの時代だからこそルールが多様化し、人それぞれ輝ける場所は存在すると希望を抱かせてくれる一冊。
後半の実践編で取り扱われるシートは自分が集団内で働くことになったときに活用したい
Posted by ブクログ
才能は第三者評価によって変わる → 才能は存在しない
才能とはグループ内での偏り。
人生は異能バトル≒猿かに合戦
ルールが確立していないフィールドほど異能バトルで勝ちやすい
フィールドと審査員と勝利条件を明確にする
その中で有利な異能をどう使うか。
Posted by ブクログ
「才能は、適材適所で決まる」という内容だった。
遺伝と環境で能力が決まるとしても、幼少期の環境は自分では選べないので、なかなか救いがないのでは?と思った。
Posted by ブクログ
対話形式の本なのですごく読みやすくなっているが、その分内容がいつものパレオさんの本に比べ少なめな印象を持ちました。
本の構成や内容に関しては現在の科学的知見をまとめた上での解説など相変わらず申し分なく感じました。
才能=属している集団の偏り
と解釈することで、自分の特徴を知りグループでの輝ける場所を探すことで誰しもが才能を活かせる事は直感的にも感じるものなので、集団内の能力分布と自分の能力分布を解析し続けながら自分を生かす方法を考えることがとても大切なのだと学ばせて頂きました。
また、遺伝率に関しては恥ずかしながら知らなかったので、今回の学びで騙されないように気をつけていこうと思います。
読みやすい本なので、才能を見付けたい方には読んでいただきたい一冊です。
Posted by ブクログ
才能とは目に見えない偏りだと本著は主張している。その偏りは周囲や社会にとって優れているのかを見極めることも重要とされ、環境や先天的(IQ等)努力やポジティブな感情、根性などは科学的に影響がないという。
さて、本著は「才能」という存在に焦点を合わせて内容であり、大切なのは、自己の「偏り」に気づき、それを社会や集団の中でどう活かすかを考えること。つまり、環境やルールを見極め、そこに自分の強みを合わせていく視点と姿勢が重要であると説く。
人は時に、自分が当たり前にしていることは周囲の人にとってはできないことは多い。そして、私やあなた自信がその当たり前に出来ていることに気付けないということも多々ある。本著では偏りの優位性と呼んでいる。そこには気付きが必要であり、自分の中で関心があることや自分がしたいことへ集中していく中で思索と学習を深めていく必要があるだろう。
才能というのは続けたもん勝ちなのだ。神童や天才と呼ばれた人は多くいた。皆が続けることなくやりたい目指した世界から離脱して消えていく。今を見るといい、全ての分野や業界業種芸能に至るまで若き天才や神童、売れっ子と呼ばれる人たちも全て10年後にはいない可能性が大いにあるのだ。ただ続けるだけではいけない。自分自身を研磨し続け思考も行動も努力も何倍も何十倍でも何百倍でも努力して脳を掻きむしりながら前へ進むのだ。
本著では努力や根性や量はあまり才能とは関係無いと言うが、やはり結果を出している人は歴史から見ても圧倒的な努力と量を熟しているのだ。あなたが当たり前と思っていることも実は無意識で圧倒的な努力や根性や量によって出来た才能であることを知らなければならない。
才能はやはり気付きの量と圧倒的な行動力と努力、量、根性も必要だ。ただ熟すのではなく正しく戦略と修正する力と脱線しても混乱しない意志と新しい視点を吸収し発信していく思索も重要であろう。才能とは全員にあるものだ。特別なものではない。本著が指す才能の根拠も一つの解釈にしか過ぎないことを忘れてはならない。多くの視点と自身の気付きを得て自分の糧とし才能というエンジンを動かすためのエネルギーということを知ることが重要であろう。
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【背景】
①なぜ読むか
他者の能力をどう引き出すか悩んでいた。
②何を得たいか
個人の特徴を分析するスキル。
③読後の目標
得た知見を生徒や同僚に対する理解に役立てる。
【著者】鈴木祐(サイエンスライター)
【出版社】きずな出版
【感想】
前半部分では、いわゆる「才能」に対する偏見を打ち破ってくれる内容が書かれている。近年では「親ガチャ」等という言葉が広まり、ある種の遺伝主義がはびこっている。
そのような中でも度々現れる勘違いを見事に否定してくれている。相関係数の話が出てるので中学生にはやや難しいかもしれない。
ただ、重要なのは後半部分だ。最初に「比較優位」の内容が出てくる。これも高校経済の内容なので、中学生には難しいかもしれない。とはいえ、大丈夫。
その後のワークシートは、中学生でも簡単に理解できるレベルだ。要するに、自分の「かたより」、つまり特性を理解することである。その特性は両価性を持っている。つまり、コインの裏と表だ。それを、どこで誰に対して活かすか、という視点が求められる。
様々な特性を掛け合わせていくことで、組織内でパワーを発揮することができる。
というのが、論旨だ。
ぜひ、キャリア(人生設計)に活かしてほしい一冊である。
Posted by ブクログ
現代における才能のとらえ方と活かし方について学べる本。才能は絶対的なものでなく、所属するグループにおいて周りの人と比較する中で、自分の特性を活かせるように行動することが大事。という考え方は、新しい視点で、自分の才能や行動について考えるヒントをもらえる内容だった。
