あらすじ
◎不安、ストレス、怒り、孤独、虚無、自責から自らを解放する科学的メソッド!!
(本書のまえがきより)
この本で言う “最高の状態”とは、あなたが生まれながらに持つ判断力や共感力、好奇心といった能力を存分に発揮できるようになった姿を意味します。私たちの目を曇らせる不安や思い込みが取り除かれた結果、意思決定力と他者への寛容さが上がり、いまネガティブな人は気持ちが安定し、ポジティブな人はさらに幸福度と判断力が高まる。そんな状態です。
なにやら眉唾物のようですが、かく言う筆者も幼いころから人生の辛さと格闘してきた人間のひとりであり、本書で取り上げる対策から多大な恩恵を受けてきました。
十数年ほど前から本書の技術を実践し続けたところ、興味深い変化が起きました。ある時からふと仕事や人づきあいのプレッシャーを覚えなくなり、いつも「失敗をしたらどうすべきか」を考えていたのが、「現状をより良くするにはどうすべきか」へ思考の方向がシフト。いつも浅い呼吸しかできないような感覚を抱いていたのが、少しずつ深く息を吸える感覚が生まれ、いまではかつてない落ち着きを得ています。
無論、私が持つ根っこの気弱さが変わったわけではなく、いまも内面に様々な負の感情と思考が渦を巻くことがしばしばです。その点ではまだ筆者も見習い坊主ながら、かつてとは「苦しみ」との付き合い方が変わったのは間違いありません。
■本書の目次■
序 章 苦
第1章 自己
第2章 虚構
第3章 結界
第4章 悪法
第5章 降伏
第6章 無我
終 章 智慧
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ひとの不安が過去や未来の物語を脳が自動的に作ることでおきてくる。その物語をどう対処するかが大切と。やっぱり禅やマインドフルネスはよいとのことだけど、副作用があるというのは初耳。できることから実践することで効果がありそう。
Posted by ブクログ
本書の核心は、「苦しみは異常ではなく人間の標準状態である」という認識にある。人は本来的に生きづらさを抱えており、感情はそれを知らせるメッセンジャーとして機能する。怒りは境界の侵害、嫉妬は他者が持つ重要資源の存在、恐怖は危険、不安は望ましくない事態の接近、悲しみは大切なものの喪失、恥は自己イメージの破壊を知らせる信号である。つまり感情は排除すべき敵ではなく、現実を理解するための情報なのである。
また、苦しみには「一の矢」と「二の矢」がある。一の矢とは避けられない現実の苦痛であり、二の矢とはその後に脳が作り出す否定的な物語である。多くの場合、人は二の矢によって苦しみを増幅させてしまう。これを減らすためには、自分の思考や感情を観察する姿勢が重要となる。
その実践として、本書では内受容感覚を鍛えることが勧められる。心拍数や筋肉感覚への注意、呼吸法などを通して身体感覚を観察することで、感情の波に飲み込まれにくくなる。また、環境を整える「環境フィックス」や、安全な場所を心に作るセーフプレイスワーク、他者との支え合いなども有効である。さらに、人は自分自身を支配している無意識の「物語」を持っており、それを日記などを通して認識することが重要だとされる。
感情を無理に抑え込むことは逆効果である。暴れる犬を鎖で強く縛るほど凶暴になるように、感情も押さえつけるほど激しくなる。重要なのは抵抗することではなく、現実を受け入れる「降伏」の姿勢である。これは敗北ではなく、混乱から平和へ向かうプロセスである。
そして人生とは、掃除と同じだと本書は説く。掃除を終えた瞬間から再びゴミは溜まり始める。完全な解決は存在せず、ただ整え続けることができるだけだ。その営みを支えるのが観想やオープンモニタリング瞑想、歩行瞑想などの実践である。これらを通じて自己への執着が弱まり、「無我」に近づくことで、物事を初心者の視点で柔軟に捉えられるようになる。
最終的に本書が示すのは、苦しみを消す方法ではない。苦しみと共にありながら、それに支配されない心の在り方である。そこにこそ、静かな自由が生まれるのである。
