東野さやかのレビュー一覧

  • ラスト・チャイルド 下

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    ネタバレ

    何という結末。何という悲劇。事件の真相を知って残るのは、連鎖反応の不可思議さだ。物事には原因と結果がついて回るが、この複合的な事件には声を失ってしまう。

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    2012年02月04日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ネタバレ

    誘拐された双子の妹、アリッサを探して、孤独の戦いを続けるジョニー。彼を見守りつつ、事件に取り憑かれてしまった刑事ハント。神の声に耳をすませる脱獄囚リーヴァイ。三人の妄執が事件を思わぬ方向へ向かわせる上巻。

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    2012年02月04日
  • ラスト・チャイルド 下

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    下巻に入り展開は早くなった、という感じではないもののしっかりとしたラストまでの流れが出来上がっていて、また刑事の捜査のパートも、妹の行方を追う少年のパートも心理描写もしっかりしていてじっくりと読みこめました。

    明らかになる真実は意外であるとともに、思い返すと伏線も張られていて非常によく、ラストもなかなか感動的。暗い感じであった話を見事に締めてくれました。

    誘拐事件解決というミステリーとしての面白さの中で、家族のつながりや友情、愛や信仰なども問いかけてくるミステリの枠に収まりきらない小説だと感じました。

    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞
    英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞
    2011年版

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    2012年12月19日
  • ラスト・チャイルド 上

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    双子の妹の誘拐事件を機に家庭が崩壊してしまった兄ジョニーが妹を行方を捜すミステリー。

    作品全体に漂う雰囲気や、登場人物たちの様子がどことなく暗くそういう雰囲気の本が好きな自分には、どんどん引き込まれて行きました。

    父親が失踪し、母親はろくでなしの男とともに薬に溺れているにもかかわらず、妹を追い続けるジョニーの描写が巧みです。このような状況なのでなんとか強くなろうと頑張っているのですが、まだ13歳なため時折見せる子供っぽい口調や様子が、余計に深く響きます。

    この事件の担当の刑事のハントも事件にこだわり続ける様子や、家族との関係について苦悩する様子がしっかりと描かれていてこちらの描写も良かっ

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    2011年12月30日
  • ラスト・チャイルド 下

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    【レビュー】「謝りたい」と願う心は、内から湧き上がってくる綺麗なもの。それに対して「赦す」心は、そっと降りてくる啓示のように強さに満ちていて、ある時ふと訪れるもの。人と人の絆は、こうやって時間をかけてはじめて、紡がれていくものなのだな、と印象深く感じた小説。

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    2011年11月12日
  • ラスト・チャイルド 下

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     ジョン・ハート、3作目にして最高傑作。読み終えて、心底そう思えた。痺れた。

    家族とは? 友情とは? 愛とは? 生きていく上で避けて通れない様々な問題について、この作品はずばずばと問いかけてくる。

    主人公の双子の妹が行方不明になっている。関与した者、目撃した者、そして真相を突き止めた者、ラストにはそれぞれの胸中を想像しないわけにはいかず、読んでいるだけで息苦しささえ感じた。事件を通して描かれる様々な問題に、リアリティを感じたからかもしれない。
    作中に答えはあるのか? 
    登場人物がそれぞれの答えをみせてはくれる。しかし、それぞれの答えは異なり、読者は彼らと同じ苦悩を味わうことになるかもしれな

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    2012年05月13日
  • ラスト・チャイルド 上

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    誘拐された双子の妹アリッサ。
    彼女の誘拐をきっかけに幸せだった家庭は崩壊する。
    母と息子を置いて失踪した父。
    全てを失い酒と薬に溺れていく母。
    そしてそんな過酷な状況でも、妹の無事を信じ
    家族の再生を願う息子ジョニー。
    あまりにも儚く残酷な設定だが、信念を曲げないジョニーの姿に
    どこか救われる想いが生まれる。
    次から次へと出てくる一筋縄ではいかない登場人物たち。
    謎が謎を呼ぶ展開。
    まさに息つく暇なしのミステリーの傑作である。

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    2011年01月21日
  • ラスト・チャイルド 上

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    電車乗り越したぜぃ
    絵が見える、けど終わりは見えない!キングみたい。でも頭重苦しい感じは若干弱し。にしたって重い話なのにどっぷりつかっちまった。
    面白かった!

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    2010年10月02日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョン・ハートの最新長編。期待に違わず面白かったです。
    一年前に双子の妹が誘拐され罪悪感と絶望で父親が失踪、支えを失い残された母は土地の有力者につけこまれて無気力状態。残された最後の子供(The Last Child)のジョニーは13歳の少年ならではの生真面目さで独自に妹の行方を捜し続けていますが、、、。物語は担当刑事ハントとジョニーの2人の視点から交互に語られて進行。前2作同様に設定はやるせなくつらく悲しく作品全体の雰囲気も重いのですが、今回少年が語り手であることもあってか、読後感は意外にも爽やか。読み終わってタイトルの妙に改めてうなりました。

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    2010年05月09日
  • キングの死

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    親子、夫婦、兄弟のわだかまりが、これでもかってくらいギュウギュウに詰まったお話。最後に明かされる真実は、ハリウッド的というか、米国映画的にキレイにまとまっております。お勧め。

