鈴木祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読んでから、常に自分の頭の中で前提の物語がつくられている感覚がわかった。ああ、見たいように見てるな、妄想が入ってるな、と。それを自覚するだけでもものすごく大きなことだと思う。
また、「死のうと思えば、いつでも死ねる。今は降伏と洒落込もうではないか。」この言葉を知れただけで、わたしはこの本を読んだ価値があった。
、、、この文章を電車のホームで打っていた。そのとき、ホームの端にうずくまっている20代くらいの若者をみた。朝から酔っ払ってるのかな、ここで声かけたりすると時間間に合わないし、放っておこう、誰か助けるだろうと思った。そのとき、会社員の人がその人に声をかけにいってた。そして、駅員さんを呼びにいって、車椅子を持ってきて運ばれていった。どうやら酔っ払いではなさそうだった。ああー、私がするべきことはこれだったなと思った。勝手に酔っ払いって決めつけてしまった。うずくまってる人を見た時に「大丈夫かな?」と言う気持ちが走ったとともに、いろんな物語が走ってしまった。見たいように、世界を見ていた。 -
Posted by ブクログ
自分で自分をしんどくしているな〜とは思っていたんだけど、それがどうしてなのかがわかった気がする。
真の苦しみは、一の矢の出来事(例えば、怪我をしたとか)のあとに、二の矢(出来事に対して思う気持ち、たとえば、「なんで自分が!」とか)を刺すかどうかで決まる。
めちゃくちゃ二の矢刺しまくってるわ…と思った。
苦しみは、痛み×抵抗らしい。
痛みを消そうとしたり、大したことないって思おうとしたり、治療に大きな期待を寄せると、苦しみがどんどん大きくなる。
降伏することが大切みたい。今の痛みはこれくらいだと現実を見つめて、心に波風を立たせないままできる限りの対処をする。
(抵抗と降伏は地図作りのメタファーがわかりやすかった!
・抵抗:このビルがなかったらスッキリするのに!皮がもっと右に曲がってたらいいのに!
・降伏:ただ情報を正しく観察する)
降伏では、反芻(望んでもない思考が勝手に浮かぶ)、身体イメージ、失敗の記憶、自分の性格、自分の感情に対して、積極的に白旗をあげる。
特に、反芻を静かに見つめること、失敗の記憶で失敗が変えられないことを認めるとか、自分の性格に潔く従うとかは刺さったな。
身近にいるメンタルの安定している人は、降伏をしている印象だったので、さらに納得感があった。 -
Posted by ブクログ
表紙で損してるとは思うけど、この著書…面白い!!
おまじないなどの呪うではなく…
本書で扱う呪いとは他者のメッセージが持つ強い影響力のこと。
①日本の未来に希望はない。
②幸せになるために生きよう。
③競争や成長から逃げよ。
④情熱を持って仕事せよ。
⑤人生は遺伝で決まる。
…本当にそうか?
著書では私たちが囚われやすい【呪い】の内実を検証し、そのメカニズムを解き明かした上で無益な呪い合いから距離を置く方法を考えていく。
憑き物落としが最終目的である。
人間の脳は特定の記憶する際に、次のような処理を行う。
短期的にはネガティブな情報をポジティブ情報よりも記憶に残す。
長期的にはポジティブな情報をネガティブな情報よりも記憶に残す。(生存確率=危険察知)を上げるためこのような戦略を取る。
まずは私の脳はネガティブな情報を過大に評価する性質があると認識するのが憑き物落としの第一歩。
後は実際に読まれてご判断くださいませ。 -
Posted by ブクログ
ちょうど転職活動をしていたので、とても参考になった。
高年収という観点だけで決めるとろくなことにならないと。
ちゃんと社会的サポートは受けられるか、ある程度自由に裁量権を持って働ける等。
個人的に一番腑に落ちたのが、「攻撃型」と「防御型」。この整理が自分としては一番しっくりきた。何かモチベーション上がらないなと思う業務はほぼすべて「防御型」の決まりきったルーティンワーク系業務が多く、自分なりに工夫を求められる「攻撃型」業務はモチベーション高く取り組めていた。
総じて、この本は転職活動の初期の転職方針を決めるたにことも、内定後の承諾するかどうかにも使えるため、特に転職活動している人や転職を検討している人におすすめ -
Posted by ブクログ
才能についての概念が変わる本。
よく聞くような才能の見つけ方だけでなく、一見聞こえが悪いサイコパスも場所によっては輝ける考えが面白い。
ワークも豊富。
自分の才能を探すのは大変だ。と思っていたら、
◆日常で評価されやすい「かたより」リスト
◆仕事で評価されやすい「かたより」リスト
として
色んな方から評価されていたかも、
と思い出せるような
才能を発掘するような一覧表もあり、親切な本
才能のことをかたより→異能というよびかたをしている。自分の持つ能力の活用のしかた。かたより活用として実用的に落とし込むトレーニングもある。
現実的な社会で、すごい才能と比べがちだけど
なんと自己アピールする方法まで載っているのがすごい。
先の見えない時代で
自分の才能に悩みがちだけど
「誰にでも才能はある」という考えが素敵だなぁと思った。
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Posted by ブクログ
ふとした瞬間、頭の中が騒がしくなっていませんか。
過去の失敗、他人の評価、まだ起きてもいない未来。
止めようとしても止まらない「考えすぎ」は、私たちを静かに蝕みます。
鈴木祐『無(最高の状態)』は、そんな“思考の暴走”から抜け出すための、
科学的な心のリセット法を教えてくれる一冊です。
仏教の「無我」や「観察」を、脳科学と心理学の視点から再解釈。
著者は、「自己とは脳がつくり出す物語にすぎない」と語ります。
そして、その物語を“観察”するだけで、心の仕組みは静かに変わり始める。
たとえば、明日の仕事が気になったら、「今、明日の仕事を考えている」と認識するだけ。
評価も判断もいらない。ただ、気づく。それだけで、
脳の“ミー・センター”(自己意識)と扁桃体の結びつきが弱まり、
感情に巻き込まれにくくなる──そんな変化が、実験とデータで裏づけられています。
特に心に残ったのは、禅僧・菩提達磨の言葉。
「迷いにあるうちは心が景色に包まれている。見性してからは心が景色を包んでいる。」
──思考に支配される私たちが、思考そのものを包み込む存在へと変わる。
この瞬間、宗教的な“悟り”が科学的に説明されるのです。
読後には、不思議な静けさが訪れます。
無理に前向きにならなくてもいい、何かを成し遂げなくてもいい。
ただ「今ここにいる」という事実が、こんなにも豊かだと気づく。
本書は、宗教でもスピリチュアルでもない、脳と心の“再接続”の書。
忙しさや不安の中で、もう一度“自分を生きたい人”に静かに寄り添ってくれる一冊です。
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1 どんな本?