Posted by ブクログ
なかなか理解が難しい。自己と物語りを作り出す脳。抵抗するから苦が肥大する。何度も読み返し、ちゃんと理解したいと思う。読みやすくデータも豊富で根拠はあるが、理解は難しい。
まぁそういうもんだと受け入れよう。
様々なワークが紹介されているので自分に合ったものを自分のペースで気長にやっていけば気づいたら「無」になっているだろう。
Posted by ブクログ
脳科学の観点から「自己」や認知について書かれた本。
あらためて「自己」の定義を読んで納得できるところが多かった。
★★★★★
どんな場所にあっても、どんな時間軸にあっても「私は一貫した存在である」との感覚
★★★★
自己にこだわる人ほどメンタルを壊しやすい
★★★★
「自己注目」
★★★★★
ヒトの脳は0.1秒でストーリーを生み出す
★★★★
理想の自己を思う時間が長い人も不安や抑鬱の症状を起こしやすい
★★★★
物語をもとに脳は事前に「現実」をシミュレートし、その予測にもどづいて
★★★★★
ストーリーとは「特定の物事の因果関係を説明したもの」
★★★★★
私たちが知覚する「現実」の大半は、脳が生んだ物語で構成された「世界のシミュレーション」
★★★★
ドーナツの穴を食べることができないように、ありのままの自分を探すのもまた不可能なのです
★★★★★
不快な感情をできるだけ受け入れる
★★★★★
「思ったより苦しくない」と自分を偽ったりするのではなく、「運動の不快感は避けられないのだ」と認め、ネガティブな感情を迎え入れる。
★★★★★
不快を受け入れた参加者は「苦しみ」の認知が大きく変わり、運動の辛さに抵抗したグループと比べて主観的な辛さが低下した
★★★★★
山に登れば誰でも足や背中の痛みを経験しますが「苦しみ」まで抱く人はほぼいません。登山者はみな「この困難を選んだのは自分だ」との認識があるため、山歩きの痛みに抵抗しないからです。
★★★★★
苦しみ=痛み×抵抗
★★★★★
降伏
★★★★★
自分の思考や感情に真正面から立ち向かううのは、ビーチボールを水の中に沈めようとするようなもの
★★★★★
優秀な科学者は「この電気抵抗は良いことか?悪いことか?」などと主観的な判断をしません。電気の流れをただ冷静に見つめ続け、どのような条件で低効率が上がるのかを見極めるだけです
★★★★★
苦しみをこじらせる人は、すべてを「自分ごと」に捉える
Posted by ブクログ
・多様な「苦しみ」の問題を個別のものとして取り扱うのではなく、まずはすべての苦しさに共通するポイントを深し当てる。それをもとに普遍的な対策を立て、あなたの精神機能を〝最高の状態〟に導くのが本書の目標です。
・多くの人は、このような場面ではボーナスの喜びを忘れ、代わりに 100万の修理代に頭を悩ませ続けます。私たちの脳は、ネガティブな事件ほど強く記憶するようにできているからです。
・「情熱的な愛、精神的な昂り、新しい所有の喜び、成功の爽快感。すべての望ましい経験は、いずれもそのとき限りのものである。この点はいくら強調しても足りない」この現象を、心理学では「快楽の踏み車」と呼びます。
・大金を手にしても、住む場所を変えても、愛する人と結ばれても、その喜びは常にうたかたです。
・危険に満ちた原始の世界では役に立った警戒システムが、安全が増した現代ではうまく働かなくなったのです。
・特に個人主義の文化が知られる国ほど孤独感が強かったとのこと。現代では富裕国ほど不安障害の数が多く、国民の健康を損なっている
・ひとつだけ動物と人間には重要な違いがあります。それは、哺乳類は苦しみをこじらせない、という点です。
・結論から言えば、すべての状況は「あなたのニーズが満たされない状態」としてまとめることができます。
・すなわち、私たちの「苦しみ」は、あなたに〝不足〟を知らせるメッセンジャーとして機能しています。
・私たちの感情には、次の機能があると考えられます。
└怒り =自分にとって重要な境界が破れたことを知らせる
