東野さやかのレビュー一覧

  • ボタニストの殺人 下

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    ネタバレ

    ポーの友人である頭脳明晰な法病理学者エステル・ドイルが、実の父を殺害した容疑で逮捕される。しかも現場は、降り積もった雪の上にエステルの足跡だけが残るという密室状態になっていた。
    ドイルの事件と並行して、差別主義者や腐敗した政治家が毒殺される事件が発生する。犠牲者は生放送の最中や、自宅を警護されていた中で殺された。犯人はボタニストと呼ばれ、次なるターゲットに手紙を送り付け、パイプ役に落ちぶれたジャーナリストの男を指名した。ポーたちはそのジャーナリストを見つけ出し、ボタニストに接触を図る。だが、ボタニストは常にポーたちの先を行き彼らを翻弄する。ポーはボタニストを追いながら、エステルを救い出すために

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    2026年01月06日
  • ブラックサマーの殺人

    購入済み

    ワシントン・ポーシリーズの二作品めで、今回はポーが逮捕されるところから物語が始まります。
    過去捜査に携わった殺人事件の被害者が生きて現れたことから、ポーはまたしても事件に巻き込まれていきます。頼もしくなったバディのティリーが大活躍です。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年09月21日
  • ボタニストの殺人 下

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    ワシントン・ポーシリーズの最新作の下巻。

    ボタニストによる完全密室下で行われる毒殺。
    その凶行を止める術もなく、ポーたちは追い詰められていく。
    そして、父親殺害の容疑をかけられたエステル・ドイルの事件。
    こちらもドイルの無実を証明する術がなく、時間だけが過ぎていく。
    二つの事件がポーたちをどんどんと追い詰めていくが、
    思いもかけない展開が待っていた。そう、点が線になっていくかのように。

    今回も至高の犯罪であったことは確か。
    ボタニストの手口が判明した時は口があんぐり開いたまま塞がらなかった。
    そして今回、第一作から追っていたファンには喜ばしい展開も待っていた。
    終わり方が今まで一番素敵であ

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    2025年08月08日
  • ストーンサークルの殺人

    購入済み

    面白くて夜更かしして読み終えました。
    ストーンサークルで焼き殺される猟奇的な連続殺人事件の犯人に迫る物語です。
    主人公ポーの度の超えた正義感にゾクゾクしました。もう一人のメインキャラクターであるティリーの成長と、ポーとの友情が素敵でした。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年08月24日
  • パーキングエリア

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    日常色々曇り空な状況の中、微妙な距離感のある実家に帰省しなければならなくなった主人公が、鬱々しながら実家に向かう道中で事件に巻き込まれる…のだけれど、もし彼女のメンタルが安定していたら(なおかつお金があったら)トラブルを避けられたのではないかと思ってしまう。
    事件に巻き込まれたのはあくまでも不幸な偶然なのだけれど、私って不幸!って思いながら生きてると、本当に不幸になっちゃう言霊的なものってあるような気がするので、不運を呼びやすいっていうか、トラブルに見舞われやすいような。
    まぁトラブル回避してたらそもそも事件が起きないのですが。

    暴力沙汰には無縁で生きてきたであろう女子大生が血なまぐさい争い

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    2024年07月04日
  • 親愛なる八本脚の友だち

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    30年前に息子を亡くした水族館の清掃員・トーヴァ、脱走癖のある天才ミズダコマーセラス、親に捨てられたダメ男・キャメロン、の心温まるお話。
    途中までは、まあまあかなと思っていたら半分読んだあたりからやめられなくなりました。2日かけて読むつもりが、8時間で一気読みです。

    マーセラスの脱走シーンが手に取るように想像できます。特にマーセラスVSキャメロンの格闘のところではププッと笑いました。
    キャメロンのダメっぷりには中二病か、と突っ込みたくなるけど、憎めないキャラクター。2人+1匹の愛情ある距離感が素敵です。
    読んでいて、おおっ!と嬉しくなったり、気を付けて!と言いたくなったり、イーサンのTシャツ

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    2024年06月24日
  • ストーンサークルの殺人

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    先に読んだ2作目よりこちらの方が記憶に残るかも。とても面白かった。ワシントンポーシリーズ、読み応えありすぎてハマりそうです。

