紺野天龍のレビュー一覧
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ネタバレ前作「神薙虚無」の続編。
前作同様、多重推理を披露し、矛盾をついて真相に迫っていくタイプのミステリー。
事件そのもののトリックや真相は良かったが、魔法と省していた物が結局は現実でしたというあっかり結末があまり好みではなかった。
ファンタジーものとして魔法を貫くか、某ガ○レオシリーズのようにファンタジーを嫌い初めから論理的に推理する方向に行った方が個人的な好みになったなと感じる。
矛盾をつかれた姉たちがあっさり引くのも違和感があった。末妹を思うならもうちょっと引き下がるんじゃない?トリック考える時間はあるでしょうと思ってしまった。 -
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最初の一行は共通で、あとの展開が作者によって異なる、メフィストリーダーズクラブのショートショート企画の第七弾。「検索結果はありません」の一文で始まる24の短編集。
この一文で始まるので、あるはずのものがない、という内容が多め。そのためか、「小説版の世にも奇妙な物語短編集」のような内容が多く、楽しめた。
少々、落ちがわかりにくかったものがあったのはやや残念。
(ちなみに、短編集なので、ボリューム不足云々言うのはお門違いだと思ってる)
特に面白かったのは、風森章羽「検索の怪物」、金子玲介「お前のためのハンバーグ」、梨「被り拒否強火担なんで自衛でブロックします」、時農(著)阿井幸作(訳)「変容」、麻根重次「ロスト・マム」。
次回作『引き出しの奥に何かがある』を楽しみにしよう。 -
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ネタバレ一癖も二癖もあるシンデレラの法廷活劇
行方不明の王子(偽)の行方はこの世界観ならではになっていてとても面白かったのだけれども、とても気の毒でもあった。
正体がネズミだったとは言え、周囲が丁重に扱ってくれたのが嬉しかった。ただ10年間という時間は長く重すぎるように思う。物語の全体はコメディカルでハッピーエンドになっているが、蓋を開けてみるとケビン王子が一番不憫だった。偽王子の存在感はケビン王子の中でもかなり大きかったのでは。軽い読み口なので読みやすいのは良いが、入れ替わりの事実も軽く扱われ、踏み込みすぎるとシリアスになりすぎるせいか深く言及されないので少々モヤモヤが残る。 -
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2026.07.28
このショートショート企画のなかでいちばん「これ、おもしろいな」と思った本。
お気に入りは3作。
市塔承さんは『最後の一行』がはじめましてで口調の軽さが好きで読みやすかったのだけれど、今回も突拍子もない物語でありながら一気に読めた。想定外にほっこり。
横関さんははじめましての作家さん。会社勤めしたことある?と思える内容。ヤマシタ、人事が天職だわ。出来る人ってこうよねと関心してしまった。
河村さんの物語はクイズ作問者ならではの視点かもしれない。動画でふくらPが「使う側より作る側が強い。世の中ってのはそういうもん」という言葉を思い出してにそにそした -
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ネタバレ第1章 シンデレラ、舞踏会へ行く
第2章 シンデレラ、裁判に掛けられる
第3章 シンデレラ、捜査をする
第4章 シンデレラ、推理をする
エピローグ
シンデレラが舞踏会に行くと、王子が殺害されてしまう。疑われ裁判にかけられるシンデレラが、屁理屈と論理で無罪を勝ちとり真相を解明していく話。
原作?の童話のシンデレラとは全然内容が違っていた!
シンデレラのキャラクターはサバサバしていて結構好きだった。ただ全体的にギャグっぽさがあり、滑っていると感じてしまうシーンも多かったかなぁ。
中盤が1番面白かった!
最後謎が解明されていく辺りは、少し話が難しいと感じた!魔法を使える世界なので想像しづらいのもあったかも。
犯人はなんとなく予想ついてしまったから、驚きはあんまりなかった。
シンデレラの継母や姉達が意地悪ではない世界線で、そこは心が辛くならずに読めてよかった。
最後シンデレラが男だって判明するんだけど、その辺もついていけない感は少しあったかなぁ。
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ネタバレ【収録作品】
プロローグ
第1章 〈夏への扉〉トンネル効果事件
第2章 氷結魔法事件
第3章 量子テレポーテーションの殺人
最終章 聖女の原罪、探偵の論理
エピローグ
元高校生名探偵の新道寺浩平と宗教団体「科学の絆」の聖女・天祢こと門倉綸が「信者」たちの事件に取り組む。
2人の関係性、それぞれの事件、そして真犯人。
細かい事件の真相はともかく、大筋は直感でわかる(真犯人は主要登場人物が出そろって関係性がわかったところでわかる)ので、もうひとひねりあるとミステリとしては面白かったかなと思う。が、物語として甘めの終わり方は安心できてよかった。