└嫉妬 =重要な資源を他人が持っていることを知らせる
└恐怖 =すぐそばに危険が存在する可能性を知らせる
└不安 =良くないものが近づいていることを知らせる
└悲しみ =大事なものが失われたことを知らせる
└恥 =自己イメージが壊されたことを知らせる
・あらゆる苦しみはランダムに発生し、いかなる知性でも予測は不可能でしょう。 これが〝一の矢〟です。
・最初の悩みがまた別の悩みを呼び込み、同じ悩みが脳内で反復される状態を、心理学では「反芻思考」と呼びます。反芻思考のダメージは計り知れず、複数のメタ分析で鬱病や不安障害との強い相関が出ているほか、反芻思考が多い人ほど心臓病や脳卒中にかかるリスクが高く、早期の死亡率が高まる傾向も報告されています。
・前頭葉が起動するまでの時間は平均で 4 ~ 6秒で、そこから 10 ~ 15分も経てばアドレナリンやノルアドレナリンの影響力はほとんど消えてあなたの怒りは鎮まります。つまり、暴言を受けてから 6秒だけやりすごせれば、〝一の矢〟の痛みは過ぎ去るわけです。
・まず重要なのが、人間が抱くネガティブな感情はニーズが満たされないサインだという点です。そしてもうひとつ、人間が苦しみをこじらせるのは、私たちが目の前の世界だけを生きられないからでした。
・このように、私たちの苦しみが長引く場面には必ず自己が関わり、目の前に存在しない過去と未来の脳内イメージが、あなたを〝二の矢〟で貫いています。私たちは自己を中心にネガティブな思考とイメージを増大させ、最後に苦しみをこじらせる生き物なのです。
・自己とは、あなたの内面に常駐する絶対的な感覚ではなく、あなたの感情を支配する上位の存在でもなく、特定の機能の集合体にすぎないというアイデアです。
・煎じ詰めれば、本章のポイントは大きく2つあります。 ❶自己は日常的に生成と消滅をくり返し、「わたし」がなくても問題ない状況が多く存在する ❷自己は人間が持つ多くの生存ツールのひとつであり、感情や思考といった他の機能と変わりはない
・そんな疑問を解くために生まれたのが、「脳 =物語の製造機」というアイデアです。 この考え方では、私たちは次のステップで〝現実〟を体験することになります。 ❶周囲の状況がどう展開するかについて事前に脳が物語を作る ❷感覚器官が受け取った映像や音声の情報を脳の物語と比べる ❸脳の物語が間違っていたところのみ修正して〝現実〟を作る
・毎朝の出勤時に「ドアノブを握った感触」や「扉が開いていく情景」などの感覚情報をすべて処理していたら、脳のキャパシティがいくらあっても足りません。
・現代の神経科学者や心理学者は、私たちが知覚する〝現実〟の大半は、脳が生んだ物語で構成された〝世界のシミュレーション〟だとみなしています。
・要するに、同じようなトラブルにも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、あなたのメンタルが強いか弱いかの問題ではありません。脳内に作られた独自の〝ストーリライン〟が適応か否かの問題なのです。
・食事の乱れによる栄養不足やカロリーの摂りすぎ、肥満が引き起こす高血圧とコレステロールの上昇など、自分自身では明確に知覚できなくとも、人間の脳はすべてのデータを生存の危機として処理しています。その結果、「いつも身体が脅威にさらされているのは、〝私〟の何かがおかしいに違いない」との物語を生み出し続け、これを私たちは謎の不快や得体のしれない不安として認識するのです。
・それもこれも自己が絶対的な存在ではなく、物語のすき間に一時的に現れる虚構だからです。
・自己 =脳が作り出す物語から生まれ、「私は私である」との感覚を生む機能
・自意識 =物語から生まれた自己に注意を強く向けている状態
・アイデンティティ =自己をもとに「私はこういう人間だ」と規定した状態
・自我(エゴ) =物語が形成する自己の輪郭をもとに、自分と他人を明確に分けた状態
