東野さやかのレビュー一覧

  • ラスト・チャイルド 上

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    双子の妹の誘拐事件を機に家庭が崩壊してしまった兄ジョニーが妹を行方を捜すミステリー。

    作品全体に漂う雰囲気や、登場人物たちの様子がどことなく暗くそういう雰囲気の本が好きな自分には、どんどん引き込まれて行きました。

    父親が失踪し、母親はろくでなしの男とともに薬に溺れているにもかかわらず、妹を追い続けるジョニーの描写が巧みです。このような状況なのでなんとか強くなろうと頑張っているのですが、まだ13歳なため時折見せる子供っぽい口調や様子が、余計に深く響きます。

    この事件の担当の刑事のハントも事件にこだわり続ける様子や、家族との関係について苦悩する様子がしっかりと描かれていてこちらの描写も良かっ

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    2011年12月30日
  • ラスト・チャイルド 下

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    【レビュー】「謝りたい」と願う心は、内から湧き上がってくる綺麗なもの。それに対して「赦す」心は、そっと降りてくる啓示のように強さに満ちていて、ある時ふと訪れるもの。人と人の絆は、こうやって時間をかけてはじめて、紡がれていくものなのだな、と印象深く感じた小説。

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    2011年11月12日
  • ラスト・チャイルド 下

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     ジョン・ハート、3作目にして最高傑作。読み終えて、心底そう思えた。痺れた。

    家族とは? 友情とは? 愛とは? 生きていく上で避けて通れない様々な問題について、この作品はずばずばと問いかけてくる。

    主人公の双子の妹が行方不明になっている。関与した者、目撃した者、そして真相を突き止めた者、ラストにはそれぞれの胸中を想像しないわけにはいかず、読んでいるだけで息苦しささえ感じた。事件を通して描かれる様々な問題に、リアリティを感じたからかもしれない。
    作中に答えはあるのか? 
    登場人物がそれぞれの答えをみせてはくれる。しかし、それぞれの答えは異なり、読者は彼らと同じ苦悩を味わうことになるかもしれな

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    2012年05月13日
  • ラスト・チャイルド 上

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    誘拐された双子の妹アリッサ。
    彼女の誘拐をきっかけに幸せだった家庭は崩壊する。
    母と息子を置いて失踪した父。
    全てを失い酒と薬に溺れていく母。
    そしてそんな過酷な状況でも、妹の無事を信じ
    家族の再生を願う息子ジョニー。
    あまりにも儚く残酷な設定だが、信念を曲げないジョニーの姿に
    どこか救われる想いが生まれる。
    次から次へと出てくる一筋縄ではいかない登場人物たち。
    謎が謎を呼ぶ展開。
    まさに息つく暇なしのミステリーの傑作である。

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    2011年01月21日
  • ラスト・チャイルド 上

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    電車乗り越したぜぃ
    絵が見える、けど終わりは見えない!キングみたい。でも頭重苦しい感じは若干弱し。にしたって重い話なのにどっぷりつかっちまった。
    面白かった!

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    2010年10月02日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョン・ハートの最新長編。期待に違わず面白かったです。
    一年前に双子の妹が誘拐され罪悪感と絶望で父親が失踪、支えを失い残された母は土地の有力者につけこまれて無気力状態。残された最後の子供(The Last Child)のジョニーは13歳の少年ならではの生真面目さで独自に妹の行方を捜し続けていますが、、、。物語は担当刑事ハントとジョニーの2人の視点から交互に語られて進行。前2作同様に設定はやるせなくつらく悲しく作品全体の雰囲気も重いのですが、今回少年が語り手であることもあってか、読後感は意外にも爽やか。読み終わってタイトルの妙に改めてうなりました。

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    2010年05月09日
  • キングの死

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    親子、夫婦、兄弟のわだかまりが、これでもかってくらいギュウギュウに詰まったお話。最後に明かされる真実は、ハリウッド的というか、米国映画的にキレイにまとまっております。お勧め。

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    2010年04月30日
  • キングの死

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    北上次郎氏お勧め本。絶対的権力者の父親の死によって、抑圧されていた自分を取り戻していく長男と妹。父親殺しの犯人として追い詰められていく長男。話の展開が見えずに、結構最後までドキドキした。読んでてストレス満載。長男がはっきりしない奴なんだ。だけどこの人の気持ちが私には良くわかるなあ。こういうはっきりしない性格は好きなんだ。この辺の好みでこの本の評価は分かれると思う。

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    2011年07月17日
  • キュレーターの殺人

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    人気のワシントンポーシリーズ3作目。
    この結末は、なかなか予測できないと思う。
    こんな、恐ろしいゲームが、本当に存在することにも驚き。
    ネタバレしたくないので、詳しくは書けないが、まさかこんな悲劇が待ってようとは。

    ポーとテディのコンビが、段々強くなり、絆が深くなっていくのは嬉しい。
    この先も楽しみ。

    早く新作に追いつきたい。

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    2026年02月24日
  • ストーンサークルの殺人

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    同じ作者のデスチェアの殺人から読み始めて面白かったから読んだ。情報の密度が高くて、人名もごちゃごちゃになっちゃった。新しいトリックを使ってるわけじゃないのにストーリーで引き込むタイプだから好き。

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    2026年02月24日
  • ストーンサークルの殺人

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    面白い!!
    続きが気になり過ぎてページを巡る手が止まらなかった!!