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    2010年04月30日
  • キングの死

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    北上次郎氏お勧め本。絶対的権力者の父親の死によって、抑圧されていた自分を取り戻していく長男と妹。父親殺しの犯人として追い詰められていく長男。話の展開が見えずに、結構最後までドキドキした。読んでてストレス満載。長男がはっきりしない奴なんだ。だけどこの人の気持ちが私には良くわかるなあ。こういうはっきりしない性格は好きなんだ。この辺の好みでこの本の評価は分かれると思う。

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    2011年07月17日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    クリスマスシーズン、英国カンブリアで切断された複数の人間の指が発見される。現場に残された「♯BSC6」の文字列の持つ意味、無関係だと思われた3人の犠牲者達の共通点と犯人を追う捜査に重大犯罪分析課の面々が乗り出す。

    導入部の描写が容赦なく残虐で思わず目を背けたくなりつつも、そこは作者お得意の謎が謎を呼ぶ展開にぐいぐいと引き込まれ、気付けば肩までどっぷりストーリーに浸って夢中で読んでいた。
    終盤にかけて畳み掛けるような場面転換、事件の真相、黒幕とその動機のエグさたるや…闇深い結末に苦々しい気持ちと、やるせない気持ちが同時に押し寄せ絶句。
    ポーとティリーのコンビの絆が事件を解決へと導いたけど、真相

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    2026年01月31日
  • デスチェアの殺人 下

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    外れなしの本シリーズ。6作目も短い章立てで息をもつかせぬ展開、「時計じかけのオレンジ」を思い起こさせる不快感たっぷりの殺害場面描写、何重にも張り巡らされた伏線と驚きの回収方法、そして景色が180度裏返るラスト30ページにやられた。本国では既に第7作目が出ているとか。日本語版が待ち遠しい。

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    2026年01月30日
  • ストーンサークルの殺人

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    ネタバレ

    英国推理協会のゴールド・ダガー賞なんざどうせ俺のお口には合わないぜと斜に構えて読んだところ、これが期待以上に面白かった。今まで英国の警察ミステリーをほとんど読んでいなかったので、色々な要素が新鮮に感じたのかも。動機は特に日本ではあまり描けないでしょうね。個人的には両方頭脳担当のポーとティリーのコンビが至高。ミステリーというジャンルは結局キャラクターが大事なのかもしれない。

    犯人の死が不確定ということは、続編で登場したりするのだろうか。本当に良いところで終わりやがった。シリーズの続きが早く読みたい。

    ※主人公の名前がポー、愛犬はエドガーって流石に狙ってるよね…?

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    2026年01月28日
  • ストーンサークルの殺人

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    英国のストーンサークルで起きる連続殺人。
    事件の背景や犯人は途中で予想がついたけど、魅力は謎解きだけじゃない。特にキャラクターがすごくいい。
    ポーとティリーのバディは今までにはない感じ。特にティリーが最高。
    シリーズでハマる人が多いのも納得です。

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    2026年01月28日
  • ストーンサークルの殺人

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    登場人物のキャラが立ってて読みやすいし
    面白い!
    いったいどこに向かっているんだろう?
    と捜査内容が少し脱線するように見えるところも
    無駄なく戻ってきて、ラストまで面白かった!

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    2026年01月26日
  • デスチェアの殺人 上

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    カルト教団「ヨブの子供たち」の指導者が石打で殺されるという事件が発生。ポーとティリー、そして会計監査院から派遣されたライナスは捜査に当たるものの、謎は増すばかり。今回も読む手の止まらないシリーズです。
    さて、今回いったい何が起こったというのか。相も変わらずユーモラスな会話などでテンポよく楽しめる物語なのだけれど、序盤からポーがカウンセリングを受けているという状態なので、とんでもないことが既に起こってしまっているのだろうな……というのが予測できる状況。でも事件の全貌はなかなか語られず、なんとも気を持たされるばかりです。教団にまつわる数々の事件と、何かを隠している関係者たち。家族を惨殺したのちに消

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    2026年01月25日
  • ブラックサマーの殺人

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    長編だけど、細かくチャプターで分かれていたり場面展開も多いからかなり読みやすかった。

    殺人容疑をかけられてしまうポー。しかし今回は割と身内にも味方がいる感じで、安心して読み進むことができた。ちゃんと最後まで展開があっておもしろい。

    キーワードは、DNA。トリュフ。防空壕。サイコパスシェフ。

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    2026年01月24日
  • デスチェアの殺人 上

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    ポーが精神科病院でカウンセリングを受けるという意表を突く冒頭から心をざわつかせるシリーズ第6作。トラウマ療法士相手に明かされていくカルト教団絡みのおぞましい殺人事件の全貌はもちろん、スパイとして捜査に同行するライナスの目的も気になる。即下巻へ。

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    2026年01月19日
  • ストーンサークルの殺人

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    途中結構早いうちに犯人がわかってしまったのは、もしかして、わざとなのかな。どんでん返しものではないと思う。背景の物語が知りたくて、後半一気読み。ポーとティリーのコンビ、今後も期待大!

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    2026年01月17日