・一番の難関が、人類の脳が現実よりも〝物語〟を重んじるように設計されている点です。私たちの脳の構造は、網膜からインプットされる生の情報よりも、高次機能が作った〝物語〟を格段に重視する設計になっています。
・ 本章の話をまとめると、私たちが直面する問題は次の通りです。 ❶〝物語〟は脳内で自動的に動き出し、私たちには制御できない ❷私たちは〝物語〟を唯一の現実だと思い込み、それに気づいていない
・私たちのメンタルにおいて、「セット」と「セッティング」がいかに重要かというポイントです。両者とも薬物治療の世界で使われる言葉で、おおよそ次の意味になります。
└セット =個人の性格、感情、期待、意図などの状態
└セッティング =物理的、社会的、文化的な環境の状態
・食事・運動・睡眠の改善についてはあえて触れませんが、なにか特別な手法を使う必要はなく、厚生労働省や WHOなどが提唱する一般的な健康ガイドラインを守れば十分です。
・感情の言語化がうまい人たちは総じてセルフコントロールがうまく、アルコールやドラッグに依存しにくいうえに病気にもかかりにくいと報告しています( 7)。
・「感情の粒度」を高める方法は2つあります。 ❶新しい言葉を学ぶ ❷感情ラベリングを行う
・人類はつねにグループの中で生きてきたため、社会からの孤立には慢性的なストレスを感じ、逆に信頼できる他者さえいれば大きな安心感を覚えるように進化しました。
・「グラウンディング」では、未来と過去に向かった意識を引き戻すことで、苦しみの減少を試みます。〝現在〟は未来の不安と過去の失敗が存在しない安全地帯であり、目の前の世界から振り落とされなければそれ以上の災いは起きようがありません。
・人間の行動がときに〝歪んだ法律〟によって動かされてしまうケースが多いのは前述の通りで、言うなれば私たちは〝悪法〟に人生を左右されているわけです。
・夏目漱石が『吾輩は猫である』の中で表現した通り、私たちの脳は常に入らざるルールを作り出し、それをあたかも現実であるかのように知覚させ、その結果、人類の悩みは続くことになるのです。
・「スキーマセラピー」では、〝悪法〟のパターンを 18種類に分類します。まずはざっと読み進めて、普段のあなたに当てはまりそうなものがないか考えてください
└悪法 16抑制
└悪法 7脆弱
・私たちが抱く「苦しみ」は、抵抗すればするほど逆に威力を増す性質を持っているからです。
・私たちは計画した人生をあきらめる意志を持たねばならない
・苦しみに歯向かった者ほど心拍数や不整脈が起きやすい事例や、電気ショックのストレスに弱くなったケースが報告されており、その重要性はますます高まりつつあります。
・降伏する人は「治療には効果が出ないこともある」と思っており、予想より痛みが改善しなくても動揺せず、自分を責めることもありません。「いまの痛みはこれぐらいのレベルだ」とただ現実を見つめ、その上で心に波風を立たせないまま別の対策を探し始めます。
・本書で言う〝降伏〟は、あなたが直面している現実を認め、それに正面から向き合うことを意味します。
・ここでネガティブな感情に負けて苦しみを深めるか、それとも不安と恐怖を受け入れてなすべきことをなすかは、あなたのコントロールにゆだねられています。
・彼らが怪我をした際に行うのは、「私はいま傷の痛みを感じている」という事実を受け入れ、あとはできる限りの治療をすることのみ。いくら自分の運命を呪ったところで問題解決の役には立たないため、現実の痛みには潔く降伏した上で、なすべきことだけを行うのです。
・要するに、私たちが本章で解決すべき問題は次の通りです。 ❶人間は〝物語〟の自動発生をピンポイントで止めることができない ❷人間は〝物語〟によって行動させられる自分を認識できない
・意味不明な逸話についてあえて考え抜き、思考回路を麻痺させて自己を消すのが禅問答の目的なのだ、というわけです。
・DMNはあなたが何もしていないときに活動を始める神経回路で、内側前頭前野( MPFC)や前部帯状皮質( A CC)といった幅広いエリアから構成されます。
