東野さやかのレビュー一覧

  • キュレーターの殺人
    ポー&ティリーに会いたくて手に取った三作目。
    いやぁ、作者容赦ないな。
    物語を作るに当たってここまで「追い詰める」ことをすんのかというくらい。私だったら登場人物たち可愛さに、ここまで追い詰められない…と思ってしまった。
    それと同じで、ポーの自分を信じて突き進む勇気にも、私はここまでできない…と感じさ...続きを読む
  • グレイラットの殺人
    相変わらずのテンポの良さで本が閉じられない、、全てを放置して読んでしまいました。なんだか訳の分からない幕開けからいろんなことが明らかになっていく展開にはスピードがあって、衰えることのない勢いに驚かされます。戦地での事件があんまりすぎて、ちょっと失速したかなあ、、。はあ?みたいな、、。でも最後にもう一...続きを読む
  • ブラックサマーの殺人
    わーん。
    他にも色々やらなきゃいけないことあるのに、また一気に読んじゃったよーー。
    ちくしょー、面白いよー。
    次のもすでに読みたい…中毒性ある…
  • グレイラットの殺人
    ワシントン・ポー刑事の第四弾。

    前作でひどいめにあったフリン警部は産休とあって、
    ほとんど登場しない。
    その代わり、という訳ではないが、
    前作で重要な情報をもたらしたFBI捜査官が登場。

    サミットがカンブリアで開催されることになっているが、
    その要人送迎のヘリコプター会社の社長が殺される。
    FB...続きを読む
  • ブラックサマーの殺人
    相変わらず、テンポよくドラマが進んでいきます。
    事件の解決も重要ですけど、もう登場人物が魅力的。ワルイ奴ですらも!
    それから、本筋とは別にして、ドラマの舞台となるカンブリアの景色が目に浮かんできます。
    事件が殺伐してるからいっそう、美しい風景が浮き上がってきます。
  • キュレーターの殺人
    好きなところ
    ・読みやすい(シリアスとユーモアの塩梅が良い)
    ・ロバートとジェシカ、それぞれの妹への屈折した思いという点でリンクしている
    ・手術室でポーとブラッドショーがお互いに気遣って自分がゴミ箱を開けようとするシーン

    次作への伏線?
    ・ジェシカの安否
    ・ポーの母の事件メモと外交パーティに出席し...続きを読む
  • フォワード 未来を視る6つのSF
    アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
    仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひ...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    (上巻の感想と同一)森や川を描く冗長な場面も多く、なかなか読み進めることができなかったが、複雑なプロットで最後の謎解きには感心した。米国ミステリー全般にいえるが、銃が身近にある米国でないと成立しないストーリー。ジョニーの万能さとキャサリンの外見的魅力にリアリティが欠ける気がするが、米国文化を知らいな...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 上
    森や川を描く冗長な場面も多く、なかなか読み進めることができなかったが、複雑なプロットで最後の謎解きには感心した。米国ミステリー全般にいえるが、銃が身近にある米国でないと成立しないストーリー。ジョニーの万能さとキャサリンの外見的魅力にリアリティが欠ける気がするが、米国文化を知らいないためかもしれない。
  • キングの死
    アメリカの作家「ジョン・ハート」の長篇ミステリ作品『キングの死(原題:The King of Lies )』を読みました。

    「アリス・ラプラント」、「ノア・ホーリー」に続き、アメリカのミステリ作品です。

    -----story-------------
    失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。
    ...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    ジョン・ハート初読。
    一時期(10年前くらい?)凄いプッシュされていたタイミングで購入し積読。
    やっと読めた。

    川の情景、過去を知る住民、別れた恋人、父親との久しぶりの対面など、入りとしてはすごく盛り上がるのだけど、起きていることの割には冗長だった。

    正直、辛い過去があった主人公アダムが、父親や...続きを読む
  • キュレーターの殺人
    ワシントン・ポー刑事の第三弾。

    前作の事件は猟奇性に不足する、と思っていたら、
    今回は人間の指が、
    シークレットサンタのプレゼントの中、クリスマスの教会の洗礼盤、
    精肉店の店内と、次々と発見されるというかなり猟奇的な事件。
    なんのつながりもないように思われる三人の犠牲者、
    FBIの特別捜査官が知ら...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞
    英国推理作家協会賞最優秀賞スリラー賞受賞

    壮絶だけど話の内容はおもしろかった。
    外国語小説だからか、聞きなれない物の言い表し方がところどころあり、言葉が美しく素敵だなと思った。
    ドラッグが身近だったり、危険な集落があったり、宗教色が強かったりして、日本とは違う...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    積読になってて読むの億劫になってたが、とりあえず開いてみたらまぁ面白いこと!ミステリー要素多くて良かったです。
    モテる主人公ってのもプラス。
  • ラスト・チャイルド 上
    彼が何のために
    何がしたくてそうしているのか
    わからないまま進む
    それでもちっとも気にならず
    どんどん進む
    だって面白いもの
  • ラスト・チャイルド 下
    後半になると
    一気に読んだ
    止まらなかった
    彼の一途さ
    彼の思い
    届かなかった事
    ラスト・チャイルドは・・・
  • キングの死
    長編なのにそれを感じることなく
    最後まで楽しめた
    それだけなのに、こんなに広がるお話
    凄いわ~~
  • 帰らざる故郷
    時は1972年、ベトナム戦争の最中。
    双子の兄を持つギブソン。
    優しくヒーロー的存在だった上の兄ロバートは戦死。
    一方下の兄ジェイソンは、ロバートを追うように戦地に赴いたが、不名誉除隊処分を受け帰国後薬物に溺れ服役。

    2年の服役期間を終えたジェイソンが街へ戻ってきた。
    素行の悪いジェイソンをギブソ...続きを読む
  • キングの死
    面白かった。
    ごめんよアレックス、疑って。客観的に見たら、一番気の毒な境遇なの、アレックスじゃないねー、主人公的目線で軽視してしまったよ、反省してます。幸せになってね!
    どうやら出だしで、息子から見た親父さん評価を鵜呑みにしてしまったみたいで、嫁に手を出すクソッタレな人物像がかなり後半までピンと来な...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    途中でやめなくてよかった。

    上巻は暗くしつこく謎ばかりで、楽しい読書とは言えなかったが、手は止まらなかった。
    下巻に入って、溢れ出るように事件が動く。
    そして最後、全貌が明らかになると上巻から続いていた「暗くしつこい」描写とつながっていく……。

    繕おうとすればするほど壊れていく家族と友情は、苦痛...続きを読む