Posted by ブクログ
どの要因がパフォーマンスに決定的な影響をもたらすのかは誰にも分からない
遺伝子といっても、決して運命を決めるものではない
人生は生まれで決まる、という考え方は間違いだし、そこから生まれる害も大きい
「好き」や「得意」を追っても失敗する確率が高いし、人生の成功に役立つ能力など存在せず、遺伝について考えたところで才能はわからない
一見すると、ハンデにしか思えない特性でも、いったん使い道を考えてみる価値はある
才能を発揮するには、ただかたより続ければいい
Posted by ブクログ
全く自己が低いと難しい
評価されたいコミュニティがわかっていないとどうしていいかわからない。
今のコミュニティから評価されたいのではないというか、コミュニティを変えたいという場合。
Posted by ブクログ
人生とは異能バトル
才能とは、グループ内の偏り
=好き、得意だけではない。どんなグループに属するか
ルールがあいまいな世界ほど、異能バトルに勝ちやすい
勝ち負けではないが、自分の魅力は異世界にいるほど見つかりやすいし、それを見つけ、活かしていくのが良いと感じた
社会にとっての才能、得意も人と比較した場合になる
Posted by ブクログ
1.コミュニティにいるとき、そのときやっていた行動を書き留める(不定期なタイミングで)。
2.考察する内容は、コミュニティにどれほど利益を与えたか
3.まねされにくさ
これを続けると、自分の「異能」が見えてくる。
自分の異能をアピールする必要がある。
1.意識して異能を使い、どのように感じたか記録する
2.異能を使ってみた経験からなにを学んだか
3.コミュニティにどんな利益をもたらしたか
Posted by ブクログ
「遺伝」や「才能」について、分かりやすく書かれていた。「人生は『異能バトル』である」と最初に言い切り、その説明をしてくれている。「得意なこと」や「好きなこと」が必ずしも才能を発揮することにならないということも、興味深い。
Posted by ブクログ
1 どんな本?
才能を能力の偏りとして表現している本。問題
編で課題を投げかけ解決編でワークを行う本。
2 なんで読んだの?
(1) 鈴木裕の本だから。
(2) 才能の何たるかを知りたい。
(3) 課題に取り組める状態
3 構 成
全2部6章258頁
「好きと得意で才能を探してはならない。」から
始まり、「誰にでも才能はあるは科学的に正しい
綺麗事である。」と終わる。
4 著者の問題提起
才能と言う概念を皆勘違いしている。
5 命題に至った理由
論文ライターとしての著者の知見から。
6 著者の解
才能とは能力の偏りである
7 重要な語句・文
(1) 〇〇があれば成功できると言う能力は無い。
(2) 能力の偏りは誰にでもある。
(3) 自分をPRする事が大事
(4) 自分を知る事は生涯の大事である。
(5) 異能を使い過ぎ使わな過ぎない。
8 感 想
読んでいて「ふーん」て思った。
刺さったのは人生を成功に導く能力は発見され
て居ない事。人生は一個の能力で推し量れるほど
単純では無い。
人に勧めるなら才能は誰にでも絶対にあると言
う事。才能は能力の偏りである。
深く知りたい事は自分の知り方。どうすれば良
いのかわからない。生涯をかける大事である。
才能の地図というより、生き方の本だった。
9 TODO
(1) 自分分析。趣味のスポーツの得意不得意とか
から分析してみよう。
(2) 自分の置かれた立場を半年に一回確認してみ
よう。
(3) 自己PRを意識してみよう。意識するだけ。
10 問 い
才能とは?
11 答 え
能力が評価された状態である。
Posted by ブクログ
いわゆる自分の才能をどう見つけ、生かすか に関する最新の知見が紹介された書籍。
才能ではなく、異能(かたより)を考える。その異能は発揮する場所で変わるというのが主旨。
印象的だったのは、常に中庸が理想であること。
例えば、優しさは自己犠牲と冷淡の中庸だし、勇気は軽率と臆病がバランスした異能。
Posted by ブクログ
活躍したい分野が決まっていたり、何かで一番になりたいという人向けの本ではなかった。
比較優位の考えを用い、誰にでも必ず存在する周囲と比べてコスト辺りの成果が大きい優位な偏りを見つけて活躍しようという内容。適材適所、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるから適者生存に導いてくれる。そのため、好きなことや得意な事に囚われてはいけないと何度も指摘される。好き嫌い得意不得意でなく、かたよりを分析して活用する、まさに「才能の地図」だった。
才能に関する間違いを指摘する問題編と実際に才能を決めて活用する解決編の二つに分かれているが、前半の問題編は正直しっくりこなかった。絶対的なものなんてない、未来はもっと明るいと考え方を改めて、相対的な考え方の解決編に繋げる構成だと思うが、才能のデメリットの紹介とそこから導かれる結論に少々無理があると思った。結論のために屁理屈言っているように感じるというか…。対話形式でなければもっと説得力があったのかもしれない。解決編は良かった。
タイトルの「天才性が見つかる」は内容と真逆の話に思えた。
Posted by ブクログ
才能はどのように見つけて発揮すればよいのか?がまとまっている本。初っ端から、好きなことをすることはNGや得意なことをすることはNGなど痛烈なよくある自己啓発本の否定から始まって面白かった。