・ぼんやりと空想をしているときや、風呂に入ってとりとめもない思考に身を任せているときなど、脳が意識的な活動を行わない状況で活動を始め、いろいろな情報をまとめて新たな発想を生むのに役立つネットワークです。
・シャワー中に良いアイデアを思いつく人が多いのは、 DMNの働きが大きく関わっています。
・自分の思考や感情を観察するトレーニングを 8週間続けると、不安と抑鬱症状には 0・ 3、痛みには 0・ 33の効果量を持つ
・私たちが自己にとらわれるのは、脳が外界の脅威に過剰な反応を示したときでした。しかし、観察を続けた人の脳は脅威に反応しづらくなり、結果として自分に向けて〝二の矢〟を放つ回数も減ります。
・目の前で起きていることに意識を向け続ければ、それは観察になります。
・❶自己、思考、感情のいっさいは、どこからともなく現れる ❷自己、思考、感情のいっさいは、放置すればやがて消えていく
・解釈の難しい表現ばかりですが、いずれも無我に至ったあとで自分と世界をへだてる境界が消え、精神が拡大した感覚と強い幸福感を抱く点が共通しています。
・近年の研究では、幸福を追い求めるほど実際には幸福度が下がってしまう現象が何度も確認されています。
・この世界における唯一の不変は「常にすべてが変化する」という事実のみ
Posted by ブクログ
【どういう世界を作りたいか】と【自己】を乖離する必要がある。
どういう世界を作りたいか?を考えるときにどう注目されるかを考えてしまうと人間の承認欲求が出過ぎてしまう。
すわなち、承認欲求の先に作りたい世界があるのではなく、作りたい世界の中に、少しの承認欲求がある程度でないと、行動と思考の優先順位がおかしくなってしまう。
Posted by ブクログ
同じようなテーマを扱う本を何冊か読んだ中で、本書は新しい視点や実践的な内容を扱っていて面白かった。
神社の鳥居のように自分の中に境界線を持つこと、止想、観想など忘れた頃にまた読み返したい
Posted by ブクログ
一切皆苦、その理由は自分が自分であるから。
自己肥大的な考えをなくせば、苦しみも同じようになるなるという考えがまとめてある本。
原始の世界ではネガティブに敏感な人間が適応
予知して過剰に怯えないと生き残れない
真の苦しみは二の矢が刺さるか否かで決まる
一切皆苦という一の矢、受け入れるしかない
抵抗すると二の矢になる
一の矢に対する不安、怒り、悲しみなど
人は現在過去未来の三世がある
芥川龍之介「人間は未来にも過去にも生きる」
空想で自らを苦しめているのは人だけ
下半身付随のチンパンジー、不幸がらない
ゾウもクジラも悲しむが、囚われはしない
自己は消せる
忘我の状態
無意識でも動作はできる
自己はツールボックス
必要な妄想を作る
不要な時は無意識的に使わない
日常の判断をサボるために妄想を使用している
毎回判断はコストが重すぎる、情報過多時代
二の矢を打たず降伏する
苦しみ=痛み×抵抗、つまりほぼ二の矢
一の矢に比べで二の矢のサイズがデカすぎる
降伏をイメージングするメタファー
弾丸のメタファー
弾丸を壁で防ぐ=抵抗するのではなく
海みとなって弾丸の威力を殺す、受け入れる
ビーチボールのメタファー
ビーチボールは浮かぶから海に押し込めない
押し込まず浮かばせておく
陽の光や水の冷たさを楽しませておく
牧草地のメタファー
暴れ牛を狭い牧草地に押し込めない
広いところで離して放っておく
床掃除のメタファー
床は掃除しても汚れる
それに怒ってもキリがない
また床を掃除するだけ、あるがままに
地図作りのメタファー
地図を作っているイメージ
変な形の道も、それはありのままの事
道を変えようとしない
事実を元に地図を作るのみ
五稜郭落城寸前の大島圭介
死のうと思えばいつでも死ねる、
今は降伏と洒落込もうではないか
ミーセンター
自己中心にして物語を作るDMNのこと
このネガティブDMNを止めるのが目的
止めるためには瞑想など〜、略
幸福にも降伏する
求めるほど遠ざかる
Posted by ブクログ
無=最高の状態。
無って何?