知らず知らずのうちに私達の行動を縛り、時に
重圧を与えてくる言葉を呪いと定義し、現在の日
本に蔓延している呪いとその対策を教えてくれる
本。呪いの回避は不可能であり、出来る事は影響
の軽減である事を示すのはこの本だけ。
2 何で読んだの?
(1) 鈴木祐の著作だから。
(2) 自分が何に呪われているか知りたい。
(3) 呪い対策できる状態
3 構 成
全5章242頁
あなたも私も誰もが呪われている〜から始まり
1章あなたの未来は終わっている
2章幸せになれなければ生きている意味がない。
3章競争から降りて皆貧しくなろう
4章情熱の無い人生はないに等しい
5章人生は生まれで決まり努力に意味は無い
〜物語を複雑にする事の大事さで終わる。
4 著者の問題提起
呪いに気付いてますか?
5 命題に至った理由
多くの論文から得た学術的知見から。
6 著者の解
「物語の複雑さ」を体験すること
7 重要な語句・文
(1) 絶望の呪いの多くは大袈裟か根拠が無い
(2) 他者との比較が幸福感を損ねる。
(3) 感情を堪能する。
(4) 価値観を明確化する。
(5) 人生の意味を求める。
(6) 他人より損せずに出来る事
(7) 日々に無駄を取り入れる
(8) 遺伝率とはある特性における集団内のばら
つきを示した数
(9) 物語の複雑さ
一つの事象に複数の原因を想起する事
8 感 想
抽象的な結論は記載されているので、具体的な
部分は自分で結論を出して行きたい。
刺さったのは遺伝率。私が行動してないだけ。
深く知りたい事は価値観や人生の目的の見つ
け方。まだ見つけてない。
人に勧めるなら他者との比較が幸福感を損ね
る事。比べても変わらなきゃ意味が無い。
冒頭の絵画が呪いの最たるものを感じさせた。
タイトル通りの侵食する見えない力を記述し
ているが、「呪い」以外の表現は無いかな?
9 TODO
(1) 価値観の洗い出し
(2) 人生の目的を仮でも決定
(3) 負の感情の時は身体感覚に意識を向ける。
10 問 い
幸福とは?
11 答 え
自分次第
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Posted by ブクログ
ちょっと変わったこと
言うかもだけど無我と
いう感覚に思うことを。
こういう話をするとね、
たいてい、なにか辛い
ことでもあった?とか
闇を抱えてるのねとか、
そんな顔をされるけど
まあ、そう思われても
仕方ないかもね。
でもね、自我っていう
枠に限界を感じたとき、
その先に何があるのか
ちょっと覗いてみたく
なるのは自然なこと。
無我って、なにもない
状態じゃなくてむしろ
無限に近いと思うの。
無限は境界が無いって
ことでしょ。
境界がなくなると自分
が世界を見てるんじゃ
なくて、
世界が自分をとおして
自分自身を見てる感覚
になる。
ちょっと不思議で言葉
でうまく説明できない
けど、
消滅じゃなく広がって
いく感じ。
個としての私が薄れて
全体を跨ぐ私が浮かび
上がってくる感じ。
私たちの存在や意識は
波みたいなもので、
時間や空間なんて概念
を超えて伝播して響き
合っている。
それは私たちには知覚
できない、言うなれば
透明な闇で、
その闇こそ全てを包み
込む未分化の可能性、
つまり空(くう)だと
思うの。
篠田桃紅さんの言葉に
ただ在ることが全ての
答えだと悟ったけど、
ただ在るに溶けながら
それでもなにかしらの
輪郭を持とうとする個。
それは矛盾じゃなくて
波を生む振動そのもの
だと思うの。
さて、この本はライト
に無我の概念や瞑想の
テクニックを学べます。
こんなふうに抽象的な
思索や哲学的な語りに
偏ることなく、
日常に活かせる視点を
楽しく紹介しています
ので、
どうぞ肩の力を抜いて
お手に取ってみてくだ
さい。