【感想・ネタバレ】天才性が見つかる 才能の地図(きずな出版)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

がむしゃらな努力から卒業し、異能を戦略的に才能に変える本


本の構成としては会話形式で楽しく話が展開されています。にもかかわらず巻末の参考文献はぎっしり!科学的な情報の裏付けと読みやすさが両立された本だと思います。また、それぞれの章にRPG風のタイトルがつけられていてワクワクしながら読み進めることができます。


第2部の3章「異能を使いこなす」は特に注目ポイントです。実際に自分が分析した異能をどのように使ったりアピールしたりすればいいかが解説されています。
特に印象に残ったのは、「アドバイスが欲しいフリをして自分の成果についてアピールする」というテクニックです。謙虚な日本人にとっては「そんなせこい方法は…」と抵抗を示してしまいます。ですが、本書全体を通してみると、自分の能力を発揮するためにはそのフィールドの審査員となる人に能力をアピールした方が合理的と思えるようになります。

地味に印象に残ったのは「終わりに」で綴られている内容。現代社会のメリットは異能の活かせるチャンスが増える一方、選択肢が多すぎて人生の先が不安になってしまうという話です。
確かに自由な活躍の仕方をしている人が増えている分、「自分も何者かにならなければならない!」というプレッシャーを感じる点には共感できました。将来に対する不安感によってがむしゃらな努力をしてしまう人は、本書で才能の活かし方を考えてみるのが良いでしょう

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

才能とは、誰にでもあるもの。
才能とは、自分だけが満足するのではなく、周囲から評価されるような高いパフォーマンスを発揮できる状態。

第1部=「問題編」
➡「才能」についての誤解を解く。
生まれ持つ能力を正しく使いこなすための考え方の土台を形づくる。
第2部=「解決編」
➡第1部での問題点をクリア。
実際に手を動かしつつ自分自身の分析を勧める。
➡才能を使いこなす道筋を立てる。

<はじめに>
●人生は「異能バトル」である

友人や会社の同僚などから尊敬を集める人。
➡周囲より年収があ高く、幸福度も高い。

周囲から能力を認められた人。
➡寿命も伸びる傾向がある。
例)
アカデミー賞受賞者の場合。
賞を取れなかった人より平均寿命が3.6年長かった。
ノーベル賞の場合。
受賞者は平均寿命が1.6年長かった。
芥川賞の場合。
受賞者は平均寿命が6.4年長かった。

才能を発揮できない3つの理由)
①「好き」や「得意」なことで才能を探そうとしている。
②人生を成功に導く「特別な能力」があると思っている。
③人生は「生まれ」で決まると思っている。

才能に関する3つのルール)
才能のルール①
人生とは「異能バトル」である。
才能のルール②
才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である。
才能のルール③
ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる。

<第1部 問題編 なぜ「才能」は存在しないのか?>
●問題編① なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか?

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2023年08月18日

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ネタバレ

「才能は、適材適所で決まる」という内容だった。
遺伝と環境で能力が決まるとしても、幼少期の環境は自分では選べないので、なかなか救いがないのでは?と思った。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

対話形式の本なのですごく読みやすくなっているが、その分内容がいつものパレオさんの本に比べ少なめな印象を持ちました。
本の構成や内容に関しては現在の科学的知見をまとめた上での解説など相変わらず申し分なく感じました。

才能=属している集団の偏り
と解釈することで、自分の特徴を知りグループでの輝ける場所を探すことで誰しもが才能を活かせる事は直感的にも感じるものなので、集団内の能力分布と自分の能力分布を解析し続けながら自分を生かす方法を考えることがとても大切なのだと学ばせて頂きました。

また、遺伝率に関しては恥ずかしながら知らなかったので、今回の学びで騙されないように気をつけていこうと思います。

読みやすい本なので、才能を見付けたい方には読んでいただきたい一冊です。

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2023年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生とは異能バトル
才能とは、グループ内の偏り
=好き、得意だけではない。どんなグループに属するか
ルールがあいまいな世界ほど、異能バトルに勝ちやすい

勝ち負けではないが、自分の魅力は異世界にいるほど見つかりやすいし、それを見つけ、活かしていくのが良いと感じた
社会にとっての才能、得意も人と比較した場合になる

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

活躍したい分野が決まっていたり、何かで一番になりたいという人向けの本ではなかった。
比較優位の考えを用い、誰にでも必ず存在する周囲と比べてコスト辺りの成果が大きい優位な偏りを見つけて活躍しようという内容。適材適所、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるから適者生存に導いてくれる。そのため、好きなことや得意な事に囚われてはいけないと何度も指摘される。好き嫌い得意不得意でなく、かたよりを分析して活用する、まさに「才能の地図」だった。
才能に関する間違いを指摘する問題編と実際に才能を決めて活用する解決編の二つに分かれているが、前半の問題編は正直しっくりこなかった。絶対的なものなんてない、未来はもっと明るいと考え方を改めて、相対的な考え方の解決編に繋げる構成だと思うが、才能のデメリットの紹介とそこから導かれる結論に少々無理があると思った。結論のために屁理屈言っているように感じるというか…。対話形式でなければもっと説得力があったのかもしれない。解決編は良かった。
タイトルの「天才性が見つかる」は内容と真逆の話に思えた。

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2023年08月31日

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