その答えは考えない事。
目の前の事に対処する事に集中する事にある。
答えは2つ
①ピダハンはなぜ幸福なのか?
②現代社会に求められるスピード
ピダハンは過去も未来も考えない。
現代社会のスピードに対応するには、経験を元にした効率化が求められるから…
何事も初体験、初心の心持ちで接してみよー
Posted by ブクログ
例え話が多くて分かりやすい、一度読んだだけでは実践できない部分があるので、何度も読み直す。また無我に関して、身についている上司がいるので自分もそのようになっていく。自分を客観的に見れることが幸福に繋がるのだ。
Posted by ブクログ
この本を読んでから、常に自分の頭の中で前提の物語がつくられている感覚がわかった。ああ、見たいように見てるな、妄想が入ってるな、と。それを自覚するだけでもものすごく大きなことだと思う。
また、「死のうと思えば、いつでも死ねる。今は降伏と洒落込もうではないか。」この言葉を知れただけで、わたしはこの本を読んだ価値があった。
、、、この文章を電車のホームで打っていた。そのとき、ホームの端にうずくまっている20代くらいの若者をみた。朝から酔っ払ってるのかな、ここで声かけたりすると時間間に合わないし、放っておこう、誰か助けるだろうと思った。そのとき、会社員の人がその人に声をかけにいってた。そして、駅員さんを呼びにいって、車椅子を持ってきて運ばれていった。どうやら酔っ払いではなさそうだった。ああー、私がするべきことはこれだったなと思った。勝手に酔っ払いって決めつけてしまった。うずくまってる人を見た時に「大丈夫かな?」と言う気持ちが走ったとともに、いろんな物語が走ってしまった。見たいように、世界を見ていた。
Posted by ブクログ
自分で自分をしんどくしているな〜とは思っていたんだけど、それがどうしてなのかがわかった気がする。
真の苦しみは、一の矢の出来事(例えば、怪我をしたとか)のあとに、二の矢(出来事に対して思う気持ち、たとえば、「なんで自分が!」とか)を刺すかどうかで決まる。
めちゃくちゃ二の矢刺しまくってるわ…と思った。
苦しみは、痛み×抵抗らしい。
痛みを消そうとしたり、大したことないって思おうとしたり、治療に大きな期待を寄せると、苦しみがどんどん大きくなる。
降伏することが大切みたい。今の痛みはこれくらいだと現実を見つめて、心に波風を立たせないままできる限りの対処をする。
(抵抗と降伏は地図作りのメタファーがわかりやすかった!
・抵抗:このビルがなかったらスッキリするのに!皮がもっと右に曲がってたらいいのに!