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    2026年01月01日
  • ラスト・チャイルド 下

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    アメリカの作家「ジョン・ハート」の長篇ミステリ作品『ラスト・チャイルド〈上〉〈下〉(原題:The Last Child)』を読みました。
    『川は静かに流れ』に続き、「ジョン・ハート」の作品です。

    -----story-------------
    早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品。
    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞最優秀賞スリラー賞受賞。

    〈上〉
    少年「ジョニー」の人生はある事件を境に一変した。
    優しい両親と瓜二つのふたごの妹「アリッサ」と平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。
    その後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母

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    2024年01月04日
  • ラスト・チャイルド 上

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    アメリカの作家「ジョン・ハート」の長篇ミステリ作品『ラスト・チャイルド〈上〉〈下〉(原題:The Last Child)』を読みました。
    『川は静かに流れ』に続き、「ジョン・ハート」の作品です。

    -----story-------------
    早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品。
    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞最優秀賞スリラー賞受賞。

    〈上〉
    少年「ジョニー」の人生はある事件を境に一変した。
    優しい両親と瓜二つのふたごの妹「アリッサ」と平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。
    その後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母

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    2024年01月04日
  • フォワード 未来を視る6つのSF

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    ネタバレ

    「夏の霜」ブレイク・クラウチ
    人工知能モノ。最初は世界観が飲み込めなかったが、ゲームだとわかり、そこからは新しい人工知能の誕生にワクワクした。主人公が女性でレズビアンなのがイマドキ。でも子育てや夫婦?仲がうまくいかないところは普遍的。
    主人公と一緒になってマックスに騙された。ブライアンを殺すところはゲームと一緒だったな。
    “喉の奥に金属の味がする。”の絶望感が良かった。
    AIに愛された人類はAIのようにされてしまうのか。

    「エマージェンシー・スキン」N・K・ジェミシン
    宇宙人モノ。はるか昔に分化した地球人類だが。
    温度差がシュールで笑ってしまう。一大隠密プロジェクトのはずが、地球の人には筒抜

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    2023年08月17日
  • 帰らざる故郷

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    ネタバレ

    久々ジョン・ハートの新作がよーやく回ってきた。
    質量ともに読み応えバッチリ!軽く読み流す小説ではないけど、それなりに時間をかけてじっくり読む読書は最高の至福、その贅沢な時間を与えてくれる作品って意外と少なく、安定して供給してくれる作家はさらに少ない。

    ジョンハートは貴重なその一人だということ。

    主人公ギビーが少年から大人に変わる儀式の飛び込みシーンとその兄ジェイソンが刑務所から出所するシーンから物語は始まる。2人の兄ロバートはベトナム戦争で戦死、その影響で母はギビーを異常なまでの過保護に扱い、反抗的なジェイソンは毛嫌いされる。そんな家族にバランスを取ろうと苦心する父。

    ギビーの青春譜が描

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    2021年10月25日
  • 帰らざる故郷

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     1972年。舞台はノース・カロライナ。ヴェトナム帰還兵とその一家の物語。作者のジョン・ハートは1965年生まれだから、本書の背景の時代は、実は作家7歳の幼年期ということになる。翻って、読者のぼくはこの年、16歳。反戦のフォークソング、悲劇的で衝撃的なアメリカン・ニュー・シネマのショッキングなエンディングに、もろに曝されて育ったあの多感な時代。

     だからこそ、というだけではないにせよ、この物語の時代背景を記憶に蘇らせながら、そこを通り抜けたアメリカの青春群像を生き生きと、現代に読み返し、想い出してゆくという読書行為は、何とも心にうずくものを抱えているような、妙に懐かしくも心の痛む、不安と緊張

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    2021年09月30日
  • ストーンサークルの殺人

    購入済み

    当たりでした。

    海外作品が好きなのでよく読みますが、面白いと書かれてるものでも好みでないのがあり、ハズレもありますが、これは久しぶりにヒットでした。長いわりに軽く一気読みしました。もうすぐ次回作が発行されるので楽しみです。

    #ダーク #癒やされる #切ない

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    2021年09月30日
  • ラスト・チャイルド 下

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    こんな面白い本に出会えるから、読書はやめられないと思います。
    主人公の一途さ、広げられたストーリーが最後に1つに収斂されていく。
    結末のせつなさと希望から、気持ち良い読後感に繋がった。