    ポーとブラッドショーのバディ感や
    ミステリーならではの展開そして
    ラストに畳み掛ける展開
    そして悲しくも儚いラスト
    現代に訴えかける要素も盛り込まれており
    胸が締め付けられた

    海外小説初心者でもおすすめ!
    グロ要素は多少ありますが

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    2026年02月22日
  • ボタニストの殺人 下

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    このシリーズを読むときは、地名や店名が出てくるたびにGoogle MAPでその場所と周辺のパブやカフェを調べながら「ここかぁ」と自分もそこにいる気になって読むのが好きなのですが、今回はコーブリッジ(Corbridge)に行きたくなりました。本当にフォーラムブックス(Forum Books)あるし向かいに醸造所もある〜。

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    2026年02月15日
  • デスチェアの殺人 下

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    ネタバレ

    上巻は読むスピードが遅かったが、上巻後半から面白く読めて下巻もそのまま読めた。面白かった。
    ただやっぱり気になるところはあったので、カウンセリングのところは医者と見せかけて患者で犯人なんだろうなと見当が付いてしまった。シャッターアイランド。

    墓を掘り返したら別の死体が出てニュースになって過去の記憶が呼び起こされ復讐で殺して回っていた、というオチ。
    同時にポー達のところにライナスが来てこいつはなんなんだ?という話の引っ張り方。
    15年潜入していたアリスがすごいな。

    これからもハンニバルみたいに助言するキャラになったりするんだろうか。

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    2026年02月14日
  • デスチェアの殺人 上

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    ネタバレ

    ライナスへの扱いが好きじゃなかったな。
    ライナスも命令で仕事で来ているのに嫌がらせをするのは個人攻撃に見えた。弱いものいじめでは?
    そこがポーの悪いところなんだろうけど、もっとティリーやフリン、エステルからも叱られて欲しかった。
    ポーの味方サイドは女性ばかり、潜在的な敵は男ばかり、って感じ。ニコラスは男性だけどポーの味方だが、キリスト教の象徴でもあるので、神さえも味方につける、みたいな見方も出来る。

    冒頭のカウンセリングシーンは、意外でもあったが、なんかおかしいなと何回か読み返した。
    ポーがカラスを恐れるのは元ネタつながり?

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    2026年02月14日
  • ブラックサマーの殺人

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    「ポー、大変なことになった」
    冒頭からヤバい展開。
    何度も訪れるヤバい展開。
    窮地に立たされたポーを救うべく、奔走するティリーが愛らしい。この難曲をどう乗り切るか。読み進めるごとにハラハラが止まらない。
    このシリーズやっぱ面白い!

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    2026年02月13日
  • デスチェアの殺人 下

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    上巻が大いなる助走過ぎてそこを乗り越えられれば下巻はいつも通り非常に面白い。
    今回の助走はとにかく長い

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    2026年02月08日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    クリスマスシーズン、英国カンブリアで切断された複数の人間の指が発見される。現場に残された「♯BSC6」の文字列の持つ意味、無関係だと思われた3人の犠牲者達の共通点と犯人を追う捜査に重大犯罪分析課の面々が乗り出す。

    導入部の描写が容赦なく残虐で思わず目を背けたくなりつつも、そこは作者お得意の謎が謎を呼ぶ展開にぐいぐいと引き込まれ、気付けば肩までどっぷりストーリーに浸って夢中で読んでいた。
    終盤にかけて畳み掛けるような場面転換、事件の真相、黒幕とその動機のエグさたるや…闇深い結末に苦々しい気持ちと、やるせない気持ちが同時に押し寄せ絶句。
    ポーとティリーのコンビの絆が事件を解決へと導いたけど、真相

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    2026年01月31日
  • デスチェアの殺人 下

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    外れなしの本シリーズ。6作目も短い章立てで息をもつかせぬ展開、「時計じかけのオレンジ」を思い起こさせる不快感たっぷりの殺害場面描写、何重にも張り巡らされた伏線と驚きの回収方法、そして景色が180度裏返るラスト30ページにやられた。本国では既に第7作目が出ているとか。日本語版が待ち遠しい。

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    2026年01月30日
  • ストーンサークルの殺人

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    ネタバレ

    英国推理協会のゴールド・ダガー賞なんざどうせ俺のお口には合わないぜと斜に構えて読んだところ、これが期待以上に面白かった。今まで英国の警察ミステリーをほとんど読んでいなかったので、色々な要素が新鮮に感じたのかも。動機は特に日本ではあまり描けないでしょうね。個人的には両方頭脳担当のポーとティリーのコンビが至高。ミステリーというジャンルは結局キャラクターが大事なのかもしれない。

    犯人の死が不確定ということは、続編で登場したりするのだろうか。本当に良いところで終わりやがった。シリーズの続きが早く読みたい。

    ※主人公の名前がポー、愛犬はエドガーって流石に狙ってるよね…?

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    2026年01月28日
  • ストーンサークルの殺人

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    英国のストーンサークルで起きる連続殺人。
    事件の背景や犯人は途中で予想がついたけど、魅力は謎解きだけじゃない。特にキャラクターがすごくいい。
    ポーとティリーのバディは今までにはない感じ。特にティリーが最高。
    シリーズでハマる人が多いのも納得です。

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    2026年01月28日