・降伏:ただ情報を正しく観察する)
降伏では、反芻(望んでもない思考が勝手に浮かぶ)、身体イメージ、失敗の記憶、自分の性格、自分の感情に対して、積極的に白旗をあげる。
特に、反芻を静かに見つめること、失敗の記憶で失敗が変えられないことを認めるとか、自分の性格に潔く従うとかは刺さったな。
身近にいるメンタルの安定している人は、降伏をしている印象だったので、さらに納得感があった。
Posted by ブクログ
ふとした瞬間、頭の中が騒がしくなっていませんか。
過去の失敗、他人の評価、まだ起きてもいない未来。
止めようとしても止まらない「考えすぎ」は、私たちを静かに蝕みます。
鈴木祐『無(最高の状態)』は、そんな“思考の暴走”から抜け出すための、
科学的な心のリセット法を教えてくれる一冊です。
仏教の「無我」や「観察」を、脳科学と心理学の視点から再解釈。
著者は、「自己とは脳がつくり出す物語にすぎない」と語ります。
そして、その物語を“観察”するだけで、心の仕組みは静かに変わり始める。
たとえば、明日の仕事が気になったら、「今、明日の仕事を考えている」と認識するだけ。
評価も判断もいらない。ただ、気づく。それだけで、
脳の“ミー・センター”(自己意識)と扁桃体の結びつきが弱まり、
感情に巻き込まれにくくなる──そんな変化が、実験とデータで裏づけられています。
特に心に残ったのは、禅僧・菩提達磨の言葉。
「迷いにあるうちは心が景色に包まれている。見性してからは心が景色を包んでいる。」
──思考に支配される私たちが、思考そのものを包み込む存在へと変わる。
この瞬間、宗教的な“悟り”が科学的に説明されるのです。
読後には、不思議な静けさが訪れます。
無理に前向きにならなくてもいい、何かを成し遂げなくてもいい。
ただ「今ここにいる」という事実が、こんなにも豊かだと気づく。
本書は、宗教でもスピリチュアルでもない、脳と心の“再接続”の書。
忙しさや不安の中で、もう一度“自分を生きたい人”に静かに寄り添ってくれる一冊です。
Posted by ブクログ
なるほどねー、、、
あっ、これすぐ実践できそう。
全体的には難しくて全部は理解できないけれど、何度か読み直したいなと思える本でした。
二の矢、、、気をつけよ。
Posted by ブクログ
ちょっと変わったこと
言うかもだけど無我と
いう感覚に思うことを。
こういう話をするとね、
たいてい、なにか辛い
ことでもあった?とか
闇を抱えてるのねとか、
そんな顔をされるけど
まあ、そう思われても
仕方ないかもね。
でもね、自我っていう
枠に限界を感じたとき、
その先に何があるのか
ちょっと覗いてみたく
なるのは自然なこと。
無我って、なにもない
状態じゃなくてむしろ
無限に近いと思うの。
無限は境界が無いって
ことでしょ。
境界がなくなると自分
が世界を見てるんじゃ
なくて、
世界が自分をとおして
自分自身を見てる感覚
になる。
ちょっと不思議で言葉
でうまく説明できない
けど、
消滅じゃなく広がって
いく感じ。
個としての私が薄れて
全体を跨ぐ私が浮かび
上がってくる感じ。
私たちの存在や意識は
波みたいなもので、
時間や空間なんて概念
を超えて伝播して響き
合っている。
それは私たちには知覚
できない、言うなれば
透明な闇で、
その闇こそ全てを包み
込む未分化の可能性、
つまり空(くう)だと
思うの。
篠田桃紅さんの言葉に
ただ在ることが全ての
答えだと悟ったけど、
ただ在るに溶けながら
それでもなにかしらの
輪郭を持とうとする個。
それは矛盾じゃなくて
波を生む振動そのもの
だと思うの。
さて、この本はライト
に無我の概念や瞑想の
テクニックを学べます。
こんなふうに抽象的な
思索や哲学的な語りに
偏ることなく、
日常に活かせる視点を
楽しく紹介しています
ので、
どうぞ肩の力を抜いて
お手に取ってみてくだ
さい。
Posted by ブクログ
日々泰然自若に生きたいと思い読んだ