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    2021年05月23日
  • 帰らざる故郷

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    ずっと待ってた著者の新作。四年?五年?ぶり。待ってた甲斐があったすごく好みな作品。1972年のヴェトナム戦争時のアメリカ。家族の形が壊れた一家の物語。親と子、兄と弟。犯罪者として刑務所にいる兄と善良な弟。警察官の父。離れていく兄と近づこうとする弟。この二人の関係性とそれぞれを思う感情がいい。孤独、不安、恐怖を感じながらも兄を追うこと。自分の世界から遠ざけようとする兄。そこに隠されているもの、隠されている弟への思い。壊れている家族でもどこかで繋がっているように見えるこういう作品が大好きで本当に面白い。何度も読み返すことになりそうなくらいたくさん感情を揺さぶられた。

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    2021年05月06日
  • パーキングエリア

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    二転三転、四転、五転… 主人公がとことん翻弄されるどんでん返しの連続の果てに訪れる美しいカタルシス。映画化も実現するのが待ち遠しい。

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    2021年02月21日
  • パーキングエリア

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    ネタバレ

    話題の「パエリア」を読んでみた。
    いやオモロかったが、ハラハラドキドキしっぱなしで心臓に悪いことこの上なし。そのハラハラ感も、主人公の行動がフラグ立ててるのから、想像の横から攻めてくるのから、そやろけどそこまでやらんでも…から、次々に繰り出してくるもんやから、原題予定だった「NoRest」そのもの。

    前半は、腹芸のジワジワで心拍あがって、後半は絶望的な戦いを挑む主人公らにドキドキで心拍あがって、少ない登場人物、狭い行動範囲、短い時間という制約の中で、よーこんだけ詰め込んだなぁ…と感心。

    ラストあたりでは、「もうエエて、もうエエ加減助けてあげてよ」と少々食傷気味になるまで、執拗な展開を仕掛け

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    2020年12月11日
  • キングの死

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    急に再読したくなって読んでみたけれど以前読んだ時以上に面白く感じた。弁護士である父が殺害され、息子のワークは妹のジーンが犯人ではと疑う。そこの不安や葛藤と父に対してのたくさんの感情と家族、妻、大切な人への気持ちが交錯して追い詰められていく。誰かを思うことと真相を追うこと、その答えが望まないものになりそうなときに陥る絶望感。謎解きやミステリーとしての面白さはもちろんだけれど家族小説や兄妹小説の面がとても濃密で面白い。他の作品もまた再読したくなる。

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    2020年08月10日
  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    ネタバレ

    3作目はやっぱり何を書いてもネタバレなので、たいへんうまくまとまっている、本書の前文より抜粋させていただきます。

    ラスト・タウンについて
    最後の町ウェイワード・パインズへようこそ。

    シークレットサービスの捜査官イーサン・バーグは三週間前、アイダホ州ウェイワード・パインズにやってきた。この町の住民は誰と結婚するか、どこに住むか、どこに勤めるかを指示される。
    子どもたちは町を創設したデイビッド・ピルチャーは神であると教わる。何人も町から出ることは許されない。質問をするだけで命が危ない。
    しかしイーサンは知ってしまった。町の周囲にめぐらされた電気フェンスの外側には驚くべき秘密があり、フェンスは外

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    2019年09月07日
  • ウェイワード―背反者たち―

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    ネタバレ

    ウェイワード・パインズはどこにでもある田舎町とはちがう。フェンスの反対側には想像と絶する悪夢の世界が広がっている。ウェイワード・パインズで保安官に任命されたイーサン・バーグ。
    ピルチャーのもとで働いていた女性アリッサが殺された。背反者たちが彼女を拷問して殺したとの情報が入る。
    パインズの町での”祭り”以外の殺人は初めてだった。
    過去に背反者だったイーサンが逆に背反者を取り締まることになる。かつての同僚であり愛人でもあったケイトに接触して調べるように命じられる。
    そしてケイトとその夫が次の”祭り”の犠牲者となるのか。
    ピルチャーは言う「ぜひとも楽しんでくれたまえ、私自身”祭り”は苦手だが、あれに

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    2019年09月07日