東野さやかのレビュー一覧

  • ラスト・チャイルド 下
    海外ミステリが実がてな私でも一気にはまり込める作品だった!文章が読みやすいのと、登場人物がへたにゴチャゴチャしてないのがいい。
    少年の孤独感とひたむきさが痛い。すごく痛々しい。
    そしてなにより妹の事件の真相の意外に驚愕!イヤーだー。こんな真相は望んでなかった!いや、でもこれジョニーがつらいのは当然の...続きを読む
  • パーキングエリア
    すごい!怒濤の展開。映画を観ているよう。
    最初は主人公の機転のなさに共感できずなかなか読み進まなかったが、だんだんこれでもかこれでもかといろんなことが起きていくうちに、止まらなくなった。
    えっ?と何度もどんでん返し。
    こういう話はあまり今まで読んだことはなかったけど、とても面白かった!
  • パーキングエリア
    冒頭よりもむしろ後半のほうが、ややかったるく感じられた。私が単にバイオレンスシーンが苦手なせいで、バイオレンス長いなーツライなーと感じるだけかもしれないが。

    全体にテンポも会話もよかった。
    ○○○と思わせといて…なラストシーンもなかなかよかったですね。
  • パーキングエリア
     騙されるべきところに騙されて、まんまと楽しませてもらった。主人公の一般市民的な正義感の発露に深く共感できたため、心地よい一体感とともに読み進められた。内容は実に王道のサスペンスという感じで、映像化されるのが楽しみ。同作者の次の翻訳本も楽しみに待つ。
  • パーキングエリア
    構造的には、ちょっと凄惨でサスペンスタッチが強いクローズドサークルもの、と言えるか。
    あれ、こんなに早く展開しちゃうの…? とリードしながらさらに奥へと転がしていく様は上手い。
    いかにもアメリカのエンターテインメントらしいご都合主義も見られはするものの、パスタイムにはとてもよくできた小説だろう。
  • パーキングエリア
    猛吹雪のなか急遽立ち寄ったパーキングエリア。そこで見た車に監禁されている少女。女子大生のダービーが一人で調べ始めるところから不穏な空気が流れ出し誰が犯人かわからない状況が続く。色んな出来事が次から次へと起こる展開で手数が多く飽きさせない。心理戦や少女との交流、血が流れる暴力的な展開とどんどん広がりを...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―
    通常のミステリーのつもりで、読んでいくとあれ?何これ?SFやんと思いながら、先が気になりほぼ一気読み。
    面白かった。
    三部作のようだがSFやからなー。次どうしようかなー。
  • パインズ ―美しい地獄―
    時間を取って一気読みすべき本。途中で読むのを一時停止すると、あまりに気になって&気持ち悪くて、他のコトが手につかなくなりそうなのでご注意を(笑
    (ハヤカワのSFにしては、スイスイ読める方だと思うので数時間で読み終わるかと)
    既にFOXでドラマ化もされているんですね。あまりアメリカのドラマは見ないので...続きを読む
  • アイアン・ハウス (上)
    「キングの死」と同じ作者だったので。

    思わせぶりに描かれた愛し合う二人。
    さすがにこの作者は4作目なので、
    最後の最後にはハッピーエンドになると予想する。
    例え男が殺し屋で、女がそれを知らずに妊娠していたとしても。

    組織に追われながらも、
    愛する女と孤児院で別れた弟の両方を守ろうとする男。
    当然...続きを読む
  • アイアン・ハウス (下)
    (上巻より)

    弟を養子にしたのは上院議員夫妻だが、
    上院議員のもつ権力がものすごい強大に描かれている。
    違和感を感じるのは、アメリカの現実を知らないからなのか。

    いくら昔酷いいじめをしたとしても、
    息子を守るためだったとしても、
    何人も人を殺したことがなかったことのようにされているのは、
    いかが...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    「キングの死」と同じ作者だったので。

    読み始めてすぐ、
    また情ない男の話がうだうだ続くのか、と心配になった。
    殺人の容疑者、父親との葛藤、守るべき妹、よく似ている。

    でも、「キングの死」とは違って、
    早めに事態が動き出して新しい死体が見つかり、
    犯人探しへと進む主人公。

    主人公が故郷を追われ、...続きを読む
  • キングの死
    ネットで見かけて。

    情ない男の話がうだうだと続くので、
    直接話し合ってきちんと確認しろよ、といらいらすること請け合い。
    最終的に、
    強烈な父親(=キング)の亡霊から、自立できて良かったが。

    スコット・トゥローの再来と言われているそうだが、
    同じく面白くなかった意味で、再来なのかも。
  • 川は静かに流れ

    面白い

    この著者の作品は、読みやすくて面白いと思います
  • ダーク・マター
    タイトルが気になったので、なんとなく購入した。
    ミステリーではなく、サスペンス。
    読むにつれて、タイムマシン系の話かな?と思ったが、
    見事に予想ははずれた。
    さらに読み進めていくと、「誰が、どうして、こんなことをしているのか?」の謎は解けるのだが、
    次は話が収集つかなくなるんじゃないかと思い始める。...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―

    寝不足をどうしてくれる!?

    初めての作品なのでこれだけを買い、残った予算で他の本を買ってしまった。そうすれば後悔は最小限に止められると思ったからだ。結果としては、選択の間違いが起きたわけだが、それどころか、今日は寝不足であくびばかり出て困っている。今回のカードの締切日が過ぎたら、すぐにでも二作目三作目を買うことにしよう。
  • ダーク・マター
    「ダーク・マター」と言う物理学の謎に迫るようなタイトルだったので、取っつきにくい作品かと思ったんですが、いい方向に期待を外されました。富士急ハイランドのジェットコースター程では有りませんが、花やしきのジェットコースター程度のハラハラドキドキ具合。帯にアンディ・ウィアーの「ページをめくる手が止まらなか...続きを読む
  • ダーク・マター
    面白かった!
    何というパラレルワールドなのだろう。
    ジェイソンと同様、読み手もどうなってるのかわからず翻弄される。
    後半の展開も凄まじい。何人も自分がいるって恐ろしい。
  • パインズ ―美しい地獄―
    パインズという町で記憶消失の男が目覚める。彼は病院に送られじょじょに記憶を取り戻すのだが・・・住人の不可解な行動に疑問を持つ彼は、協力者を得て町の謎を暴こうとするのだった。パインズの正体を知ればあなたは驚愕すること間違いない、壮大な結末には圧倒される。
  • 川は静かに流れ
    前作同様、家族が中心に進むお話。
    テンポも展開もよく一気に読んだけれども、事件そのものがすっきり解決するわけでなく、家族や人間の赦しというものがメインにきている気がする。
    アダムもロビンも心が広過ぎ…。
  • 終わりなき道
    いちいち攻撃的な口調の主人公エリザベスを好きになれなかった。しかし物語の面白さと奥深さには脱帽。登場人物の一人ひとりが息づいている。