死ぬほど論文を読みまくっている人なだけあって、文章の言葉遣いや論理展開がめちゃくちゃ綺麗。読みやすさしかない
苦はデフォルトであるが、自己という虚構物語製造機能がその苦を増幅させてしまっている。そうならないようにするには、自分と周りの環境をまず整えた上で、自己に潜む歪んだ「標準」を理解し、それを受け入れる力をつけること。自己とそれ以外という敵対構造ではなく、外界と一体になることにより、智慧を持った人間になる。
無我の境地は、佐藤卓の「塑する思考」や、クリスチャンマスビアウの「心眼」での観察の状態と同じような感じだと思う。日々の生活の中に自分の体(器官)やモノそのものをありのままに感じる・観察する習慣を入れて、それぞれを愛でながら、それぞれが相互に関係しあっているだけで自己は存在しないという感覚を持ちたい
Posted by ブクログ
人が苦しむことのメカニズムとその対処法が様々な実験結果と合わせて説明されているため、精神修行という目に見えない、効果を測り辛いものでもやることで自分の助けになるという納得感を得ることができました。
本の内容を理解し自分の知識とするには何度も読み返す必要があると思いますが、まずは自分がどのトレーニングを取り入れていくか計画し実行したいと思います。
Posted by ブクログ
とても有意義な内容だった。実践したいことがたくさん。
これらって、僧侶の修行と同じじゃない?と思った。
ちゃんと修行を積んでいるお坊さんが徳が高いのは、修行を通じて脳をコントロールしてるからなんだ!
Posted by ブクログ
人間は変化を嫌う生き物で脳内でそのように処理されている。一つ考えれば連鎖してどんどんマイナスな不安や感情が出てきてしまう。だから、自分の中で結界を作ってみたり、苦しみから逃れる術を身につけたり、また逆に受け入れて降伏してみたりして、智慧をつけて無駄な思考をやめてみようと書いてある。私はそう読み解いた。
Posted by ブクログ
以前読んだ森田療法の本で「あるがままを受け入れる」とあったが、いまいち理解できていなかった。この本のなかでは「苦しみに対して抵抗するから余計に苦しくなる」と書かれている。つまり悲しみや苦しみといったネガティブな感情や、自分の性格や容姿の短所などのネガティブな事象に対して、それを認めず抵抗しようとするから人々は苦しむのだと。抵抗せずに積極的に降伏すれば苦しむことはなくなると著者は述べている。森田療法の「あるがままを受け入れる」ということはつまり本著でいう「降伏すること」であるのだと理解できた。
Posted by ブクログ
内容は悪くないけれど軽い自己啓発本という感じ。
この程度を求めている人には良いと思う。
個人的には読み応えがなく物足りない。
"やってみましょう" 系は要らないので
「悪法スコア」をつける、「悪法日誌」を記入する、などはスルー。
「なぜピダハンは世界で最も幸福なのか?」
知らない人には知るキッカケとしていいかもしれないけど、ちゃんと理解するなら『ピダハン』を読んだほうがい。
Posted by ブクログ
ともすればスピリチュアルな内容を論理的にわかりやすく書いてくれてます。
無。イライラしたり不安になるときの心構えができるのでお勧めです。
•アフリカ人の幻聴はポジティブ
•怒りは6秒で収まる(その後は自分の気持ち的怒っている)
•認知能力のせいで苦しむ
•感情をできるだけ細やかに言葉で表現できると良い
Posted by ブクログ
うーん、色々書いてあるけど実際難しいかな。
街ですれ違った人の幸福を願うのは、なるほどなと思った。これは心がけて行きたい。
今その瞬間を描写すれば、この瞬間に集中できる。そうやって、意識を現在に持ってくる。
そして、起こった都合の悪いことの原因を自分求めず受け入れる。
幸福を望むほど幸福から遠ざかるというのも、ドキッとする。幸福を求めると、他人と比較したり過去の自分と比較してしまったりする。
幸福に囚われていることに気づいたら、その気持ちを観察することが大切だそう。